土曜はルーブ完結→ファンミ当たってて歓喜→チケット代のせいで平ジェネ見に行く金が消えて死亡→グリッドマン最終話…と、中々に濃い一日でしたわ。
あ、クリスマスって事で前に言ってた仮面ライダーとサンシャインのクロスオーバー上げてみたのでよければ読んでください。
それでは本編へ! アクセスフラッシュ!
「そうそう。こっち気を付けて」
「千歌ちゃんも、そっち大丈夫?」
浦の星女学院校舎の校門前では、華やかに彩られたアーチの建設が進んでいた。
「よっと・・・」
「こっちは大丈夫。固定して」
「そいっ!」
トン、カン、と小気味の良い音が鳴らしたトンカチが杭を地面に差し込み、アーチを支えるためのロープを真っ直ぐに張らせる。
「ふぅ・・・・・出来た♪」
「完璧ね」
普段なら授業を行っている時間にも拘らず、千歌達がこんな日曜大工のような事をやっているのには訳がある。
「うん! これまでの分の感謝も込めて、盛大に盛り上がろうよ!」
「ヨーソロー!」
三人が見上げるアーチに描かれた、「閉校祭」の文字。
浦の星女学院に感謝と、別れを告げる。校内最後の思い出作りだ。
「な、な! なんか週末に浦女で閉校祭ってのやるらしいぞ!」
ハイエナ並みの嗅覚で浦女の閉校祭の話を嗅ぎつけた陸のクラスメート達が、女子校に入れるまたとないチャンスを受けて目の色を変えている。
そんな様子を、日頃その浦女に入り浸っている陸は半目で眺めていた。
(・・・・・・アイツ等に俺の交友関係知れたらどうなるんだろうな)
〈殺されるんじゃね?〉
クラスメートにはAqoursのマネージャー(笑)をやっている事はおろか、千歌、曜、果南と幼馴染であることすらも教えていない。
当たり前だ。女子に縁がないこいつ等の前でそんな事が知れた日には集団リンチ待ったなし。最悪あの三人にも迷惑が掛かりかねない。
(・・・てか、お前今日はこっちにいるんだな)
〈そりゃそうだろ。またあの発作が起こったらどうするつもりだ〉
ゼロの言う発作というのは、元日の夜に陸が発症したベリアルの力が原因と思われる頭痛の事。
あれからも何回か同じ症状に見舞われているが、未だに解決の糸口が見つからないままでいる。
〈最近のお前はベリアルの力のせいで身体能力が上がってんだ。もし暴走なんかした日にゃ、普通の人間がただで済む訳ねーだろ。教室血祭りになるぞ〉
ごもっともなので黙る事しか出来ない。
幸いなのは、今のところAqoursメンバーの前では発作は起きていないため、陸の異常は知られてはいないという事。
彼女達はラブライブの決勝を控えている。余計な心配はさせたくない。
〈そういや、今日のヘーコーサイ?だったか? それの準備には顔出すのか?〉
(・・・来いとは言われてるから、多分こき使われると思う)
正直発作の事もあるためあまり気乗りはしないのだが、半ば強引とは言え約束されてしまったので行くしかない。
よって本日も浦女行き決定だ。
「・・・・・・なんじゃこりゃ」
そんな訳で放課後になったので浦女に顔を出してみれば、校門でいきなり倒れたアーチのお出迎えである。
「で、なんでお前いるの?」
「バウッ!」
それに加え、何故かここにいないはずの高海家の愛犬、しいたけが白い布を被った状態で陸の足元に寄ってくる。
「あ! 陸ちゃん!」
とりあえず美渡にしいたけが迷子になっているという連絡を入れると、校舎の方から陸を呼ぶ声が一つ。
目線を向けてみればそこにいたのは千歌。陸を来た事を確認して駆け寄ろうとしてくるが、倒れたアーチに気が付くとすぐに青ざめた顔になる。
「・・・何があったんだこれ?」
「あ・・・あははは・・・・・・」
逢魔が時が徐々に町を包み込み始めた頃。
「器物破損、被害甚大・・・・・・アーチの修復だけで十人がかりの四時間のロス」
「だって・・・」
「そもそも、何でしいたけちゃんが学校にいるの・・・?」
「なんか、美渡姉散歩してたらリード放しちゃったみたいで・・・・・・」
生徒会室に呼び出され、ダイヤから説教をされる千歌、梨子、花丸の三人。
普通は全然笑える雰囲気ではないはずなのだが、ダイヤの額に押された「承認」判子の文字でどうしても口元が緩んでしまう。
大方以前の陸と同じように、鞠莉にやられたのだろう。
「いい訳は結構です。とにかくこの遅れをどうするか・・・・・・閉校祭は明日なんですのよ?」
「うぅ・・・・・・頑張ります・・・」
「それで済む話ですの? もう下校時間までわずかしかありませんわ」
「そろそろ終バスの時間ずら」
「準備、間に合うかなぁ・・・」
「だよね・・・」
計画通りに進んでいれば下校時間までに間に合っていたらしいのだが、それも予期せぬアクシデントで水の泡に。
過ぎた事をいつまで言っていても仕方ないのですぐさま作業に移りたいのだが、彼女達の言葉の通りタイムリミットまであと僅か。
控えめに言ってどーにもこーにもどうにもならい大ピンチだ。
「OK.そういう事であれば、小原家が責任をもって送るわ。全員」
立ち込めた暗い空気を吹き飛ばしたのは、説教されている後輩を部屋の隅で眺めていた鞠莉の一言だった。
「本当ずら⁉」
「でも、全員って?」
「準備で学校に残る生徒全員。もちろん、家にもちゃんと連絡するようにね」
理事長の粋な計らいに、沈みかけていた千歌達の表情も明るいものへと戻る。
「ありがとう! 皆に伝えてくる‼」
感謝の言葉を口にするや否や、喜びのままに生徒会室から駆け出ていった。
「必要なモン揃ったか?」
「うん。バッチリずら」
「そ、んじゃさっさと行こうぜ」
善子に頼まれた備品の買い出しを終え、すっかり暗くなった道を花丸と並んで歩く。
両腕から下げる袋に収まり切らず、少しその姿を露呈させているのはメートル単位で買わされた黒い布。他にも装飾品やらなんやら、使用用途が不明すぎる物を大量に買わされた。
「・・・アイツ一体何するつもりなんだ・・・?」
「それは明日になってからのお楽しみずら~」
花丸は件のしいたけ騒動が起こるまでは善子と共に作業していたらしいのだが、問いかけてもこれの一点張りである。
まあどうせ顔は出す羽目に遭うのだろうし、その祭に確認すればいいか。
「閉校祭・・・、学校の皆が企画した事なんだっけか?」
「そうだよ。最後に感謝の気持ちを込めて、近所の人達も一緒に、パーッと盛り上がろうって」
「ほーん・・・」
浦女関係者のみで抑えておけば、明日陸の同級生が浦女に雪崩れ込むこともないだろうに。
そう思ったが、嬉しそうに語る花丸の表情を見て意見を引っ込める。
これが彼女達の楽しみ方で、感謝の形なのだ。突っ込むのは野暮と言うものだろう。
「・・・そういえば、先輩、明日は何か予定あるずらか?」
「閉校祭に任意という名の強制参加だが」
「そうじゃなくて! 閉校祭で何か予定はあるのって聞いてるずら!」
「・・・・・・いや・・・ありませんけど・・・」
来いと言われてはいるが、具体的に何をしろとは言われてないので特にこれと言った予定はない。
そんな返答を聞いた花丸は、どうしてか少し緊張した様子で次の言葉を紡いだ。
「じゃ、じゃあ・・・・・・、まる、先輩と一緒に回ってもいいずらか・・・?」
「別にいいけど」
特に断る理由も見つからないので二つ返事で快諾。
だが陸の態度がどこか気に喰わなかったのか、何故か不満げに膨れられてしまう。
「・・・え? 何? なんか変なこと言った? 言ったずら?」
「・・・・・・もう少し悩むとか戸惑うとかの反応が欲しかったずら」
なんともまあ、文学少女らしい答えに安心しつつも落胆する。
正直そんなラブコメチックな事陸に求められても無理だ。
「何に期待してんだお前は。ほら、さっさと行くぞ」
「ずら。・・・・・・えへへ・・・」
拗ねたと思いきや急にご機嫌に。女の子って本当に分からない。
もし妹とかがいたらこんな感じなのだろうかと思いつつ、浦女に向けて再び足を進め始める。
〈多分あと八人くらい同じ事考えてる奴がいると思うから、用心しとけよ〉
(・・・・・・どゆこと?)
真に用心すべきは陸と花丸が一緒にいるのを見た時の同級生の反応だと思うのだが。
「・・・そういえば、先輩と二人きりなるの、結構久しぶりな気がするずら」
「・・・あー・・・、そういやそうだな・・・」
思えば花丸の家で太平風土記を解読していた時以来だろうか。花丸と仲良くなったのも確かあれが切っ掛けだった。
「ルビィから聞いたんだが・・・・・・、何か図書館とかで太平風土記漁ってるらしいなお前」
「コピー本だけどね。でも結構楽しいずら」
何でも館長が花丸の頼みを聞き入れてわざわざ取り寄せてくれたとかそんな。常連にしても仲が良過ぎやしないだろうか。
「で? 何か新しく分かった事でもあんの?」
国木田家にあった太平風土記に記されていた巨人というのは、やはりノアの事なのだろうか。
千歌に宿っている巨人の事だ。出来る限り情報は知っておきたい。浦女までの暇つぶしがてら何か有益な情報がないか伺うとしよう。花丸も語りたそうな顔をしているので尚更だ。
「分かった事と言うか、気になる事なら・・・」
「気になる事?」
「うん。前先輩と一緒に解読した風土記に、銀色の巨人さんが描かれてたでしょ?」
丁度陸が気になっていた、ノアと思しき巨人の事だろう。
「・・・それについて何か?」
「ううん。その巨人さんの事じゃなくて、別の巨人さんの事ずら」
「・・・別・・・・・・?」
単に別の書物に描かれていた同一の巨人を勘違い・・・と言うのは花丸に限ってあり得ないだろう。
「・・・どんな巨人だった?」
陸の問いに、花丸は一拍置いて答えた。
「・・・・・・黒くて、つり上がった赤い目をした巨人さんだったずら」
『・・・・・・何⁉』
続き反応したのはゼロ。だがそうなるのも無理はない。
黒と赤の、つり上がった目の巨人―――間違いなくベリアルの事だろう。
『・・・どうしてアイツが・・・・・・』
太平風土記は大きく分けて二パターンある。
一つは過去に起きた事を未来に伝承するための歴史書。もう一つは、未来に起こり得るやもしれない事を記した預言書だ。
「・・・何が描いてあったんだ?」
ベリアルがこれまでこの地球に飛来していない事を考えるならば、太平風土記に記されていた事は恐らく後者の未来の出来事。
これから復活するというベリアルを破る術が分かるかもしれない。そんな淡い期待と確かな緊張感を持って再度花丸に問う。
「記述は何も・・・・・・描いてあったのはこれだけずら」
そう言うと、撮影したらしいその絵を携帯の画面越しに見せてくれる。
そこに映っていたのは、燃える炎の紅の中で佇む黒い巨人。そして―――、
「・・・なんだコイツ・・・」
黒い巨人―――ベリアルの胸の辺りに重なって描かれた一つの影。
男かも女かも分からないが、少なくとも、それが人間だという事だけは理解できた。
「・・・・・・ゼロも分からないか?」
『・・・いや・・・・・・ないな・・・』
当然だが誰も心当たりはない。
まさかここにきて新たな刺客が出現するとでもいうのだろうか。
だがそれだとこの絵、まるでベリアルと一体化しているかのような描写の説明が付きづらい。
ならば・・・、
(・・・・・・ベリアルが人間に化けた姿・・・・・・とかか?)
花丸には聞かれないように、脳内だけでゼロと会話する。
〈・・・有り得なくはないが・・・、だとしたら一体誰が・・・〉
もしこの概算が当たっているとしたら、既にベリアルは陸達の近くにいると考えた方がいいだろう。
帝王とまで呼ばれたベリアルの事だ。復活の瞬間までただ指を咥えて大人しくしているとは考えにくい。
(・・・関わった奴等で怪しそうなのは・・・・・・)
創作の世界での定番パターンなどで考えると学校の同級生などなのだろうが、零と出会って以降、陸の学校に転校生は来ていない。
浦女だとゼロと同時期に転校してきた梨子がいるが・・・あの時はベリアルの魂はまだ永久追放空間の中だ。
(・・・・・・パッとは出てこないな)
〈当たり前だ。仮にお前の推察が当たっていたとしても、そう簡単に正体がバレるようなヘマを踏むなんざアイツに限ってあり得ないしな〉
普段敵の力など認めやしないゼロにここまで言わせる程の存在だ。そりゃあ一筋縄ではいかないだろう。
〈だが俺達が一体化しているのが割れている以上、何かしら策を打ってくるのは間違いないだろうな〉
(・・・・・・待て? 一体化・・・?)
閃きが脳内を駆け巡る。
もしこの人間がベリアル本人ではなく、陸とゼロとの関係のように、ベリアルと一体化した者だとしたら―――、
「ぐぅぅ・・・・・・ッ⁉」
思考を巡らせたその時、何者かがそれを拒むかのように頭痛が迸った。
「先輩⁉」
『ぐ・・・よりによって今か・・・・・』
突然苦悶の声と共に頭を抑えた陸に驚く花丸と、焦りを声音に滲ませるゼロ。
(・・・・・・ヤバイ・・・)
混乱しながらも心配そうにこちらを見やってくる彼女を見て、危機感を覚える。
これまでの発作が大事に至らなかったのは、あくまでも周りに人がいない状況だったから。
もし今湧き出る殺意が花丸に向けられようものならば・・・、
「・・・花丸・・・・・・、離れろ・・・・・・!」
「え・・・? で、でも・・・・・」
喉奥から何とか声をひり出すが、何が起こったのか分かっていない花丸はただ立ち尽くすだけ。
発作の事がAqoursメンバーに知られていない事が災いしてしまった。
「がぁ・・・・・ぁ・・・・・・!」
「・・・と、とりあえずどこかで一旦座って・・・」
『ッ! 待て! 花丸‼』
心優しい性格が陸とゼロの警告に勝ってしまったのか、花丸は苦しむ陸をどうにかしてあげようと手を伸ばした。
「ッ・・・・・!」
そして彼女の指先が身体に触れた刹那、瞳の真紅がより色濃く煌き―――、
「うっ・・・・・⁉」
花丸の足が地面から離れ、その直後に鈍い音が鳴る。
何が起きたのかは、花丸の首元に伸びた陸の腕が物語っていた。
「・・・せん・・・・・・ぱい・・・?」
首を掴み上げられ、その上電柱に叩き付けられた花丸の口から漏れる掠れた声。
「くぅ・・・ぁ・・・‥!」
明らかに人間のそれを超えている力で圧迫される気道が、少女の恐怖心と共に微かな空気を吐き出す。
『クソッ・・・仕方ねぇ! 身体借りるぞ花丸‼』
痛苦の表情から一転、カッと見開かれた花丸の瞳と、彼女の左腕に銀と青の光が宿った。
『デエェェェイヤァ‼』
「ッ―――!」
花丸の身体に憑依したゼロが腕を振り払い、普段よりもずっと小柄な身体を翻す。
直後に鋭い回し蹴りが陸の胸元に叩き込まれ、胴体ごとその身体を薙ぎ払った。
「っ・・・、っ・・・、っ・・・」
ゴロゴロと地面を転がった陸の瞳が元の色を取り戻す。
『おい。大丈夫か?』
「ッ・・・! 花丸!」
ゼロが抜け、膝から崩れ落ちた花丸の姿が明瞭になった視界と思考に入り込んだ。
即座に駆け寄って抱き起した彼女が無事な事を確認し安心しつつも、すぐに別の感覚が身体の奥底から湧き上がってくる。
・・・・・・今・・・、何をしてた・・・?
「・・・・・・」
無言のまま玄関を通り抜ける。
生まれてからずっと住み続けてきた我が家が、今のこの瞬間に限ってはとてつもなく重苦しい場所に思えた。
「・・・・・・なにやってんだ俺・・・」
途方もない自責の念に駆られながら、崩れ落ちるようにベッドに倒れ込む。
また人を殺めかけた。
一度とならず二度までも、自らの手で守るべき者を傷付けた。
〈・・・あんまり気落ちするな・・・・・・って言っても無理だよな・・・〉
花丸も何となく陸の状態を悟ったのか、許すどころか心配までしてくれた。
だが、ゼロの言う通りそれだけで吹っ切れられる程今回やってしまったことは軽くはない。
「・・・殺そうとしてたよな・・・・・・」
〈・・・それは・・・・・・〉
意識もあった。あった上で、陸は花丸に殺意を向けていた。理性も吹き飛んでダイヤごとギャラクトロンMK3を殲滅しようとした時とは訳が違う。
思考がベリアルの力に侵食されていたとはいえ、花丸を・・・・・・。
「・・・行くんじゃなかったな」
迂闊だった。
やはり発作の事を何も分かっていない状態で彼女達と関わるべきではなかったのだ。
〈・・・・・・どうすんだ? 明日の閉校祭・・・〉
「行くわけないだろ・・・。今度こそ何しでかすか分かんねぇのに・・・・・・」
もしまた明日あの場で同じことが起きようものなら、誰かを気付付けるだけではなく、浦女の皆の感謝や思い出を台無しにしてしまう。
そんな事許される訳がない。
「・・・・・・ごめんな、花丸・・・」
再度謝罪の言葉を口にする。
傷付けただけでなく、約束までも破ってしまう。先輩失格もいいところだろう。
そんな呵責に浸りながら、明日は行かないと花丸に連絡を入れようとしたその時―――、
『随分と苦しそうじゃないか』
「『ッ・・・⁉」』
邪悪な声が室内に反響する。
警戒し、身構えた次の瞬間、赤と青の影が目の前で揺れ動いた。
『ヒョホホ・・・。久しぶりだな・・・・・・』
『テメェは・・・・・・!』
どこか苛立たせてくる喋り方と、片手で弄ばれるノズル状の口。
その者がかつてAqoursメンバーを襲った敵だと認識すると、自然と身体がざわついた。
「・・・チャンパール・・・!」
『ジャタールだ‼ シリアスな顔して堂々と名前間違えるんじゃねぇ‼』
憤慨するチャンパール―――もとい地獄のジャタール。ダークネスファイブの一角だ。
『いい加減名前を覚えろ全く・・・・・・わざわざ出向いた理由を忘れるところだったぞ・・・』
「・・・・・・何しに来た」
ウルティメイトブレスレットに手を掛けながら陸はジャタールを睨みつける。
『大層な事ではない・・・。私は貴様等にゲームを挑みに来ただけだ』
『・・・ゲームだと・・・?』
『ああ。・・・言っておくが貴様等に拒否権はない。拒否すれば・・・・・・分かっているな?』
「・・・・・・チッ・・・」
ジャタールの能力は対象を石化させる能力。石化させたものは、奴の意思一つで戻すも砕くも自由自在。
一度でも人質を取られれば、こちらはもう何も出来ないのだ。
「・・・分かったよ」
『ギョポッ・・・それでいい。舞台は・・・・・・ここだ』
ジャタールが手を叩き、虚空に映像が浮かび上がる。
「『ッ・・・・・・!」』
そこに映し出された場所は―――、
『明日。この場所で行われる祭りと同時刻にゲームスタートだ。内容は・・・・・・開始と同時に伝える』
――――――皆の想いが詰まった閉校祭の舞台となる、浦の星女学院だった。
【悲報】花丸、主人公に襲われる(意味浅)
こんな早々に被害者を出してしまうなんて……やはり陛下の力は恐ろしい…。
そしてジャタールもとんでもない時に挑んできてまあ大変。
一応言っておくと、次回以降原作要素はかなり薄くなります。
年内の投稿はこれで最後ですかね?すみませんちょっと忙しくて……。
それでは次回で! 皆さんよいお年を~