編入前の一年生と二年生を見せてくれるのは嬉しいけど、三年生行方不明って何?
ああそうか。きっと卒業旅行先でガギIIの張ったバリア空間に閉じ込められちゃったんだ。確か「虹の怪獣魔境」ってそう言う話だった。・・・てことはティガが出るのか⁉(錯乱)
二十年以上前の特撮ネタはともかく、きっとラストは感動してボロ泣きしてんでしょうね。
冷たい夜風が吹き抜ける。暗く、人気のない砂浜。
「フッ! ハァ!」
「ははっ! まだまだ甘いぜ陸! 攻撃ってのはもっとパンチが効いたやつ・・・・・・こういうのを言うんだぜェ! ファイヤァァァァ!」
陸と近接格闘のスパークリングを行っていたグレンファイヤー。
気持ちが燃え上がってしまったのか、これが稽古だという事も忘れて炎を宿した拳を横一文字に薙いでくる。
「うぉッ⁉」
咄嗟に上体を仰け反らせて回避したものの、尾を引いていた火が前髪の先を翳めてしまう。
「あぢぢぢぢぢぢッ⁉」
一瞬にして頭部が燃え上がり、ミスターファイヤーヘッドと化した陸は大慌てで海に転がり込んだ。
バッシャーン! と派手に水柱が立ち、水面が激しく波立つ。
「おいグレン‼ スパークリングだって言っただろうが‼」
「ああ? よく分かんねーけど、勝負ってなぁいつだって本気でやるもんだろ?」
『・・・あーもう・・・・・・。ウチの馬鹿がスマン・・・』
「はぁ・・・・・・」
全く反省の色が見えないグレンに、離れた場所で見守っていたミラーナイトすらも呆れ気味に溜息を吐く。
本当に、ゼロと一体化していなければとんでもない事になっていた。
「・・・その脳内固形燃料に任せたのがそもそもの間違いでしたね。陸。次は私がお相手しましょう」
「あぁ。よろしく」
グレンを押しのけたミラーナイトが構えたのを合図に、陸も地面を蹴った。
この体術訓練は最近の日課だ。
単純にゼロ一人の力だけで戦っている時はいいものの、陸に主導権が渡るゼロダークネス。そしてゼロとのシンクロ状態になるゼロビヨンドの時には陸自身の力がゼロの戦闘力に直結してくる。
よってこうして、夜な夜なグレンやミラーナイトに稽古をつけてもらっているのだが・・・。
先程のようにグレンは手加減と言うものを知らないため、こうして陸の身体が炎に抱かれることもしばしばあるのだ。
「・・・それで、結局説明会とラブライブはどっちを取ることになったのですか?」
稽古が終わった後、爽やかに汗を拭うミラーナイトがそう問うてくる。
「あー・・・、五人と四人。二手に分かれてラブライブと説明会で歌う事になった・・・・・・」
苦虫を嚙み潰したような顔をしながらそう答えると、やはり向こうの顔も陰る。
「・・・確かに、双方を実現させたい場合、現実的に考えればそれが妥当でしょうが・・・・・・・・・、果たして、それでAqoursと言えるのでしょうか?」
「・・・・・・その事も話に出た。・・・そもそも、五人じゃ予備予選も突破できるか分かんねーしな」
Aqoursは平均的なスクールアイドルグループに比べて人数が多い。
九人が織り成す、九人でしかできない迫力のあるパフォーマンスこそがAqoursの持ち味でもあるのだ。
それを欠いてしまっては、当然今まで比べてパフォーマンスの見栄えが劣ってしまう事は否めない。
「ただ、他に方法が無いんだよな・・・・・・」
「・・・方法・・・ですか・・・・・・」
「会場から学校まで走るってのじゃダメなのかよ?」
『俺達ならともかく、到底人間が間に合うような距離じゃねぇよ』
善子を責めるようで悪いが、やはり一番手で歌えない事は大きい。
自分達は奇跡は起こせない。前回のラブライブ予選の事も、浦女の統廃合の話も。
だからこそ、今はその中で一番いいと思えることを全力でやるしかないのかもしれない。
今まで、そうしてきたように。
そして迎えてしまった日曜日。予備予選と説明会当日。
「結局、二手に分かれて歌う事になったんだっけ?」
「あぁ・・・はい。散々考えたけどやっぱこれしかないかなって・・・皆が」
千歌の姉二人と予備予選の方の会場に来た陸は、もうすぐあと少しと迫ったAqoursの出番を待っていた。
「浦女の皆も学校説明会で応援これないしね。今回は厳しいかもね~・・・」
「だったら、その分私達が応援しなきゃ。ね♪」
ノリノリでどっかの堕天使のようなポーズをとる志満。あまり仲良くしているというか話している場面すら見た事ないが、気に入っているのだろうか。
「まー、応援する事に変わりは無いのは確かだけどね・・・、如何せん人数が・・・・・・、陸は誰か呼んでないの?」
「・・・まあ、出来る限りで・・・」
期待はしないでほしいと目で訴えながら、陸は自分の傍らでサイリウム片手にスタンバイしている野郎共に視線を向ける。
「・・・Aqoursの総人数より少ないって・・・・・・陸。アンタ友達いないの?」
「・・・そんな可哀想な人を見るような目で見ないでください」
千歌を馬鹿にする時以上に哀れみの秘められた瞳を向けてくる美渡に対し必死に弁明をしていると、肩に四つの手が乗る。
「安心しろ陸。一度は拳を交えた仲だろ? 俺達はもうマブダチだぜ」
「そうですよ。我々は共に戦う仲間でしょう?」
「大丈夫。少なくとも私とルビィちゃんは君の事を友達だと思ってるから」
「やめろ。なんか余計に悲しくなってくるだろうが」
呼んだのはグレン、ミラーナイト、ルイズの三人。呼ぼうと思えばオウガも呼べたが呼びたくなかった。
つまり呼んでないのだ、呼んでないのだ。呼んでいないはずなのに・・・、
「無駄だよ陸君。呼ばれてなくてもジャジャジャジャーンするのがボクだから」
「しれっと人の肩に手ぇ乗せた上に心を読むな」
まあこの通り。相変わらずどこにでも現れるゴキブリっぷりである。
どうせ放っておいても毎回Aqoursのライブにはいるのでこちらから声を掛ける必要なしだ。
「賑やかなお友達ね~」
微笑ましく陸と愉快な仲間?達のやり取りを見守る志満。
まさか妹の友達の友達が誰も地球人じゃないとは夢にも思っていないのだろうが。
『エントリー番号二十四番! Aqoursの皆さんでーす‼』
「「「「「っ!」」」」」
そんなこんなしていると司会者の快活な声が会場に響き、パッとステージが照明の光に照らされる。
男五人衆が一斉に顔を向けた先。舞台の上にいる少女は千歌、曜、梨子、ルビィ、ダイヤの五人。
浦女の生徒が来ていないせいかやたら疎らな拍手の音も徐々に小さくなり、しん・・・と会場が静まり返る。
だが、五人はいつまで経っても歌う気配を見せない。
「燃え上がれェェェェェェ―――――――‼」
千歌達を盛り上げるためにグレンが張り上げた声も、群衆の中へと孤独に霧散していく。さりげなくグレンの周辺から人が遠ざかったのは内緒だ。
「・・・やはり、全員一緒ではないという事が影響しているのでしょうか・・・」
「・・・ルビィちゃん・・・」
「いやいや。・・・そんなタマじゃないでしょ、Aqoursは」
次第に暗いものに変わっていく宇宙人連合Aqours応援団の中、ただ一人ニヤリと歯を見せて笑うオウガ。
「・・・だろ? マネージャーくん♪」
「・・・だな」
「勘違いしないように!」
唐突に、決して大きくはないはずのその声が、会場にいる全員の耳朶に触れた。
『・・・・・・これでこそAqoursだよな』
ゼロとの一体化で異常強化された陸の聴覚には届いていたのだ。
舞台裏に隠れ、サプライズで登場しようとしていた果南、鞠莉、花丸、善子。残りのAqoursメンバーの声が。
「やっぱり、私達は一つじゃなきゃね」
「みんな・・・・・・」
元々予備予選で歌うはずだったメンバーにもこの事は予想外だったようで、驚きに目を見開いている。
「ほらほら、始めるわよ」
「ルビィちゃん。この衣装素敵ずら!」
「さあ、やるよ!」
「っ・・・! うんっ‼」
本当に、この九人が揃うとどうしてこうも頼もしく思えてくるのだろうか。
一つ一つは小さなはずなのに、こうして全員力を合わせる事で大きくなっていく。
〈・・・この場面であの曲を歌うたぁ・・・、千歌風に言うなら奇跡だな〉
―――――MY舞☆TONIGHT
バラバラに迸っていた個性は交錯し合う。
感性も、主観も、好みも全てが違っていた。
でもだからこそそれぞれがそれぞれの音色を奏で、今一つの歌となったのだ。
和風で、ロックで、歌詞もどこか厨二チックで。
メンバー皆の強い個性がうまく生かされている。それこそAqoursらしい一曲だ。
パフォーマンス後、関を切ったように会場は割れんばかりの拍手喝采に包まれていた。
「熱い! 最高だぜお前等!」
「こういうテイストも悪くないですね・・・」
「黒澤姉妹センター曲とか・・・・・・、私今滅茶苦茶幸せなんだけど・・・・・・尊い・・・」
「歌詞の雰囲気的に・・・書いたのは善子ちゃんと花丸ちゃんかな?」
「なんで分かるんだよ怖ぇーよ。・・・まあでも、とりあえずは一安心だな・・・」
〈だな。こっちも一晩中付き合った甲斐があるってもんだ〉
恐れていた最悪の事態は免れた。というか、大成功と言っても言い過ぎではないだろう。
しみじみと感慨に耽っていると、ふと思い出したようにミラーナイトが呟いた。
「・・・・・・ところで・・・、全員こちらに来てしまったという事は、説明会でのライブはどうなるのでしょうか?」
「・・・んん? ああぁッ!」
そうだ。本来の説明会でライブをするはずだった果南達がこちらに来てしまったという事は、今学校にライブが出来るスクールアイドルは一人もいない事になる。
「ちょっと陸君? なんか皆急いでどっか行っちゃったけど」
「はあ⁉」
次から次へと何なのだろう。
オウガに言われてステージに視線を戻せば、二年生三人が戸惑い気味のメンバーを急かしながら引率して舞台裏へと向かっている。
〈おいおい・・・、まさか間に合わせる気じゃないだろうな・・・・・・〉
「・・・なんか方法でもあんのか・・・? まあいい。とにかく追うぞお前等!」
急いで席を立ち、四人の宇宙人に声を掛けてから出口に向かって行かを蹴る。
「ちょ・・・」
「陸ちゃん⁉」
突然立ち上がった事に驚いている美渡と志満を尻目に、感慨に耽っているルイズを除く四人は急いで会場を後にした。
「・・・・・・何? 何しにここに来たの・・・」
会場を飛び出し、走る千歌達の後を追って辿り着いた場所はみかん畑だった。
そして収穫したみかんを運搬するためのモノレールに腰かけたAqoursと、千歌達のクラスメートであるよしみとむつ。
「あ! 陸ちゃーん!」
「お前・・・、まさかこれ乗って下まで降りるのか?」
「そーだよ! ここから学校近くまではずっとみかん畑が続いてるから、これに乗れば間に合うよ!」
なんともまあ滅茶苦茶な。
だが土壇場でこれを思いつくとは、千歌のみかん好きが功を奏したか。
「・・・まあ、お前らしいと言ったららしいか」
「でしょ? 凄いでしょ? 最高でしょ? 天っ才でしょ?」
「ウチの馬鹿が無茶言ってスマン」
調子に乗った千歌は無視し、もしかしなくても協力者であろうよしみとむつに頭を下げる。
「いいよいいよこれくらい。学校を救おうとしてくれてるんだもん」
「私達も少しくらい力になりたいしね」
こんな優しいご好意に預かれるとは、本当にAqoursは地域の人々に愛されているらしい。
「皆乗ったー?」
「全速前進! ヨ―ソロ~!」
何とかギリギリ九人がモノレールに乗り込み、曜の掛け声と共に先頭の果南がレバーを引く。・・・が、
「・・・・・・遅くね?」
「・・・冗談はよしこさんずら」
「・・・ヨハネ」
「って言われても、仕方ないんだけどね~・・・・・・」
あくまでも収穫したみかんを楽に運搬できるようにするためのもの。人が乗る事を想定して作られた訳ではないため・・・・・・当然遅い。歩いた方が断然早い。
「・・・・・・っ! もっとスピード出ないの⁉」
勢いで生きる少女松浦果南はこの勢いの欠片もないモノレールの速度を前に徐々に苛立ちを募らせてゆき、乱暴にレバーを押したり引いたりしている。
―――バキンッ!
「・・・・・・ん?」
嫌な音が耳に刺さり、恐る恐る音の発生源である果南の手の中に目を向ける。
「・・・・・・取れちゃった・・・♡」
果南がひょいと根元からへし折れたレバーを掲げると当時に、モノレールは勾配のきつい坂へと差し掛かり―――、
「「「「「「「「えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ―――――⁉」」」」」」」」
一瞬にしてジェットコースターが如し速度へと切り替わり、Aqoursの絶叫を乗せながら下へ下へと進んでいく。
「「「『・・・っ! 嘘だろ(でしょう)⁉」」」』
「アハハハハ! やっぱり君達といると飽きないねぇ!」
突然の事に一瞬反応が遅れた陸達も、大慌てでその後を追い始めた。
「・・・・・・で、俺達の方が早く着くのか・・・」
やはり人知を超えた力を駆使して走れるのは大きい。まさかあの速度のモノレールを追い抜いてしまうとは。
「間に合うのかねー? アイツ等」
「・・・時間はかなり押しているようですね。彼女達の御学友も気が気でない様子です」
ミラーナイトの言う通り、九人分の衣装を持ってAqoursの到着を待つ浦女の生徒はそわそわと落ち着きを失っている。
暴走モノレールへの搭乗で相当移動時間を削減できたことに変わりはないが、モノレールの終着点からここ浦の星女学院までは少し走る必要がある。
既に予選のステージで踊り、みかん畑まである程度の距離を走っている彼女達はそれなりに疲労が溜まっているだろう。
果たして間に合うかどうか・・・・・・。
「・・・諦めないよね、千歌ちゃんは」
これからAqoursが躍る予定のステージを眺めながら、唐突にオウガがそう呟く。
「昔からずっとそうだよ。アイツは。・・・中途半端が嫌いで、諦める事も嫌いで、ちょっとは大人になって欲しいって何回思ったかも分かんねーよ。・・・・・・けど―――」
「それが彼女を、いや。彼女達Aqoursをここまで成長させた。・・・そう言いたいんだろ?」
言いたかったことを先に言ってしたり顔をするオウガ。そのうざったい顔を殴りたい衝動をぐっと堪える。
「・・・ネクサスはさ、強い意志を持ちながらも、心のどこかに影を抱えている人間をデュナミストに選ぶんだよ」
またしても唐突。しかも今度は全く別の話題だ。
だが話題は千歌とネクサスについての事。自然と身体が聞く姿勢に入る。
「彼女は確かに自分の心に強く、深い影を秘めている。けど、その中に確固たる強い信念もあるんだ。Aqoursの皆も、君も、勿論ボクも、その心に触れて変わることが出来た。・・・きっと、ネクサスは千歌ちゃんのそういうところに光を見出したんだと思うよ?」
陸やゼロとは別の世界を見ているかのような黒い瞳。
きっと自分達と彼では、その目に望んでいる景色が違うのだろう。
自分達よりもずっと明確に、千歌とネクサスの事を見据えている。
「でもその影が千歌ちゃん自身の更なる成長を妨げてるのも確かだ。・・・・・・その影が光によって晴らされた時、どんな輝きを見せるのかが楽しみだよ・・・・・・」
どこか期待を孕んだ声音がステージとは別の方向へ向けられた。
言葉の行き先を目で追うと、道の奥でみかん髪の少女が大きく飛び上がっているのが見えた。
「おお! 来たぜアイツ等‼」
「・・・時間ギリギリ・・・、本当にヒヤヒヤさせますね・・・」
「・・・・・・彼女を支える仲間との絆・・・、それが鍵だ」
周囲の人々の視線が走ってくるAqoursに集まっている隙に、これから別のライブがあるにも関わらずオウガは身体を影に変換してこの場から立ち去ってしまった。
「・・・・・・」
度重なる意味深な発言に首を傾げつつも、今は目の前の事に集中しようと九人の少女に軽く手を振る。
晴れやかな表情をする彼女達の背後には、輝く虹が大空にアーチを掛けていたという。
―――――君の心は輝いてるかい?
新しい事を始める時の新鮮な気持ちを、困難にぶつかった時でも諦めずに未来を描こうとする想いを歌に込め、これから次のステップに進もうとしている入学希望者に伝える。
ミラーナイトの助言は後者だけだったので、前者は千歌による入学希望者達への計らいだろう。
前に進むための確固たる強い信念に触れる事が、燻っている自分を変える事に繋がる。
なんとなくだがオウガの言いたかったことが理解できた。
「おつかれー」
説明会終了後、陸、グレン、ミラーナイトの三人は、一応Aqoursの皆に顔は出しておこうと思いステージ裏へと移動していた。
「・・・・・・疲れた~・・・・・・」
「第一声がそれか」
誰一人としてステージ上で見せた笑顔をしている者はおらず、全員揃って疲労困憊といった顔で床や柱に身を預けている。
まあでも予備予選で歌い、途中ショートカットはあったものの予選会場から学校まで突っ走り、そしてまた学校でライブをしたとなれば疲れて当たり前だろう。あの果南ですら息が上がっているのだから。
「・・・・・・けど、どっちも叶えられた!」
後悔はない。そう言わんばかりに満面の笑みを見せる千歌。他のメンバーの表情にも、疲労の中に一つの達成感が見受けられた。
確かに、今日成し遂げた事を考えれば疲労なんて些末な問題だろ―――――、
「・・・・・・ところで、どうして皆さん予選会場からここまで走って移動するなんて時間も体力も消費する方法を選んだのですか?」
「「「「「「「「「「「『え?」」」」」」」」」」」』
Aqours全員、陸、ゼロ、グレン。総勢十二人が一斉に首を傾げるミラーナイトへと振り向く。
「いやほら。私の力で鏡と鏡を繋げれば、予選会場からここまで一瞬でしたのに・・・・・・っ⁉」
言葉の途中で自分に向けられる視線に殺気が込められている事に気が付いたミラーナイト。
「・・・え? あの? 皆さん? どうしたのですかそんな怖い顔をして・・・・・・、端正な御顔が台無しですよ・・・・・・?」
こんな風に自然とナンパ師のようなセリフが出てくるのはミラーナイトの凄いところだ。
一応は一国の姫に使える者だと聞いた事があるし、それくらいは一般教養という事だろうか。
まあ、そんな安い褒め言葉、今のAqoursの耳には届いていないのだが。
なんとなくこの後起こることを察した陸とグレンが両手を合わせたのを尻目に、Aqours九人は疲れも忘れてミラーナイトを取り囲み、
「「「「「「「「「それを早く言えぇぇぇぇぇぇぇぇ―――――――ッ‼」」」」」」」」」」
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ⁉」
この後。数分間にわたって浦の星女学院スクールアイドルグループAqoursによる集団暴行が勃発したのであった。
一瞬でもミラーナイトが羨ましいって思った奴、正直に挙手。ハイ! 俺がそうです。
ゾフィー隊長からネタも奪ったし、どこぞの天才物理学者のパロも入れたし、作者満足。
それでは次回で! オリジナル回かなーん?(保証はないです)