そうなるとまた新しいのを書くか、これを投稿するかのどっちかなんですよね。どーしよ。
新しく書くとしたらμ’sの方でウルトラマンとのクロスオーバーを書くか、何か別のアニメでクロスオーバーさせるか・・・・・・、だとしたらバンドリかなん?
まあ、何か進展あったら知らせます。
『・・・・・・・・・』
M78星雲。光の国。
ヤプールの刺客であるUキラーザウルスを倒し、宇宙警備隊本部に帰還したウルトラマンタロウは一人首を捻っていた。
〈・・・地球人が、あれ程の闇を扱えるというのか・・・・・・?〉
現在ウルトラマンゼロと一体化している地球の少年、仙道陸。
ウルトラマンオーブから彼がベリアルの力を宿している事は聞いていたが、よもやあれ程とは思っていなかった。
〈以前兄さん達と地球に出向いた時は何も感じなかったが・・・・・・〉
ウルトラ六兄弟が揃っているのに、あの量の闇に気付けなかったなどまずありえない。
感知する事が出来なかったというよりは、あの日から今日に至るまでに力が増大していったと考える方が妥当だろう。
〈だが、地球人が闇を、しかもあのベリアルの力を体内に溜め込み、増幅させているなどあり得る事なのか・・・?〉
ベリアルの力の侵食は、タロウのようなウルトラ戦士でも抗えるか厳しいものだ。
だが陸は、自我を保つどころか制御までしている。今尚その力を膨れ上がらせながら。
〈・・・・・・まさか・・・〉
タロウの中でとある一つの仮説が導き出された。
だがそれは、恐ろしく残酷なもので。
〈・・・もし仙道陸の力が、後天的なものでないとしたら―――〉
『・・・・・・どうかしましたか? タロウ教官』
背後から声が掛かる。
『・・・・・・メビウスか・・・』
振り向いた先にいたのは、若々しさを感じる一人のウルトラ戦士。
ウルトラ兄弟の一人であり、自分の教え子の一人でもあるウルトラマンメビウスだ。
『っ・・・!』
ぱっと頭の中で閃きの光が灯った。確かメビウスのパートナーには彼がいたはずだ。
優れた科学者として光の国最高の名誉であるスターマークを授与された、あの青い戦士が。
『メビウス。少し頼まれてくれないか?』
『え? あ、はい・・・・・・』
自身を育ててくれた教官の頼みに、少し委縮しながらも頷くメビウス。
『彼を・・・ヒカリを呼んできてくれないか?』
募集終了。
百人を目前にして、最も見たくなかった四文字がパソコンの画面を支配した。
「・・・・・・・・・募集終了・・・」
「時間切れですわ・・・・・・」
遂に迎えてしまった約束の時。
必死に足掻いた結果に訪れた、現実という名の、全てを奪い去っていく波。
「そんな・・・大丈夫だよ。あと一日あれば、ううん、半日でいい。一時間でもいい。それで絶対大丈夫・・・・・・」
「それが約束ですから」
焦り、戸惑い。様々な感情でごちゃごちゃになった感情に飲み込まれている千歌をダイヤが宥める。
「でもそれだけだったら・・・・・・!」
「そうだよ。ずっとじゃなくてもいいんだよ? あと・・・・・・一日だけ・・・・・・」
「何度も掛け合いましたわ。一晩中。何度も・・・・・・何度も。・・・ですが・・・・・・」
自身も認めたくはないという想いを滲ませたまま、その心情を汲み取って寄り添ってきたルビィを抱きしめるダイヤ。
「もう既に、二度も期限を引き延ばしてもらっているのです」
「いくらパパでも、全てを一人の権限で決める事は出来ない。・・・・・・もう限界だって・・・」
鞠莉の父が尽力してくれた事はよく分かっている。だが、もうそんな彼でも手が及ばないところまで来てしまったのだ。
「・・・でも、一日なら・・・・・・」
「この前だってそれで・・・・・・」
「・・・・・・今頃もう、統合の手続きに入ってる」
諦めきれないルビィと善子に、鞠莉の告げた皮肉な現実が刺さる。
彼女だってこんな事は望んでいない。むしろこの中の誰よりも浦の星を存続させるために力を尽くしてきたはずだ。
その鞠莉にすら、そんな事を言わせてしまう状況なのだ。
「・・・・・・じゃあ・・・」
「本当に駄目って事・・・?」
即座に訪れた沈黙が肯定となり、全員がもう廃校という現実を覆せない事を悟った。
「・・・駄目だよ・・・」
けれども、そう簡単に受けとめ、割り切れるものではない。
「だって、私達まだ足掻いてない。精一杯足掻こうって約束したじゃん。やれることはやろうって約束したじゃん‼」
抑えきれない、行き所を失った感情が悔しさとなって次々と口から飛び出してくる。
何も出来なかった。足掻こう、そう誓ったのにも関わらず。
「・・・全部やったよ。そして、決勝に進んだ。私達はやれることは全部やった」
果南の言葉に間違いはない。
出来る事はやった。全力で、一心不乱に。
その結果がラブライブの決勝に出場。そしてこの統廃合決定もまた、やれることをやり切った結果なのだ。
「じゃあ何で・・・・・・学校が無くなっちゃうの? 学校を守れないの?」
今にも泣き崩れそうなその声音には、きっと今千歌が抱いている想いの全てが込められている。
目の前にある、自分達のこれまでを根こそぎ否定するような現実に対する憤り、力及ばなかった自分への呵責。
それら一つ一つが、今の千歌の挙動となって表れている。
「そんなの・・・・・・そんなの!」
ぶつけようのない気持ちを、どこにもぶつけることが出来ないままでいるその姿は、見ていてとても心苦しい。
「・・・・・・」
「待ちなさい」
そんな彼女を見て、不意にドアの方へ向かった鞠莉をダイヤが制止する。
「何をする気ですの?」
「もう一度だけパパに連絡してみる!」
「・・・これ以上言ったら、鞠莉が理事長を辞めるように言われる」
二度目の制止は、曜や梨子と共に千歌の肩に手を置く果南だった。
「・・・いいよ。少しでも学校を守れる可能性があるんなら、こんな立場―――」
「駄目だよ」
怒鳴るでもなく、泣くでもなく。ただただ静かに諭す。
「受け入れるしかない。・・・・・・学校は、なくなる・・・」
「・・・・・・?」
その時、ずずんと建物が揺れた。
「・・・・・・なんずら・・・?」
一瞬地震かと思ったが、それにしては揺れが瞬間的だ。
同時に響いた音は校庭の方から聞こえてきたので、果南を先頭に、曜と梨子は千歌に寄り添う形で外へと出て行き、目にしたものは。
「・・・・・・ゼロ・・・」
カラータイマーを点滅させるゼロと、彼に肩を貸す見た事もない二人のウルトラマンの姿だった。
「・・・・・う・・・・・・」
浦の星女学院の校庭に降り立ち、ゼロへの変身を解除する。
一瞬自我が飛びかけていたとはいえ、流石にベリアルの力を行使し過ぎた。
「立てるか?」
「ああはい。ありがとうございます・・・・・・」
支えてくれていたギンガとビクトリー。
彼等も変身を解除し、橙色の隊員服らしき衣類に身を包んだ二人の青年から離れる。
「・・・・・・陸」
慣れ親しんだ声音が耳朶に触れ、自然とそちらに目線が流れた。
「・・・・・・果南姉ちゃん・・・?」
そこにいたのは松浦果南と、その背後で心配そうにこちらを見やるAqoursメンバー数名だった。
日が昇った直後ならば誰もいないだろうとここに着地したのだが、どうして学校に集まっているのだろうか。
「・・・・・・どこ行ってたの?」
急にいなくなった事を責めるでもなく、果南はそれだけ言って陸の方に歩み寄ってくる。
「・・・月。・・・何にも言わずにいなくなったのはゴメン・・・・・・」
その様子に違和感を覚えつつも答えると、疲弊しきった陸の身体を案じるように頭に手を乗せてきた。
「・・・皆心配してたんだからね」
月で何か戦いがあった事は察してくれたのだろう。お咎めはそれだけで、その後はお得意のハグだ。
「・・・・・・?」
違和感が引っ掛かった。
普段のスキンシップ程度のハグではなく、誰かの温かみを求めるような、折れてしまわないように支えて欲しいと言ったような、そんな感じのもの。
果南がこうなるのは、大抵何かあった時。
「・・・ねーちゃ―――」
何があったのかと問おうとしたその瞬間。曜と梨子に付き添われながら昇降口から出てくる千歌が視界に入った。
「・・・・・・千歌?」
今まで見た事もないような、輝きの失われた気力のない表情。
どうして彼女がこうなっているのか。その理由を探り、すぐに心当たりを弾き出す。
『・・・おい果南。まさかラブライブは・・・・・』
ゼロも薄々嫌な雰囲気を察したらしく、殆どこいつのせいで確認することが出来なかったラブライブ予選の結果を問う。
まさかAqoursは・・・、そんな最悪な結果が脳裏を過った。
「・・・ううん。予選の方は大丈夫。ちゃんと決勝に進出できた」
その想像を果南は否定する。
ひとまず決勝に進めた事はほっとしつつも、だったら千歌のあの様子の真実は一体何なんだといった目を彼女に向けた。
「・・・・・・けど、統廃合は防げなかった・・・」
「『っ・・・!」』
陸の背中に回された腕に込められた力が強くなる。
そうだ。千歌のパフォーマンスの事やネクサスの事で殆ど考える暇もなかったが、ラブライブ予選の日は、同時に浦の星女学院の命運が決定する日でもあったのだ。
『・・・・・・嘘だろ・・・?』
信じたくはない。
だが、色々と納得が言ってしまうのだ。
千歌や果南の、普段とは全く違う弱々しい様子。顔には出さないようにしているものの、雰囲気がどこかほの暗い他のAqoursメンバー。
再確認せずとも、浦の星女学院の統廃合が事実であることは理解できてしまった。
「・・・・・・・・・・・・・・・廃校・・・」
浦女は陸自身の学校ではない。
だが、これまで学校を守ろうとするAqoursや、同じくらいに学校を愛し、Aqoursを応援していた浦女の皆の事を知った今では、やはりその現実は辛い。
「・・・・・・」
少し離れた場所で、絶望のどん底にいるような顔をした千歌が俯いている。
学校を救えなかった事。学校の皆の期待に応えられなかった事。それら全てが自責の念となって彼女に重く圧し掛かっているのだろう。
何か掛ける言葉を探すが、この状況でどんなことを彼女に言えばいいのか。その答えを持っている者はここにはいない。
―――――起こそう奇跡を! 足掻こう精一杯! 全身全霊! 最後の最後まで! 皆で・・・・・・、輝こぉ―――うっ‼
奇跡を起こすと誓った。精一杯最後まで足掻くと誓った。
だがそれに伴った結果は描いていた未来とは程遠いもの。心根がポッキリ折れてしまっているのはハッキリ見て伺えた。
空気は重力が何倍にも増えたかのように重い。
息苦しく、押しつぶされそうで、この場で言葉を発すものはいなかった。
・・・・・・ただ一人を除いては。
「アレーナ⁉ 何でアレーナがここに⁉」
「はいぃ?」
ギンガに変身していた青年は、この空気にも関わらず驚きを前面に出しながら何故かダイヤへと詰め寄っていた。
「・・・おい・・・、ヒカル・・・」
ビクトリーに変身していた青年も空気を読めと目を細める。
「もしかして、ここがアレーナの世界なのか⁉」
「ちょ! ちょぉ! いきなり何なんです⁉ ていうか何方ですの貴方は⁉」
訳が分からなそうに戸惑うダイヤの様子を見て、彼女の事をアレーナと連呼していた青年は更に驚いた顔で問うた。
「・・・もしかして、アレーナじゃない・・・?」
「今気づいたのか」
もう一人の方から起きれ顔でツッコミが入る。
「あはは・・・ごめんな。俺は礼堂ヒカル。ウルトラマンギンガって奴と一緒に戦ってる」
すっかり警戒モードになったダイヤに対し非礼を詫びると、青年―――礼堂ヒカルは白い歯を見せてニカリと笑った。
「で、こっちが俺の仲間で地底人のショウ。ウルトラマンビクトリーな」
「おい。簡単に正体を明かすな」
もう一人の青年―――ショウは不機嫌そうにヒカルを睨み、どうせゼロの仲間だろうし構わんけどなと言ってからAqoursの面々に軽く会釈をする。
「地底の民、ビクトリアンのショウだ。コイツの言った通りビクトリーと共に戦っている」
「は、はぁ・・・・・・」
普通は地底人と聞けばもっと興奮したり驚くものだろう。
だがそれを程のインパクトをもってしても、沈んだ彼女達の心を盛り立てる事は不可能だった。
「まぁ・・・、何ていうかさ・・・・・・」
その様子を目にしたヒカルは、後頭部を掻きながら掛ける言葉を探す。
「・・・確かに学校ってのは大事な場所だと思うぜ? 大切な友達と関わったり、勉強で頭抱えたり、その事で一杯悩んだりしてさ。その学校が無くなるのは確かに辛い。・・・けど―――」
そこまで続けた辺りで、Aqoursメンバーの顔色を窺ったショウがヒカルを止めた。
「・・・今はあまりそういう事を言わない方がいい。そっとしておいてやれ」
過去の自分を見ているかのような顔をするショウ。下を向き、落とした視線を先では、怪獣のような形をした青いクリスタルが握られていた。
「・・・・・・」
そして再び訪れてしまった沈黙。
結局この後、自然な形で解散となるまで誰一人として声を上げる者はいなかった。
ほとんどオリジナルになってしまった。こんなんだから話数が多くなるんだよクソが。
タロウが陸の件をてぇんさい科学者のヒカリさんに持ち出しましたね。どーんな恐ろしい結果が出るのやら。
アレーナ様ネタはやりたかっただけ。完全にやるタイミング間違えたとしか言いようがないけど。
なんか、日に日に小説書くの下手になってる気がしてならないんだよなぁ・・・・・・・・・。
成長って何だろう。それでは次回で!