七草家の養子   作:シシィ

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遅くなりました、ごめんなさい

今回はフェイト回と以前書いたのですが、気がついたら劣等生回がほとんどでした。すみません、でも今回はあのわかめさんも登場します

※この小説は百合です

ではどうぞ


05〜2人の魔術師 〈前編〉

ビルのオフィスの中

 

「うっ、何にこの匂い」

 

「うっ、あ」

!命に別状は無いわね、この分だと朝になってから見つかっても変わりないわね

 

「アーチャー!窓を開けて」

アーチャーは私に従い窓を開けた

 

「これでもう精気を奪われることはないわね、でこれを仕掛けたあいつの気配は?」

 

「残念ながらもう」

 

「そう、アーチャー傷の具合は?」

 

「まずまずといったところかな」

 

「じゃあ追うわよ」

 

「本気か?回復したといってもサーヴァント相手は無理だ」

 

「そうね、でも第三者の精気を奪って高みの見物決め込んでるなんて」

 

「やれやれ、倒しやすい相手をほって置いて倒し難い相手を追うとは」

 

「亜佐のこと?そうかしら、結構手強いと思うわよ。反応も速いし厄介だと思うわよ」

 

「ほう、君にしては珍しい反応だな。そんなに彼女を気に入ってしまったのか?」

 

「ちっ違うわよ!ただ分析しただけよ」

 

「そうか」

 

☆★☆

真榊邸

 

「「「「いっただきまーす」」」」

 

「セイバーちゃん、外国の人なのにお箸持つの上手だね」

 

「慣れていますから」

どこかで習ったのかな?あれ?それソース?一体何に掛けるの?あ

 

「それソースだよ、豆腐に掛けるのはこっち」

 

「なるほど、忠告感謝します」

 

「亜佐、おかわり」

 

「食べ過ぎて二度寝しないでよ」

 

「大丈夫大丈夫、これくらい食べないと持たないもん、それに桜ちゃんだって朝練でおにぎり食べてるわけだし」

 

「知ってたんですか?」

 

「最近一合多く炊かれてたしね」

 

「せっ先輩まで」

 

「サクラいつも食べ物のことを考えているんですか?」

 

「え!」

あらら、桜の顔真っ赤になっちゃった、話をそらすために桜はテレビをつけた、やっていたのはニュースでその内容は例のガス漏れ事件がまた起きたという話だ、これも聖杯戦争が原因なのか

 

「最近多いですね」

つまりサーヴァントが精気を奪っているってこと?

 

「じゃあ、あとよろしく、セイバーちゃんもまたね」

 

「あっ、そういえば美綴先輩から今週の日曜にあの弓道場でまた競わないかと言っておりました」

 

「え!あの道場取れたの⁉︎」

 

「はい、私たちは優先に借りられるそうです」

 

「そうなんだ」

 

「それでどうします?」

 

「もちろん、行きます!」

 

「良かった、では美綴先輩には私から伝えておきますね、それまで私はもっと練習しておかないと」

 

「そうね、どのくらい強くなったのか綾子と一緒に見るからね」

 

「うわー怖いです、ですが頑張ります」

 

「うん!朝練頑張ってね」

「はい、それでは行ってきます、セイバーさんもまた」

 

「アサ、キュウドウとは?」

 

「そうね、弓を使ったスポーツかな?私も中学の頃入ってたんだ」

 

「なるほど、アサは強いのですか?確か以前にエリカがあなたとことを『的当ての姫』と呼んでいましたが」

 

「まあ、そんなとこ」

 

「凄いですね、是非見てみたいです」

 

「それなら、セイバーも来れば」

 

「え?」

 

「一緒に行こうよ、綾子たちにも紹介しておかないとね」

 

「ですが、私はあなたを守るだけなのですが」

 

「せっかくこの時代に来たんだから、楽しもうよ、そっかじゃあ言い方を変えるね、命令です、セイバー私と一緒に行きなさい」

 

「分かりました」

 

「良かった、じゃあ私たちもそろそろ出ようか」

 

「はい」

 

☆★☆

真榊邸 玄関前

 

「ん?アサ誰かいます」

 

「え?本当だ誰だろ?」

なんかあのシルエットどこかで見たことあるな

 

「あっ、亜佐ちゃんおはよう」

その正体は七草真由美先輩だった

 

「何でしょうか?何か用ですか?」

 

「ちょっと話したいことあって、あれ?ねえ、その子は誰?」

 

「別に良いでしょう、誰と一緒にいようがあなたには関係ない」

 

「それはそうだけど、あなた名前は?」

 

「セイバーです、よろしくお願いいたします」

 

「よろしくね、ふーん不思議な名前ね。セイバーさん亜佐ちゃんと仲良くしてくれてありがとう、この子自分の気持ちを押し込めちゃう時があるからお願いね」

そうやってあなたはいつも

 

「そうやって"姉ぶら"ないでください!もう、"姉ではない"んですから」

 

「…そうね」

 

「それで話とは?」

 

「歩きながら話しましょう」

私たちは一緒に登校することになった、セイバーはいつの間にか霊体化していた、久しぶりだなこの人と一緒に登校するの確か3年ぶり?

 

「それで話なんだけど、あ!」

?前に誰か !達也くんに深雪

 

「おはよう!達也くーん、深雪さーん」

達也くんと深雪はこっちに気づいた

 

「七草先輩、何であの人たちを?」

 

「あの2人にも話があって」

 

「おはようございます、会長、亜佐」

 

「おはようございます、会長、亜佐」

 

「おはよう、達也、深雪」

 

「いつも一緒に行っているんですね会長さん達って」

 

「えぇ家が近いですしね」

嘘つけ、あなたの家と私の家は近くないですよ、だってそうなるように作らせたんですから

 

「それより深雪さん、お昼はご用意はありますか?無いのであれば是非とも生徒会室に来てもらってもよろしいでしょうか?真榊さんも」

 

「分かりました」

深雪は難なく了承した

 

「何故私も行かなくてはならないのですか?」

 

「さっきも言ったでしょ、あなたにも話があるからよ」

 

「ですが、私は行きません。おおよそ生徒会の勧誘でしょ」

 

「うっ」

 

「図星のようですね、それなら私はお断りします、"私は今のままで十分良いので"」

 

「さあ、行くわよ」

 

「ちょっと待って」

学校に入った途端に

 

うっ、何この甘ったるい感じは

 

「ふー」

 

【アサ、マスターの気配がします】

【凛?】

【いえ、リンとは別の気配です、薄くて気がつきませんでしたが、確かに感じ取れます】

【この学校にもう1人マスターがいるのね】

【はい】

 

「亜佐、大丈夫?顔悪いけどもしかして具合悪い?」

 

「ううん、大丈夫大丈夫」

 

「あまり無理はするなよ」

 

「ありがとう達也くん」

 

「じゃあ俺はここで、昼休み迎えに来るからな」

 

「ねえ、私も行かなきゃダメ?」

 

「呼ばれただろ?それにお前だけ行かないとかずるいからな」

 

「何よずるいって、はあー」

 

「お兄様、また」

 

「またね」

 

☆★☆

昼休み

「ねえ、本当に行かなきゃダメ?」

 

「朝も言ったでしょ、会長に呼ばれたんだから、行かなきゃ失礼でしょ?」

 

「2人ともあの会長に呼ばれたの?凄い!」

 

「何亜佐、もう呼ばれてるの?会長ってあの生徒会長さん?」

 

「ええ、そうだよ。…そうだ!」

 

「うわー、なんか嫌な予感」

 

「ねえ、凛ちゃーん一緒に生徒会室に来てくれない」

 

「やっぱり、イ・ヤ・よ!てか何その呼び方気持ち悪いんだけど」

 

「そっかー、一番の友達の凛ちゃんと一緒なら安心と思ったんだけどやっぱりダメ?」

 

「うっ」

あともう一声、私は凛しか聞こえない声で

 

「それにマスター探しの行動範囲も広がると思うんだけど」

 

「わっ分かったわよ!一緒に行ってあげる」

計画通り

 

「本当?」

 

「ええ」

 

「良かった、じゃあ行こうか」

 

「ちょっと待ちなさいよ」

 

「そうよ、お兄様を待たないと」

 

☆★☆

生徒会室

 

「いらっしゃい、来てくれてありがとう亜佐ちゃん。あれ?隣の子はもしかして例の転校生?」

 

「ええ、今日は亜佐の付き添いで来ました」

 

「さあ、座って座って、何食べる?お肉?お魚?精進?」

 

「では精進を」

 

「自分も同じく」

 

「私はお弁当がありますので」

 

「私もお弁当なので」

 

「あれ?亜佐ちゃんお弁当作れるの?」

 

「ええ、時間がある時は自分で」

 

「そうなんだ」

 

 

「紹介するわ、まずこちらが会計の

市原鈴音通称りんちゃん」

 

「会長だけがそう呼んでいるだけです。」

 

「こちらが風紀委員長の渡辺摩利」

 

「こちらが書記の中条あずさ通称

あーちゃん」

 

「会長下級生の前であーちゃんはやめてください私にも立場というものが」

 

「あと副会長のはんぞー君を合わせて今期の生徒会役いいんです。」

あずさ先輩の反論も届かなかった。

 

「1年E組司波達也です。」

 

「1年A組司波深雪です。」

 

「同じく1年A組真榊亜佐です。」

 

「同じく1年A組遠坂凛です」

と私の名前を言うと渡辺先輩が

 

「君があの『的当ての姫』なのか」

 

「やっぱり知ってたんですか?」

 

「摩利、亜佐ちゃんのこと知ってたの?」

 

「まさか知らない奴がいたとはな、こいつは弓道会だけではなくほとんどのメディアであげられるほど有名人だぞ、中学一年で最初の大会で優勝した。それだけでも凄いのに最後の試合までずっと勝ち続けたという前代未聞の少女」

 

「その話初めて聞きました」

 

「しかし、中学卒業と同時に姿を消してしまった、そこから幻の姫とも呼ばれている」

 

「まあ高校受験で忙しかったので」

 

「まさか消息不明だったやつにこんなところで会えるとは」

 

「ですが、私よりも柳瀬加奈さんのほうが強いですよ」

 

「柳瀬加奈?『的当ての女王』か確かお前の学校の一個上の先輩で『的当ての女王』の射る姿と似ていることから『的当ての姫』と名付けられたとか」

 

「はい、加奈先輩の立ち姿と同じように打ちたかったので」

 

「その、実はお前のファンなんだよな」

 

「え?そうだったんですか、なんならサインでもしましょうか」

 

「マジか!頼む!」

 

「んっんー、2人とも私たちを置いて行かないでね」

 

「すまん、あまりにも嬉しくて舞い上がってしまった」

 

「本題に入ります」

 

「深雪さん、貴方には生徒会に入ってもらいたいのそして亜佐ちゃんには風紀委員会に入ってもらいます。」

あれ?生徒会ではなく風紀委員?

 

「七草会長それはなぜなのでしょう?」

 

「新入生総代と務めた生徒は代々生徒会に入ってもらうことになっているのです。お願いしてくれますよね。」

 

「七草先輩、私はなぜ風紀委員会に入らなければならないのでしょう生徒会ではなく」

それの言葉に渡辺先輩も

 

「そうだぞ真由美、説明してもらえるか」

 

「分かりました。昨日貴方は玄関での揉め事を止めてくれましたよね。」

真由美先輩はどうやら昨日の出来事を見ていたようだ

 

「あなたは洞察力もありますし、とっさの対応も速いので生徒会ではなく風紀委員のほうが向いていると思いまして」

 

「なるほど、具体的に何をするんですか?」

 

「基本的に風紀委員は、魔法使用に関する校則違反者の摘発、魔法を使用した争乱行為の取り締まりを行います。「ブルーム」「ウィード」といった違反用語の使用者も摘発対象となるが、このルールは半ば以上有名無実化している。普段は交代制で校内の巡回を行っているが、春の新入生勧誘活動期間には、期待の大きい新人の獲得争いとCADの学内携行制限の解除によって魔法による争乱行為が頻発するため、風紀委員は全員がフル出動することになります」

 

「つまり、風紀委員は校内を回って魔法の不正使用などを取り押さえると」

そしたらマスター探しにも最適か

 

「どうかな?入ってくれるかな?」

 

「入るには一つ条件があります」

 

「何?できる範囲なら」

 

「凛、遠坂さんも入ることができるのなら良いですよ」

 

「はあ⁉︎ちょっとなんでそうなるのよ!」

 

「そのことは可能だけど、どうして?」

 

「彼女は私の一番の友達ですし、知ってる人がいると心強いですし、それに実力もいいですよ」

 

「ちょっと私の意見は!」

 

「そうすれば、校内いろんなところを回れるわよ」

 

「そういうことか」

 

「それは構わないぞ、ちょうど空いていたからな」

 

「入ってくれるよね、凛」

 

「分かったわよ、入ってあげる」

 

「ありがとう、では私も入ります。渡辺先輩よろしくお願いいたします」

 

 

「待ってください!」

 

「会長は兄の入試の成績をご存知ですか?」

すると急に達也くんの顔が一変した

 

「私を勧誘してくださったのは光栄ではありますが有能な人材を迎え入れると言うのなら、兄も一緒にというのはいけないでしょうか!」

 

「おい!深雪」

 

「残念ながら、それはできません」

 

その言葉は真由美さんからではなくその隣に座る鈴姉からだった。

 

「生徒会の役員は第一科の生徒から選ばれます。これは不文律ではなく、規則です。これを覆す為には全校生徒の参加する生徒総会で制度の改定が決議される必要があります」

さすがに反論はないみたいだ

 

「……申し訳ありませんでした。分をわきまえぬ差し出口、お許しください」

 

「ええと、それでは、深雪さんには書記として今期の生徒会に加わっていただくということでよろしいですね?」

 

「はい、精一杯務めさせていただきます」

 

「あの風紀委員もやはり一科生だけが選ばれるんですか?」

 

「いや、風紀委員はそんなことはないぞニ科生でも入れる今までその前例がなかっただけだ」

 

「なら、ニ科生の彼でも入れるんですね」

ニヤリ

 

「ナイスよ!」

 

「はあ?」

急に立ち上がった七草先輩に思わず間の抜けた声を出してしまった達也くん

 

「そうよ、風紀委員なら問題ないじゃない。摩利、生徒会は司波達也くんを風紀委員に指名します」

 

「覚えていろよ、亜佐」

 

「何のことかしら?」

 

「では、この話はまた放課後に」

☆★☆

放課後

 

私たち4人は生徒会に行った。するとその後に副会長の服部先輩が来た。

 

「会長この4人は?」

 

「深雪さんは生徒会に入ることになって達也君と亜佐ちゃんと凛さんは生徒会役推薦で風紀委員会に入ることになったわ」

と話すと服部副会長が私たちの方を向き、

 

「副会長の服部刑部です。司波さん、真榊さん遠坂さん生徒会へようこそ」

おやおや達也くんには無視ですか

 

「改めまして、真榊亜佐です。この前は失礼な態度を取ってしまい申し訳ありませんでした」

 

「気をつけたまえ、今回だけだからな」

 

「じゃあ、あたしらも移動しようか」

 

「どちらへ?」

 

「君らには風紀委員本部に来てもらう、色々見てもらいながらの方がわかりやすいだろうからね」

 

生徒会と風紀委員会本部は中で繋がっているようで摩利は出口ではなくその繋がっている通路の方へと歩きながら達也くんの問いに答える。

 

「渡辺先輩、待ってください」

おっと、やはりつかかってきたわね

さあどうなる?

 

「なんだね?服部刑部少丞範蔵副会長?」

 

「フルネームで呼ばないでください!」

 

「じゃあ服部範蔵副会長」

 

「服部刑部です!」

 

「それは名前じゃなくお前の官職だろう?」

 

「僕が言いたいのはそうではなく、、、その二科生を風紀委員に任命するのは反対です!」

 

「彼等を指名したのは私と生徒会長だ。口頭であったとしても、その効力に変わりはない」

「本人は受諾していないと聞いています。受け入れるまで、正式な指名にはなりません」

 

「それは彼の問題だ。そして私達の意思表示が覆ることはない、残るは彼の意思だけであって。服部、お前には無い」

そうは言っても納得できないのが実力のあるエリート様なんだよね

でもちょっと感情的になりすぎじゃないの?

 

「過去、ウィードを任命した過去はありませんよ」

おい、それって禁止用語なんじゃ

 

「言葉を慎め、それは禁止用語だ。風紀委員長である私の前で使用とは恐れ入るなぁオイ」

おっと委員長の気に障ったらしい、そりゃそうだ

 

「そもそも風紀委員は力で取りしまる役職なんですよッ、実力の劣る二科生にそれが務まるワケがない!」

 

「実力にも色々ある。魔法の資質と戦闘力は同義ではないぞ、それに司波には魔法を予測する目と頭脳がある」

 

「不正使用の魔法の種類によって罰則が変化する以上、彼の技能はとてもやくに立つだろう」

 

「しかし…」

私も我慢の限界

 

「がっかりですね、あなたみたいな人もそんな幼稚な考えで自分を優等生と思ってしまうなんて、ニ科生の本当の実力を知らないくせによく自分を優等生だと自慢できますね。知っていますか?服部先輩、実力は成績だけじゃ語れないんですよ」

 

「納得できないのであれば、模擬戦でもしてみたらどうですか?」

 

「何?」

 

「そしたら達也くんの実力も分かるでしょ?」

 

「いいだろ、その代わり君も模擬戦をしてくれ」

 

「え?達也くんと2人でですか?」

 

「いや、一対一で頼む」

 

「いいですよ、やりましょう、そうだ今回私はCADを使わずにやります。」

 

「いいだろ」

 

「渡辺先輩」

 

「何だ?」

 

「弓道場へ案内してください」

☆★☆

弓道場

 

「ここが弓道場だ、しかし何しにきたんだ」

 

「あるものを借りに、おっ、あったあった」

私が取り出したのは練習用の弓と矢

 

「それを使って何をする気だ?怪我が出るものはちょっと」

 

「大丈夫です、ちょっとした演武をやるだけですから」

 

「ほう、何をするのか楽しみだな」

 

☆★☆

第3演習場

最初に達也くんと服部副会長が模擬戦をする事になった。

達也くんは汎用型のCAD『シルバーホーン』をセットして、渡辺先輩がルール説明をしていた。

ルールは相手を死に至る術式は禁止。

直接攻撃は可能ただし捻挫程度の攻撃のみ。

武器の使用は禁止。

との事だ。

達也くんと服部副会長の間合いは5メートル。

しかし勝敗はもう決まっている。

この勝負は達也くんが勝つだろう深雪も分かっているような顔だった。

渡辺先輩の合図と同時に服部副会長が仕掛けようとしたがその時点で勝負あり。

結果は達也くんが秒殺したのだ。

みんなの目には見えていなかったと思うが、私の目にははっきりと見えていた。

正直な所早いと思った。身体能力だと思うが、服部副会長が術式を発動しようとしている間にもう達也くんは後ろにいてトリガーを引いていたのだ。

達也くんは今起こった事を説明している。

どうやら服部副会長が倒れたのは想子よる波に酔ったからそうだ。

次に服部副会長が起きて達也の事を認めた

 

「服部先輩、もう大丈夫ですか?」

 

「ああ、大丈夫だ。しかし君本当にCAD無しでやるのか?一体どうやって」

 

「渡辺先輩に特別にこれを使うように相談しました」

 

「弓と矢?」

 

「これであなたを怪我をしない程度に抑えます」

「?」

 

「まあ、とりあえずやりましょうか」

私は髪ゴムで髪をポニーテールにした、その途端私は一気に集中を高めた

 

「あいつの纏ってる空気が変わった」

 

「はい、亜佐が髪を結んだ途端に空気が変わりました」

 

「一体何をする気だ」

 

「始め!」

さっきと同じように服部先輩はCADを素早く展開していた。だが展開している時が一番隙がある、だから私はその前に素早く弓を引き左の袖を狙い打った、続けてもう一本の矢を右の袖を狙い打った、そして後ろの壁に打ち込んだ

 

「!うわ!」

 

「!」

 

「え!」

 

「なるほどね」

服部先輩はぶら下がっていた、そして私は髪ゴムを取った

 

「ふー」

 

「亜佐ちゃん一体何をしたの?」

 

「何をしたの?って私は2本の矢を服部先輩の左右の袖に向けて放っただけですが」

 

「でもどうやったの?」

 

「CADで魔法を展開して、放つ時に少しの間隙ができます、なぜならこの時相手も同じように魔法を展開しているから大丈夫という頭で思ってしますからです。私はそこを狙って弓で行動を塞いだということです」

 

「流石『的当ての姫』と言ったところか、考えることが違う」

 

「凄い、2つともしっかり壁に食い込んでる」

私は服部先輩を下ろしながら

 

「ただ周りの状況を読んだだけです、それで分かりましたか?私が成績だけじゃ語れないと言った意味が」

 

「ああ、もう一度見直すきっかけになったよ」

 

「ふふ、他の一科生の人にもあなたみたいに理解できる日が来ると良いですね」

 

「さて、いろいろ想定外なことが起きたが当初の予定通り風紀委員会本部に行こうか」

 

中に入るとそこは大量のCADで溢れていた。それを見た達也くんが

 

「これ片付けていいですか魔工技師志望として見るに耐えがたいものなので」

 

「あれだけの対人スキルを持っているのに」

 

「自分はC級ライセンスしか取れませんから」

と片付けを始めたので私たちも片付けを手伝った。

 

「いやーさっきはすごいものを見せてくれた、あんな技『的当ての姫』しかできない芸当だからな」

 

「そうですね、髪を結んだ後の豹変ぷりはまさに『的当ての姫』と言ったところですね」

 

「あれは、ああしないと良い打ち込みが出来ないんですよ、下ろしてでも出来ますが結んだ方がいい結果が出やすくて」

 

「なるほどそれがお前のキーアイテムか」

そう言って渡辺先輩はメモ帳にメモした

 

「ちわーす姐さん」

 

「お疲れ様です委員長」

 

「今日も以上ありませんでした姐さん」

と先輩たちが報告に来ると渡辺先輩が手に持っていた紙を丸めて、姐さんと呼んだ先輩を叩き始めた

 

「姐さんと呼ぶなお前の頭は飾りか!」

とポンポンと叩き始めた

渡辺先輩の怒りが収まったのか叩くのをやめた。叩かれていた先輩は、頭をさすりながら

 

「こいつら新しい新入りですかい?」

 

「あぁ1年A組の真榊亜佐と同じく1年A組の遠坂凛と1年E組のの司波達也だ。生徒会推薦でうちに入る事になった。」

 

「こいつら使えるんですかい?」

 

「強さは私が保証する。ここだけの話服部が今足をすくわれた所だ」

 

「まじですかい!?あの服部がですかい!?」

 

「しかも真榊はCADを使わずに服部に勝った」

 

「本当ですか⁉︎あれ?真榊ってあの『的当ての姫』ですか!弓道で有名な」

 

「ああ、こいつは弓を巧みに使い服部を怪我をさせずに勝利した、しかも高い洞察力も持っている。遠坂は転校生だが一科生と同じように高い能力を持っている」

 

「3ーCの辰巳鋼太郎だ」

 

「2ーDの沢木碧だよろしくね司波君に真榊さん、遠坂さん」

 

「1年の真榊亜佐です」

 

「同じく1年の遠坂凛です」

 

「同じく1年の司波達也です」

と握手をした。

 

☆★☆

「あなたどんだけすごいのよ」

 

「どんだけってまだあれだけじゃないわよ」

 

「うわー、これじゃあ戦っても勝ち目あるかどうか分からないじゃない」

 

「そうかな?」

 

「でも、やるからね」

 

「だからそれはここではなく」

 

「キャー!」

 

「悲鳴?どこから?」

 

「あっちの方よ」

 

「行こう、凛」

 

「ちょっと対決は?」

 

「そんなの後、下から聞こえたわね」

私たちは慌てて階段で降りた

 

「!ちょっとしっかりして⁉︎」

 

「気を失ってるだけ見たいね、でもどうして」

 

「誰かが魔力を、生命力を抜き取ったのよ」

 

「えっ」

 

「この子放っておいたら死ぬわよ」

 

「それってマスターの仕業ってこと?」

 

「そうね、あなたも気づいていたんでしょう、この学校に私たち以外にマスターが潜んでいることを」

 

「ええ、校門のところでセイバーが感じ取った」

 

「どいてこのくらいなら」

そう言って凛は宝石を使って魔術でこの子の生命力を回復させた

 

「セイバー、一応準備を」

 

「どうしたの!は!大丈夫なの?」

 

「おい!しっかりしろ!」

 

「七草先輩、渡辺先輩どうしてここへ?」

 

「たまたまここの近くを歩いていて、さしたら悲鳴が聞こえたから飛んできたのよ、亜佐ちゃんたちは大丈夫?何ともない?」

 

「ええ、大丈夫です」

 

「そう、良かった」

七草先輩は本当にホッとした様子だった、それに私は驚いた

 

「安心したんですか?私が無事で」

 

「当たり前よ、もし亜佐ちゃんに何かあったら私立ち直れないよ」

本当にそう思っているらしい、何で?この私にそこまで想ってくれるの?私は今まであなたに幾度も嫌な態度を取っていたというのに、それなのにあなたは

 

「ああ、気が散る!亜佐そこのドア閉めて!」

 

「分かったわ」

私は空いているドアに近づいた途端に

!何か飛んでくる、やばいこのままだと凛に

私は咄嗟に凛の前に右腕でかばったその時

 

グサッ

 

「ぐっ!」

 

私の腕に何か杭みたいなものが刺さったような穴が空いていた、その穴から血も垂れていた

 

「亜佐ちゃん!」

 

「おい!」

 

「亜佐!腕に穴が開いてるわよ!」

 

「っ大丈夫だから、魔術に集中してあなたならできるんでしょう?そっちは任せるから、私は外を見てくるから」

とてつもなく痛い

 

「亜佐ちゃん私たちも」

 

「先輩たちもここにいてください、運ぶ時凛一人じゃ持ち運ばないと思いますから」

 

「でも危険だわ!せめて摩利を」

 

「これは!あなたたちじゃあ敵わない相手だと思いますよ」

 

「どういうこと?」

 

「とにかくその子を頼むわよ、凛」

 

「ええ、亜佐しっかり準備しておきなさい」

 

「わかってる」

さて奴はどこにいる?これが聖杯戦争。くっ!めちゃくちゃ痛いでも相手を見つけなくっちゃ

 

「セイバー!」

 

「はい」

セイバーを霊体から通常の姿に戻して

 

「戦闘態勢に入っていて」

 

「分かりました」

この辺りね、気配を感じる

どこにいる

 

「ふふ」

!誰かの声

 

「誰!」

木の陰に隠れていたのは

 

「慎司?あなたもしかして間桐慎司?久し振り!でも何でここに?」

すると

 

「!」

穴が開いている腕が引っ張られた

 

「ぐっあー!」

 

「アサ!」

 

そのまま持ち上げられた

ザクッ!

 

「っつー!何が」

私は首を触った途端首から血が出ていることがわかった、前を見るとそこには

 

「サーブァント!」

 

「アサ!下がって!」

ガキン!セイバーと武器を一度交えたあと、そのサーブァントはどこかに隠れてしまった

 

「どこにいる?」

 

「サーブァントはいるようですが、あなたはもう私に捕らえられていることをお分かりですか?」

 

「ええ、分かっているはだから」

私は腕にあるだろうサーブァントの武器に手を置きそこから一気に引く

 

「ぐっ!」

 

「!驚きました、まさかあなた自身が外すとは」

 

「はあはあ、私だってやられっぱなしじゃ、はあはあ、面白くないじゃない」

 

「ふふ、面白い方ですね、ならあなたは優しく殺してあげますね」

 

「そうはさせない、アサは私が守ってみせます、騎士の誓いにかけて」

お互いが構い始めた時、黒い弾丸と氷の弾丸が飛んできた

 

「亜佐!大丈夫!」

 

「亜佐ちゃん!」

 

「!セイバー!霊体化して」

 

「ですが、傷の手当てを」

 

「いいから!」

 

「はい」

セイバーは霊体化した、ごめんねセイバー

 

「はあはあ、いっ今のは」

 

「ガンドよ、傷は何とかなりそうね。良かった」

 

「亜佐ちゃん、本当に大丈夫?」

七草先輩の息が上がってるここまで慌てて走ってきたんだ

 

「大丈夫です、ちょっと傷が痛むだけです」

 

「良かった」

 

「何が起きたんだ?」

 

「それは、詳しいことはわかりません」

 

「そうか、だが怪我だけで済んで何よりだ」

 

「はい、ご心配おかけしました」

 

「はい、これで良いわ。取り敢えず応急処置だけはやったから」

 

「ありがとう凛」

 

(それでマスターは?)

(分からない、何しろ急に襲いかかったから)

(そう)

 

「そう言えばあの女子生徒は?」

 

「安心して、何とか持ち直したわ。今は保健室で眠っているわ」

 

「そう良かった」

 

「じゃあ呪文が効いているうちに行きましょうか」

 

「どこに?」

 

「私の家、治療しないで壊死でもしたら私の責任なるじゃない」

 

「なるほど」

 

「七草先輩、渡辺先輩、凛が治療してくれるというので私たちはこれで、その、ありがとうございました。ではまた」

 

☆★☆

亜佐ちゃんたちはそのまま帰っていった

 

「一体何が起きたんだ?」

 

「分からない、でもあの子たちは何か知ってるみたいね」

 

「ああ、反応が冷静すぎる、一体何を知っているんだ」

 

「まあ、それは明日聞きましょう。まずは亜佐ちゃんの傷の手当てが優先よ」

 

「そうだな」

一体この学校に何が起きようとしているの?あさ




どうでしたか?
今回ちょっと真由美先輩との関係が少し戻った感じしません?
わかめ君も出てきたし?

次回は本当にフェイト回です
お楽しみに
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