デュエル・マスターズ側はカードゲームのみでキャラの登場はない(予定)
今回は導入のみでデュエマ部分はないです
「はぁ、はぁ、はぁ…っ!」
走る、走る、走る。
人混みの中をかいくぐり、左へ、右へ。少しでも追いつかれないように走る。
「はぁ、はぁ、はぁ…っ!」
走る、走る、走る。
どうやらいつの間にか人混みを抜け人気のない場所まで来てしまっていたようだ。
「ここまで…来たら…」
「フヒヒ…見つけたぁ」
「えっ!?」
背後からの声に驚き振り返る。そこには私が先ほど遭遇した男が立っていた。
「君と僕は運命で結ばれているからどこに行ったってわかるんだよぉ、彩たん♡」
私は男から感じ取れる不気味さに恐怖を感じた。
(こ、怖い…けど、なんとかしなきゃ…)
「それにしても酷いなぁ…声をかけただけで逃げ出しちゃうなんて…」
「ご、ごめんなさいっ…突然声をかけられて驚いちゃって…ファ、ファンの方ですか?」
「………フヒ、フヒヒヒッヒヒヒヒヒ!!!!!!!!」
「ひっ…」
私が質問をすると男が狂ったように笑い始める。何が何だかわからない私はその光景をただただ怯えた目で見ているしかなかった。
「ファン?この
外道と名乗った男は更に力説する。
「僕は選ばれたのさ!運命にね!これからは毎日彩たんと一緒さ!!!」
「えっ…?」
外道さんの発言に私は言葉を失う。毎日…一緒?
「おや、知らなかったのかい?………そうかそうか社長もなかなか粋なことをしてくれるじゃあないか!フヒヒ!」
「どういう…ことですか?」
「僕は今日からPastel*Palettesの専属デュエマインストラクターになったのさぁ!!!!!フヒヒヒヒヒヒィ!」
デュエマ、というよくわからない単語も気になったがそれよりも目の前の外道さんがこちらに迫ってくる。
「そうだなぁ…まずは彩たんにレクチャーしてあげなきゃなぁ…」
(こ、この人…目が怖い!正気じゃない!)
私は恐怖から言葉が出ずに後ずさる。
「彩たんのシールドをブレイクしてダイレクトアタック…フヒヒヒヒヒヒ」
(やめて…怖い怖い怖い怖いっ!!!!!!!!!)
今にも襲われる―――――そう思った瞬間、
「おい」
「!?だ、誰だ!?」
私でも外道さんでもない声に私たちは声がした方を見る。
そこには私と同じくらいの年であろう男の子が立っていた。
「いい年したおっさんが白昼堂々とアイドルを襲うとはねぇ…しかも『彩たんのシールドをブレイクしてダイレクトアタック』とか流石に気持ち悪すぎて引くわー」
「なっ…ななななんだお前はぁ!!!!!け、けっ警察に通報するぞ!!!!!」
「通報してみたら?この状況からしてどうみてもおっさんに勝ち目があるとは思えないけどねぇ」
「ぐぬぬぬ…………」
どうやら男の子は外道さんが私に襲い掛かろうとした光景を見ていたらしい。外道さんは焦りと混乱でパニック状態になっているようだ。
(い、今のうちに…!)
私はその隙に外道さんの元から離れようとしたが、
「フヒ、フヒヒヒッヒヒヒヒヒッッッ!!!!!!」
「きゃあっ!?」
外道さんに腕を掴まれ逃げることは叶わなかった。
「…おいおい」
「ちょ、調子にこきやがって………デュエマで勝負だ小僧!ぼ、僕が勝ったらこ、ここで見たことは忘れて帰ることだなぁ!!!!」
外道さんは私の腕を掴みながら男の子にドラゴンのようなマークが書かれている紙を見せ、取引を持ち掛ける。あれがデュエマ…なのかな?
(って、そんな取引に応じるなんてあるわけ)
「はぁ………構わないが、その代わり俺が勝ったら今後一切、丸山の前に姿を現すなよ?」
「フヒ、フヒヒッ!いいだろう!」
(ええええええええ~~~~~~っ!?!?なんで応じちゃうのぉ!?!?)
こうして、私の運命を賭けたデュエマが始まろうとするのでした………
(というかデュエマってなんなのぉ………!?)
ここまで読んでいただきありがとうございます!
カードゲームモノ特有のデュエマで解決しようぜ!でした。
不定期更新でやっていきますので更新は未定ですが興味を持っていただけるように頑張っていきたいなぁと思います。