という声が来なかったので拠点移動することにしました。
次はポッケ村です。
サブタイはポッケ村のBGMの名前にしようと思いましたが
ポッケ村のBGMの名前って「ポッケ村のテーマ」という真っ直ぐすぎる名前なんですよね…
なので、今回は集会所のBGMの名前にしました。
御了承ください。
「はぁ…移動の日になっちゃったかぁ… 何なのよ彼… 全然隙なんて見当たらないじゃない!」
彼自身のアドバイス通り、いろいろ試してみた。
彼のトマトジュースにこっそりお酒を混ぜてわざと酔わせ、マイハウスでぐっすりしている隙をレイリスに襲わせる…!
そんな狙いを持って試してみたけど… 彼のマイハウスの戸締まりはしっかりしていた…。
ぐぬぬ…強敵じゃない…!
他にいろんな作戦もあったけど、いかんせん時間がなかった。
そんなこんなで、拠点移動の日になってしまったわ…
「いい?レイリス。 もうこうなったらポッケ村にいるあの子が彼と会うのは避けられない。何としても誰よりも先に、彼のことを勝ち取るのよ!」
「えぇ…。もう無理だよぉ〜…。 ポッケ村にいるあの子は私よりずっとお淑やかで優しいし…、もう、私は一生孤独にモンスターを狩り続ける運命なのさ…。」
「このバカタレぇ!そんなこたぁ関係ないわよ!もう、彼の食べ物や飲み物にしこたま強いお酒をしこんで彼をベロッベロに酔わせて、貴女もなにかそうゆうお薬を飲んで彼に迫ればきっと勢いで結ばれるわ!もう、そうゆう方向で行きなさい!」
「なんだか彼に悪いなぁ…。でも私だって諦めたくないな…!
よし、私だって英雄と呼ばれたハンターなんだ!それくらいの困難乗り越えてみせる!」
…うん。貴女、最近いい表情するようになったわよ。
これもやっぱり彼のおかげなのかしらね… 親友を救ってくれた彼には感謝だわ。
そんなことを思いながら、私は飛行船に乗っていく親友を眺めていた。
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ひ、飛行船ってこんなに速いのね…
レイリスさんは飛行船に慣れてるのか、上昇していくときもベッキーさんに手を振っていたけど、俺は外縁から離れた柱にずっとへっぴり腰で掴まっていた。
そんな俺をみてレイリスさんは大爆笑。
こ、怖いわけじゃないんだからねっ
俺はムキになって外縁の方へ向かい、そこでガッツポーズ。
「俺だってこれくらいのことなら全然へいk…」
飛行船が大きく揺れた。
「ヤメテーーッ!死ぬーーーーッ!死んじゃううううぅぅぅ!!」
もう、なんか悲惨だった。 俺の尊厳なんかあったもんじゃない。
レイリスさんと俺のオトモ達は腹を抱えて笑い転げていた。
泣いていいですか…?
そんな俺も、時間が経てば飛行船の揺れにも慣れて空の旅を楽しめるようになった。
うん、なかなかいい景色じゃないか。この景色でさっきの出来事は忘れよう。
そうして、軽く食事をとったり船員さんの人と腕相撲をしたりして過ごした。
船員さんは強かった。あれならブラキディオスと拳で渡り合うのだって夢じゃない。
俺が弱いわけじゃないからね?
少しずつ空気が冷えはじめた。
「うん、この空気が感じられるようになったらあと少しだね〜。」
やっぱりあと少しか。胸がどんどん高鳴る。
そしてそれから数十分後、
俺たちは新拠点に到着した。
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「皆さん乗船お疲れ様でしたニャ。ポッケ村に無事到着ですニャ。」
飛行船を降りると、そこには雪に彩られた綺麗な村が広がっていた。
綺麗だなぁ…
やっぱり雪景色は心が洗われる…
ちなみに、俺の故郷も雪景色が綺麗な場所でした。
懐かしさでなんだか涙が出て来そうだ。
「よし!じゃあさっそくハンターズギルドへ向かおうか!」
そうだ、感傷に浸るのもいいけど俺は今ハンターなんだ。
ここでも頑張っていかないとな。
そんなことを思って、俺はハンターズギルドへ足を運んだ。
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「あら!レイリスさんじゃない!ポッケ村に来るなんてひさしぶりね!
にしても、どうして急にポッケ村なんかに?」
「ひさしぶりです。シャーリーさん。
いやぁ…最近私とパーティを組んでくれている人がポッケ村に行きたい!ということで今回は付き添いで来ることになってですね…
いや、別に彼についていきたいなんてことはないんですk…
「はは〜ん。なるほどねぇ。
確かに彼、なかなか魅力的じゃない。あの子がいる村に彼1人だけ送り込むとなると確かに心配になっちゃうわね。」
シャーリーさんが彼を見ながら私をからかうように言う。
彼はこっちの気なんかおかまいなしにネコちゃん達と暖炉の前で幸せそうな顔をしてる…
こっちの身にもなってほしいよ…
「そうそう、あの子は今クエストに出ていてね。 貴女たちが来る時間を考えて出発していたからそろそろ戻ってくると思うわよ?
あの子も久しぶりに貴女に会えると聞いて喜んでたから、今日はクエストにもいかないでゆっくりしていってほしいんだけど…。」
なるほど、どうも姿を見かけないと思ったらそういうことだったのか。
そんじゃあ今日はお言葉に甘えてゆっくりさせてもらおうかな。
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「今日はどうやら私の知り合いがおもてなしをしてくれるみたい。
だから、クエストに行けるのは明日以降になるかな?」
レイリスさんがやってきて俺にそう告げた。
明日以降かぁ。 まぁ、ポッケ村の観光もいいかもね。
あのどデカイマカライト鉱石や、農場の洞窟の奥にある巨剣も見てみたい。
それに、あんまり知られてないけどポッケ村にだって温泉があるんだ。
雪景色の中での温泉。これは期待しちゃうね。
「うーん、それじゃあ今日はどうすっかなぁ…」
雪原の上を走り回って遊んでいるオトモ達を見ながら考える。
「おっ、そうだ、あれでも作ってみよう。おーいおまえらー。」
やっぱりこれだけの雪があるならあれを作ろうか。
「雪だるま作るぞ。」
俺が雪だるまを作ると言ったらネコ達は大喜び。
決して妥協はしないニャ!なんていいながら、ものすごい勢いで雪だるまを作りはじめた。
おぉ、すごい。みるみるうちに雪玉が大きくなっていく…
え?ちょっとデカすぎません?雪玉1つで軽く俺の身長は超えてるような…
こんなのどうやって上に乗せるのさ…
そんなこんなでネコ達はすごい勢いで雪玉を大きくしていき、気がつけば俺の前には2メートルを超えそうな雪玉が2つ並んでいた。
お前ら…こんなのどうするのさ?
村人のみなさんも集まってきちゃったじゃないか。
「ここに設置して飛ばせばいい感じに削れるニャ… 細かい細工はあとからできるからとりあえずいいとして、雪玉の距離はもうちょい遠いほうがいいニャ…。ともかくこれで成功率98%ニャ…。」
ネギトロがなんだか考えてるな… 何をしようとしてるんだ。
そんなことを考えてるとオトモ達が突然動き出した。
「よしっ!イクラッ!マダイッ!マグロッ!突撃ニャ!」
ネコ達が3匹同時にネコまっしぐらの術を発動し、雪玉の1つを吹っ飛ばした。ボマー、ファイト、ビーストの3匹だもんな。まぁあれくらいできるのか。
…で、それからどうするんだ?
「残りでネコ式トランポリン発動!打ち上げるニャァァァッ!」
残りのオトモ達が雪玉が吹っ飛んだ方向へ駆け込み、ネコ式トランポリンを発動。
跳ね上がった雪玉はネコまっしぐらの術で少し削れたところを接地面にして、見事にもう1つの雪玉の上に乗った。
「大成功ニャ!皆さん応援ありがとうニャ!」
村人から歓声があがった。
マジかよ…お前らそんなことも出来るのか…。
ネコ達が最後の仕上げとして、ネコ耳、ヒゲなんかを雪だるまにつけているのをのんびり眺めていると、
レイリスさんがハンターらしき女性と一緒にやってきた。
「うわっ、デカっ!何アレ!?ネコちゃんたちあんなことも出来るの!?」
ウチのオトモは優秀みたいですね…なんかズレてるような気もするけど…
そして…そちらの方はもしかしてアレですか?
「うん!そうだよ!わたしの元パーティメンバーの1人、クルルナっていうんだ!」
「初めまして。クルルナと申します。レイリスから噂は聞いていますよ?なんでもすごいハンターらしいじゃないですか?
これからよろしくお願いしますね?」
「いえいえ、こちらこそ。これからよろしくお願いします。」
俺が初めて会ったレイリスさんの元パーティメンバーは、ネルスキュラ素材と思わしき弓を担いだ、吸い込まれるような黒髪の小柄な女性だった。
ビーストオトモのマダイが初登場です。
こんな登場のさせ方でゴメンネ…。
あと、ポッケ村でのベッキーさんポジションはシャーリーさんです。
本当ならクロスシリーズでポッケ村のクエスト受付をしている子にしたかったけど名前が探せませんでした…。
ほい、というわけで元パーティメンバー1人目の登場です。
これでレイリスさんが彼を独り占めできる展開はなくなった…?
ともかく、これからの展開にご期待ください。
感想、アドバイス等お待ちしております。