モンハン世界で狩猟ツアー【完結】   作:糸遊

19 / 59
今回のサブタイトル名は有名ですね。

2nd、2ndG にもクエスト名で登場して、ダブルクロスでもイベントクエストで同名のクエストが配信されてました。

それでは本編どうぞ。




第17話 絶対強者

目が覚めたら、目の前にロープを持った2人の女性がいました…。

誰かこの状況を俺に説明してくれ…。

 

 

「えー…っと、

ふ、2人とも俺の部屋で一体何を…? そんな物まで持って一体どうしたんですか…?」

 

とりあえず2人に尋ねてみる。

 

 

「あっ、あ〜…、う…、え、えっとね〜…、

コ、コレニハフカイジジョウガアリマシテ〜…。」

 

 

なんでレイリスは片言なんだ…、俺に聞かれるとマズイことでもあるのか…?

 

 

「まさかとは思いますけど…。 2人ともそのロープを使って俺に何かしようとしてたんじya

「トマトさん!私達が来る前に何か違和感とか不自然なことはありませんでしたか!?」

 

 

おおぅ、クルルナはどうしたんだ。やったら食い気味に質問を投げかけて来たぞ…?

で、違和感とな?

起きるまでは天使さんと話をしてたから変わったことなんて何も…

 

…ん? なんだか2人の後ろの方にある本棚がちょっと荒れているような…。

 

 

「言われて気づいたんですけど…、なんか本棚が荒れてますね…。」

 

 

「ああ…、なんてこと…! いいですかトマトさん?

私は先程、今日はどんなクエストが依頼されているかを確認するために集会所で過ごしていたんです…。

するとそこへレイリスが訝しげにやってきました…。

様子がおかしいので、何かあったのかと聞くと…

『迷子君の家の前でなんだか怪しいヤツがウロウロしてた。』

なんて言うではありませんか!

レイリスと私は、この後どうするべきか相談を始めました…。」

 

 

「えっ…?私達そんなこと全然やってな…

「相談を始めたのです。いいですね?

そして、泥棒かもしれないという結論に達しました。トマトさんは凄腕のハンターですから家にだって沢山の高価な素材を蓄えているはず…。 そう考えてトマトさんの家を狙ったのでしょう…!」

 

 

おいおい…マジかよ…。

泥棒だって? 俺の装備に何かしやがったらタダじゃおかねぇぞ?

 

 

「そして…二人でトマトさんの家を訪れたところ…、家の鍵は綺麗に開けられていました。戸締りのしっかりしているトマトさんがこの日に限って鍵をかけ忘れるなどまずありえません。

これは大変なことになった…!

そう思い、私達は止むを得ずトマトさんの家に入らせてもらった次第です…。そしてさっきの状況になったと、そういうわけですね。」

 

 

鍵を開けられる泥棒なんてこの世界にいるのかよ…。

 

 

「ともかく、家の中が無事か捜索しましょう!」

 

 

俺たちは捜索を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

………うん、結論から言うと何も盗まれてなかった。

 

というか本棚が荒れてただけだった。 泥棒は一体何が目的なんだよ…。

 

鍵をピッキングかなんかで開けて、本棚を荒らして帰っていく…。

訳がわからない。

 

 

「何も盗まれてませんでしたか…。それは良かったです。

それでは、私とレイリスは先に集会所で待ってますね。」

 

 

う〜ん、釈然としないなぁ…。

 

まぁ、何も盗まれてないならいいか…。

 

 

 

 

俺は何とも言えない気持ちのまま、集会所へ向かう準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ついさっき、ティガレックスの狩猟依頼が届いたわ。

周辺環境への影響が心配だから早速クエストに向かってもらいたいんだけど…いいわよね?」

 

シャーリーさんにどんなクエストがあるか届いているか聞いてみると、ティガレックスの狩猟依頼が届いているらしい。

 

「もちろんいいですよ。2人も大丈夫だよ……な……?」

 

問題はないだろうと思いながら2人の方へ振り返ると…

 

 

「ったく…なんであそこで起きるのさ…。まるで夢の中で誰かに起こされたみたいなタイミングじゃないか…。」

 

「本当に謎ですね…、なにか超常の存在が私達の進む道を邪魔しているとしか…。」

 

 

周辺に『不機嫌です。』オーラを撒き散らしながら何かブツブツ言っている2人の姿があった。

 

正直話しかけるのが怖いくらいだ…。 あぁ…ほら、集会所にいる新米のハンターさんなんか泣きそうになっちゃってるじゃないか…。

 

 

 

「な、なぁ…2人とも…。ティガレックスの狩猟依頼が来てるみたいだから今から受けようかと思うんだけど…いいですよね?」

 

 

「チッ…。 まぁ今はクエストかぁ…、困ってる人もいる訳だしね…。」

 

「そうですね…。切り替えていくことにしましょう…。

 

………なんでうまくいかないのかしら?……クソッ。」

 

 

 

ちょ、ちょっと…。舌うちとかが聞こえたぞ…?

 

綺麗な女性がそんなことしちゃいけないでしょ…。

 

 

 

「「綺麗な女性………ハァ………。」」

 

 

2人は溜息を漏らした。 えっ?俺が悪いの…?

 

 

 

「あっそうそう、迷子君!今回の狩猟に行くときは、閃光玉を調合分含めて持ってきてほしいな!ちょっとスカッとしたいから。」

 

「そうですね!私からもお願いします!」

 

 

2人から笑顔でそう頼まれた。やべぇ…笑顔がなんだか怖いよ…。泣きそうだ…。

 

俺はビクビクしながらクエストの準備を始めた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ティガレックス狩猟のために雪山に来たわけだけど…

 

 

「旦那さん…なんだかお二人さんが怖いニャ…。 まるで獲物を探してるけど見つからずにイライラしてるイビルジョーみたいだニャ…。」

 

今回連れてきているカリスマオトモのウニがそんなことを抜かしやがった。

マ、マズイですよ…。

そんなことを今の2人に聞かれたら、俺たちは今回生きて帰れるかわからない。

 

「バカッ…!お前、今のをあの2人に聞かれてみろ?俺たち生きて帰れない…

「ん〜?なんか言ったかな〜…?」

 

 

 

「「何も言ってません(ニャ)!」」

 

 

 

あっぶねぇ…。

 

 

俺たちは2人の後ろでビクビクしながら、雪山を登っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、雪山の頂上に着いた訳だけど……いた。

 

 

 

 

轟竜………ティガレックス…!

 

 

 

 

 

飛行に適さない前脚を持ち、原始的な骨格を色濃く残したままに進化したと言われているその竜は、雪山の頂上で仕留めたと思われるポポの体を貪っていた。

 

 

なかなかの強敵だけど…、このパーティならきっと大丈夫。

 

俺は背中に背負っている操虫棍を強く握った。

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、狩猟開始d

「迷子君!今回はティガレックスを閃光漬けにして倒そうと思うんだ!もちろん、協力してくれるよね?」

 

「そうですね。私もそのつもりで先程トマトさんに閃光玉の準備を頼んだので!それじゃあよろしくお願いしますね!」

 

 

 

 

 

えぇ…、マジかよ…。

 

 

 

 

 

 

な〜んか納得できないけど、今回の俺の役割はひたすらに閃光玉を投げ続けることらしい。

 

まぁ2人に頼まれたならしょうがないな…。頑張りますか。

 

そんなことを考えながら、俺はティガレックスのいる場所へ駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フフフ…。キミは運が悪かっただけなんだ…。彼が私達の狙いを悉くすり抜けていくような行動ばかりするから…。

だから、キミは私達の憂さ晴らしの標的になっちゃった…。 ただ、それだけのことなんだよ…?」

 

 

「アナタにはご愁傷様…と、それ以外にかける言葉が見つかりませんね…。悪いのは私達じゃないんですよ?み〜んな、彼のせいなんです。だから今回は運が悪かったと諦めて…、黙って蜂の巣になってくださいね?」

 

 

 

た、助けてくれ…。

なんだか2人がヤバイ顔をしてティガレックスに弾や弓を撃ち続けている…。

 

 

レイリスは混沌マガラヘビィのブレイヴスタイルで、各種物理弾をボルテージショットで雨のように撃ち続け、

 

クルルナはこれまたアトラル・カ弓のブレイヴスタイルで、連射矢をティガレックスの頭部にかわいそうなくらい撃ち込み続ける。

 

 

こんなのティガレックスにあんまりだし、怯むから大丈夫でしょ…とか思って閃光玉を投げるのを止めようとすると

「迷子君?何してるのかな?しっかり投げ続けてね?」

と、レイリスがどこか闇を感じずにはいられない笑顔で声をかけてきた。

 

もうね、チビるかと思った。てかちょっとチビッちゃったかもしれない。

 

オトモのウニは鬼人笛を吹きおわったら、体力あるくせに地面に潜りやがった。 俺を1人にしないでくれ…。

 

とまぁ、そんな感じで蜂の巣にされ続けたティガレックスが長く保つわけがない…。

 

 

閃光玉の調合分に余裕を持たせながらにして、ティガレックスは力尽きた…。

 

ふぅ、終わったか…。 って、えぇ……?

 

2人はティガレックスが力尽きたのに気付いていないのか、倒れたティガレックスにむかって未だに攻撃を加えていた……。

なんだか2人とも変な笑い方をしていた気がする。

 

 

 

助けてくれ……。

 

 

 

 

 

 

 

しっかり剥ぎ取りをさせてもらって、クエストは無事…?に終了した。

 

疲れたぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「カンパ〜イ!」」

 

「か、乾杯!」

 

「う、うニャ!」

 

 

まぁクエストは無事に終了したことだし、いつも通りパッといくことにした。

 

 

「いや〜!なんだか恥ずかしい姿を見せちゃったかもしれないね!

まぁ気にしないでね!次からはいつも通りのスタイルにするよ!」

 

「私もなんだか気分が高揚してあんな姿を…、みっともないですね…。以後気をつけます。」

 

 

うん…そうしてくれると俺もありがたいです…。

 

 

「まぁ…たまにならいいんじゃないかな?うまくいかないことがあるなら俺だって相談にのるしさ、同じパーティの一員なんだからそれくらい協力させてくれよ?」

 

 

 

「「アハハ………ハァ……。」」

 

 

女性2人は頭を抱えた。

 

えぇ…? 俺なんか変なこといった?

 

 

 

なんだか納得いかないことも多いけど…考えても始まらないときだってある。

 

 

俺はグラスのトマトジュースを一気に飲み干した。

 

 

 

 

 

 

余談だけど、マイハウスの鍵は内側と外側から二重にかけることにしました。

 

 

 

 

 

 




最近、クルルナさんを書いてると笑っちゃいます。

おかしいなぁ…もっとおしとやかになるはずだったのに…。


そしてティガレックスくん…、酷い目に合わせてごめんね…。

ティガレックスは好きなモンスターなので、いつかもっとしっかりした場面で登場させてあげたいです。

混沌マガラヘビィはあんまり聞いたことのない人がいるかもしれませんが、狩技『狂竜身』との相性が抜群でなかなかの破壊力があるヘビィボウガンです。 自分は使ってました。


感想、質問など気軽に送ってください。お待ちしております。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。