なので、この調合方法がすんなり出てくる人って案外少ないんじゃないんでしょうか?
それでは本編どうぞ。
「今日来てるクエストね…。
あっ、そういえば雪山でモンスター同士の縄張り争いが起こっているらしいわ。そのせいで観測隊の雪山環境調査が滞ってるとか…。
今、受けれるクエストはそのモンスター達の狩猟となるけど…どうする?」
今日はどんなクエストが出ているか、いつもの3人で確認しに行ったところ、どうやらモンスター達の縄張り争いが起こってるらしい。
ドスギアノスとドスファンゴの2頭で争ってるだとか。 たしかそんなクエストがゲームにもあったよな…。
「じゃあそのクエストに行くことにするよ! 2人も大丈夫だよね?」
レイリスが元気にそんなことを言う。
「あぁ、パパッとやってこよう。」
「そこまで強敵というわけでもありませんですしね。頑張りましょう!」
俺はもちろん、クルルナも乗り気のようだ。
そんじゃあ今日戦うモンスターは決まりだ。
ドスギアノスとドスファンゴの狩猟、いってみよー。
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さてさて、雪山に到着したわけだけど…ふむふむ。
今回のパーティ構成は
レイリスがブレイヴ大剣
俺がギルド操虫棍
オトモにはガードトレンドのヒラメ
クルルナが…ブレイヴ狩猟笛ですと?
ブレイヴ狩猟笛使えるのか…、すごいな。
元の世界でも狩猟笛は多少使った時はあるけど…ブレイヴ狩猟笛はあまりに難しくて使えなかったなぁ…。
音色が攻撃の種類によって決まっている狩猟笛にとって、「イナシ」で納刀してしまうのはかなりのデメリットに感じる。
それまでに旋律を整えていたとしてもイナシで納刀すると次は抜刀攻撃につながってしまうんだ。
そうなると旋律は1から揃え直し。
俺には旋律効果の維持が難しくてブレイヴ狩猟笛は使いこなせなかった。だからギルド狩猟笛を使ってたなぁ…。
もちろん、使いこなせれば相当楽しいんだろうなぁ…、主力の後方攻撃を連続で放てる変態コンボや強演奏攻撃なんかはとっても楽しそう…。
よし、この世界でも狩りの腕は磨けるんだ。
ブレイヴ狩猟笛はいつか使いこなせるようになろう。
俺は心の中で密かにそんな決断をした。
そしてドスギアノスが狩猟対象というわけで、その対策にとあるアイテムを持っていくわけだけど…、
「なぁ、2人とも…。 消散剤ってどう使うんだっけか…。」
『消散剤』
体表に付着した物を弾き飛ばし、様々な状態異常を回復するアイテムだ。
これ、ゲームだと飲むモーションだったけど…、飲んで雪や糸が弾け飛ぶとは思えない。
「え……、なんでそんなこと聞くのさ…?
流石に言わなくてもわかるでしょ。ほら、パッとやるじゃん。」
うぐぐ……、これはどう言い訳をすればいいのか。
「い、いや〜…、ここ最近そうゆうピンチに陥ってなくてつい使い方を忘れちゃったんだよ…、 ハハハ…。」
そう、苦し紛れの言い訳をしました。
「うわっ…、嫌味だわぁ…。 それじゃあ、この間のベリオロス狩猟だって実はヤバかったんじゃんか…。 ちくしょー、なんで私はあの時、消散剤を忘れたかなぁ…。」
自分でもひどい嫌味だと思う…。
でもごめんね…、俺のへっぽこな頭だとそれくらいの言い訳しか思いつかないんです…。
「まぁまぁそう気を悪くしないでくださいよ、レイリスったら。
誰でもそうゆう時はありますって。
で…、消散剤の使い方でしたっけ?」
あっ、女神クルルナが舞い降りた。優しいなぁ…。
「消散剤ははじけイワシの弾ける力を利用したアイテムです。
凍りつき始めたり粘着質の物が纏わり付いた場所に消散剤をかけてから、そこを手で払って衝撃を与えると弾ける力が作用して、雪なんかは簡単に弾け飛びます。
ハンターになるなら誰でも知っていなきゃいけないことですよ?
フフッ、これでトマトさんに貸し1つですね…!」
なるほど、そういう使い方だったか。
確かに飲み物を飲んで雪が弾け飛ぶのはおかしいしなぁ…。
いいことを聞けた。
……なんだかクルルナは最後の方、不気味に笑ってたけど気にしないことにしよう。
「ありがとう。助かったよ。」
「きっとネコちゃん達でもそれくらいは知ってるよ…。あまりに常識的なことだと恥ずかしいよ…?」
スミマセン…、以後精進します…。
俺はちょっと恥ずかしい気持ちになりながら
雪山の上へと向かった。
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さて、今回はいつもの氷の洞窟を通るルートではなく、エリア2の崖から山頂を目指すルートで来てみた。
エリア7に到達すると………いた。
ドスギアノス………、ソイツは周りに何匹かギアノスを引き連れて雪原を走っていた。
「うーん、ここはネコちゃんに超音波笛を吹いてもらって取り巻きの数を少なくしてもらいたいかな。」
「任せるニャ、それではいくニャ。」
ヒラメは超音波笛を吹き始めた。
一際高い音が響いた直後、ドスギアノスの周りにいた取り巻きはすべてどこかへ去って行った。
……なんだか取り残されたドスギアノスが可哀想だな。 まぁ後でまた呼び出すんだろうけどさ。
クルルナが味方に旋律効果をかける。
燼滅刃の狩猟笛なので、攻撃UPとのけぞり無効の効果が俺たちにかかった。
いい笛ですよね、燼滅刃の笛って。
よし、準備は万端。
さあ、狩猟開始だ。
レイリスがいつものように切り込み、戦闘が始まった。
ドスギアノスは手下を呼んだようで、すぐに何匹かのギアノスが向こうの増援に加わった。
「ヒラメ!対処任せた!」
「了解ニャ!」
うん、相手がそこまで強敵じゃないのも相まってなかなかいい感じに進めることができているかな?
ドスギアノスは広い範囲への攻撃は少ないし、大ダメージの攻撃もない。
強いて言うなら、雪だるま状態になってしまう氷液くらいだけどそれだってまずあたるもんじゃないしね。
ドスギアノスはエキスを3色集めることが出来ないモンスターだけど、それもクルルナの旋律効果でカバーしてくれている。
このままだとそう時間はかからないんじゃないかな?
「ドスファンゴが現れたニャ!みんな気をつけるニャ!」
「ネコちゃんは挑発をしてドスファンゴを引きつけて!こやし玉もヨロシク!」
「了解ニャ!」
うん、ドスファンゴが現れたけど、ヒラメが対処してくれるみたい。これなら問題はないかな?
そしてそんなことを考えていたら、クルルナの叩きつけ攻撃がドスギアノスにヒットし、ドスギアノスがスタン。
これは…チャンス!
クルルナは後方攻撃を連打し、レイリスは抜刀攻撃を連続して放つ。
そして…、俺は溜まっていた狩技ゲージを解放する。
操虫棍の先端に俺のもう1匹の相棒とも言える、バランス広域虫のエルドラーンを引き寄せる。
行ってこい、エルドラーン…!
3色エキスを奪ってきてくれ…!
俺は狩技『エキスハンター』を発動した。
「エルドラーン!キミに決めt…………ぼへぁっ」
なんかデカい猪が俺を吹っ飛ばして、エリア6へと走り去っていった……。
レイリスはそんな俺を見て笑い転げていた…。
まだ戦闘中でしょうが…。
クルルナは真面目にドスギアノスと戦って……
いや、笑うのを我慢してるせいか攻撃が全然ドスギアノスに当たってないじゃないですか…。
「だ、旦那さん…あれは偶然が生んだ悲劇なのニャ…。 こやし玉の効果がしっかり発動したと思ったらあの猪が何故か旦那さんの方へ走り出したのニャ…。」
あ、あの猪野郎………!
俺のエキスハンター発動を邪魔しやがって……!
「ヒラメ………、さっさとドスギアノスを倒してあのクソ猪倒しに行くぞ……!」
「りょ、了解ニャ!」
「ヒーッ、ヒーッ………、笑いすぎて死ぬかと思った……。
そ、そうだね。早いところ、あのドスファンゴも倒しちゃおう!……フフッ。」
「そ、そうですね。ドスギアノスもあと少しでしょうし、…フフフッ。」
あぁ…泣きそうだ。
その後、ドスギアノスを速攻で沈めた俺たちはドスファンゴの狩猟へと向かった。
クルルナは旋律効果をかけようとしたら笑いがこみ上げてきたのか、旋律間違えてるし…、もうイヤだ…。
俺は泣きそうな気持ちのまま、ドスファンゴの狩猟へと向かった。
「さっきのお返しじゃ、コラァァァァアアッ!!」
その後の雪山には、なにか酷い恨みでもあるのか、大声をあげながらエキスハンターでドスファンゴを仕留めた、1人の操虫棍使いがいたそうですよ?
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「カンパーイ!」
「乾杯!」
「乾杯…。」
「うニャ!」
集会所の一角で、グラス同士がぶつかり合う小気味良い音が響いた。
「いやー、迷子君はホンット面白いねぇ!
厳選キノコのときも良かったけど、今回はもう最高だよ!」
「私もあんなに笑ったのは久しぶりです!あんなことって本当に起きるんですね!」
やめてくれ…、2人は面白かったかもしれないけど俺は悲しい気持ちでいっぱいなんだ…。
でも2人はその後も俺を酒の肴にして楽しんでいた…。
なんか俺っていっつもこんな立場だなぁ…。
あぁもう、こうなったらヤケだ。
「トマトジュース5杯ほどくださ〜い!」
自棄酒ならぬ、自棄トマトといこうじゃないか。
まだ手元に残っていたトマトジュースを飲み干しながら、そんな決断をした夜でした。
主人公がクルルナさんに貸し1つですか…。これは何か起こりそう…。
ブレイヴ狩猟笛は使えるようになってみたいです。
見ててすごいカッコいいですね。
突進一族に狩技を邪魔されたことは数え切れないほどありますね。
皆さんも一度は経験があるんじゃないでしょうか?
あと数回でポッケ村編も終わりかな…。
感想、評価など気軽に下さい。お待ちしております。