ほい、今回からユクモ村編に突入です。
エイプリルフール短編とかは考えてませんでした。
もし、とってつけの話が思いついて間に合う様だったら投稿します。
それでは本編どうぞ。
や、やってしまいましたぞ…。
彼とアレな関係になった次の朝、私はかなり早くに目が覚めてしまった。
彼とクルルナはまだ眠ってるみたい…。
昨日の夜、ポッケ村から移動したいという彼の言葉を聞いて私とクルルナは本気で作戦を決行することにした。
結果、作戦は大成功。
私達で手料理を作り、怪しまれないようだったらクルルナが強烈に強いワインなんかのお酒を使った料理を彼に食べさせてあげて、彼が眠ったところを私達が…………、
そんな作戦だったけどうまくいった。
身動きのできない彼に迫るのはなんだか楽しくて、ちょっとだけ昂ぶっちゃったかな…?
い、今は関係ないことを考えるな私…。
ふと、隣で眠る彼を見る。
強引に迫っちゃったけど…、彼の気持ちはどうなんだろうか…。
この選択を選んだことで、お互いにいつか後悔してしまう日が来るんじゃないだろうか…。
そんなことを考えていたら、彼の右手が開いたままなのが目に入った。
恐る恐る手を握ってみた…。
なんだか胸があったかくなるなぁ…。こんな気持ちになるのは私は初めてだ…。
すると、彼の手が私の手を握り返してくれた。
あっ、嬉しい。 ………ん?
あっ、彼も起きたみたい。
私は思わず、寝たふりをすることにした。
彼は私達を見てから何か呟いた。
「ハァ……、これからどうなるもんかね……。
………頑張るしかないよな。よしっ、ファイトだ俺。
2人の足を引っ張っちゃうかもしれないけど…、2人もこれからよろしくな。」
…………嬉しかった。
ううん、私だっておんなじくらい不安だから大丈夫だよ。
だから……みんなで一緒に頑張ろうね?
そんなことを思いつつ、私は彼とつながっている手を強く握った。
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「クルルナがこの村を離れるのは久しぶりね〜…。 ちょっと寂しくなるけど、まぁ私は大丈夫!3人で頑張っていってね!」
「ありがとう、シャーリー。またいずれはポッケ村に戻ってくるから大丈夫ですよ?それまで少しだけのお別れです。」
ユクモ村に出発する日、俺達はお世話になった村の皆への挨拶を済ませて飛行船乗り場に集まっていた。
ポッケ村はなかなか楽しかったなぁ…。
少しだけゲーム感覚が残っていた俺の認識を改めさせてくれたし、初めて力尽きたりもした。
ゲームだとよくわからなかったアイテムの使い方もわかったし、昨日の夜は………ゲフンゲフン。
ともかくいい経験をたくさん積めたなぁ。
また、他の拠点でもいろんな体験をして一回り大きくなってからここに戻ってこれたら…。
そんなことを思い浮かべる。
「迷子君!何ボーっとしてるのさ!出発するよ!」
おっと、時間か。
俺は急いで飛行船に乗りこんだ。
「それじゃあ3人とも!しばらくお別れね!
ユクモ村にいる私の後輩にも3人のことは伝えてるから、向こうで困ることはないはずよ!
ハンター生活しっかり頑張ってね〜!」
上昇を始めた飛行船に乗っている俺達にシャーリーさんが励ましの言葉を送ってくれた。
俺も飛行船の縁によって手を振り返す。
ふっふっふ。もう飛行船は怖くないぞ。
よし、それじゃあユクモ村に向けて出発だ。
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飛行船での空の旅も前回でだいぶ慣れたなぁ…。
うん、だんだん風景の雪が少なくなっていく。
こうしてみると空からの景色って絶景だよね。
飛行船の中を散歩してみたら案外この前の屋台みたいなのがあることに気づいた。
サイコロミートを焼いたのが売ってたので買って食べました。美味しかった。
その後も風景を眺めたり船員の人と腕相撲をしたりして過ごした。
この間、飛行船に乗った時に腕相撲で負けた船員さんもいたのでリベンジしてみた。
はい、負けました。なんなんだ…、前より強くなってないか?
そんなこんなであっという間に夕日が見えてくるような時間に。
お昼頃にポッケ村を出たから、まぁかかる時間はこんなもんですかね?
綺麗な夕日を眺めていると、なんだか硫黄の匂いがしてきたような気がする。
「あら、この匂いがしてきたってことはもうすぐで到着ですね。」
お〜、もうすぐ到着か。
楽しみすぎて飛行船の上ではずっとソワソワしてたよ。
さて、ユクモ村ではどんな人々やモンスターが待ってるんですかね?
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「皆さん乗船お疲れ様でしたニャ。ユクモ村に無事到着ですニャ。」
飛行船案内アイルーの知らせを聞いて、俺達は飛行船を降りた。
そこにはどことなく『和』のテイストを感じさせる、あちこちで湯けむりが上がっているのが見える、賑やかな村が広がっていた。
「う〜ん、やっぱりユクモ村はいつ訪れても綺麗だね〜。この雰囲気はここでしか味わえないよ!」
あぁ…なんだか懐かしい。
どことなく元の世界を思い出すからだろうか?
こういう和風なのを見ると少しだけ元の世界を連想しちゃうなぁ…。
「それじゃあトマトさん、私達はハンターズギルドに顔を出してきますが…。
トマトさんはユクモ村を回ってても構いませんよ? どうやら訪れるのは初めての様ですし…。
後で集会浴場前で待っていてくれれば問題ありませんよ?」
おっ、それじゃあお言葉に甘えていいですかね?
「じゃあちょっと村を回ることにするよ。オトモ達もワクワクしてるみたいだしね。」
俺とオトモ達はユクモ村へ駆り出すことにした。
「さて…、回ることにしたけど何かいいところはないもんかね?
おっ、ユクモ温泉たまごウマッ…。」
さっき見かけた屋台で売っていたユクモ温泉たまごを食べながら、俺はユクモ村をブラブラ歩いていた。
オトモ達はなんか食べ物探しに何処かへすっ飛んで行ったし俺は今1人。
また迷子になったりしたらここでも迷子のハンターとか呼ばれてしまう。
………迷子もトマトも勘弁だな。
そんなしょうもない事を考えながら歩いていたところ、ハンターらしき人達が集まっているのが見えた。
「ん?なんだありゃ…?」
気になったので、そこにいたハンターの1人に尋ねてみた。
「あの…、スミマセン。今ここでなんかやってるんですかね?」
「ん?どうした兄ちゃん…っておいおい、随分立派な装備じゃねえか。その若さでやるねぇ!
いや何、ここはただの腕相撲ができる場所さ。
何でこんなに人が集まってるかって言うと…。
まぁ、見りゃわかるさ。」
そう言われて人混みの中を覗いてみると…、
「だありゃぁぁああ!
へへーん!またアタシの勝ちだな!これでアタシの10連勝だ!
うーん…、この辺りにはもっと腕っぷしの強いヤツはいないのかなぁ?」
小柄な少女が男性ハンターを腕相撲でコテンパンにしている光景が広がっていた。
う〜ん…、これは面倒なことに巻き込まれないうちに退散するのが1番だな…。
そう考え、俺はその場を後にしようとした……。
したんだけど……。
「おっ?なんかそこのヤツ強そうだな!ちょっと待ってくれよ!アタシと腕相撲で勝負しようぜ!」
あぁ…、捕まった…。
う〜ん、これはまた面倒なことになりそうだ…。
ほい、今回は短めでしたね。
まぁ拠点移動は書くことがあんまりなくて…、スミマセン。
次回以降、本格的にユクモ村でのハンターライフが始まるのでお楽しみに。
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