読者の皆様に感謝です。
それでは本編どうぞ。
「それじゃあ迷子君は留守番よろしくね!
久しぶりに私達でクエストに行ってくるから!」
「あいよ〜。頑張ってきてな〜。」
久々に元のパーティメンバーでクエストに出発したいというレイリスの提案で、俺以外の4人が孤島へと向かうことになった。
孤島か…。モガの村のすぐ隣にあるフィールドだ。
アイシャさんがいるなら会ってみたいなぁ…。サインとか貰いたい。
というわけで俺はユクモ村に1人で残ることになりました。
1人だと狩猟クエストに行く気も起きないなぁ…。
あっ、でも渓流をゆっくり見て回りたいから採集クエストとかならいいかもね。
よし、今回は採集クエストにしよう。
「渓流って何があるのかねぇ…。なんか美味しそうなもの多そうだけどな…。
あっ…、考えただけでヨダレが…。」
「旦那さん、流石に汚いニャ。
そんなことしてると読者さんが離れていってしまうニャ。」
メタ発言は控えなさいって…。
そんなしょうもない会話をしながら俺とネコ達は集会浴場へと向かった。
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「あーっ!貴方が噂のハンターさんですか!
何でも言葉巧みに『英雄』のお2人を家へと誘い込み、そのまま…!
キャーッ!なんてこと!『英雄色を好む』とは言いますけど、まさにこれのことですね!」
やったら高いテンションで言葉をまくし立てる受付嬢さんが集会浴場にいました。
………もしかしてこの人、俺の噂を盛って話したりしてないよな?
「あっ!挨拶が遅れました!
私、このユクモ村で受付嬢をしている『コノハ』と申します!
敏腕受付嬢目指してビシバシ頑張っているのでよろしくお願いしますね!」
あっ、そうだそうだ。
この人の名前はコノハさんだ。
受付嬢人気投票ではなかなかの順位に食い込んでいたような…。
実際会ってみるとキャラ濃いですね…。
「うん、よろしくお願いします。
それで…、今日は渓流で何か軽めの採集クエストにでも行こうかな…なんて思って来たんだけど丁度いいクエストはありますかね?」
「ふむふむ…渓流での採集クエストですか…。
あっ!これなんかどうでしょう?
ロイヤルハニー5個分の納品依頼が届いてますね!
大型モンスターもいないようなので安心安全で簡単!
さらにさらに、ドスマツタケを納品してくれれば報酬上乗せです!
いかがですか!?」
お、おう…。随分と勢いがありますね…。
まぁ、それくらいなら今だと丁度いいかもな。
「うん、じゃあそのクエストを受けることにするよ。
いいクエストをありがとう。」
「ふっふっふ〜。いやぁ、これで私も敏腕受付嬢にまた一歩近づけましたね!
それではクエストの成功をここで祈ってますね!いってらっしゃい!」
まだまだ新米な感じはあるけど、元気がいい人は嫌いじゃない。
きっと敏腕受付嬢になるのだって夢じゃないさ。
そんなことを考えながら、俺はロイヤルハニーの採集クエストへと出発した。
「あら、頑張ってるみたいじゃないですか。
今そこで噂のハンターさんとすれ違ったのですが…、もしかして何かクエストでも受けていったのですか?」
「あっ、ササユさん!
あのハンターさんは私の手腕によって、とってもいい条件のクエストにありつけましたよ!
これで私も敏腕受付嬢に近づけましたね!」
「…………コノハ?
一応聞いておきますが…今、渓流付近にかなり危険なモンスターが現れたのは知っていますね?
そして、渓流の狩場にそのモンスターが乱入する可能性があることも、ハンターさんにはしっかり伝えましたか?」
「…………えっ?」
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さて、渓流を訪れるのは2回目。
今回は自動マーキングに引っかかってる大型モンスターもいないみたいだから気楽に採集して渓流を見て回ろうかな。
「渓流はいいところだニャ〜。美味しいお魚もいっぱいいそうニャ。」
今回のオトモはコレクトの【サンマ】とガードの【ヒラメ】だ。
採集クエストだとこの2匹で決まりかもね。
それじゃあ、のんびりハチミツ採集と行きますか。
エリア1を訪れると、ガーグァが何か草を食んでいた。
触ってみようとゆっくり近づいてみると、急に声を上げて俺から距離をとった。
別に何もしないのに…。
小川のなかにはサワガニらしきものや、カメみたいなのもいました。ここはゲーム通りなのね。
よし、こんな調子でゆっくり回っていきますか。
次はエリア2に到着。ジャギィ達の住処である岩場のエリアだ。
ここは……、ジャギィノスが寝てるだけで特に目ぼしいものは無いかな…。
悪いけどここはスルーしよう。
次はエリア4の方へと進んでみた。
廃屋が立ち並ぶ、かなりの広さがあるエリアだ。
今は何匹かブルファンゴがいるみたい…。
「超音波笛使うかニャ?」
「うーん、まぁこれくらいならいいよ。近づかないようにしよう。」
ブルファンゴに気づかれないようにエリアを探索してみることにした。
エリアの中央にある大きな廃屋を眺める。
これは…あの古龍…。『嵐龍』がもたらした嵐でこうなったんだっけか。
触ってみるとギシリと危ない音がしたのでそれ以上触らないことにした。
うーん、あとは見たいものもないかな…。
よし、次だ次。
エリア7に到着。この間ガノトトスと戦った場所だね。
光蟲?がススキの様な植物のあたりを飛んでいてとっても綺麗だ。
だけど、何匹かルドロスがいるな…。
こっちに気づいたみたい。
いちいち相手にするのも面倒だ。
「サンマ、超音波笛頼む。」
「了解ニャ。」
ネコに笛を吹いてもらい、ルドロスを追い払う。
「さて、ドスマツタケでも探すか。」
俺はドスマツタケを探し始めた。
「おぉ〜、案外サクッと集まったな。
なんだか今日は俺にしてはついてるな。」
ドスマツタケは追加報酬条件の3本をあっという間に見つけることができた。
すっごくいい香りがする。いつか食べてみたいなぁ…。
ちなみに『キノコ大好き』を発動させればドスマツタケは食べれるんです。
効果はニトロダケと同じ鬼人薬の効果があるね。
まぁ、あえてドスマツタケにする人はまずいないだろうけどさ…。
さて、ドスマツタケも集まったことだし次行こう。
次に訪れたのはエリア9。
なんだか古い社のようなものがあるエリアだ。
「おっ、ユクモの木がある。どんなもんなのかね…?」
試しに1つ剥いでみる。
取れた木片は軽い上にかなりの柔軟性がある感じがした。こう…、折ろうとしてもすぐにバキッとならない。しなる感じがあった。
「へぇ…。こりゃいい木材だな…。武具の素材になるのも納得だ。
おっと、肝心のハチミツを忘れないようにしないとな。」
俺はハチミツ採集を始めた。
途中でオルタロスも俺の横でハチミツを集め始めてた。
うん、平和でいいね。
「う〜ん、5個分集まらなかったかぁ…。
まぁいいや、エリア5に行けばきっとすぐ集まるだろ。」
残念ながら、指定された5個のビンのうち3本にしかロイヤルハニーは貯まらなかった。
残りの分を集めるのを兼ねて、渓流巡りを再開しようとエリア8に向かおうとする。
「旦那さん旦那さん、ちょいと待つニャ。」
ん?どうしたんだ?いきなり引き止めたりして。
「僕たちのセンサーに何かモンスターが引っ掛かったニャ。この先のエリア8にいるみたいニャ。」
そう言われて初めて、俺の自動マーキングにもモンスターの反応があることに気づいた。
ええぇ…、コノハさんったら大型は出ないって言ってたじゃない…。
それだと敏腕受付嬢への道のりはまだまだ長いですよ…?
「マジですか……。今回はのんびり行く予定だったんだけどな…。
まぁ、チラッとそのモンスター見てから帰っても問題ないよな…?
お前らもそれでいいか?」
俺の問いに、ネコ達は頷いてくれた。
よし、それじゃあエリア8に行ってみますか。
さて、エリア8に到着しました。
到着したんだけど……、
「旦那さん…、アレは1人だとちょっと危ない相手じゃないかニャ?」
うん…、確かにアレは少々…、いや、かなり手こずりそうな相手だな…。
そこには、極限の飢餓に陥ってしまったが故に
全てを屠り、喰らうものと化した存在…。
怒り喰らうイビルジョーがいた。
ほい、1人で魔物に遭遇してしまいましたね。
主人公はこの後どんな行動を選択するのか…、お楽しみに。
冒頭でも述べましたが、UA3000、お気に入り30突破は本当に感謝です。
これからもちょくちょく更新していくので応援していただけるだけで、作者は幸せです。
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