更新が遅くなってしまいました。すみません……。
それでは本編どうぞ。
「なるほど、ゴマさんですか。」
「ゴ、ゴマさん…? えっと…とりあえず、今回来ているクエストは古代林でのゴア・マガラ狩猟となってますね。」
龍歴院のクエスト受付にてそんな会話を交わす俺と受付嬢さん。 この間、ホロロホルルのクエストを出してくれた人とは別の人です。確か『ヴィオラ』って名前があったハズ…。
公式でスタイル抜群と言われるだけあってなかなかの美人さんでした。 ただ、そんなことを考えてたらレイリスの方から威圧感を感じたのですぐに正気に戻った。 レイリスさんったらマジ怖い。
傍では背中に大きな本を背負ったアイルーがトコトコと歩いている。
………お前も大変そうだな。
「ねえレイリス。ゴア・マガラってどんなヤツだっけ……?」
「えーっとね…。 黒くて色々撒き散らしてるバケモノかな。」
「あぁ!アレか! なんかブワッとなって角が生えるヤツね!」
こらこら。アンタ達はゴマさんになんて事を言うんですか。
黒光りするアレを思い浮かべるとか言われてるけれど、俺はゴマさんのことは好きです。
前脚に弱点特効が通るのが素晴らしい。そのおかげでポンポン転んでくれるので、とっても戦いやすいです。 狂竜ウイルスで会心率上げてくれるし。
…………こう見ると、俺もどうかと思うなぁ。
「えーっと…今回はこの3人にネコだったよな。」
「そうだね。 クルルナとセレスは簡単な採集クエストに行ってるし、ルファールは龍識船に常駐してる知り合いのハンターさん達に会いに行ったから。」
あら、ルファールさんは単独行動なのか。 やっぱり知り合いも多いんだな。
ルファールさんの知り合いとかどんな人なんだろう……。 一味違うハンターなのは間違いなさそうだ。
それこそアカム武器とかのキワモノを使うハンターだったりして…いや、それはないだろ。
「んじゃあオトモ呼んでくるからちょいと待っててくれ。今回はどいつにしようかな…。」
最近はネコ達もクエストに連れて行ってやれてなかったな…。 今回は思う存分暴れさせてやることにします。
それじゃあ、ゴア・マガラの狩猟。
いってみよー。
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「ニャっはー! 久々の出番だニャ! さて、ゴ○ブリ野郎はどこニャ!?」
「落ち着けって。 多分エリア6とかにいるだろ。」
というわけでやってきました古代林。 なんというか予想通りと言うか、オトモはヒャッハーテンションです。 最近出番なかったもんなぁ…。
「その通りだニャ。 前回オトモが登場したのは4/28に投稿された話だから実に1ヶ月以上ご無沙汰してたのニャ。 全くひどい話だニャ。」
おいコラ、メタな話をするな。レイリスとラディスがよくわからない顔をしてるじゃないですか。
ほら…作者だって忙しいんだからさ。 そこは大目に見てあげなさい。
「ほら、迷子君もへんなこと口走ってないで早く行くよ? 」
「あ…うん。なんかすいません…。」
なんだか理不尽だと感じながらも、とりあえず出発することにした。
う〜ん…。やっぱり立場が弱いなぁ…。 腑に落ちん。
今回は俺がギルド操虫棍。レイリスがブレイヴ大剣。ラディスが…ブシドーハンマーですか。
あ、ネコはビーストオトモのマダイ君です。
まぁ今回もチャチャっと終わってしまうだろうけど…頑張りますか。
そんなことを思いながら、俺達はエリア6へと向かった。
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さて、エリア6に到着したけど…。
「うん、いたね。 それじゃあ私が斬り込むよ、2人とも準備はいい?」
いました。黒蝕竜ゴア・マガラ。
赤黒い鉤爪が付いた翼脚を折りたたみ、不気味な姿で平原を闊歩している。
………うん、実際に見ると怖いですね。 これはバケモノとか言われてもしょうがない気がする。
レイリスの問いに俺達は頷いて答える。それをみたレイリスはニコリと笑い、ゴア・マガラへと駆け出した。
さて、大丈夫だとは思うけど気を引き締めてかかろう。
さあ、狩猟開始だ。
レイリスが出会いざまにW抜刀の効果が乗った攻撃をゴアの頭にぶち込んだ。
俺達に気づいたゴアは咆哮を放つ。俺はそれをフレーム回避…………しようとしたけれど失敗しました。
……ま、まぁこういうこともあるよね。
咆哮を放ち終えたゴアはそのまま硬直している俺に突進をぶちかました。俺はもちろん避けることなんて出来ずに被弾。クソが。
「ちょっ…こっち来んなぁ!?ぶげっ…。」
あらら…ラディスも巻き込まれたみたいですね。 でもアナタは龍気活性が発動してからが本番だからむしろ都合がいいのでは?
さてさて、ちょいとつまづいたけれどここから立て直そう。
手始めに前脚から白エキスを頂戴する。 そして、すぐさま頭から赤エキスもいただき………たかったけれど、ゴアさんったら思ったより振り向くのが速かった。
そのせいで虫は翼から橙エキスをゲット。 ……ま、まぁトリプルアップしようとしてたところだから別に構わないさ。
次こそは頭から赤エキスだ。頼むよエルドラーン。
そんなことを考えながら頭へと虫を飛ばす。
そして、ゴアさんは華麗に車庫入れバック。虫は虚しく中空を通り過ぎた。
…………お、落ち着け。 大丈夫。これはちょいと物欲センサー的な何かが働いてるだけ。まだキレるには早い。
そんなことを考えるとゴアは再び咆哮の構え。
おっしゃ、次こそはフレーム回避を………はい、失敗しました。
そして、ゴアはさっきと同じように俺に突進。もちろん被弾しました。キレそう。
「だ、旦那さん…。顔が怖いニャ…。こういう時こそ落ち着くニャよ?」
わ、わかってるって…。平常心。じっくりチャンスを待つんだ…。
「よしっ!スタンゲット!」
すると、俺がぶっ飛ばされている間にもキッチリ頭に抜刀攻撃を決めていたレイリスがゴアからスタンを奪い取った。
「レイリスさん素敵!結婚して!」
思わず声に出てしまった。 すると、レイリスの切り上げが暴発。
頭付近でラッシュをかけていたラディスが空高くカッ飛んだ。
「ちょっ…なんでさぁ〜っ!?」
「ゴ、ゴメン!」
まぁ、人生そういうこともあるさ。ラディス、強く生きろ。
さてさて…今まではよくもやってくれたな? こっからはこっちの番だ。
ダウンから復帰したゴアに駆け寄り、前脚に2連切り上げ。
そこで小爆発が発生し、ゴアは再びダウン。
頭はラディスとレイリスに譲り、俺は前脚付近で邪魔にならないようにラッシュをかける。
会心が発生した時特有の手応えを感じながら斬りつけまくり、ゴアの体で再び小爆発が起きた。うん、いい感じ。
そしてゴアはダウンから復帰。さて…3人に1匹で殴りまくってるからそろそろくるか?
なんて思ってたら、案の定ゴアは狂竜化。
背中に格納していた翼脚を地面に叩きつけ、翼膜を大きく広げた。
頭部からは角の形をした感覚器官を展開させ、大量の鱗粉を撒き散らすと同時に天に向かって大きな咆哮をあげた。
もう禍々しいなんてもんじゃない。今まで見たモンスターの中では圧倒的な恐ろしさだ。
けど…こういう状況は大好きなんです。
相手はパワーアップして本気で倒しにかかってくる。だけど、その戦いがたまらなく楽しい。
そんじゃあ…本気の戦いを始めま
「「うるさいッッ!!」」
……レイリスとラディスが咆哮を終えた直後のゴアの頭目掛けて渾身の溜め攻撃をぶち込んだ。
ゴアはたまらず怯んで仰け反る。
「隙ありニャ!」
そこへマダイが追い打ちをかける。
両手の爪から火花を散らしながら、ゴアの頭を一閃。
ゴアの狂竜化は10秒かそこらで解除された。
…………ゴアさんの扱いあんまりじゃない?
「よし!いい感じ!ささ、もう一押しだよ!」
ま、まぁ、狩りがスムーズに進んでいることは確かなんだ。 集中しなきゃ。
通常状態に戻ったゴアの頭めがけて、レイリスとラディスは再び攻撃をぶちこむ。
だけど、ゴアはその場でバックジャンプして対空状態へ。 あっ…これは嫌な予感。
その予感の通り、ゴアは風圧で怯んでいる2人目掛けてブレスをぶちかました。
そしてゴアは羽ばたいたままでこちらを向く。
……来るか? いいよ、こっちも迎え撃ってやるさ。
こちらに突撃しようと、一瞬だけ高く浮かび上がるゴア。
それを見越していた俺は、溜まっていた狩技ゲージを解放する。
実は回復はしていない。だから序盤のダメージがけっこう体に溜まっている。
それでも、さっきのリズムを崩したくはなかったから回復はしなかった。
こんな状況で滑空攻撃を食らったらなかなかのピンチですな…。まぁいいや、なんとかなるさ。直感を信じよう。
ゴアは猛スピードで俺に滑空突進をしてくる。
恐ろしげな顔をこちらに向け、翼を大きく広げた突進。
俺は棍の先端に猟虫を留めさせる。そして、渾身の力で操虫棍を振り抜いた。
猛スピードで飛んでいった猟虫は空中でゴアとぶつかり合い……
空中にいるゴアを叩き落とした。
おぉ…良かった。無事成功しました。
「スッゲー!やるじゃんヘタレ!」
ふっふっふ。まぁこんなもんですよ。
「おう、褒めろ褒めろ。 ほれ、あんまり喋ってないで早くラッシュかけないと。
多分あと一押しってところだろうから頑張ろうぜ。」
俺は撃墜されたゴアに駆け寄り、ラッシュをかける。
うん、この調子なら問題なさそうだ。
それじゃあ……今回も勝たせてもらうよ。
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「ふぅ………お疲れさん。 なかなか順調だったな。」
「うん!ヘタレの撃墜はカッコよかったぞ!な?レイリス?」
「えっ…? あ、あぁ、うん。」
その後、特にピンチに陥ることもなくゴア・マガラを討伐しました。
それで剥ぎ取りを終えた訳だけど……レイリスの表情が浮かない。
「迷子君、ちょっとこっち来てくれる?」
なんてことを思ってたら本人に呼ばれました。
んん?一体どうしたんだろう?
少し離れた場所に来た途端、レイリスは浮かない顔のまま口を開いた。
「さっき、狩技でゴア・マガラを撃墜した時だけど……。危なすぎるよ。」
………そういうことですか。
う〜ん。確かに楽観的すぎたかもしれないかな…。普通に考えたら滑空攻撃なんて避けるのも簡単なんだから、あの時の俺は回復なりをするべきだったと思う。
「あ……。確かによくよく考えたら危なかったな…。 」
「なんで迷子君はああいう場面であんな行動が出来るのさ…?」
あぁ…レイリスさんったら怒ってるみたい…。
ちょっと怖い顔をしてるよ…。
「今回の動きはちょっといただけないね…。 だからちょっとお仕置きすることにするよ。」
ん?お仕置きですとな?
そう考えた瞬間、レイリスが大剣で切り上げをぶっ放す。 そして俺の体は空高くにぶち上げられた。
「ぶげっ…。お、お仕置きってそういうことですか……。」
「うん。ネコちゃん達にそう言われてるからね。次におんなじようなことがあったらまた吹っ飛ばすことにするよ!」
あらやだ、レイリスさんったらなんて眩しい笑顔なんでしょう。
……まぁ俺に非があったことは間違いないかな。
変に心配させちゃったなら反省しないとだ。
「よし!それじゃあ帰ることにしようか!お腹も空いたから早くベルナ村で美味しいものが食べたいよ…。」
「うし、そんじゃあ早いとこ帰ろうぜ。他のみんなも戻ってきてるだろうしさ。」
「うん!」
そんな会話を交わして、俺達は帰る準備を始めた。
暴走癖かぁ…。 治るもんじゃないかもしれないけれど、こうして心配をかけてしまうのなら少しずつ治していけたらいいな…。
そんなことを考える俺でした。
「クルルナとルファールにもお仕置きしてもらわないとね……。」
帰りの飛行船で、レイリスさんがそんなことを呟いた。
………マジすか。
ゴアさんでした。
扱いが酷いかな…?なんて思いましたが、ゲームでも案外こんな感じだったので…。
リアルが忙しく、更新が滞ってしまい申し訳ありません。気長にお待ちいただければありがたいです。
感想など気軽にどうぞ。お待ちしてます。