風の超越者   作:真の自然支配系能力者

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1話

 

 列車に揺られて数時間。歩く事数分。

 魔王様に用意してもらった家に着いた。

 

 直ぐに、文弥とミラに呪刻と結界を敷いてもらい、荷物を転送して荷物を片付けて行く。

 

 

 明日から学園に行くことになっているため、みんなに程々に片付けて休むように言い、明日に備えて寝た。

 

 

 

 

 学園では俺は風祭(かざまつり)颯天(はやて)と名乗り高等部二年に転入した。

 

 眷属は、高等部一年と二年で別れて転入した。

 

 俺と同じ二年は、グレン・マルコシアス改め緋山紅蓮、母親の旧姓を名乗っている。

 瀬尾なずな、エル・ワトソン、山奈ミラ、染木文弥、リサ・アヴェ・デュ・アンクが二年に。

 

 レイヴェル・フェニックス、坂田金時(雷斗)、愛宕炎摩、望月千代女(陽葉)が高等部一年に転入することになった。

 

 

 放課後、黒曜以外の眷属を連れてリアス・グレモリーのいる旧校舎に向かう。

 

 

 

「失礼するぞ、グレモリー」

 

「あなたは確か……フォカロル家の……」

 

「ああ、そうだよ。グレモリーの眷属はここにいるので全員か?」

 

「ええ、ここに居るのが私の下僕たちよ」

 

 下僕ね……。

 俺は下僕呼びが嫌いだ。

 眷属のことをステータスだの物扱いしているみたいで嫌な気分になる。

 

「部長、誰ですか?この人たち……」 

 

「俺は、グレモリーと同じ上級悪魔、元72柱41位フォカロル家次期当主のハヤテ・フォカロルだ。今日この学園に転入した。学園では風祭颯天と名乗ってるからそのつもりでな。俺の後ろにいるのが俺の家族、眷属たちだ」

 

「初めまして、女王のレイヴェル・フェニックスです。高等部一年に転入しました。よろしくお願いいたします。」

 

「高等部二年、戦車の緋山紅蓮だ。悪魔としての名はグレン・マルコシアス、元72柱35位マルコシアス家の血を持つ者だ」

 

「騎士の瀬尾なずな。悪魔としての名前はナズナ・オセ。オセ家の末裔だよー。後、高等部二年よろしくー」

 

「オレは、戦車の坂田雷斗だ。高等部一年だヨロシク頼むぜ」

 

「僧侶の染木文弥。高等部二年だよ」

 

「同じく僧侶の山奈ミラです。高等部二年です、よろしくお願いします」

 

「兵士でご主人さまのメイドをしています、リサ・アヴェ・デュ・アンクです。高等部二年です。」

 

「主君の兵士、望月陽葉。高等部一年……」

 

「ボクは騎士のエル・ワトソン。高等部二年だよ」

 

「高等部一年で駒二つ消費の兵士の愛宕炎摩っす」

 

「後ここにはいないがもう一人、いや、一体か?が俺の家族だ」

 

 

 何だ?あいつ、俺のことをメッチャ睨んでるのか?何かしたか俺?

 

 

「まさかフォカロルの異端児が断絶した御家の悪魔を下僕にしていたなんてね」

 

 

「グレモリー、異端児は構わんが俺は眷属のことを下僕だなんて思った事はない。俺の大切な家族だ。俺が居る前で眷属を下僕と呼ぶのは止めてくれ。後、断絶した御家だから何だって?その言い方は俺だけじゃなくサイラオーグにも喧嘩売ってる様にしか聞こえんぞ……」

 

「あっ……ご、ごめんなさい。配慮が足りなかったわね」

 

「気を付けな、サイラオーグは笑って流すかもしれんが、俺はそうでもないからな……」

 

 ほんとにな、サイラオーグは笑って流すか闘気を出すかするかもしれないが、俺はそこまで我慢強くないからな……。

 

「今日はただの顔合わせだからな、そろそろ帰るよ」

 

 そう言って、みんなと一緒に家に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「部長!良いんですか、アイツに言い様に言わせて!」

 

 ハヤテの言動に怒る兵藤一誠。

 

「落ち着きなさい、イッセー。彼は眷属のことが大切だからそう言ってきたのよ。今回は、彼の琴線に触れる事を言ってしまった私が悪いの。それに……」

 

「それに、何ですか部長?」

 

「え、ううん。何でもないわ。彼は冥界では色々と言われているから」

 

 

 

 言えないだろう……もしかしたら親戚の関係になる可能性があるなんて……。

 

 

 

「そう言えば、異端児って言ってたのもそれなんですか、部長さん?」

 

 元シスターの僧侶、アーシアが疑問を口にする。

 

「ええ、そうよ。さあ、今日もお仕事するわよ」

 

 

 

 

 

 

 

「文弥ー終わった?」

 

「うん、一応学園に魔方陣とか仕掛けられても発動を遅らせられるよ」

 

「ありがとな、やっぱり専門家に任せるのが一番だな」

 

 家に帰る途中で文弥に頼んで呪刻を刻んだり、魔方陣などの力を破壊するための仕込みをしてもらった。

 

「でも良かったの?勝手に色々して……」

 

「一応、依頼に沿う形だからな、魔王様方には何も言われんよ」

 

「ハヤテ、その言い方だとリアスさんやソーナさんに色々と言われると言ってるモノですわよ」

 

「そうだよハヤテ。特にさっき会った赤龍帝が怒るかも知れないよ。さっきだってハヤテの事を睨んでたよ、彼」

 

 レイヴェルの言葉に合わせる様にエルが忠告してくる。

 

 

 

 赤龍帝の心の中はイケメンのハーレム野郎、と羨ましいと思う理不尽な怒りだった事を誰も知らない。

 いや、中にいる赤い龍はそんな宿主に呆れていたかもしれない。

 

 

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