~イッセーside~
俺たちはフリードをレイジに任せて地下に向かっていた
「本当にレイジは大丈夫なのか?いくらあいつが強くたって普通の人間だろ?」
『問題ない、主は精霊たちの加護や極光の力を持っている」
極光の力って・・・?レイジはまだまだ謎が多いみたいだ
『むっ・・・?そろそろ着くようだ。準備はいいか?』
「もちろんだよ」
「…問題ないです」
セルシウスさんがそう言うと木場と小猫ちゃんが気を引き締め直していた。・・・俺も気合を入れなおさないと!レイジの事は直接聞こう
「待ってろよ!アーシア!!」
地下に着くと堕天使がこちらに気づいた
「あら?遅かったわね。こちらの用事は済んだわ」
「・・・イッセー・・さん・・?」
「アーシアァァァ!!」
アーシアは力なく倒れていた
『あれが黒幕の様だな。アイシクルッ!』
バキィィィン!
「くっ・・!動けないっ!」
「ハァァァ!!」
ザシュッッ
動きが止まったところに木場が一気に切り込む
「アァァ・・・・。な~んてね♪」
斬られたはずのレイナーレは一言言い放つと傷が治っていってる・・・。あれはアーシアのっ・・・!
「何でお前が神器をつかえるんだっ!?しかもそれはっ・・・!」
「そうだよイッセー君。これは彼女から取り出した物♪こんなにも素晴らしい力を放っておけないでしょ?」
そんな・・・。
「ショック受けてる場合かな?神器を抜かれたその子はもうじき死んじゃうよ?」
『小僧っ!!ここは我らに任せて主の下に行け!』
「…レイジ先輩にこの事を伝えてください」
「行くんだっ!イッセーくん!」
でもっ・・・。・・・いや、何とかしてアーシアを助けるんだっ!
「・・・っ!わかった!!ここは頼むっ!」
3人に任せて俺はアーシアを背負ってレイジの元に向かった
~イッセーside out~
「・・・んっ、どうやら少し寝てたみたいだな・・・」
10分ほど寝てしまった様だ・・・。最近疲れが取れないからだろうか・・・
「レイジッッ!!」
イッセー?どうしたんだあいつ・・・あんなに焦って・・・。
「どうした?・・・っおい!?後ろのその子・・・」
「頼むっ・・・アーシアを助けてくれっっ・・・」
どうやらこの子がアーシアって子らしい。しかし・・・この子は既に弱りきっている。おそらく助からないだろう・・・。だが、このまま見過ごすこともできない
「・・・わかった、何とかしてみよう・・・。いでよっ!レム!」
俺はレムを呼び出す
『お呼びでしょうかご主人様?』
「ああ。この子に回復昌術を頼む。俺じゃ厳しい・・・」
レムに言うと顔が険しいものになる。おそらく分かっているんだろう・・・
『しかし・・・この子は「レムッッ!!」・・・っ!分かりました・・・・。リザレクション!』
アーシアの下に魔法陣が現れると、イッセーに顔を向けて話し始めた
「・・イッセーさん・・・。私・・・友達ができて嬉しかったです・・・」
「何言ってるんだよっ・・!?これからもずっと友達だろっ・・・。最後の別れみたいに言うなよっ・・・!」
(主っ!!黒幕がそっちに向かった!)
(何っ!?お前らはどうしてる)
(こちらは下に群がっている雑魚を相手にしている。主はそちらを!)
(わかった・・・)
ここに堕天使が来る以上戦いになるのは分かりきっている・・・。俺はレムを守りながら戦わなければならない・・・。ここは・・・
「イッセー!お前はこのままでいいのか!?ここに堕天使が向かってきてる!守りたいものがあるなら勝て!!取り返してみせろ!」
イッセーに喝をいれて奮起させる
「お、俺はっ・・・!」
「お前には守れる力と心がある!それを奴らにぶつけろっ!」
「守る力と心・・・」
嘘は言ってない。イッセーにはその資格がある・・・、俺の様にはなって欲しくない
「無理よ。この神器がある限り私にはかてないわ」
いつの間にか後ろに堕天使がいた
「無理じゃないさ・・・。みせてやれよイッセー!」
立ち上がって瞳を燃やすイッセー。これなら安心だな
「見せてやるぜレイナーレ!これが俺の力だぁぁぁぁ!!」
<Dragon booste!>
「何なのその力は!?あなたの神器はただの・・・」
<Boost!>
「残念ながらイッセーの神器は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)だ。本来お前みたいな奴にやられる代物じゃない」
<Boost!>
「そんなの聞いてないわっ!」
「ぶっ飛べ!!クソ天使ぃぃぃぃ!!!」
<Explosion!>
ズドォォォォォォン!!!!
「大丈夫イッセー!?」
「無事ですか?」
部長と朱乃さんがこちらへきたようだ
「見ての通りですよ。どうやら神器も無事覚醒したようです」
「くっ・・・・。神滅具だったなんて・・・」
あいつまだ生きてんのか。中々しぶといな
「あなたが堕天使レイナーレ・・・私の眷属が世話になったようね。じゃあそろそろ消えてもらうわ」
「待って!私はイッセー君を愛しているの!そうよね!?」
レイナーレがイッセーをみて懇願する・・・。どこまでも腐った奴だな。
「・・・部長」
「わかったわ」
部長が手をレイナーレに向けて魔力を放ち、消し飛ばした
「お疲れさんイッセー。これで一件落着だな」
「でも・・・アーシアが・・・」
イッセーの顔が暗くなる。・・・しょうがないな
「部長。アーシアを助けてあげてください」
「それはイッセーのため?」
「違いますよ。皆のためです。彼女が眷属になれば回復要因になれるし、イッセーも元気を取り戻すでしょう?オカルト研究部も明るくなるじゃないですか」
「レイジ・・・。俺からもお願いします!アーシアを助けてください!」
俺が部長に説明した後、イッセーも頭を下げて頼む
「駒は余ってるでしょう?それで転生させてあげてください」
「レイジはどこまで知っているのかしら?驚かされることばかりね」
オカルト研究部に呼ばれた後、シャドウに色々調べてもらったからな・・・。もちろん言えないが・・・
「まあ、いいわ。確かにこの子の回復能力は魅力的ね」
「…帰ってきたらすごいことになってました」
「シスターを悪魔にするなんてすごいことですよ」
小猫と祐斗も帰ってきたようだ。・・・ん?あいつはどこいった?
「お帰り二人とも。セルシウスはどうした?」
「…後ろにいます」
「えっ・・・?・・・つめたっ!!」
『お待たせしました!さあ、主!私に褒美のキスを///』ギュッ
こいつっ!いつの間に後ろにいやがった・・・!つーか、そんなことやったこと無いだろっ!
「…戻るときにずっと言ってましたけど、私に向かって誇らしげに・・・」
「そんな事やったこと無いから!!俺を変態にするな!」
余計な事しやがって・・・!
『セルシウス。ご主人様が困ってるじゃありませんか・・・』
『何だ?羨ましいのかレム?』
『なっ・・・!?そ、そんな事・・・』
「どういうことか説明してもらってよろしいですか・・・?レイジくん?」
うわぁ・・・。朱乃さんの額に怒りマークがでてるよ・・・。漫画みたいだ・・じゃなくて・・!!
「俺は何もやってないですよ!?こいつが勝手に言ってるだけであって・・・「へぇ~・・・レイジは自分の仕えてる者にそんな事をさせてるの?」・・・ぶ、部長・・・?」
後ろにゆっくり顔を向けると、赤黒いオーラを出しながら立っている部長がいた・・・・。どうやら無事に転生は済んだようだ
『ふっ・・・小娘共が。主は‘大人’の魅力が好きなのだからな!我と主は既に・・・・・///』
「「なんですって!?」」
やめてくれぇ・・・
「…レイジ先輩」
「ん?どうした小猫?」
なぜかモジモジとしている小猫を見て首をかしげる
「…私も今日はすごく頑張ったと思います」
「あ、ああ・・・。頑張ったな小猫」ナデナデ
俺は微笑みながら小猫の頭を撫でる
「…あぅ///」
「「『何やってるの(ですか)(だ)!?』」」
うおっ・・・!びっくりしたなぁ。一体なんだ??←(鈍感)
「レイジ・・・。どうやらゆっくりと話す必要があるようね・・・」
「その通りですわ。私たちに分かりやすく説明をして頂きます・・・・」
怖い・・・怖すぎるよ・・・。二人とも・・・・・
『主・・・この娘たちとはどういった関係なのか教えてもらうぞ・・・』
お前が余計なことを言わなければ良かったんじゃないのかっ!!?見てみろ!イッセーとアーシアはいい感じに終わってるじゃないか!!
「…私にも説明したください・・・」
くそっ・・・!こうなったら・・・
ビュンッッッ!!
「「「『あっっ!!!』」」」
戦略的撤退っ!!
「「「『待ちなさい!!』」」」
「何でそこだけシンクロしてるんだぁぁぁぁ!!」
そこから俺は家に着くまで鬼ごっこさせられた・・・。
次の話は一旦ほんわかしたコメディ風にしたお話を1・2話書いてからライザーの話にいこうと思ってます。
終わり方を今回はちょっと明るくしてみましたwwどうでしたかね?ww
感想等をお願いします・・・