Sハウンドの面々は、ディオリア奪還の為、
会議に参加しているのは、ディオリア奪還部隊総司令官の我那覇陽子。
艦長代理・副長の村井杏奈。陸上部隊指揮官の各務原裕二。
そして
更に護衛として、吹雪と瑞希、
それに総参謀長の
陽子と智紀は、この作戦会議前に会談を開き、智紀の作戦を確認していた。
陽子が立ち上がると、
「それでは作戦を説明する。まず、Sハウンドの吹雪と結有…時雨・薄雲以外の面々は、インド洋で
その言葉に、全員が頷く。
「続けるぞ。そうして、注意をいずも改二リペアに引きつけることにより、敵の関心を逸らしたところで、
その言葉に、メルフィが不満そうな顔で、
「一文字余分です!」
と、抗議の声を上げるが、説得力は皆無である。なぜならこの娘、
いずも改二リペアが、名古屋に入港するまでの戦いで、
繰り返すが、
「それはともかくだ。メルフィの召喚術と、吹雪が先日覚えた、
その言葉に、メルフィと吹雪、そして裕二が立ち上がり敬礼する。
「やってみます」
「はいっ」
「了解しました」
この三人が座ると、
「ディオリア首都での作戦内容は、とにかく
その言葉に、全員が頷いた。
「その上で、だ。特別教導隊と俺達は、魔法学校を目指す。恵奈には、
その
「メルフィ。おそらく
「わかりました。最後に、特大のホームランを打ってみせます」
その時だった。
襖が開かれ、フレーゲル男爵が立っていた。
まだ逃亡時の傷は癒えておらず、包帯だらけの痛々しい格好だが、
迷彩服を身に着けていた。
「薄雲殿。私も、その陸上部隊に加えていただきたい」
「ダメだ!死ぬかもしれないんだぞ!?」
その
「
その言葉に、
「わかった。フレーゲル男爵には、特別教導隊の戦車内にいてもらおう。M2の使い方を教えるから、後で俺と来て欲しい」
「わかった」
「最後は、その時に判断する……大きなホームランを期待する。以上だ」
その言葉に、全員が頷いた。
「では、作戦開始だぞ!」
陽子の号令に、全員立ち上がり敬礼すると、持ち場に向かう。
いずも改二リペアは、再び杏奈を艦長代理として、出港して行った。
鍛錬所では、今度の作戦に参加するジャポネの精鋭達が、特別教導隊副隊長にして
侍達も戦闘のプロだが、訓練の鬼の薫陶を受けた、“道東の羆”の訓練は苛烈で、志願者400名中100人の脱落者が発生していた。
それに従いて来た侍達は、大村将軍の名で、身分に関係なく幕臣に取り立てる、とのお達しがあった為、
地獄すら生温い訓練に、必死で従いて来ている。
「オラァ、大和魂はどこにやった!声出せ!」
「サーイエッサー!」
それに裕二も加わる。
「横関、100人もの脱落者を出したそうだな?歯を食いしばれ!」
突然、その言葉と共に、横関の顔面を殴り飛ばす。
横関は、ぐっと腰を落として耐えると、
「サー!申し訳ございません。
「よくぞ言った。全員腕立て伏せ300回。連帯責任だ!」
様子を見ていた特別教導隊の隊員も、すぐに腕立て伏せの体勢になると、裕二
「イーチ!」
裕二の掛け声と共に、
一人のミスが、全員のペナルティになると知った侍達は、このままでは全員切腹になる、と愕然とし、
より一層努力をして、これ以上の脱落者が出ることはなかった。
それを尻目に、
重機関銃の仕組みと、操作方法を説明すると、フレーゲルはすぐに覚えてものにしていった。
吹雪とメルフィも、魔力を練る為の訓練と、大魔法陣を描いてマーキングを行い、
小さな目標から遠くにできるように、練習を繰り返している。
こうして、陸上部隊の準備は着々と進んでいた。
戦いは既に始まっていた。
インド沖海戦である……