rikkaのメモ帳(短編・走り書き集)   作:rikka

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気付いている人間もいるでしょうがアオイのイメージは桜セイバー
やっぱり書きなぐっただけの物なのでクオリティ低いな……


転生サバイバー⑤

『転生生活日記』 9日目

 

 アオイというハラキリガールのハラキーリをなんとか止めさせ、とりあえず簡単なテントをもう一つ建てて一夜を越した。

 

 一応テントを建てた後は、残骸をかき集めている。ロープや布は全て大きな岩の上に置いて乾かしている。

 さっき触って確かめたが、昼ごろまでは完全に乾くだろう。

 

 さて、とりあえずこの世界の状況は分かったけど……さて、どうしよう。

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「して、トール様」

「いや、トールじゃなくてトオルだってば」

「承知。して、トール様」

 

 あ、はい。もうトールで良いです。

 名前的に雷使えないと駄目っぽいけどもうそれでいいです。

 

「これから我々はどうすればいいのでしょうかぁ?」

「こっちが聞きたいわ!?」

 

 ぴょこんと立ってるアホ毛をぴょこぴょこ動かして首をかしげるハラキリガールに、俺は今度こそ頭を抱える。

 

「とりあえず、何が出来るんだ? 刀とか持ってるから戦闘とかは得意そうだっていうのは分かるんだが」

「あぁ、失礼した。今自分のスキルを開示致します」

 

 アオイはそう言うと、手を俺に向けてかざす。

 すると、俺の視界にいきなりデジタルっぽい表記が現れた。

 

『アオイ=クーネル=ド=コンスティン 性別:女性』

 

○『剣術』 レベル8

○『弓術』 レベル4

○『料理』 レベル4

○『運搬』 レベル5

○『鑑定』 レベル2

 

 

「なんぞこれ?」

 

 え、スキルってこんな感じで現れる物なの?

 

「む? どうかされましたか?」

「や、俺ってこういうの使ったことなくて……やり方が分からないんだよ」

 

 こうやってホイホイ表示できるんならメモの必要無くなるんだけど。

 

「トール殿は、少なくとも基礎EEC手術(オペ)を受けているはずですよね?」

「……よく分からんが、手術をした経験はない……ハズだ」

 

 こちら側に来てから、だが。

 

「スキルの把握はどうやって?」

「普通に、何かを覚えたりレベルが上がった時に頭の中にアナウンスっぽいのが流れるんだが」

「あぁ、でしたら大丈夫です。頭の中で、折り畳んだ紙を開くようなイメージをしてください」

「紙?」

「えぇ」

 

 言われた通りにやってみるが、何も起こらない。が、違和感というかそういうのを覚えた。

 二度、三度とやってみて、ようやく開けた。

 

『トオル=サイオンジ 性別:男』

 

○『炎魔法』  レベル4

○『料理』   レベル2

○『加工』   レベル1

○『道具作製』 レベル2

○『説得』   レベル1

 

 

 確かに、これまで俺が覚えたスキルが全て表示されている。

 

「開けましたか?」

「あぁ」

「では、今度は貴殿が開いたその紙を、目の前の私に差し出すイメージを」

「ほいほい」

 

 今度は一発で上手くいった。

 俺の目に映っている、本来存在しない半透明の文字の集まりが奥に――つまりアオイの方に傾き、消えていく。

 

「コツは掴んだようですね。貴方の情報、確かにいただきました。これでいつでも確認できるようになりますよ」

 

 そう言ってアオイは『ほんわぁ~』とした笑みを浮かべる。

 ……本当にコイツは強いんだろうか。なんだか最初の寝言からずっとそうだが、強い様には全然見えない。

 剣術とかいうスキル持っているし、実際刀差してるし護衛とか言ってたから結構強くなくてはならないはずなのだが。

 

「とにかくあれだ」

 

 聞きたい事はまだまだあるが、とりあえず互いに出来る事を把握出来たのだ。

 じゃあそれで何をするかという話になるのは当然である。

 

「アオイが実際、生き残ったままここに流れ着いたんだ。他の人間が流れ着く可能性は十分あると見ていいと思う」

「えぇ、殿下もご無事ならばいいのですがぁ……」

「となると、やるべき事のは二つだ」

「二つ?」

「生活環境の向上、そして周辺の探索」

 

 ぶっちゃけ自分一人だと滅茶苦茶怖かったので、自分の拠点まですぐに戻れる範囲での調査や資材集めしかしていなかった。

 ただ、ここにきて自分以外の誰かがいる事で少し元気づけられた。

 

「もし誰か流れ着いているんだったら、そいつら助けた上で住む所を作らなければならないし、同時にもっと多く食べる物を集められるようにしないと」

 

 適当に焼いた魚と果物、木の実だけではさすがにきつい。

 正直、アオイのスキルを見て一番心ひかれたのは、俺よりも2つも高い料理スキルだった。

 これまで、飲み水を作る際に一緒に塩を回収していた甲斐があったというものだ。

 

「まずは、ちょっとやそっとじゃびくともしない家が欲しいんだが……」

 

 先日の豪雨などまた来たら、今のテントでは簡単に雨水が漏る。

 それならいっそ、浜辺近くまでどうにか引っ張って来て固定した、アオイが中に入っていた残骸をどうにか()げてそのまま中を使いたい。

 

「でしたら、幸い割れているとはいえ大きめの板等は多くあるようですし、とりあえず乾いた物を使って組み立てれば、ある程度はキチンとした寝床になるのではないでしょうかぁ?」

「……できるかなぁ」

「その場しのぎでもいいのでは? 道具作製のスキルをお持ちでしたら、頑張れば石器だけでも十分に道具が作れる。その内、立派な建物も出来るようになるかとぉ~」

「……できるかなぁ」

 

 多分だが、建築系というのはスキルがないか、あるいは取りにくいのではないかと考えている。

 テント程度では建築とみなされなかったという可能性はあるが、それならそれで習得できるまでにはかなり時間がかかりそうだ。

 

「とりあえず、余裕があれば森の中を歩いてみようと思います。森の中を少し見て回れば材料は見つかるだろうし、そのついでに食べられそうな山菜でも見つかるといいですねぇ」

 

 昨日はあんなんだったが、こいつホントに頼もしい。

 万が一獣に襲われても撃退できるってだけでもかなり違う。

 これまで散々怖かった森も、これから少しずつ調べていけるかもしれない。

 

「頑張りましょう、トール殿! いずれ、この地が文明の再出発点となるために!」

「おう!」

「この地に、新たな帝国を築くために!」

「おう! ………………おぅ?」

 

 

 

 

 




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