ただ、相当長いかも。
書きたいこと書いたらこんな風になった。
でも気にしない。
あれから10年。
俺は任地である徳之島警備府の執務室に併設された自室で、病人として臥せっていた。
栄養失調
そう診断を受けたが今の俺にはどうしようもない。
対応する方法が無いのだった。
配属前に佐世保鎮守府と、指宿・奄美・那覇の警備府の先任の提督へ挨拶に回ったが、思えばその時から悪い方向へ進んでいたのだろう。
言っては悪いが、肥えたデブというのが共通した感想で、俺には一切目もくれずに初期艦として連れていた川内を、舐め回すように見る様子はとてもではないがまともな指揮官とは思えなかった。
周りにいた艦娘の表情も能面のようで、不気味でしかなかった。
まぁ、まともではないのは確かだった。
後から発覚したが、資材の横流しを当たり前のようにしており私腹を物理的にも肥やしており、権力を用いて好き放題振舞っていた。
当然、発覚後すぐに大本営へ報告するも、金を握らされたのか知らないが俺からの報告は全て潰され、デブ共からの不興を買う日々だった。
何もできないまま時は過ぎたが、ある時を境に燃料や鋼材等の資材から、食料品等の補給物資が一切手に入らなくなった。
デブ共が共闘し、俺が受け取るはずの物資をすべて横取りしていたと気づいた時には既に遅く、警備府の運営も近海への出撃もままならない状態になっていた。
なんとか私財や貯蓄でやりくりするが限界はすぐに訪れ、出撃も出来ない状態から職務放棄との報告が毎日のように大本営へ送られていた。
俺や艦娘達は反論するが、物理的に私腹を肥やしたデブ共に、資材の横流しの罪を被せられる始末。
また、時を同じくして全国的に同じように、新任の提督による不祥事や横領などの報告が相次ぎ、不審に思った大本営は調査を行うが、長い時間をかけて腐敗していた海軍の罪を暴くことはできなかった。
更に追い打ちをかけるように深海棲艦の攻勢も強まり、各地で十分な出撃も出来ないために制海権を奪われ、徐々に人類は衰退の一途をたどっていた。
綾城「……くやしい……な……」
何もできずに床に臥せる日々。
ただ無力感に苛まれながら、後悔するが変わらない現実に生きる気力も尽きようとしていた。
綾城「……やり直したい……」
叶うことなのない願いを口にするが、虚空に響くのみで誰か何処かへと届くこともなかった。
???「とうちゃ~く! 久しぶりの下界だ!」
???「空気が全然違う! ん~……何年ぶりかな~?」
西暦2010年
徳之島警備府の一角に突如現れた2人の人物。
外見は20歳前後の成人になり立てという感じだが、金髪ショートの男性と銀髪ツインテールの女性は、姿形からどう見ても日本人には見えなかった。
突如現れたこの2人は、下界に降りたいと言ったヴェルと、承諾したイクスであった。
2人は異なる世界で無数の世界を管理する神のような存在でもあり、多くの世界において精霊や妖精の王たる存在でもあった。
移し身として下界に降りた2人は、存在としては人に限りなく近い状態であるものの、本体の一部を引き継いでいるので人ではない存在でもあり、何とも良く分からない状態としてそこに存在していた。
ヴェル「これからどうするの?」
イクス「人の身に限りなく近いせいか腹減ったな。まずは腹ごしらえだ」
いつの間にか警備府内の妖精数人を侍らせた2人はそう言う。
精霊や妖精の王としての格は移し身といえど変わることは無いため、異世界といえるこの世界でも王としての格は変わらない2人。
姿形は微妙に違うが妖精という存在である以上、警備府内にいる妖精もまた王である2人の元へ続々と集まっている。
イクス「妖精でありながら、完全に人の姿をしている。なかなか面白い存在だな」
様々な格好をした手の平サイズの妖精を、こねくり回すように愛でるヴェルを見てイクスは呟く。
自分の周りにも同じように集まる妖精を撫でつつ、周りを見渡せば視界を埋め尽くすほどに多くの妖精が集まっている。
ヴェル「この子たちもご飯食べるみたいだよ? 準備が大変だね~」
イクス「本当に面白い存在だな……」
妖精が集まりすぎて、妖精の塊と化したヴェルに苦笑しつつも、イクスは虚空から調理器具や食材を取り出して調理の準備を始める。
イクス「この世界でも異界の能力の『無限収納』が使えるのは有り難いな。どれどれ、まずは肉だろう」
独り言のように呟いたイクスはそれ以上気にせず、集まりつつある妖精をヴェルへと投げて、一抱えもある肉塊に包丁を当てて調理を開始した。
やがて辺りにいい匂いが漂い、ゆっくりと警備府内に充満していくのだった。
自室ベッドに伏せる私の横では初期艦の川内が付き添っている。
秘書艦でもある彼女は、執務を行えない俺の代わりに執務を行い、合間に俺の看病も行っている。
今の俺は栄養失調状態であり、ここ数日は水以外まともに食べ物を口にしていなかった。
資材に関しては艦娘達が遠征で少ないながらも、資材を確保しているため最低限の補給は行えている。
しかし、食料の供給を止められてからは……、資材と違って拾う訳にもいかず私財が無い状態では購入での入手も難しく、ろくに食べることができないため、日に日に衰弱していくしかなかった。
川内「提督? お加減はいかがですか?」
綾城「……変わらずだ。毎日ありがとう……」
川内「気にしないでください。何とか余った資材で食料を買えるように」
綾城「上手くいっていないんだろう?」
問いかけると川内は顔を伏せ、嗚咽を漏らす。
綾城「分かっている。ヤツらのせいでお前たちも満足に食べれていないのは知っているからな」
川内「……ごめん……なさい……」
綾城「それに……最近は深海棲艦の侵攻で、制海権を奪われているそうだな……。人類は衰退していくばかりだ……。それでも肥える奴は肥えているがな……。一方で俺は……」
川内「提督!? まさか……?」
綾城「すまんな。もう限界みたいだ……」
川内「!? イヤ……、イヤだよ? ウソだよね……? 」
泣く川内にしがみつかれるが、体のどこも動きそうにないので、俺は川内のするがままにさせている。
綾城「何となくだが分かるんだ。もう……無理だ……とね。……残るお前たちだけが心残りだが……すまない」
窓の外を眺めると雲一つない晴天の空が広がっている。
窓から入る風に心地よさを感じ、それ以外の何かも感じる。
綾城「……どうやらここまでのようだ。気のせいか風が変わったようだ……。」
川内「え? て、提督? ……風? (あれ? 風……っていうか……匂い?)」
綾城「そう……風だ。鼻も利かなくなったのだろうか? 焦げるような「大変だ!!」……ん?」
大声と共に隣室から物音が聞こえ、程なくこちらに近づいて来る足音。
私の部屋の扉を乱暴に開け放ち入って来たのは戦艦の長門であり、私を見つけるなり喜色満面で言い放った。
長門「肉だ!!」
綾城「……は?」
川内「あ~……この匂いはやっぱり?」
場に似つかわしくない発言をした長門に呆けるが、仙台は分かっていたようで納得している様子だ。
……って、ちょっと待て? 今何て言ったか?
綾城「長門……? 肉っていったい……?」
長門「ああ、うむ。すまんが他にも報告がある。施設内の妖精が全ていなk」
綾城「妖精はいいから肉って何だ!!」
確かに先ほどから匂うのは肉の焼ける香ばしい匂い。
久しぶりの食べ物の匂いと、付近で肉を焼いている不届き者がいるのかという思いで、少々錯乱していたようだ。
綾城「肉ってどういうことだー!!」
……この時の私は錯乱のあまり、冷静ではなかったと後述しておくとしよう。
長門「で? 落ち着いたか?」
綾城「すまん。少々取り乱してしまった」
長門・川内 (少々……か?)
俺の錯乱も落ち着いて会話はしているが、俺を含む3人の視線は窓の外へと向いており、外から漂う美味しそうな匂いに集中していた。
長門「現在、飢えた赤城を筆頭に待機組が府内を探索している。もうすぐ報告が来ると思う」
川内「提督がすっ飛ばしたけど、妖精に関する報告が無かった?」
綾城「む……すまん」
長門「いや、大丈夫だ。気のせいか提督も元気になった様な気がするからな」
綾城「風前の灯かも知れんぞ?」
長門「それでもだ。提督には少しでも元気でいてほしいからな」
川内「長門の意見には同感だけど、妖精の件は?」
長門「ああ、そうだった。実は府内で妖精が全員行方不明に「報告です!」……もうか?」
3人が視線を部屋の入口に向けると、報告に来た艦娘である赤城がいた。
満足に食事が摂れない状況であるためか、飢えた獣の様な印象を受けるが、仕方が無いということもあり誰も気にしていなかった。
赤城「お肉が妖精さんで外で美味しいです!」
3人「は?」
少し時は戻り……
とりあえず焼けた肉をヴェルに渡すと、妖精と戯れつつ (集られている?) 食べているので次の調理を始めると、いつのまにか第三者が乱入していた。
乱入者は飢えた獣を彷彿とさせる雰囲気をまとい、俺の調理の一挙手一投足を穴が開くほど見ている。
ヴェルと妖精はあまり気にしていない様子だが、流石に見られるのは気になるので声をかけてみた。
イクス「あの……あなたは?」
??「気にしないでください! 見ているだけですから!」
イクス (見ているだけにしては、こう……狙われてる?)
塊の肉を切り分けて豪快に焼いているその横で、切れ端肉と刻んだ野菜を合わせて炒めているが、乱入者の視線は肉に注がれたままで外れない。
??「……ハァハァ……」
気のせいか息も荒くなってきて、目も充血し始めている。
はっきり言って怖い。
イクス「……食べます?」
??「お気になさ (グゥ~~~) らずに!」
イクス「…… (やべぇ……。すげぇ気になる。お腹の音だよね? それにどんどん近づいているよ? 食べさせるのが正解なのかな?)」
いい感じに焼けた肉と野菜炒めを皿に盛り付け、目の前に迫ってきていた乱入者へ差し出す。
差し出された皿を見つめているが、更に差し出すとキラキラした喜色満面の表情で、差し出された皿を受け取る。
皿を受け取った乱入者はいただきますと、小さく呟き肉を豪快に頬張る。
味わうように咀嚼し飲み込むと、瞬間ぶわっと涙があふれる。
??「 (もっきゅもっきゅ) おいひぃ……、おいひぃで (もっきゅもっきゅ) 」
イクス「喋るか食べるかにしよう?」
??「……♪ (もっきゅもっきゅ)」
どうやら食べることに集中するようで、無言だが輝かんばかりの表情で食べている。
順次出来上がった物は妖精さんたちも食べているので、そんな様子を眺めつつ調理に集中しようとすると、別な方から声が聞こえてきた。
??「赤城……さん?」
??「ふぇ!? か、かがはん!? (もっきゅもっきゅ)」
かがはん?「……とりあえず私は怒るべきですか?」
新たな乱入者は無表情のまま、怒気をこめた声で食べている方に語りかける。
喜色から一転、青ざめて汗をかき始め後ずさるが、食べかけの皿を持ったままなのでどこか滑稽に見える。
??「加賀さん? あの……」
加賀「赤城さんはとりあえず提督へご報告を」
赤城「でも私、まだ途中d」
加賀「……赤城さん?」
赤城「す、すぐに行きます!」
赤城と呼ばれた女性は皿を持ったまま何処かへ走り去った。
残った加賀という女性はそれを見送ると、こちらへ振り返り辺りをきょろきょろ見る。
加賀「妖精が行方不明と聞きましたが、ここにいたのですね。それにしても全員集まってませんか?」
イクス「ん~? 何かどんどん集まったから気にしないでいたけど、なんかダメだった?」
加賀「いえ、ただ妖精は普通は見えないので、こんなに集まり戯れる様子を見ると、驚愕としか言いようがなくて……」
加賀さんがそう言うと妖精のいる一角に手を伸ばす。
すると、妖精の一部が加賀さんの前に集まり、整列しお皿片手に口をモゴモゴさせつつ敬礼する。
そんな妖精の様子に加賀さんは苦笑している。
加賀「……何はともあれ、食料の提供ありがとうございます。それで、非常に申し訳ないのですが、まだ食料をお持ちではないでしょうか?」
イクス「と、言いますと?」
加賀「先程の赤城さんや妖精を見てもらえれば分かると思いますが、我々は満足に食事を摂る事もままならない状態なのです。日々あちこちで集めてはいますが、我々の腹を十分に満たすことができず……」
イクス「まぁ、食料の件は了解しました。まずはここの責任者に合わせて欲しい」
イクス (少し目を離した隙に大分世界が変化している……。非常に不安定な世界だが、そんな世界でも多くの命が生きている。簡単に消えて欲しくないし、まだまだ楽しみたいし手を出す必要はあるかもな……)
加賀「そうですね。では、こちらへ。この警備府の長である提督の元へ案内します」
赤城という女性が去った方へ歩き出す加賀さんの後を、ヴェルに声かけて要請を引っぺがしつつ追いかけた。
天城翔馬は困惑していた。
赤城が意味不明な事をのたまった後に、加賀が外人を2人連れて来たからだ。
提督の自室にはベッドに天城提督がおり、傍らに川内・長門・赤城がいる。
向かい合うように座った外人さん2人の後ろ、部屋入り口近くに加賀がおり、執務室から誰も来ないか時折視線を部屋の外に向けている。
天城「加賀から聞いたがイクスさんとヴェルさんだね? まずは赤城と妖精達が世話になったようだ。礼を言わせてもらう」
どこから、いつ、どのように敷地内に侵入したか分からずに困惑はしていたが、妖精が寄っているのだから悪い人物ではないのだろうと判断し、ベッドに腰かけたまま礼を述べる。
イクスとヴェルがいなくなった先程の場所では、まだ多くの食材が置いてあるらしく、間宮・伊良湖・鳳翔と妖精たちが総出で調理を仕切っているらしく、多くの艦娘が詰めかけているとか。
外の様子が気になるのか、赤城は窓の外を見ており、こちらを見る様子さえない。
イクス「お気になさらず。しかし、随分とその……」
天城「食材が無いのが不思議ですか? お恥ずかしい話ですが、私の不手際で食料はおろか一切の物資が手に入らない状態でして……」
川内「提督は悪くない! 悪いのはあいつらd「川内?」……何よ……本当だもん……」
長門「客人の前だ。少し落ち着け」
天城「騒がしくて申し訳ない」
イクス「いえ、大丈夫です」
体は怠いがそうも言っていられず、何とか笑顔でイクスと向かい合う。
気持ちを落ち着け穏やかに接していたが、イクスの言葉に平静を失いそうになる。
イクス「……何か後悔の念を感じる。何がとはお聞きしませんが、戻れるならばと願ったことはありませんか?」
綾城「っ!……」
長門「客人?」
平静を失ったのは一瞬だが、周りの艦娘たちは若干剣呑な雰囲気でイクスを見やる。……赤城は窓の外を凝視している。
見られているイクスは微笑を浮かべて、あまり気にしていない様子。
綾城「……願うなら戻りたいとは思う。もう少し上手くやれたのではないか……と、何度も自問自答を繰り返した。そのたびに皆にすまない気持ちを感じるばかりだ」
「提督……」
誰が発した言葉か分からないが、呟きはそのまま消えた。
赤城は窓の外を眺めたままよだれを垂らし始めたので、赤城は呟いていないのは確かだ。
イクス「……もし、ですよ?」
綾城「……?」
イクス「本当に戻れるなら、何を願います?」
綾城「……復讐したいと思っていたが、今はそうは思わない。人類は今、生存圏が縮小していく一方だ。このままでは先の未来は暗いままだ。……だから、……願うなら、私は私の思うままに戦えるようにしていきたい。いずれは膿を取り除きたいが第一に国民の事を考えて戦いたい」
イクス「戦争の終結を望んでいるのですか?」
綾城「無理と思う。仮に深海棲艦との戦いが終わったら、今度は人類同士の戦いが始まるだろう。艦娘が前線に立つことも目に見えている。攻撃対象が深海棲艦から各国に住む人々に代わるだけだ。下手をすれば人類対人類対深海棲艦なんていう最悪の未来もあり得るからな。戦争の終結は望むが時間をかけてゆっくりと、まずは当たり前のように私腹を肥やす連中をある程度取り除かないといけない」
語る綾城の目に活力が戻る。
もう叶わない、だが叶えたい未来。
綾城「……お恥ずかしい。変なことを言って申し訳ない」
イクス「いえ、お気になさらず」
そう言い綾城の手を取るイクス。
綾城を覗き込むように見るイクスに、視線を外さず見返す。
イクス「叶えましょう。戻りましょう。あの時へ」
そうイクスが言い微笑むと、綾城は意識を失った。
ヴェル「で? どうするの?」
イクス「あの世界は非常に脆い。すぐにでも崩壊するでしょう。しかし、せっかく降りると決めた世界です。そう簡単に壊しませんよ」
下界に降りる前の状態に戻ったイクスとヴェル。
先程までいた世界を大事に抱えながらイクスは周りを見渡し、いくつかの世界を手繰り寄せる。
イクス「これらも同じように脆く今にも壊れそうな世界です。ですが、多少違えど基本的な概念は同じでしょう。これらの世界を一つにして、更に私たちも降りて世界が壊れないように手助けします」
ヴェル「んん? ……まぁ、イクスが決めたんなら何でもいいよ~」
ニコニコを笑顔を向けてくるヴェルに苦笑するイクス。
気を取り直して抱えている世界と、手繰り寄せた世界をゆっくりと混ぜ合わせる。
やがて世界は一つになる。
イクス「さぁ、行きましょう。終わるかもしれないし、終わらないかもしれない。そんな世界を見に行きましょう」
イクスは微笑むヴェルの手を取り、2人は新しい世界へと降り立った。
綾城「……ここは?」
川内「提督?」
振り返ると秘書艦の川内がこちらを見上げている。
周りを見渡すと見慣れない懐かしい風景。
先程までベッドに臥せっていたはずなのに、いつの間にか外に出ていたようで首を傾げるばかりだ。
川内「……提督?」
綾城「すまない。少し立ち眩みしただけだ」
川内「ええ!? だ、大丈夫なの?」
綾城「問題ない。すまないが川内、確認なんだが……今日の日付とここはどこか分かるか?」
川内「え? ……変な提督。今日は西暦2100年の4月1日。ここは海軍本部のある大本営で、私は綾城提督の初期艦になりました軽巡洋艦、川内型 1番艦の川内ですよ。今は元帥との挨拶を終えて、宿舎に戻り荷物をまとめた後に任地の徳之島警備府へ向かうところです」
首を傾げ答える川内は可笑しそうに笑いながら答える。
だが、綾城の胸中は穏やかではなかった。
綾城 (過去に……戻った!?)
ふと窓を見ると、10年前の自分の顔が窓に映っていた。
戻れるならと願ったが、本当に戻ったようだと再確認した。
綾城 (今度は間違わない。国民を、部下ともいえる艦娘を……今度こそ守る!)
静かに決意を胸に秘めた綾城は、川内を伴い自分が過ごした宿舎に向けて歩き出した。
綾城翔馬にとって、2度目となる西暦2100年4月1日のことだった。
しかし、この時はまだ気づいていなかった。
海を駆け制海権を奪おうとする深海棲艦。
それ以外の敵性勢力がゆっくりを人類に牙を剥こうとしていた。
遥か空の彼方から―――――
遥か深海の底から―――――
遥か地の深くから―――――
誰もまだ知る由はない。
と、いうわけでこれにてプロローグ終わり。
次回から本編。
まぁ、のんびりしていきます。
一応最後の方で混ぜる予定の作品のフラグっぽいのを書きましたが……
分かるでしょうか?
ですが世界観としては艦これをメインとしていく方向です。
艦これ5割 他作品合わせて4割、その他諸々1割といった感じで。
終始こんなテンション?
あまり重い話は書かないようにしようと思う。
あと、初期艦で川内をと書きましたが……
PSvita版の艦これ改では、初期艦に吹雪・叢雲・電・五月雨・漣・睦月・時雨・大潮・川内・神通・那珂の11人から選べます。
個人的には出にくい川内を選んでプレイしているので、初期艦も川内としました。
PSvita版 (以下、改) はPC版 (以下、本家) と違いターン制のゲームなので、毎ターンの初めに物資 (油・鋼材・弾薬・ボーキサイト) が手に入る方式なので、本家のように放置できないのがつらいですねw
その物資も一定ではなくて幅がありますし、海域ごとに輸送船を配置しないと手に入る量も少ないままですし、輸送船の護衛艦隊も編成しないと、まともに手に入らない可能性もあるという仕様。
おかげで、那珂ちゃん増えてもそんなに気にならないw
各海域で輸送船を護衛する那珂ちゃんw (もちろんある程度のレベルは必要なので育てますが……)
戦略ポイントという課金要素っぽいものもあるけど、無限じゃないので御大尽プレイは不可能。
母港は初期100だけど、拡張必須か?
そう考えたら資材のやりくりが大変というね……
2-1時点で各資材4~5000前後しかないという状態。
空母も重巡も運用しないとだから資材が……
建造や開発も……
早い段階で物資調達をある程度確実にしないと詰みますねこれw
まぁ、改は建造前のセーブ&ロードである意味リセマラも可能なので、ある程度狙って建造が可能なのは救いですね。
さて、次回はそれとなく他作品の登場人物 (?) も出せればいいなぁ、と思います。