遊戯王VRAINS また君と笑いあえるその日まで   作:襷木綿

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星杯に導かれし者
闇属性/サイバース族/レベル1/攻撃力0/守備力0
星杯の光を授かり少年は
闇に立ち向かう盾を得る。
その先の未来は闇に染まっていることを
誰も知らない。

クラッキング・プロキシス・ドラゴン
闇属性/ドラゴン族/リンク3/攻撃力3000/リンク先-上・左右
闇属性ドラゴン族2体以上
相手モンスターを破壊した時に破壊したモンスターの元々の
攻撃力分のダメージを相手に与える

ロスト・リンク/罠
墓地のモンスターを任意の数除外してそれと
同数のリンク数を持つリンクモンスターを特殊召喚する


前日談
1話 前日談 1


あの時、僕は0と1しか存在しない世界に連れてこられた。

何もするのを強制されるわけでもなく、ただデータを

必要としている人に届けることだけをしていた。

支えになってくれたのはデュエルだった、時々デュエルを

してくれる人がいた。だけど、大切なものを失っていた。

それは何かはわからない。でも、懐かしかった。

今は高校に通っていた。デュエル部に入りたいと

思ったけど、学校では孤独だった。

「おい、俺を無視するんじゃねぇ。」

回想を止められて振り向いたのは、えっと島…島。

「俺の名前は島直樹だ。」

 

「よろしく島君。」

 

「先輩を呼び捨てにするんじゃねえ。」

あれ?彼ってこんなキャラだっけ?

予定外の出来事だったので戸惑っていると再び言葉をつづけた。

「お前、デュエル部に興味があるんだろう?」

あまりに急だったので、僕は逃げたかった。

でも、デュエルしないと怪しまれるのかな?

怪しまれるって何で怪しまれるんだよ。

「俺とデュエルしろ。」

 

「嫌だ。」

これから僕は予定が詰まっていた。僕は走った、人見知りってつらいよね。

 

 

 

 

「ねぇ、僕はどうすればいいの?」

家に帰っても誰もいない。2年前、家に戻った時にはもう親がどこかへ行っていた。

折角なのでリンク・ヴレインズにログインをした。

「into tha vRAINS」

 

 

 

 

 

 

僕のアバターは現実とはかけ離れていた。

「よ、フラクタル。今日はどうするんだ?」

 

「やぁ、サヨちゃん。今日はどうしようかな?」

サヨちゃんは僕よりもずっと強くてリンク・ヴレインズの裏のカリスマとも呼ばれている。

サヨちゃんは世間とは違いリンク召喚を使わず、儀式召喚を得意としている。

「今日は何もしないで落ちますね。」

 

「うん、わかった。」

サヨちゃんがそう言ったとたん、耳を劈くような音が聞こえてくる。

「な、何事?」

 

「変な恰好・・・あれはハノイの騎士か。」

 

ハノイの騎士、それはリンクヴレインズをハッキングする集団の事を指す。

「何かイラついたので・・ぶっ潰してくる。」

本当はハノイの騎士が僕の事を知っているのか知りたかったから。

「行ってらっしゃい。」

サヨちゃんは自分を信じてくれた。僕も期待に応えないとね。

急いでスピードボードに乗ってハノイの騎士を追った。

「ハノイの騎士。僕と勝負しろ、君が勝てば命をあげよう。」

 

「身の程も知らぬ輩か。よかろう」

 

「「スピード・デュエル。」」

 

「先行は私だ。素晴らしい手札だ。」

素晴らしい手札ってどんな感じよ。

「俺は【召喚僧サモンプリースト】を召喚。召喚時、守備となる。手札から魔法カード【手札抹殺】を捨て、【召喚師アレイスター】を特殊召喚。」

 

「モンスターが2体・くるか。」

 

「手札から魔法カード【融合】を発動。現れろ、【召喚獣カリギュラ】。」

 

「まさか、君は融合使いだったとはね。」

 

「ハノイは古き良き力を重んじるのです。私はこれでターンエンドです。」

 

「僕のターン、ドロー。【星杯を戴く巫女】を召喚。巫女ちゃんを素材にリンク召喚。

現れ出でよ。【星杯竜イムドゥーク】。」

 

「星杯?」

 

「星杯竜の効果、通常召喚をもう一度できる。イムドゥークをリリース、現れろ【星遺物ー『星杯』】。イムドゥークが墓地に送られたので現れろ【星杯の守護竜】。」

このデッキは僕にとって大切なデッキ。失った過去を取り戻すための力だ。

「まさか、貴方はフラクタル。」

 

「僕の事知ってるの?」

彼は少しおびえた表情を見せたように感じる。

「ええ、知ってますとも。」

そのあとの言葉を聞き取ることは不可能だった。

「星杯の守護竜と星遺物でリンク召喚。現れろ、リンク2【星杯剣士アウラム】。そして、星遺物の効果により星杯モンスター2体を特殊召喚する。」

 

 

(ぼくの出番ですね。)

アウラムはこちらを見た。

「アウラムでカリギュラを攻撃。」

 

アウラム

(攻撃名は?)

 

「言わない。」

 

 

「だが、お前は知らないのだな。真実を、ハノイを。私のターン、【ロスト・リンク】を発動する。」

 

 

「墓地のモンスターを任意の数除外してそれと同数のリンク数を持つリンクモンスターを特殊召喚する魔法か。

 

 「私は墓地のモンスターを全て除外し、現れろ【クラッキング・プロキシス・ドラゴン】。」

 

「あんなモンスター見たことがない。これがハノイの力か。」

 

「【クラッキング・プロキシス・ドラゴン】でアウラムを攻撃。プロキシ・デリート」

 

葉月遊巳

LP4000→3000

 

ハノイの力によってスピードボードの一部は破損してしまった。

「スキル、発動。【リミット・オーバー】」を発動するのだろう?」

 

「え、君は一体?」

 

「貴方の事を全て知っております。ハノイの騎士は仮の姿をだけ言っておきます。」

 

「もしも、君が...。」

その後の言葉は続きはしなかった。

 

「【クラッキング・プロキシス・ドラゴン】の効果、相手モンスターを破壊した時に破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージをお前に与える。オール・デリート」

僕のスキルは自由自在に変えることが可能。

でも、リミット・オーバーは...。

 

「その瞬間、スキルのルミナス・エールを発動。効果ダメージを無効にしてモンスター1体を手札から墓地に送る。僕はずっと独りだった。それでいい、リース(星杯の妖精 リース)を墓地に送る。」

 

「リミット・オーバーを発動しないとは...。」

 

「貴方は僕のスキルを1つしか知らない。だから、別のスキルを発動させてもらったよ。」

 

「デュアルスキル持ちか。」

 

「アナザー事件もまぁ、悪くはなかったよ。さぁ、僕の番だ。ドロー、【死者蘇生】を発動し、再び現れて星杯剣士アウラム。そして、星遺物の加護を発動して、【星遺物-『星杯』】と【星杯の守護竜】を手札にする。僕はリースをリリース、再び機動せよ【星遺物-『星杯』】。、【星遺物-『星杯』】をリリースし、墓地のリースを手札に加える。」

 

星杯は回ったら止まることはない。

 

「フラクタル、お前とまたデュエル出来る事を祈るよ。」

 

「勿論だよ。現れて【星杯に誘われし者】と【星杯を求める者】、僕は求める者でリンク召喚する。現れろ、【星杯竜イムドゥーク】そしてアウラムとともにリンク素材にする。現れろ、【星杯戦士ニンギルス】。手札に星杯モンスターはいない。」

 

「デッキにまだあるのか。」

 

僕はうなづいた。

 

「1ターンに1度、分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ選んで墓地へ送ることができる。僕は求める者をリリースし、君には【クラッキング・プロキシス・ドラゴン】しか存在しない。よって墓地に送るよ。」

 

「ほう、見事に【クラッキング・プロキシス・ドラゴン】の隙をついてきたか。よかろう、負けを認めよう。今度は私自らのデッキで勝負しよう。」

ハノイの騎士はログアウトをした。

ハノイの騎士は僕を知っていた。

僕は今から3つの事をしなくてはならない。

1つ、サヨちゃんに事情を話す。

2つ、ログアウトしてお菓子を買ってくる。

3つ、島に問い合わせる。

 

まだ、アナザー事件の情報はまだ1つも手に入っていない。

僕には時間がない。全ての事件の真相を暴いて見せる。

そのためになら手段を択ばないから。

例え、闇に身を染めたとしても事件の真相を見つけて見せる。

 

 




主人公の葉月遊巳はアナザー事件の被害者だけど、ロスト事件には
巻き込まれていません。
襷木綿が虚構と真実の合間に見える悲しき物語。
アナザー事件とロスト事件の関係性とは。
次回サブタイトル
光の道
デュエルスタンバイ。
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