遊戯王VRAINS また君と笑いあえるその日まで 作:襷木綿
・・主人公の秘密が少し明らかになります。
・・・ドラグニティ優遇されてるなぁ(次の段の話)
出してほしいデッキテーマとかありましたらメッセージください。
星遺物関係は全て出すので・・そこはご了承ください。
「ねぇ、遊巳君。何故、君はデュエル部に入ったの?」
「え、それは。」
「君は自分で孤独に思ってるからでしょ。だって、私だってそうなんだもの。」
葵ちゃんから聞かされる事実はすごく悲しかった。
「そうなんだ。」
「君は顔に出てくるほどね。まぁ、君とこうして話せてよかった。」
「なんと返せばいいかわかんないや。」
「ふふ、遊巳君って面白いね。」
僕はアナザー事件の被害者っていう事を隠すべきなのか悩んでいた。
暫くして、SOLが見えてきた。
「一緒に中に入るよね?」
「大丈夫なの?」
「貴方の事は全て兄に伝えてあるから大丈夫よ。」
「なんか、怖いな。」
僕は葵ちゃんに案内され、SOLの一室に辿り着いた。
「初めまして、遊巳君。」
「ひゃ、ひゃじめまして。葉月遊巳と申します。」
「遊巳君って案外人見知りなんだね。」
「君より2歳上だけど。敬語は要らないよ。」
「ひゃ、はい。」
ヴレインズを管理している一室を見渡すとPC機器では常に稼働していた。
「君に折り入って、頼みがある。」
「な、なんでしょう?上から命令があったんだがイグニスを回収してほしい。」
「イグニスは高度なAIらしい。」
「イグニスか。まぁ、出来る限りは頑張ります。」
まず、イグニスがどのような姿をしているのだろうか。
「因みにこれがイグニスだ。」
「6種類もいるんですね。」
6種類、6属性って事なんだろうか?
「そういえば、そうか。連絡先を教えてくれないか?私も折り入って連絡する。」
草薙さんとはまた違った連絡先を教えた。
僕は少し3人でお話をした後、その場を後にした。
「イグニスか。AIは回収するのを嫌がるからなぁ。」
「遊巳君ですね。イグニスの事を何か知っているのですか?」
傍には僕の伸長の1.5倍ぐらいある男が聞いてきた。
「SOLにただ回収してくるよう言われただけだよ。」
「SOLか。あまり信用するな、SOLはイグニスを使って世界を混乱に貶めようとしている。」
「ふむふむ。因みに、貴方は?」
「私の名はファウスト。私達の仲間にならないか?」
「仲間って?」
少し知らない人だったから怖かった。
「今から時間あるか?」
「ええ、一応はね。」
僕はファウストの車に乗せてもらった。
ファウストさんは一応研究者らしい、で何の研究かは教えてくれなかったけど。
「着いたぞ。此処が鴻上博士の家だ。」
鴻上博士は何処かで聞いたことがある名前。
ファウストさんは鍵を開けて僕を案内してくれた。
「ファウスト、その方は?」
「彼は…。」
「初めまして、葉月遊巳と申します。」
「鴻上了見だ、よろしく頼む。」
「いやぁ、君がレイ君ですか。私の名は
「えっと、君がスペクターか。」
「ええ、そうです。渡した力は満足していただけました?」
「まだ、実験してないよ。」
了見さんとファウストが黙って話を聞いていた。
了見さんは口を開いた。
「私の父はSOLテクノロジー社によって殺された。」
「それってどういう意味?」
「私の父はとある事件を単独…いや3人の協力者とともにAIを作りはじめた。
それは半年程かかった。半年経った時、父はSOLテクノロジー社によって監禁された。戻って来た時には父は無残な姿で家に戻って来た。まだ、父の心はVRAINSに存在する。」
了見さんの過去は大変だったと僕は知った。了見さんは悲しみを
顔に出さずに喋っていた。
僕はすぐに顔に出てしまう事を少し反省した。
「父が言っていた。イグニスは放置してすると人類を滅ぼすと。イグニスを抹殺してからSOLテクノロジーに復讐する。力を貸してほしい。」
「考えさせてください。」
僕はファウストさんに家まで送ってもらった。
『浮かない顔ですね。何かありましたか?』
「え、いや。なんでもないよ。」
いくらEIがAIとはいえども、相談するわけには行かなかった。
「ハノイの騎士につくか、SOLテクノロジーにつくか。」
僕はどちらにも就きたくなかった。
夕食の時間に草薙さんから連絡がきた。
(イグニスと呼ばれるAIが逃げ出しらしい。俺と遊作はそのAIを捕まえる。)
とのこと。
僕は未熟なハッキング技術をしようしてイグニス、いや座標しかわからないサイバース世界に仕掛けた。
『君はサイバース世界にハッキングかけようとしてますね。』
「EI。」
『私も手伝いましょうか。ただし、この事は内密に』
「そりゃあ、勿論。」
EIの行動に僕は不安を覚えた、
『大丈夫。私は君と違って頑丈に出来ているから。』
この時はまだ知らなかった。
EIの真実を。
僕はパソコンに不規則な羅列を打ち込んだ。
数時間ぐらいは没頭していた。
『少しは休んだ方がいいよ、遊巳。私はAIだから大丈夫だけど。』
僕は少しソファにもたれかかった。
「ねえ、忘れないでほしい。私の事。」
暗闇で一人の少女が僕に話しかけてきた。
「えっと、君の名は。」
「私はイヴ。ずっと、貴方を守りし者。」
次に目が覚めたのは深夜1時過ぎだった。
自分でも疲れていたことには気づきもしない。
EIはメンテナンスモードに入っていた。
「お疲れ様、EI。」
僕は何かに憑りつかれたかのようにパソコンを起動した。
パソコンを開けるとメッセージが急に開いた。
「た、助けて。私を此処から出してよ。ねぇ、ねぇ。」
幼い声が響く。
(貴方は私の物。トロイメライ、さぁ。私の傀儡として動きなさい。)
「キャァァァァ。」
彼女の声は次第に変化していた。
「私は夢幻崩界イヴリース。悪夢を見せる者。」
そこで映像は途切れていた。
「一体何なの、これは。」
不審に思った僕はその画像を端末に移し替えると布団に入った。
その日は珍しくすがすがしい朝を迎えたけど、
気持ちは憂鬱な気分だった。
取りあえず僕は制服を着て、学校へと向かった。
みんなは知らない人について行っては駄目ですよ?危険なので