【お試し連載】フューチャーカードバディファイト ~炎の剣士の輝跡~   作:巻波 彩灯

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 皆さん、お久し振りです。無脳で更新が遅い巻波です。この度は年越しギリギリのタイミングまで更新するのが遅くなってしまい、申し訳ありませんでした!!
 完全なる言い訳ですが、遅くなった理由は忙しくなって執筆の時間が取れなかったからなのと体調を崩してそれどころじゃなかったからです。本当に申し訳ありません。

 いきなり謝罪から話をスタートさせてすみません。少し話を変えて、近況報告をこの場でしていこうと思います。
 まず、活動報告を見てくださった方は知っているかもしれませんが、今月の中旬に行われた『神バディフェスタ』に参加させていただきました。フリーファイトのみですが、とても充実した時間を過ごせました。……まあ、清々しい程に負けてきたんですけどね。
 次に今日まで東京ビックサイトで行われていたコミックマーケット95、所謂冬コミに参加してきました。私は初日と二日目に参加してかなり乏しい軍資金で欲しい同人誌が買えたし、絵師の方とお話し出来たのでとても満足しています。

 ……自分の近況報告よりも本編ですね。では、後書きにてまた会いましょう。


第5話:消えぬ炎

 日が昇るも早くなったこの頃、空達は長期の休み――所謂、夏休みに入っていた。剛志も一昨日ぐらいに入ったらしく、今日は家にいない。

 俺はというと毎朝庭で窓辺に腰かけ空の稽古を見ている。初めて見た時よりかはマシになったが、それでもまだ太刀筋は情けない。気合だけは十分に迫力があるのだが。

空「アウラ、どうだった?l

 回数をこなした空がこっちに顔を向けた。その額には汗が流れている。

アウラ「良くはなっているが、まだまだだな」

空「そっかぁ~、まだまだなんだね」

 空は特段落ち込む事もなく、あっさりとした口調で言う。本人も分かっていたみたいだし、それだけでも十分だな。

アウラ「今日はそれぐらいにしとけよ」

空「何で?」

 キョトンとした顔で俺を見つめる。コイツ、忘れているな。

アウラ「今日は碧達と約束した日だろ?」

空「ああ~!? 忘れてた~!」

 空はそう言うと急いで家の中に入り、二階へと駆け上がって行った。やっぱり忘れていたんだな。

アウラ「あの事件から音沙汰がねえな……」

 俺達が襲われて随分と時が経つが、少なくとも俺達の周辺で何かしらの事件は起きていない。しかし、テレビという物で流れいた情報によれば、俺達がいる地域以外にも似た様な事件が起きているらしい。誰かしら裏で動いているのかもしれない……レックスか別の誰かかは分からねえが。

空「アウラ~! 置いて行くよ~!!」

 後ろを振り返ると準備が整った空が待っていた。俺は何も言わない代わりに腰を上げ、窓を閉めるとそのまま空に付いて行った。

 

 

 この頃、外出している時に思うのだが……暑い!! 何だ、ここの暑さは!? 気温が高いだけじゃなく湿気もあるから非常に蒸れているから気持ち悪いし、身体中の水分という水分が消えていく感じがするぞ。

空「アウラ、ラディ、何で死にそうな顔しているのさ?」

 前を歩く空に言われた。空の頭の上にいるラディは今にも溶けそうな様子でだらけている。お前、そんな風になるならカードの中にいとけって。

アウラ「そんなに死にそうな顔してんのか、俺?」

空「死にそうというか、すっげー暑いって顔に出てる」

アウラ「当たり前だろ!! 生まれ育った環境が違うんだよ!」

 ドラゴンワールドも夏は確かに暑い……とは言え、湿気はそこまでないし風も適度に吹いているから比較的過ごしやすかった。

 だが、ここは違う。暑さの質が違う。だから、くそ暑い。

空「そんなにドラゴンワールドって暑くないの?」

アウラ「いや、暑いには暑い。だが、ここよりかは過ごしやすい。な、ラディ?」

ラディ「ガウ」

空「そうなんだ……じゃあ、今度遊びに行きたいなぁ~」

 「そうだな」と言いたいところだが、レックスの件があるから素直に頷けない。でも、事を終えたら空を故郷に連れていきたいな。

アウラ「それだったら、宿題をさっさと済ませる事だな」

空「うっ……だから、それを片付けるために碧の家に行っているわけじゃん!」

アウラ「それもそうだったな」

 無事に片付くと良いがな……日頃から少しサボり気味だし、清晴も来るみたいだから進まないってオチも有り得そうだ。

 

空「そろそろ碧の家に着くね」

 しばらく他愛のない話をして歩いていると空が言った。どうやら、碧の家に近いらしい。

アウラ「そうなのか?」

空「うん。だって――」

 空が説明しようとした瞬間、とてつもない轟音が聞こえてきた。方角は空が指している方とは違うが、今はそんな事はどうだって良い。

アウラ「空、行くぞ!」

空「え、ちょっと待ってよ!?」

アウラ「しゃーねえな! こうすりゃ、良いだろ!」

空「ボクの意志が無視されてるんだけど!!」

 空を小脇に抱え、音が聞こえた方角へと走って向かった。

 

 勘で行ったものの迷いもせず現場に到着出来たのは良かったが、目の前には衝撃的な光景が広がっていた。

 一匹の赤い竜と一人の少年がいて、竜の足元から先の地面がかなり抉れて遊具は衝撃でいくつかが歪んでいる。俺達が前にやろうとした事の結果が目の前で示された気がした。

?「あ? お前ら、誰だ?」

 少年がこっちに気付いて、話しかけてきた。竜の方もこっちに視線を向ける。

アウラ「それはこっちの台詞だ……って言っておきてえが事態が事態だ。俺はアウラ、んで俺が抱えている奴が俺のバディの日向空って言って、こっちの竜がラディだ」

空「どうも」

ラディ「ガウ」

 一通り紹介が終わったから向こうも話すだろうと思ったが、少年の目の色がかなり変わっている。あ、これ展開読めた。

?「お前ら、バディファイターなのか! なら、俺とファイトしてくれ!!」

 正直、そうなると思ったぞ。だが、それよりも先に聞かなくちゃいけない事がある。

アウラ「お前等は一体ここで何をしてたんだ?」

 ここまでド派手な事をやったんだ。何もないって事はないだろう。

?「んあ? ああ、さっきまでファイトしてたんだよ。あそこに倒れているアイツと」

 少年が指差した方へ顔を向けると彼の言う通り、青年が一人倒れている。その傍らには見かけた事のあるデッキケースが……。

アウラ「おい!? お前、本当にアイツとやったのか!?」

?「そうだって言ってんだろ。そんな事より早くファイトしようぜ!」

アウローラ「それはまた大変な物を……」

 いつの間にかカードから出て来たアウローラが口を開く。アウローラの表情はとても硬い。

空「え? 何であのデッキケースがあるのさ?」

 空も疑問に言う。ラディもとても不思議そうな目で見つめる。

?「やっぱり、何かあるんだな?」

 竜が口を開いた。ファイトしたというのだから、何か感じ取っても不思議じゃねえだろうな。

アウラ「ああ、あのデッキケースは通常のファイトパワーを無視してファイト出来る代物だ。おまけにバディでも何でもないカードが具現化して、攻撃出来るんだよ」

?「なるほど……色々と合点がいった」

 竜はとても納得したみたいだ。一段落したところでアウローラに話を振る。

アウラ「そういや、闇とかどうとかどうなんだ?」

アウローラ「それに関してですが、先程の大事により闇も払われているみたいです」

 アウローラはデッキケースの傍らに寄り、調べていた。結果が分かって先程よりも表情が穏やかになっている。

アウラ「そうか、なら――」

?「だぁーー!! そんなつまんねえ事はどうだって良いからファイトしようぜ!!」

アウラ「あ!?」

 遂に少年が爆発した。つか、さっきからそればっかだな!

アウラ「空、どうすんだ?」

 一応、空に聞く。いつもなら許可なく俺が勝手に言うところだが、他人がやっているのを見ているとちゃんと確認しようと思えてしまうのが不思議だ。

空「ボクは大丈夫だよ!」

アウラ「なら、下ろすぜ」

 俺は空を下ろした後、アウローラに視線を送る。アウローラはどこか諦めた顔で肩を竦めた。

?「っしゃ! なら、さっさと始めようぜ!」

空「それは良いんですけど……えっと、名前は?」

闘真「俺の名前か? 俺は相楽闘真、こっちは相棒のザンバソードだ! ってか、んな事よりファイトだ!!」

ザンバソード「相棒がこんなんですまないな……だが、やるからには全力でやらせてもらうぞ!」

 状況うんぬんは抜かしてファイトする羽目になっちまったな……。まあ、そっちがその気ならこっちもこっちもやる気全開だぜ!

アウラ「臨むところだぜ! なあ、空?」

空「うん! こっちも全力で戦います!」

 

 

闘真「俺の全力を以って、お前の心の声を聞く! ルミナイズ、『ファイト・オブ・デュオローグ』!!」

空「蒼い炎は己の信念を示す証! その燃える信念が今煌めく! ルミナイズ、『蒼炎の輝跡』!!」

闘真&空「オープン・ザ・フラッグ!!」

闘真「ドラゴンワールド!」

 闘真の手札:6/ゲージ:2/ライフ:10/バディ:超武装騎竜 ザンバソード・ドラゴン

空「ドラゴンワールド!」

 空の手札:6/ゲージ:2/ライフ:10/バディ:竜騎士 アウラ

闘真「先攻は俺がいただくぜ! チャージ&ドロー!」

 闘真の手札:6→5→6/ゲージ:2→3

闘真「まずはキャスト、『D・R・システム』を設置! そして、『ブーメラン・ドラゴン』をライトにコール!」

 闘真の手札:6→4/ライト:ブーメラン・ドラゴン/設置:D・R・システム

 ライト:ブーメラン・ドラゴン/サイズ0/攻防2000/打撃1

 旬が使っていた奴とはまた少し違うな。って事は手札に戻っていくのか……?

闘真「行くぜ、アタックフェイズ! ブーメラン・ドラゴンでファイターにアタックだ!!」

空「うっ!」空のライフ:10→9

闘真「ブーメラン・ドラゴンの効果でバトル終了時に手札に戻る! さらにD・R・システムの効果で俺の場のモンスターが手札かデッキに戻った時、ゲージを+1!」

 闘真の手札:4→5/ゲージ:3→4/ライト:ブーメラン・ドラゴン→なし

 その名の通りにブーメラン・ドラゴンは闘真の手札に戻って行った。しかも、その効果を利用してゲージを増やすカードもある。ゲージが溜まる前に決着を付けたいな。

空「うえ!? ゲージが増えるの!?」

闘真「へへ、今はまだこれぐらいしか出来ないがな。ターンエンド!」

 闘真の手札:5/ゲージ:4/ライフ:10/設置:D・R・システム

空「ボクのターンだね! ドロー、チャージ&ドロー!」

 空の手札:6→7/ゲージ:2→3

空「ライトに『竜騎士 アウラ』をゲージ1払って、バディコール!」

アウラ「よっしゃあ!! 行くぜ、ラディ!!」

ラディ「ガウ!!」

 空の手札:7→6/ゲージ:3→2/ライフ:9→10/ライト:竜騎士 アウラ

 空のライト:竜騎士 アウラ/サイズ2/攻6000/防4000/打撃2/[貫通]

空「レフトに『竜騎士 エル・キホーテ』をコール! さらに『竜剣 ドラゴフィアレス』を装備!」

 空の手札:6→4/空:竜剣 ドラゴフィアレス/レフト:竜騎士 エル・キホーテ/ライト:アウラ

 空:竜剣 ドラゴフィアレス/攻3000/打撃2 レフト:竜騎士 エル・キホーテ/サイズ1/攻防2000/打撃2

空「アタックフェイズ! アウラでファイターにアタック!」

アウラ「オラァ!」

 いつも通りに斬りかかると青い竜の盾が目の前に現れた。

闘真「キャスト、『ドラゴンシールド 青竜の盾』で攻撃を無効化して俺のゲージを+1だ!」闘真の手札:5→4/ゲージ:4→5

アウラ「チッ!」

 防がれたか……こうも通らないと流石に苛ついてくる。

闘真「どうした! お前らの炎はそんなもんじゃないだろ!?」

アウラ「うるせぇ! まだまだこれからだ!!」

 次こそはてめえに炎を叩き込んでやる! こんなところで不貞腐れるのは……立ち止まるのは性に合わねえからな!!

闘真「へっ、その言葉覚えとくぜ」

 とても満足そうに頷く。こいつ、何考えているだか良く分からねえな。

空「次はエル・キホーテでアタック!」

闘真「ぐっ! いい攻撃だぜ……」闘真のライフ:10→8

空「エル・キホーテの効果でファイターにダメージを与えたからボクのゲージを+1するよ!」空のゲージ:2→3

空「最後にドラゴフィアレスでファイターにアタック!」

闘真「これも受ける! ぐわっ!」闘真のライフ:8→6

空「ボクのターンはこれで終わりだよ!」

 空の手札:4/ゲージ:3/ライフ:10/空:ドラゴフィアレス/レフト:エル・キホーテ/ライト:アウラ

闘真「俺のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

 闘真の手札:4→5/ゲージ:5→6

闘真「よし、来たぜ! 『竜王剣 ドラゴエンペラー』をゲージ1とライフ1を払って装備! さらに『Wピコピコハンマー・ドラゴン』をレフトにコールだ!」

 闘真の手札:5→3/ゲージ:6→5/ライフ:6→5/ドロップ(武装騎竜の種類):0→1/闘真:竜王剣 ドラゴエンペラー/レフト:Wピコピコハンマー・ドラゴン/設置:D・R・システム

 闘真:竜王剣 ドラゴエンペラー/攻6000/打撃2 レフト:Wピコピコハンマー・ドラゴン/サイズ0/攻2000/防1000/打撃1

闘真「んでライトに『ブレイドウィング・ドラゴン』、センターにブーメラン・ドラゴンをコール!」

 闘真の手札:3→1/闘真:ドラゴエンペラー/レフト:Wピコピコハンマー/センター:ブーメラン・ドラゴン/ライト:ブレイドウィング・ドラゴン

 ライト:ブレイドウィング・ドラゴン/サイズ1/攻防2000/打撃2/[移動]

アウラ「おいおい、俺がいるのに[移動]持ち出してどうするんだよ?」

 俺は[貫通]という能力を持っている。センターにモンスターを置いてもそのモンスターを破壊したらダメージが入れられるっていうやつだ。

 アウローラみたいに防御力がある訳じゃねえし、何か他に能力があるのか……?

闘真「まあ、黙って見てろよ。キャスト、『ドラゴニック・グリモ』! 俺のライフが5以下だがら発動出来て、俺の手札を全て捨ててデッキから3枚をドロー!」

 闘真の手札:1→0→3

闘真「さあ、行くぜ……アタックフェイズ! ブーメラン・ドラゴンでファイターにアタックだ!」

空「受けます、うっ!」空のライフ:10→9

闘真「ブーメラン・ドラゴンは効果で手札に戻って、そして俺の場のモンスターが手札に戻ったからD・R・システムの効果で俺のゲージを+1!」

 闘真の手札:3→4/ゲージ:5→6/センター:ブーメラン・ドラゴン→なし

闘真「まだまだ俺の攻撃は続くぜ! ドラゴエンペラーとWピコピコハンマーでアウラにアタックだ!」

 俺の方に来やがった。当然と言えば当然か。だが、空が何かしらのカードを持っている筈だ。

空「ゲージ1を払って、キャスト『大空を手に入れて』でボクの場のモンスターを全て手札に戻すよ!」

 空の手札:4→3→5/ゲージ:3→2

 流石だぜ、相棒。だけど、やはりこの場から戻る時の感覚は慣れねえな……。

闘真「へっ、そう来たか……おもしれぇじゃねえかよ!! なら、俺はWピコピコハンマーの能力を【対抗】で使うぜ。Wピコピコハンマーをドロップゾーンに置く事で俺のゲージを+1だ!」

 闘真のゲージ:6→7/ドロップ(武装騎竜の種類):1→2/レフト:Wピコピコハンマー→なし

闘真「俺の攻撃はまだ終わっちゃいないぜ! ブレイドウィングでファイターにアタックだ!」

空「キャスト、青竜の盾! 攻撃を無効化してボクのゲージを+1!」

 空の手札:5→4/ゲージ:2→3

闘真「へへっ、良いじゃねえかよ。ターンエンド!」

 闘真の手札:4/ゲージ:7/ライフ:5/ライト:ブレイドウィング

空「ボクのターン! ドロー、チャージ&ドロー!」

 空の手札:4→5/ゲージ:3→4

空「ライトにアウラをゲージ1払ってもう一回コール! さらにレフトに『神竜騎士 アウローラ』をゲージ2払ってコール!」

 空の手札:5→3/ゲージ:4→1/空:ドラゴフィアレス/レフト:神竜騎士 アウローラ/ライト:アウラ

 レフト:神竜騎士 アウローラ/サイズ3/攻防6000/打撃2/[移動]

闘真「んあ? サイズ3のモンスターがいんだからサイズオーバーだろ?」

アウローラ「私は空さんの場にサイズ2のモンスターがいる時、サイズを2減らす事が出来るのですよ」

 空のレフト:アウローラ/サイズ3→1

闘真「なるほどな。またおもしれぇモンスターを……お前、本当におもしれぇ奴だな!」

空「面白いって……何か調子が狂うなぁ~」

 空は困惑している。あんな奴から面白いって言われれば、そりゃ困惑するよな。

空「まあ、いいや。アタックフェイズに入るよ!」

闘真「攻撃に入る前にキャスト、『ドラゴンシールド 金竜の盾』!! 次に俺が受けるダメージを0に減らすぜ!」

 闘真の手札:4→3/ゲージ:7→6

アウラ「なっ!?」

空「うえっ!?」

アウローラ「そう来ましたか……これだと最低1回分はダメージを与える事が出来ませんね」

 冷静に言いやがる……って事は俺が[貫通]で通しても俺の能力が発動しねえ。くそ、やりやがるぜ。

闘真「そういうこった! ブレイドウィングをセンターに移動させるぜ!」

 ブレイドウィング:ライト→センター

空「それでもやるしかない! アウラでブレイドウィングにアタック!」

アウラ「オラァ! きっちり破壊はさせてもらうぜ!!」

 俺は右の剣を薙いでを炎を飛ばして赤い翼竜を燃やす。翼竜は為す術もなくあっさり黒焦げにされ消滅した。

 ブレイドウィング・ドラゴン 撃破!

闘真「金竜の盾の効果で俺が受けるダメージは0だ!」

 闘真のドロップ(武装騎竜の種類):2→3

空「これでダメージが入る! 次はアウローラさんでアタック!」

アウローラ「はあぁぁぁ!」

闘真「ぐおっ! へへっ、まだまだ!!」闘真のライフ:5→3

 攻撃を受けて笑顔になっている。アイツ、ドMじゃねえのか?

空「ドラゴフィアレスでファイターにアタック!」

闘真「キャスト、『ドラゴ根性!』!! 俺にダメージ1を与える代わりにライフを+3する! ぐっ!!」

 闘真の手札:3→2/ライフ:3→2→5→3

空「なら、ボクは【対抗】でキャスト、『ドラゴニック・チャージ』! デッキの上から2枚をゲージに置く!」

 空の手札:3→2/ゲージ:1→3

空「ターンエンド!」

 空の手札:2/ゲージ:3/ライフ:9/空:ドラゴフィアレス/ライト:アウラ/レフト:アウローラ

闘真「へへっ、かなりピンチだな! ドロー、チャージ&ドロー!」

 闘真の手札:2→3/ゲージ:6→7

闘真「俺のドロップゾーンに《武装騎竜》が3種類ある……出番だぜ、相棒!! ライトに『超武装騎竜 ザンバソード・ドラゴン』をゲージ3払ってバディコールだ!!」

ザンバソード「待ちくたびれたぜ……これでようやく暴れられるって訳だな!」

 闘真の手札:3→2/ゲージ:7→4/ライフ:3→4/ドロップ(武装騎竜の種類):3→4/闘真:ドラゴエンペラー/ライト:超武装騎竜 ザンバソード・ドラゴン

 

超武装騎竜 ザンバソード・ドラゴン

ドラゴンワールド

種類:モンスター 属性:武装騎竜/赤竜

サイズ3/攻10000/防6000/打撃3

■君のドロップゾーンに《武装騎竜》が3種類以上あるなら、コールできる。

■[コールコスト]ゲージ3を払う。

■このカードはセンターにコールすることができない。

■このカードが1枚で相手の場のモンスターに攻撃した時、このカードとバトルしている相手のモンスターの能力全てを無効化する。

[貫通]

「コイツはなまくらだからなぁ、叩き潰すこと以外に使えねぇんだよ」

 

 ザンバソードの図体もデカイがその手に持っている剣も奴の身の丈程ある大きさだ。いくら俺でもまともに受ける気が起きない。

闘真「そして、ブーメラン・ドラゴンをレフトにコールだ! さらにキャスト、ドラゴニック・グリモで手札を全て捨てて3枚ドロー!」

 闘真の手札:2→1→0→3/闘真:ドラゴエンペラー/レフト:ブーメラン・ドラゴン/ライト:ザンバソード

闘真「行くぜ、アタックフェイズ!!」

空「[移動]は使わないよ!」

アウローラ「ええ、その方が良いでしょう」

闘真「なら、ブーメラン・ドラゴンでファイターにアタックだ!」

空「うっ!」空のライフ:9→8

闘真「ブーメラン・ドラゴンは手札に戻って、俺の場のモンスターが手札に戻ったからD・R・システムの効果で俺のゲージを+1! んで、ザンバソードでファイターにアタック!」

 闘真の手札:3→4/ゲージ:4→5

ザンバソード「どりゃぁぁ!」

空「キャスト、青竜の盾! その攻撃を無効化してボクのゲージを+1!」

 空の手札:2→1/ゲージ:3→4

ザンバソード「やるな!」

闘真「へへっ、相棒の攻撃を止めたか……! 次は俺だ、ドラゴエンペラーでファイターにアタックだぜ!!」

空「手札が……うわっ!」空のライフ:8→6

闘真「ファイナルフェイズ!!」

空「まだ攻撃が続くの!?」

闘真「そうだぜ! 俺がこのターンに《武器》で相手にダメージを与えたなら使える……キャスト、『竜撃奥義 デュアル・ムービングフォース』!! ゲージ2を払って、相手にダメージ2! そして、俺のライフを+2するぜ!」

 闘真の手札:4→3/ゲージ:5→3/ライフ:4→6

空「うわっ、嘘でしょ!?」空のライフ:6→4

闘真「ターンエンドだ!」

 闘真の手札:3/ゲージ:3/ライフ:6/闘真:ドラゴエンペラー/ライト:ザンバソード

空「まだまだこっから! ドロー、チャージ&ドロー!」

 空の手札:1→2/ゲージ:4→5

空「ドラゴフィアレスをドロップゾーンに置いて、『竜剣 ドラゴブリーチ』をゲージ1とライフ1払って装備!」

 空の手札:2→1/ゲージ:5→4/ライフ:4→3/空:ドラゴフィアレス→竜剣 ドラゴブリーチ

 空:竜剣 ドラゴブリーチ/攻5000/打撃3

空「キャスト、ドラゴニック・グリモで手札を全て捨てて、3枚をドローするよ! って、何か熱い!?」

 空の手札:1→0→3

 空が引いたカードで1枚だけ燃えている……まるで俺の剣の様に。もしかして、あのカードは――。

闘真「まさに反撃開始って感じだな! かかってこい!!」

空「行きます! アタックフェイズ!! まず、アウラでファイターにアタック!」

 んな事を考えている暇なんてねえな。とにかく目の前にいる奴をぶった切る!

アウラ「喰らいやがれってんだ!」

闘真「そう簡単に喰らうかよ! キャスト、『ドラゴンシールド 緑竜の盾』だ! 攻撃を無効化にして俺のライフを+1!」

 闘真の手札:3→2/ライフ:6→7

 まだだ! ここで止まる訳にはいかねえんだ!!

アウラ「空、さっき燃えてたカードを!!」

空「う、うん! キャスト、『ブレイジング・スピリット』! サイズ2のモンスターの攻撃が無効化された時に使えて、ボクの場のモンスター1枚をスタンドする……アウラをスタンド!」

 空の手札:3→2/ライト:アウラ スタンド!

 

ブレイジング・スピリット

フラッグ:ドラゴンワールド

種類:魔法 属性:竜騎士

■君の場のサイズ2の《竜騎士》のモンスターの攻撃が無効化された時に使える。

■【対抗】君の場の《竜騎士》のモンスター1枚をスタンドする。さらにカード名に「アウラ」を含むモンスターがスタンドしていたなら、君のデッキの上から1枚をゲージに置き、君のライフを+1。「ブレイジング・スピリット」は1ターンに1回だけ使える。

 

空「さらにカード名に「アウラ」を含むモンスターがスタンドしていたなら、ボクのゲージとライフを+1する!」

 空のゲージ:4→5/ライフ:3→4

アウラ「もう一度だ!!」

ラディ「ガウ!!」

闘真「へっ、そうだ……もういっぺん来やがれ!」

空「アウラでもう一度アタック!!」

アウラ「オラァ! 今度こそ燃えやがれ!!」

 ラディが炎を吐くのと同時に奴に向かって右手に持っている剣を振るう。その剣の炎は先程よりも紅く激しく燃えていた。

闘真「ぐはっ! やっぱり、お前の剣は熱いな!」闘真のライフ:7→5

アウラ「テメェの手札も一緒に燃やすぜ!!」

 手札を今度は左手の剣で薙ぎ、蒼い炎で燃やす。蒼い炎からは扱っている俺でさえ熱いと思う程、とてつもない熱さを感じた。

闘真「へへっ、さらに激アツだな!!」闘真の手札:2→1(『ドラゴ・ポンド』)

 とてつもなく楽しそうだな、コイツは。まさしく“コレ”を待っていたんだと言わんばかりの笑顔だ。

空「アウラの能力で相手の手札が減ったからアウローラさんの能力を発動! ボクはデッキから1枚をドローするよ!」

アウローラ「ここで私の能力の出番ですね」

 空の手札:2→3

空「次はアウローラさんでファイターにアタック!」

アウローラ「参ります……はあぁぁ、せい!」

闘真「ぐわっ! へへっ、こっちは鋭いな!」闘真:5→3

空「今度はドラゴブリーチでアタック!!」

闘真「へへっ、悪いな! ドラゴエンペラーの効果で俺が受けるダメージが3以上ならダメージを1減らすぜ!!」闘真のライフ:3→1

ザンバソード「つまり、まだまだ終わらないって事だ!」

アウラ「空、あのカードは!?」

空「引いてないよ!」

アウラ「こんな時に限ってか!?」

空「いつもいつもこんな時に引けると思うなよー!!」

 割りと引きが良いから期待はしていたが、ここでまさか引けていないとは少し驚いたな。だが、その分防御カードを引いているかもしれないし、まだ諦めるのには早い。空も諦めた様な目なんてしていないしな!

空「ターンエンドだよ!」

 空の手札:3/ゲージ:5/ライフ:4/空:ドラゴブリーチ/レフト:アウローラ/ライト:アウラ

闘真「まあ、そういう時もあるって事さ。ドロー、チャージ&ドロー!」

 闘真の手札:1→2/ゲージ:3→4

 大分ピンチだった筈だが、コイツの態度はさっきから変わっていない。負ける事も楽しいと思える奴みたいだ。本当にバディファイトを心の底から楽しんでやがる。

闘真「このターンで決着を付けるぜ! レフトにブーメランドラゴンをコール!」

 闘真の手札:2→1/闘真:ドラゴエンペラー/レフト:ブーメランドラゴン/ライト:ザンバソード

闘真「さあ、行くぜ! アタックフェイズ! ブーメランドラゴンでファイターにアタック!」

空「うわ!」空のライフ:4→3

闘真「ブーメランドラゴンの効果で俺の手札に戻って、さらにD・Rシステムの効果で俺のゲージを+1!」

 闘真:1→2/ゲージ:4→5

闘真「次は相棒でファイターにアタックだ!」

ザンバソード「今度こそ叩き潰してやるぜ、覚悟しな!」

 ザンバソードの大剣が空目掛けて振り下ろされるが直前でその攻撃は弾かれる。

空「まだまだ! キャスト、緑竜の盾で攻撃を無効化してボクのライフを+1!」

 空の手札:3→2/ライフ:3→4

ザンバソード「くっ! 今回も駄目か……!」

 その気持ち、痛いほど分かるぜ。俺もあのカードがなかったら、あそこで終わっていたしな。

闘真「なら、今度は俺だ! ドラゴエンペラーでファイターにアタック!!」

空「もういっちょ、キャスト! 緑竜の盾で攻撃を無効化してライフを+1!」

 空の手札:2→1/ライフ:4→5

闘真「へへっ、アタックフェイズ中に決められなかったか……! なら、ファイナルフェイズ!!」

 ここぞという時に限ってファイナルフェイズか……確実に負けたな、これ。

闘真「行くぜ……キャスト、『轟斬!ガルガンチュア・パニッシャー!!』! 無効化も減らす事も出来ない5ダメージを受けてもらうぜ!!」

空「うわっ! まさかのガルガンチュア・パニッシャー!? うわああああああ!!」空のライフ:5→0

闘真「へへっ、良いファイトだったぜ!」

 

WINNER:相楽闘真

 

 

闘真「へへっ、ありがとうな!」

 闘真はとてつもなく満面な笑みで礼を言う。隣のザンバソードは苦笑いをしているが。

空「こちらこそ、ありがとうございました!」

 空も礼儀正しく返す。アウローラも穏やかな笑みだ。……と思っていたら、空に「アウラも」と視線を送ってきた。

アウラ「良いファイトだったな」

ラディ「ガウ!」

空「ラディもありがとうって言っているのに、アウラはそれ~?」

アウラ「無理やり挑まれて、ありがとうって言い辛いだろ」

空「まあ、確かにそうだね」

アウローラ「二人共、正直すぎますよ」

闘真「別に俺は構わねえぜ。むしろ、その言葉が聞けて嬉しい限りだ」

 屈託のない笑みで言う。本当にバディファイトが好きなんだな。

空「闘真さんはバディファイトが好きなんですね」

 相棒も同じ事を思っていたらしい。

闘真「ああ、当たり前だ! 色んなファイターとファイトするのが楽しくってしょうがねぇんだよ!」

ザンバソード「だからと言って、あんな危険な奴とファイトするのは金輪際止めてくれよな」

 ザンバソードが言っている危険な奴とは恐らく俺達と少し離れた場所でうつ伏せに倒れているファイターの事だろう。確かにアイツが持っていたデッキケースの力は……って、あんだけの事が起きたんだから流石にバディポリスとか警察が来てもおかしくないよな?

空「あれ? 何かサイレンの音が近づいてこない?」

闘真「気のせいだろ」

ザンバソード「だったら、人なんて来ないぞ」

 ザンバソードの言う通り、各々の制服に身を包んだ数人がこっちにやって来る。ああ、俺達はまたお世話になりそうだな……。

?「轟音が響いたって近隣住人から通報があったが……君達は?」

 一人の男が近づき俺達に話しかけてきた。随分と落ち着いた雰囲気を感じる。俺や旬より年上な気がしなくもない。

闘真「んあ? 俺達はファイトしていただけだぜ。それがどうしたんだよ?」

 正しいが、何か足りない。コイツ、さっきと変わってかなり適当で投げやりな話し方になってやがる。

ザンバソード「正確には俺達とそこに倒れている奴とファイトして、その後一悶着してな……その時に派手にやっちまって、コイツ等がやって来てはまたファイトしてたって訳だ」

 ザンバソードが俺達の事を指差す。男は俺達にも顔を向け、話しかけてきた。

?「そうなのか?」

アウラ「ああ、そうだ。俺達はとんでもねえ音が聞こえたんで音が聞こえた方に行ってみたら、そこに人が倒れていて闘真達に話しかけられた……で良いよな?」

 念の為、アウローラに確認を取る。アウローラは首を縦に振った後、口を開いた。

アウローラ「アウラの言う通りです。そして、彼の傍らに置かれているデッキケースを見れば分かる筈です」

 促されて男はバディポリスや警察に囲まれている意識のないファイターを見やる。そして気付いた様だ。

?「なるほどな。前に起きたファイト施設襲撃事件に使われた代物を持っていたのか」

 男は人差し指の腹を顎に添え、少し考え込む様な仕草をする。

アウラ「ところで、お前は誰なんだ?」

 この男だけ警察やバディポリスと違い、黒いスーツに身を包んでいる。別に怪しいって訳じゃないが、気にはなる。

瀬戸「ああ、悪かった。申し遅れたけど、俺は瀬戸翔吾。カード管理庁に務めているよ」

 カード管理庁? どこかで聞いた様な……。

空「カード管理庁って天海さんと一緒だよね?」

 すかさず空が疑問を口にする。瀬戸は穏やかな笑みで返す。

瀬戸「ああ、そうだよ。天海さんは俺の上司なんだ」

 あの天海が上司か……怒らせたら命が無さそうだ。

瀬戸「……そうか、君達は天海さんが言っていた人達か。今回も巻き込まれた様だね」

アウラ「そんなに関わってないがな」

 まあ、巻き込まれた事は否定しねえが今回は事が終わった後に来た訳だし、終始を聞く前にファイトを挑まれたんだよな……。

瀬戸「そうなんだな。という事は君達の方が関わっているって事か」

 瀬戸は闘真達の方を見る。

闘真「別にファイトしただけだぜ」

ザンバソード「という事だ。完全に関係者だって事さ」

 どこか足りないが、瀬戸にも通じたらしく冷静な声音で言う。

瀬戸「なら、詳しい話を聞きたいから同行してもらいたいな」

闘真「めんどくせえ! それよりアンタ、ファイターだろ? なら、俺と……」

瀬戸「強制連行だな」

 そう言うと瀬戸は有無も言わせずに闘真を押さえ連れて行く。

ザンバソード「正しい扱い方だな。すまないな、無理やりファイトさせちまう事になって」

空「気にしていないよ! ファイト楽しかったし!」

ザンバソード「そうか、それは良かった。じゃあ、俺は相棒を追いかけないといけないからここらで」

 ザンバソードは強制連行されている自分のバディの背中を追いかけ、その場から去って行った。

 その後、俺達は警察やバディポリスの奴から簡単な聴取を終えると解放され、目的の場所へと歩き出した。

 

空「そういえば、さっき引いた新しいカードはどうしてボクのデッキにあったんだろうね」

 向かう途中、空が先程のファイトの事について口を開いた。

アウラ「さあ、知らねえな」

 かくいう俺も分からねえ。特別な事なんてしてねえし。

アウローラ「強い感情が起因でカードが生み出されると言われていますが、お二人は心当たりなさそうですね」

空「え~、アウラが原因かと思っていたけど……」

アウラ「あ~、苛ついてはいたが別に何か思った事はねえな」

 強いて言えば、諦めてはいなかったって事ぐらいだけだが、そんなもんいつも思っている事だから特別に思った事じゃ無いしな。

空「って事は……」

 空は自分の頭の上にいるラディに視線を向ける。

ラディ「ガウ?」

 ラディも何も心当たりがないらしい。

アウローラ「ふふ、なるほど……そういう事なんですね」

 アウローラが何か言っていたみたいだが、上手く聞き取れなかったから気にしないでおく。どうせ聞いてもはぐらかされるだろうし。

空「アウローラさん、何か言いました?」

アウローラ「いえ、何でもありせんよ」

 何事も無かった様に穏やかな笑みで返す。やっぱり、そうなるよな。

空「アウラは全然興味なさそうな顔しているね」

ラディ「ガウ」

アウラ「まぁな。俺にとっちゃ、あのカードがどうしても生まれたのか興味はない事だからな」

空「アウラらしいね……それもそっか」

 空は納得した様でこれ以上は何も聞かなかった。ラディも話を終えると眠り始める。

アウローラ「随分と引き際が良いですね」

 俺の方に顔を向けて言う。煽られている感じもしなくはないのだが、少し驚いているみたいだ。

アウラ「どうせ、話したくなったらお前の方から話してくれるんだろ?」

アウローラ「こんな事でも待っていてくれるのですね」

アウラ「当たり前だ。一応、俺も大人と言えば大人だからな。それぐらいの線引きはするさ」

空「その割には、この間トラと喧嘩していたよね」

アウラ「それはそれ、これはこれだ。一緒にするな」

空「えー、だってさ――」

 と、騒がしくしながら俺達は碧の家に歩いて行った。




 恐らく、今年最後の更新ですがどうだったでしょうか? まあ、目に余る酷い出来かもしれませんが、ここまで読んでいただいて感謝しかありません。

 あと、初登場した話で紹介したかったけど紹介出来なかった提供されたカードです。

神竜騎士 アウローラ
サイズ3/攻6000/防6000/打撃2
ドラゴンワールド
種類:モンスター 属性:竜騎士/神
■【コールコスト】ゲージ2を払う。
■君の場にサイズ2以上の《竜騎士》がいるなら、このカードのサイズを2減らす。
■“太陽と極光”君のカードの能力で相手の手札が減った時、カード1枚を引く。“太陽と極光”は1ターンに1回だけ発動する。
[移動]

 改めまして、提供してくださりありがとうございました!

 では、今年も終わるという事で少し長話を……(いつもしてんじゃんというツッコミはなしで)
 私自身、元々バディファイトの小説というかオリキャラを作って何かしらの物語を考えていましたが、あまり自信がなく書く事を避けていました。しかし、素敵なバディファイトの作品をたくさん触れていく内に書きたいと熱意が込み上がり、筆を執る事を決意しました。
 ストーリーやファイトの質は他の方々にかなり劣っていると思いますが、それでもここまで書き続けられたのは読んでくださる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
 来年もゆっくりとしたペースになると思いますが、どうか温かい目で時には厳しい目で見守ってくださると幸いです。

 それと少しお知らせです。活動報告の方でも触れていますが、改めましてこの場で話させていただきます。
 この度、この作品内でアナザーエピソードを書く事にしました。舞台は本編と同じく東京とサンシャインの舞台になる沼津です。空達とは違う物語を書いていき、時にはリンクする様な形で書いていく予定です。
 なのですが……沼津編に関してはある壁にぶつかっています。何でぶつかっているかは活動報告の方に譲るとして、お時間に余裕があるのならお力を貸していただけたらと思っています。
 東京編に関しては近日公開予定です。どんな物語になるのかは楽しみに待っていただけたら嬉しい限りです。

 では、ここで筆を休めます。長文を失礼しました。次の更新でまたお会いしましょう。
 今年一年間ありがとうございました。来年も皆さんにとって良い一年になる様に願っています。

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