【お試し連載】フューチャーカードバディファイト ~炎の剣士の輝跡~   作:巻波 彩灯

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 どうも、お久し振りです。巻波です。ちゃんと生きていましたよ。
 まあ、Twitterや活動報告の方であれこれ言っているので死んでいない事は確認してはいただけたと思います。

 後、毎度の事ですがこの度の更新が遅くなり申し訳ありませんでした!
 もう数ヶ月以上経っていますね……いい加減、間隔を狭めたいところです。

 一応、この場でいくつか近況報告をしたいと思います。
 まず、今日5月11日はバンドリ!に登場するガールズバンドの一つ、「ハロー、ハッピーワールド!」のドラム担当・松原花音ちゃんの誕生日です! 花音ちゃん、おめでとう!
 ちなみにTwitterの方でも報告させていただいていますが、私、巻波も誕生日を迎えました。反応をくださった皆様、ありがとうございます!

 次に、今月の5月3日に大バディ祭へ参加しました。その詳細は活動報告の方へ譲りますが、一言で言えばメチャメチャ楽しかったです!
 また参加したいなと思いますが、来年も一日だけの参加になりそうな予感です……。

 最後に、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』にハマりました。きっかけは『刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火』というゲームとコラボするという事で運良くアニメ全話一挙配信をしていたのを見た事からですね。
 そのハマり具合は自分がTwitterで上げたライフカウンターにも……。

 長々と話してしまいましたね。すみません。
 これから本編へ流そうと思いますが、久々過ぎて書き方忘れているし、展開も超急展開です。生暖かい目で見守っていただけたら、幸いです。
 では、後書きの方でまた会いましょう。


第6話:真実は突然に

 やや歩いて俺達は碧の家の前に辿り着いた。流石にこれ以上人の声が聞こえたら近所迷惑になるかもしれないとアウローラはカードの方へ引っ込んじまった。

アウラ「まるで寮みたな建物だな」

ラディ「ガウ」

 建物にはいくつかドアが見える。そこに人が住んでいるのだろうが、これを家と呼ぶにしても素直に頷けない。

 まあ、つっても寮も家みたいなもんだから家って言っても問題ねえのか。

空「あー、かもね。ドラゴンワールドって、どっちかっていうとこういう家じゃない方が多そうだもん」

アウラ「そうだな、皆一つ建てだからあまりこういう建物は見ねえな」

空「じゃあ、碧のところまで行こうか! ……あっ!」

 空は歩いて数歩で再び俺を見る。しかし、その顔はとても真剣だ。何かアイツなり大事な事があるんだろう、ここはしっかりと聞いてやらねえとな。

空「アウラ……碧の家の中に入ったら、碧の父ちゃんの話はあまりするなよ。碧の父ちゃん、二年前にさ……」

 暗い顔になる空。その言葉の続きは言わなくても分かったし、俺も似た様な境遇だ。

 碧の親父さんに何があったのかは詳しく知らないし、親父さんの事自体が初耳だがそういう事なんだろう。

アウラ「ああ、分かったよ。そんな事より早く行かねえと碧とか清晴の事、待たせているだろ?」

空「うん! じゃあ、さっさと行こう!」

 空に連れられ碧が住んでいる部屋まで俺は歩いて行った。

 それにしても碧にはそういう過去があるなんてな……少し驚いた。でも、あれだけしっかりしているのには説得力がある理由だな。

 

 俺達は碧に招き入れられるとすぐさま居間に通された。そこには何やら立派な置物があり、その近くにあるテーブルを挟んで清晴と見知らぬ若い男が床に座っていた。

 男は俺や旬よりも若く見えるが、多分剛志よりかは年上ではないだろうかと思う。つってもアイツの顔つきはな……それよりか年相応に見えるってだけなんだよな。

清晴「よっ! 空、アウラ!」

空「よっ! 清晴に翔さん!」

翔「相変わらず元気そうだね、空ちゃん。っで、隣の人は誰なの?」

アウラ「俺は空のバディの『竜騎士 アウラ』だ。空の頭に乗っているちっさいドラゴンが俺の相棒のラディだ」

ラディ「ガウ!」

翔「あっ、君が碧ちゃんが言っていた空ちゃんのバディなんだね。僕は須藤翔、よろしく」

 俺の方が年上だと思うんだが、初対面でいきなりタメ口って事は同い年ぐらいに見えるのか?

 まっ、そんな事を気にしても意味ねえし、別に問題ねえから良いか。

アウラ「おう、よろしく」

清晴「空、そんなとこに突っ立ってないでおじさんのところにさっさとあいさつしにいけよ」

空「そうだね。じゃあ、ラディ頭の上からおりて」

 ラディは言われた通りに空の頭の上から降りて、その場に羽ばたく。空は立派な置物に近づいては、その正面に座り何やら棒を持って金属の器を叩いた。

 俺も突っ立ったままだと何か不自然だから空の隣に座り、空が手合わせて目を瞑っているのを真似する。

 良く分かんねえけど、これが清晴が言っていた挨拶なんだろう。今度、空に置物の事とかこの作法について教えてもらうか。

 空が目を開いたと思うタイミングで俺も目を開く。すると、隣で空が目を見開いてこっちを見ていた。

アウラ「……何だよ?」

空「んいや、アウラって意外とそういうとこしっかりしているんだなって……」

アウラ「分かんねえけど、挨拶とやらだけはしておこうとお前の真似をしただけだぞ」

空「そっか。なら、碧の父ちゃんもアウラのこと、好きになってくれると思うよ!」

 そう言うと空は屈託のない笑顔を浮かべる。正直、実感が湧かねえが碧の親父さんと面識のある空がそう言うならそうなんだろう。

空「よし! 今から宿題するぞ!」

清晴「ああ! ぜってえ、八月中はパラダイスにするぞー!!」

 テーブルの方には碧もいて、まさしくこれから勉強会が始まろうとしている。あの様子だと多分、監視役がいる訳だし大丈夫だろう。

 となれば、俺とラディが暇になる。なら、やる事は一つだ――。

 

空「アウラー、扇風機ひとりじめしないでよー」

アウラ「お前の宿題終わるまで暇だから、こうして大人しく待ってんだよ」

 そう俺達がやるとしたら、こうして大人しく待つだけだ。送風機の前に俺とラディが陣取り、涼む事でこの暑さを凌いでいる。

 ただ待つだけだとこのくそ暑い中じゃあ、気が狂っちまう。ラディに至っては今にも溶けそうだったし。

空「まあ、テレビに頭を突っ込もうとするよりかはいっか」

清晴「え? テレビに頭を突っ込む? それってどういうことだよ?」

 アイツ、このタイミングでその話題を出すか。あの箱の向こう側はどうなっているのか誰だって気になるだろうが。

空「アウラが家に来た最初の日にさ、テレビに驚いて仕組みがとうなっているのか気になって頭を突っ込もうとしたんだよ」

清晴「ああ、なるほどな……アウラならありえるわ」

 清晴は呆れた目で俺を見やがる。どうして、その目を俺に向ける。別に俺はおかしな事はやっていないぞ?

碧「空ちゃん、岡星くん、手が止まっているよ」

空「あ、はい」

清晴「う、うっす」

 碧の一声に空と清晴は気圧されて、ぎこちない返答をする。どうも碧はかなりのスパルタらしく、勉強が始まった瞬間から二人に厳しくしていた。

 多分、あの二人は気を抜くとすぐに別の事をやり出すからなんだろうな。こりゃ、こってり絞られるな。

 と呑気に考えながら、ふと棚の方へ目を向ける。棚の上にはいくつかの置物と写真立てがあった。

 どんな写真が写っているのかが少し気になったので、立ち上がり棚に近寄る。写真は家族写真が多く、楽しそうな笑顔を浮かべている碧とその家族の写真が主だった。

 やっぱり、アイツにもこんな時間があったんだな。だったら、なおさら親父さんの事は気を付けないといけないな。

 そう思った矢先、一枚の写真が目に入った。それは長い銀髪の男と黒髪を短く整えた男が写った写真だ。

 黒髪の男は今までの写真の流れからして、恐らく碧の親父さんだろう。そして、俺は銀髪の男に見覚えがある。――レックスだ。

 驚きのあまりに声が出ない。まさか、こんなタイミングでレックスの過去を知っちまうなんて思いもしなかった。

 旬の言ってた「今は亡きバディの約束」は碧の親父さんとの約束か? なら、この間襲ってきたアイツらが何で碧を狙ったのも理解出来る。

 いや、それにしては短絡すぎやしないか? けど、そうとしか思えねえ。

 流石にこの事を今聞くのは不躾すぎる。どこか碧と二人だけでゆっくり話す事が出来ればな……。

碧「アウラさん、どうかしたんですか?」

 碧の声がした方に顔を向けた。碧は特に疑う様な目をしておらず、ただ単に俺が何をしているのか気になっているだけみたいだ。

アウラ「いや、ちょっとただ待つのも暇なんでな……その悪かったな、変に物色しちまって」

碧「いえ、大丈夫です。ちょっと恥ずかしいですけど……」

アウラ「そ、そうか。なら、俺は大人しく待つか」

碧「あ、だったら空ちゃんと岡星くんの宿題の手伝いをしてください。二人ともすぐやる気なくして……」

アウラ「その見張りをしろって事か? 良いぜ、ついでに俺が分かるものがあるなら教えてやるよ」

 と言って、俺は空と清晴の間に座って二人がやっている課題の紙を見る。うーん、字が読めん。

 それでも、数字は一応読めるから、算数程度なら教えられるか。

アウラ「というか、翔はさっきから何も言わねえな」

翔「碧ちゃんがしっかりしているからね。僕がとやかく言う必要なんてないんだよ」

アウラ「それもそうか」

 俺が頷くと空が肘で小突いてきた。そしてこう耳打ちする。

空「ねえ? アウラ、さっき何見てたの?」

アウラ「ん? ああ、ちょっと写真をな……それよりもさっさと手を動かせって、八月中はパラダイスにしたいんだろ?」

空「そうだった! 清晴、ここは気合入れてがんばるよ!」

清晴「おう! 八月は遊び倒すんだ……! そして、優雅に夏休みを終わらせるんだよ!」

 二人はやる気になったのか、ひたすらに鉛筆で文字を書いている。

 ま、何か教える事があっても翔や碧がいるから俺の出番はねえかもな。それならそれで良い。

 そう思いながら、碧の方に視線を移す。碧も真剣な顔つきで問題を解いているみたいだ。

 翔はというと今のところ何もする事がないのか、呆けていやがる。何考えているのかはさっぱりだが、多分何も考えていないだろうな。そんな気がする。

 

 平和な日常で良いが、あの写真がやっぱり気になる。今は空がいるし、他の二人は事情を知らないからむやみに写真の事は言えねえ。けど、いつかは碧自身に聞かなくちゃいけねえ時が来る。

 碧には悪いが、レックスを止める為にも必要な事だと思う。もしかしたら、アイツを止めるきっかけになるかもしれない。

 アイツが大事をしでかして、誰かがまた悲しむ前に――。




 如何だったでしょうか? 元から丁寧に張っていない伏線を雑に回収したので、本当に見るに堪えなかったと思います。
 後、今回は結構短めになっていましたよね。まあ、文面はあれですが……。

 それと今回登場したキャラクターを一人紹介します。これはご提供されたキャラクターです。
須藤 翔(すどう かける)/男性/17歳/高3
使用ワールド:ダークネスドラゴンワールド/使用デッキ:黒竜/バディ:撃墜死竜 デスゲイズ "ABYSS"
性格:素直で単純。一人称は「僕」
容姿:168cmで黒の短髪にしている。目は少しだけツリ目で顔立ちは良い。普段はチェック柄かボーダーの入っている服を好んで着用する。

 彼のバディはオリジナルですが、今回は登場していませんのでまた別の機会に紹介したいと思います。
 では提供者様、ご提供してくださりありがとうございます! そして、長らくは出番を待たせてしまい申し訳ありませんでした!


 次回はようやく描きたかった外伝パートに入りたいと思います。その前に沼津編のアナザーエピソードも始動したいな……。

 では、また次回の更新で会いましょう。感想や活動報告の方もお待ちしています。
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