先週は定期考査があったため更新はお休みさせて頂きました(´•̥ω•̥`)<スイマセン!!
今回はなんか自分で書いてて変なところが多々あったので、読みにくいかと思います。
それでも呼んでくれたら嬉しいですです(* 'ᵕ' )
翌日、アイズとベルの剣術の稽古が始まった。
空は晴れ
へヴェルの遠征まではあと2週間………いや、1週間もない。残された時間は少ないが、最初なのでまずはへヴェルの鍛錬を見てもらう。
それから2日目にアイズには木で作った模擬剣を降ってもらう予定のようだ。
【蒼穹の丘】
そこはヤエタヒス村を遥かに上回る広大な草原地帯であり、遥か昔の古代にダンジョンから出てきた
そんな蒼穹の丘にある村からも家からも遠く離れた未開拓森林にへヴェル、アイズ、ベルは来ていた。ーーアリアはアイズ達に剣を教えることと、遠征が1週間早まったことを報告しに連日村長宅へ向かっていったーー
なぜ、こんな辺鄙なところまで3人が来ているかと言うと、それはへヴェルの強さを、冒険者の本当の強さをアイズとベルに知ってもらうため。
へヴェルのLvはオラリオ最強と言われるLv7。
そんなへヴェルが本気を出せるのはダンジョンの中のみである。村の近くで本気を出そうものなら、村の周辺が軽く吹き飛ぶだろう。
しかし近くに森しかないここなら、へヴェルもある程度力を出すことが出来るわけである。
へヴェルがオラリオ最強たる所以はそのスキルと魔法にある。
スキル
【
・自分と所属ファミリア団員の魔法を操ることが出
来る
・ 対象は自分の視覚範囲内にあること
・魔法の大きさにより使用時の消費
・自身の魔法に限り、ファミリアの仲間の辺り
【
・
・ファミリアの誰かの負傷時、傷の肩代わり
・魔力をファミリア内で共有
・味方の居場所を探知
魔法
【
・属性 火 水 風 木 光 闇
・付与魔法 兼 攻撃魔法
・詠唱式『
出鱈目なスキルとありえない魔法によりへヴェルはオラリオ最強となった。
Lv1の時からこのステータスが発現していた訳では無いが、強さの理由となったのは言うまでもないだろう。通常
後に出てくる
つまりどいうことかと言うと、へヴェルは規格外という事だ。
「ねえねえお父さん!お父さんって魔法使えるんでしょう?」
「うん、使えるよ。まだ見せたこと無かったね」
ベルと手を繋いでいるアイズはその手をブンブン振り回しながら、いつになく高いテンションでへヴェルに聞く。アリアの魔法《エアリアル》は頻繁に見ているが、へヴェルは魔法の威力の調整が苦手なためまだアイズ達の前では使ったことがなかった。
「僕、おとーさんの魔法見てみたい!」
「分かった、じゃあ少し離れててね」
「「はーい!」」
〔古より其の力来たれり 全属性召喚〕
『エレメント』
詠唱が終わるとへヴェルの周りには6つの球体が浮かんでいた。
火、水、木、風、光、闇。
それぞれ今は球の形をしているが、実際は形を変えることが出来る。
例えば、伸ばしたり、細かく分散して雨のように降らせてみたり………。自由自在に操れるのはスキル
それを見たアイズ達はと言うと……。
「うわあ!お父さんすごい!たくさんあるー!」
「お母さんも凄いけど、お父さんももっと凄い!」
「いやあ、照れるなあ」
とてもとても大興奮だった。それは今までに無い程に。
ベルは鼻息を荒くさせ、アイズに至ってはぴょんぴょん飛び跳ねていた。アイズ達がへヴェルを褒めちぎるものから、だらしない顔をしながら頭をかいていた。それで、少し油断してしまったのだろう。
ふと、ベルがもっと見たい!というような感じで風の球に近づいてしまった。それに気づいたへヴェルは瞬時に魔法を解き、ベルの元へ駆けつけた。
怪我がないか確認をしてほっと、一息つく。
「ベル、魔法に近づいてはいけないとあれほど言ったよね」
「う、うん……でも、」
「でもじゃない。いいかい、ベル。お父さんの魔法はね、お母さんの
「…………………」
「魔法は人を傷つける。間違った使い方をすると人を殺めてしまうかもしれない。私達冒険者にはそんな力がある。……もちろん、人を傷つけない魔法もあるよ。けれど、全ての魔法には危険があると思いなさい。だからね、ベル。魔法には不用意に近づかないと約束して」
「うん、やくそくする。もう近づかない。お父さんごめんなさい」
へヴェルはベルの手を握り、いつもより強い口調でベルを叱る。
親が子を叱る時色々なやり方があるが、この場合一方的に怒鳴るのではなく、優しく諭す様な叱り方だ。ベルも、自分の為を思って叱ったのに気づいて、素直に謝り、約束した。
「アイズも約束してくれる?」
「うん、約束する」
アイズは両手を固く握り締めながらこくんと頷いた。
そんな2人の様子を見てへヴェルは苦笑する。
「よし、じゃあ今度は私の剣を見せよう」
「おとーさんの?」
「うん、そうだよ。今度こそ離れててね」
「うん、わかった」
不安そうな顔をして自分の顔を見るベルに、へヴェルはベルの頭を優しく撫で、頭を撫でられたベルは笑顔になった。
すると、アイズも撫でて欲しいのかむうっと頬をふくらませて、じとーっとへヴェル達を見つめていた。
それに気づいたへヴェルはふっと笑い、アイズに近づいてベルと同じように頭を撫でてやった。
「よし、じゃあいくよ」
アイズ達から離れたへヴェルは真剣な雰囲気を纏い直し、腰に下げられていた剣を引き抜く。刀身が真珠色の綺麗な剣だ。
素人目で見ても業物だとわかるそれを、とある一本の木に狙いを定めて静かに構える。
耳が痛くなるほどに辺りはしんとしている。
ふっ、と息が聞こえたかと思うと、既にへヴェルの剣は振り下ろされていた。
いつ動いたのかがわからない程にその動作は早かった。
「あ、」
やってしまった、と言う様な呟きをへヴェルが落とした次の瞬間。
森の一角が雪崩を起こした。
一本の木を切るつもりが、誤ってその周辺まで切ってしまったのだ。
へヴェルはこれでも手加減したつもりが、少しばかり力を入れすぎてしまったのである。
この一部始終を見ていた2人の子供たちは、唖然としていた。
それはもう、口をあんぐり開けて、目を大きく開きながら。
「どうだいベル、かっこいいだろう?」
「……………」
「ベ、ベル?どうしたんだ?」
へヴェルが二人の元に戻ってきて、ドヤ顔をしながらベルに問いかける。
しかし、ベルからの返事はない。
ダメだ。完全にフリーズしてしまっている。
「ベルっ、起きて」
「はっ」
アイズがかなり強めにベルの体を揺さぶり、声をかけると目を覚ました。
しかし、目をぱちくりさせていて、まだ状況が飲み込めてないようだ。
「大丈夫?ベル」
「お姉ちゃん……」
何度か呼びかけると、ようやくアイズの方を向いた。
しばらく放心状態になっていたが、段々とその瞳に涙を貯めていき、泣き出す寸前の顔になっていく。
「うぅぅー」
「ベル!?」
そしてとうとう泣き出してしまった。
へヴェルとアイズが慌ててベルに怪我をしたのか聞くが、ベルは首を横に振るばかり。
「お父さんが……」
「お父さんが?」
「怖かった……」
「えっ」
ようやく泣き止ませることに成功し、ベルが口を開いたかと思うとそんな言葉を言った。
怖い、と言われた本人はショックのあまり、白いを通り越して灰になりかけている。
「お父さん怖かったの?」
と、アイズが尋ねるとベルはこくんと頷きながら、アイズの手をぎゅっと握りしめる。
その返答にアイズは困惑していた。
というのも、ベルの言うほど怖くなかったからだ。確かに普段のイメージとはかけ離れているが、驚いただけでかっこいいと思ったからである。
「お父さん、私はかっこいいと思ったよ」
「アイズ……ありがとう」
灰になりかけている父に娘は声をかける。
その言葉で立ち直ったのか、少々驚きながらも優しく微笑む。
ベルはにこにこしている2人を再び泣きそうな顔をしながら見ている。
その様子に今日はもう続けられないとへヴェル思い、帰ることに決めた。
まだまだ見せたいものは色々あるが、少しとはいえ冒険者としての実力を見せれたので良しとする。
「今日はもう帰ろうか」
「もう帰るの?」
「ああ、また明日だね」
「うん、分かった」
帰り支度を済ませ、帰路につく。
その道中、ベルはアイズのそばを離れず、がっしりと手を繋いでいた。
ちなみに、家に着いて事情を話したへヴェルがアリアから怒られたのはご愛嬌。
もう少しへヴェルさん出鱈目の方が良かったですかねぇ……
来週は予定どうりに更新できるかと。
できなかったらすいません………
それではまた来週です〜。