魔法少女リリカルなのは~転生者は魔法剣士~   作:ピーナ

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ご都合主義の極みなお話です。
会話回になります。


第六話 時の庭園にて

さて、フェイトの(そういや、いきなりフェイトって呼ぶのはどうなのかね。ま、でもモノローグぐらいはいいか)転移魔法でフェイトの家のある、時の庭園に来た僕達一行。

到着すると、

 

「フェイト~」

 

どこか遠くからフェイトを呼ぶ声がする。声の方を良く見ると、長い黒髪の女性がこっちに向かって走ってくる。多分、プレシアさんだろう。

 

「大丈夫?ケガは無い?変な人に話しかけられなかった?」

「う、うん」

 

…おおう、親バカって奴ですね。実際は初めて見た。

フェイトもたじたじだし。僕達は若干引いてるし。

 

「プレシア、お客様が困っていますよ」

「そうだよ、プレシア。フェイトも困ってるじゃないのさ」

 

プレシアさんの後ろから二人の女性が来た。…なぜか、猫耳と犬耳を着けて。

…テスタロッサ家の趣味なんでしょうか?

…プレシアさんならフェイトに着けそうだな。なんとなくだけど。

 

「…コホン、あなた達はフェイトのお友達かしら?」

 

襟を正したー。分かりやすく。

 

「えーっと、僕の名前は霧島八雲と言います。で、そっちの女の子は高町なのは、このフェレットもどきがユーノ・スクライア。お宅のお嬢さんとは今日会ったばっかで、友達かどうかは分かんないですけど、多分、なのははなりたいと思ってるんじゃないですかね?」

 

僕の言葉にこれでもかというくらい首を振るなのは、首、痛めるぞ。

 

「で、でも…私どうやって友達を作れば良いか分からないし…」

 

プレシアさん、過保護そうだもんなー。

 

「簡単だよ。名前を呼んで」

「名前?」

「うん。私の名前。高町なのは、なのはって呼んで。それで、私達は友達だよ」

「なの…は?」

「うん」

「なのは!私はフェイト・テスタロッサ。良ければ、フェイトって呼んで欲しい」

「うん!フェイトちゃん」

 

感極まり抱き合う二人。

面白そうなので、僕は持っていた携帯で写真を撮った。後で二人にあげよう。記念になるんじゃないかな。二人とも気付いてないし。

 

「二人の名前も教えて欲しいな」

「僕はユーノ・スクライア。ユーノだよ。よろしくね、フェイト」

「僕は霧島八雲。八雲で良いよ。よろしく、フェイト」

「よろしく、ユーノ、八雲」

 

笑顔でそう言うフェイト。それを見て恍惚の表情を浮かべるプレシアさん。

…ドン引きの僕達。ていうか、娘好きすぎだろ。

 

「まあ、あの状態になったプレシアは当分帰って来ませんので、その間に私達も自己紹介を。私はリニス、プレシアの使い魔でフェイトの家庭教師をしています」

「私はアルフだよ。フェイトの使い魔さ。皆フェイトと仲良くしてやっておくれよ」

 

使い魔についてはユーノが偶然教えてくれたから、知識として知ってはいたけど、実際に見れることがあるとは思わなかった。しかも、こんなに早くに。

いや、正直ユーノの魔法講義を聞いていると、この世界の魔法は技術の一つって感じだったんだけど、使い魔なんてファンタジー的な物もあって驚いたんだよね。

 

「立ち話もなんですし、とりあえず、入ってください。フェイトは皆さんの案内をお願いします。行きますよ、プレシア」

 

そう言って、両サイドからプレシアさんを引きずっていく、リニスとアルフ。僕達はその後をフェイトの案内で追いかけた。

 

通された部屋で僕達は話をする。

ちなみに今いるのは、僕、なのは、ユーノ、フェイト、プレシアさんで、リニスとアルフは家の事をしているらしい。

 

「そう…、まずはユーノ君、ごめんなさいね。私の実験のミスでこんな事になってしまって」

 

頭を下げるプレシアさん。

 

「いえいえ、乗組員の人もケガ人いなかったですし、ジュエルシードの被害もなのはや八雲のおかげでほとんどないですし、大丈夫ですよ」

 

ユーノ君、君は本当に九歳ですか?絶対にウソだろ。あんな対応大人でも出来ないよ。

 

「なのはちゃんと八雲君にも迷惑かけて」

「大丈夫ですよ、自分で選んだことですし」

「そうです!それに、そのおかげでフェイトちゃんと友達になれました!」

 

フェイトに聞く限り、プレシアさんは責任を取ろうとしているみたいだし、僕達がこの件に首を突っ込んだのは自分の意思だし、プレシアさんの気にする事じゃない。

まあ、でもそこで心配するのが大人って物だろう。

僕達の話が一段落した所で、部屋の外に居たリニスが入っていた。

 

「あらどうしたの?リニス」

「お客様ですよ」

「あら、なんだか今日は千客万来ね。どなたかしら?」

「リンディさんとその息子のクロノ君ですよ」

 

 

僕達の前にはエメラルドグリーンの髪の女性と黒髪の少年がいた。

エメラルドグリーンの髪の女性、リンディ・ハラオウンさんはプレシアさんの学生時代の知り合いで今も親交があるらしい。

その縁があってかどうかは分からないがジュエルシードについての一件を管理局から任されたそうだ。

ちなみに、この時にプレシアさんの処遇も決まった。奉仕作業という、ほとんど無罪放免に等しい罰で済んだ。

という訳で、絶賛説明中なのである。…できれば、プレシアさんに説明説明する前に来て欲しかったな。これじゃあ、二度手間じゃん。

 

「立派だわ」

「だが、同時に無謀でもある」

 

ユーノの行動への評価はこんな感じになった。ちなみに上がリンディさんで下がクロノさん。まあ、確かにその通りなんだけど…

 

「クロノさん、それをアンタ等管理局が言う資格は無い」

「何だと!」

「だって、そうだろ?僕はこの話の大元となった事故がいつ起こったかは知らないけど、少なくとも僕がユーノに会ってからはそれなりの時間が経ってる。その間に管理局はプレシアさんの処遇を決めてただけだろ。ユーノはジュエルシードがどれだけ危険か分かってて地球に来たんだ、発掘した責任を取る為に。僕としてはそんな物無いと思うけどな。ちゃんと管理局に言った後でだ。そのおかげで、今の所大した被害が無い。ロストロギアの危険性はアンタ等管理局が一番知ってるはずだ。それをこの期間放置したアンタ等にユーノの事をとやかく言う資格はない」

 

正直な所、ユーノは地球の恩人と言っても良いレベルだ。もしも、ユーノが地球に来ていなくてそのままジュエルシードが暴走していたら…。少なくとも海鳴の街はとんでもない事になってただろう。考えたくないレベルで。

 

「確かに、そうだな。済まなかった」

「僕も感情的になりました。ごめんなさい、クロノさん」

「クロノで良い」

 

クロノが話の分かってくれる人で良かった。

それを見たリンディさんは少し微笑んだ後、

 

「これより、この一件は管理局が預かります。…本来なら、皆さんは民間人で子供なので、引き下がってもらいたいのですが、どうも、そう言うタイプの子達じゃなさそうね。という訳で、私の権限であなた達を臨時の民間協力者としての協力を求めます」

 

本当は子供に危険な事させたくないんだろうな。リンディさんの言い方はそれを感じた。

でも、子供の意思を尊重しようとするようにも思う。そう思うととっても嬉しいなって。

 

「僕は受けます。最後まで責任取ります」

「私も行くの!」

「私も」

 

皆、即決だなー。まあ、僕の答えも決まっているけど。ていうか、ユーノの答えカッコイイね。僕が女の子だったら、惚れてるかもね。

 

「乗りかかった船ですし、僕も受けます」

「そう。こちらの準備が出来次第連絡を入れるわ。それまではゆっくりしていて頂戴」

 

それだけ言って。リンディさんとクロノは帰っていった。

 

『マスター』

 

そのタイミングで突然叢雲が念話で話しかけてきた。叢雲は無口で、あんまり話さない。

しかも魔法関係の人しかいないのに何故念話?

 

『どったの?叢雲』

『神様からの通信です』

 

…前言撤回、ナイス判断。

 

『やほー、神様だよー、八雲君元気?』

『おかげさまで、楽しく第二の人生送ってます』

『そっか、それは良かった』

『なんか、前会った時とキャラ違いません?』

『にゃはは、あの時は猫かぶってたからね~』

 

神様のイメージが崩壊した。軽すぎだろ。

 

『後、同じクラスに銀髪オッドアイのSDイケメンが居たんですけど、アイツって僕と同じ転生者ですか?』

『その前にSDイケメンって?』

『ああ、僕が考えた造語なんですけど、確かにイケメンなんですけど、頭身が有ってないんですよね』

『なるほど~、うまいこと言うね。そうだよアイツは君と同じ転生者。ムカつく奴だったから覚えてないけど』

『さいですか…』

 

神様、人間っぽすぎるだろ。

 

『そういや、何の用ですか?僕に通信なんて初めてじゃないですか?』

『そうだっけ?ま、今回は八雲君の四つ目の転生特典を決め終わりました~パチパチ』

『…自分で言っていて悲しくないですか?』

『うん…。でもでも、このまま発表しちゃいまーす。四つ目の転生特典は…。この世界の元になった作品の三人のヒロインを各自一つの悲しみから救う事です』

 

三人のヒロイン?なのはは確定として、後の二人は誰だ?アリサやすずかは違うだろうし、フェイトかな?

 

『今の所、出会っているのは、高町なのは、フェイト・テスタロッサの二人だけ。もう一人はまだ会っていない』

『…どうして、そんな特典にしたんですか?』

『私はね、サッドエンドは好きじゃないんだ。たとえ超一流のサッドエンドのお話がハッピーエンドのお話にして駄作になっても、後者の方が好きなんだよ。その世界は確かにアニメが元になっているけど、もう別世界なんだ。なら、その世界だけでもハッピーエンドを迎えたいっていう、いわば私のわがままだね』

 

僕は、物語の終わりにはそれぞれの良さがあると思っている。だから、一概にはどれが好きか言えないけど、この世界は僕にとっての現実だ。しかも、メインのキャラは僕の友達たち。悲しい終わり方なんか嫌だ。

 

『分かりました。…で、どうやって使うんですか』

『キーワードはレイズデッドだよ』

 

ゲーム内では戦闘不能のキャラを蘇らせる術。この世界でどういう感じになるんだろうと思ってたけど、こういう事になるんだ。

 

『態々、ありがとうございます』

『気にしないで。そんじゃ、またねー』

 

神様の通信はそれで終わった。

 

「皆に、フェイトの友人になってくれたあなた達に聞いておいて欲しい事があるの」

 

突然、プレシアさんが言い出した。

 

「プレシア、まさか…」

「それは、子供たちには早すぎるよ!」

 

リニスとアルフがそう言うけど、一体何の事だ?さっぱりわからん。

 

「大丈夫よ、この子達なら。私は自分の勘を信じるわ。あなた達、ついて来て」

 

それだけ言って、部屋を後にした。

 

 

「「「…………」」」

 

僕達はプレシアさんに連れてこられた部屋で無言になっていた。目の前にはフェイトに良く似た女の子が横になっていた。

彼女はアリシア・テスタロッサ。フェイトの双子の姉らしい。彼女は一年前、とある事故で意識不明の重体になり、そのまま眠り続けている。回復のめどは立っていない。

プレシアさんは彼女の為に研究をしているのだとか。

親バカだとは思ったけど、裏を返せば愛情にあふれた良いお母さんだったって事だな。

…これなのかな?

 

「あの、プレシアさん」

「どうしたの?」

「もしかしたら、治せるかもしれません」

「「「「「「えっ!?」」」」」」

 

全員が驚きの声を上げる。

 

「僕のレアスキル、オクタゴン・エレメントって言うんですけど、使っている僕にもよく分からない所があるんですよね。その中に治癒系の魔法があって、かなり性能の高い物もあるんですよ。ダメ元でも試してみる価値はあるんじゃないかなと思います」

 

僕の言葉を聞いて、プレシアさんは少し考えて、

 

「…お願いするわ。少しでも可能性のある事なら試してみたいのよ」

「私からも、お願い、八雲」

 

そう、二人に言われた。

 

「分かりました。集中したいんで、皆さん部屋の外に出て貰えますか?」

 

僕の言葉に皆は従い、部屋の外に出て行った。

 

「やるか、叢雲」

『stund by ready』

 

僕はセットアップして集中し、詠唱を始める。この魔法にいまある魔力をすべて注ぎ込む感じで。

 

「彼の者を死の淵より呼び戻せ、レイズデット」

 

瞬間、アリシアの体は光に包まれる。…にしても、ものすごい疲労感。

 

「う、ううん…ここは…?それに、あなたは?」

 

目を覚ましたアリシア。良かった、成功したみたいだ。

 

「くわしくは外に居る君のお母さんに聞いてくれ、ぼ…くは…」

 

そこで、僕の意識は途切れた。

 

その後、何時間かしてお腹が空いたから目が覚めて、皆の所に行くと、プレシアさんに感謝され、フェイトが泣きじゃくり、テスタロッサ家の皆が笑顔だったとだけ書いておく。

それだけで、この疲労は吹き飛んだ。




詰め込み過ぎ&超ご都合主義な展開でした。
早くA`sに突入したい…。

話は変わりますが、テイルズの一番くじ出ましたね。
もちろん引きましたよ。一応ラストワンとダブルチャンス以外は当たりました。
なのはの一番くじも少し前にありましたね。
そっちは、C賞はやて狙いで20回引いたら、B賞フェイトが二つ当たりました。
実は前のなのはの時もフェイトが二つ出ています。フェイト運が凄いんでしょうか。
逆になのはは全く出ません。今回のきゅんきゃら12個でなのは無しですよ。シークレットですら2個でたのに。

関係ない話はさておき、あと少しで、無印は終わらす予定です。
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