魔法少女リリカルなのは~転生者は魔法剣士~   作:ピーナ

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A`s時代
第八話 A`s編プロローグ 一目惚れってあるんですね


ジュエルシードに関わる一連の事が終わり、そこそこの時間が経ちました。いつの間にか五月も終わりそうです。

そういや、顛末を話してなかったような…。ざっくりとですがお教えします。

ジュエルシードはあの後、管理局によって運ばれ厳重に封印されたそうです。

次に、この事件で知り合った人たちについて。

ユーノはクロノの依頼により、時空管理局のデータベース、無限書庫の調査に行きました。元々戦闘よりそっちが仕事だから、良かったと思います。少し寂しいけど…。

クロノはスルーするとして、フェイト達テスタロッサ家の人はミッドチルダという、魔法世界の大元ともいえる所に移住しました。

でも、プレシアさんの奉仕作業が終わったら地球に移住するらしいです。なんでも、プレシアさん曰く、「せっかく娘たちに友達が出来たのだから、近くにいさせてあげたい」らしいです。良いお母さんですね。

プレシアさんの職業が、研究業なので、場所さえあれば出来るのも大きいでしょう。

そして、この一件で魔法に出会った僕となのはですが、普通の日常を送っています。

変わった事は、魔法の練習をする事になったくらいでしょうか。

あ、後なのはのお父さんの士郎さんのやっている道場で週に2回剣道を習いに行くようになりました。

やっぱり、デバイスが刀型なので、それも使えるようになりたいなと思いまして。

銀髪君?何か入院してたみたいです。多分、あの一番最初の時でしょうね。結構思いっ切りぶつかっていましたし。噂では脱走しようとして、入院の期間が延びたとか。

 

そんな事はさておき、今日僕は図書館に来ています。

ちなみに海鳴市で図書館というと、二つあります。

一つは僕の通っている小学校の系列大学、聖祥大の図書館。

もう一つは市立図書館。

事件中や普段は近いので聖称大の方をよく利用します。

しかし、大学の図書館だけあって、難しい本が多くて一般的な文芸作品は少ないんですよね。

前世でジャンル問わず読んでいたので問題ないですが、たまに文芸作品を読みたいことだってあります。

そういう時には市立図書館を利用しています。

そんなわけで今日は市立図書館の方に来ています。

ちなみに、市立図書館は家から歩くと小学校位まであるんですけど、位置が学校と真逆なので平日は中々行こうと思えません。

普通に小説が置いてあるところを歩いていると目の前には車いすの女の子が。

その子は高い所の本を取ろうとしているのですが、どうやら届かないみたいです。

僕は近付いて、その本を取り、その本を渡しました。

その子は驚いた顔をした後、

 

「ありがとうございます」

 

と丁寧にお礼をくれた。その子は茶色っぽい髪のショートヘアーの小柄な女の子。個人的にどストライクな女の子だった。

…違うね。日本語にはこの状態を表す便利な言葉がある。『一目惚れ』っていう言葉が。米の品種じゃないよ。

 

「別に良いよ。困った時は助け合うもんでしょ?一つ聞いてもいい?」

「いいですけど…」

 

何故に若干警戒されてんの?「知らない人に着いて行っちゃいけませんよ」って事?同い年くらいなのにへこむわ…。しかも、一目惚れした相手だからなおさらへこむ。

 

「ちょっと、イントネーションが西の方ぽかったのが気になってな」

「両親が西の方出身なんですよ。それが移って…」

 

そういう、彼女は何か少し悲しそうで…。聞いたらダメな事だったかな。

 

「ゴメン、聞いちゃいけない事だったみたいだね」

「気にせんといてください」

「うん、分かった。じゃあ、話変えるけど、図書館にはよく来るの?」

「はい!読書するのは好きです。でも、本代って案外しますし…」

「だね。そう考えると図書館って便利だよね」

「そうやねー、ってつい口調が」

「別に気にしなくてもいいよ。そんなに歳変わら無さそうだし」

「おいくつですか?」

「いくつに見える?」

 

質問を質問で返してみる。

 

「それは、大人の女の人がやる事やと思うんやけど…。うーん小5くらいかな?」

「ぶー、答えは小3でした。まだ誕生日じゃないから8歳。6月1日で9歳になるよ」

「私と同い年や。誕生日も近い。…ってよう考えたら、まだ名前聞いてないし、言ってなかったなあ。私は八神はやてです。よろしゅう」

「僕は霧島八雲。八雲って呼んでください。八神さん」

「八神さんなんて、そんな固い呼び方せんでも、普通にはやてでええよ、八雲君」

「OK、それじゃあよろしくね、はやて。…立ちっぱなしで疲れたし、あっちでゆっくり話さない?」

「あっ、ゴメンなあ。気付かんで」

「気にすんなって。そんだけ楽しかったって事だから」

「それなら、良かった」

 

ホッとした顔をするはやて。

その後、僕達はお互いの色々な事を話した。はやては学校の事を結構聞いてきた。やっぱり体のせいなのか?でも、僕の交友関係って関係なさそうだし…。まあ、いいか。

話した感じ、凄い優しくてしっかりした子って感じ。でも、強い子だよな。体の事があるのにあんだけ明るいんだし。

ちなみに、僕は一番最初の時の反応を聞いたら、「少し前に、銀髪オッドアイのうっとおしい人に話しかけられてしつこかった。今回もそうかなって思った」と教えてくれた。

…よし、あのクソ銀髪シメる。

そんなこんなで、時間は過ぎていくもので、気付いたらもう夕方だった。

 

「そろそろ帰らなあかんわ」

「本当、いつの間にかこんな時間」

「あ、あの八雲君?」

 

今まで普通に話していたのに、突然俯き、モジモジするはやて。

ってか、めっちゃ可愛いんですけど!この子。連れて帰りたいくらい。

 

「アドレス、交換して欲しいんやけど…」

「もちろん、良いよ」

 

テキパキと交換する。この一か月でそこそこの回数をこなしたから手慣れたものである。

 

「良かったー。私経験無くて」

 

あー、体のせいかな?

 

「そこまで、緊張しなくても良かったのに」

「そうやね。じゃあ、また今度。あっメールするでなー」

「家まで送ろうか?車いすだと何かと不便だろ?」

「慣れてるし、気にせんでもええよー」

「そっか…」

 

ちょっとでも長く一緒に居たかったんだけどな…

 

「八雲君は寂しがり屋さんやなー。…それじゃ、お願いしよかな」

「寂しがりじゃなくて、心配性。はやてが心配なだけ」

 

なんか、言い訳みたいで恥ずかしい。

はやても顔赤くしてるし。

 

「そ、そうか…」

「「………」」

 

き、気まずい…。

このまま、はやての家まで、送っていった。

一応、僕精神年齢17歳なんだけど、恋愛経験ゼロだからな…。

 

 

 

はやてサイド

 

その日、私はいつも通り図書館に来ていた。

そこで私は新しい友達と出会った。

その人との出会いは読もうとしていた本を取ってくれた、という物だった。

最初は、以前に会った。銀髪の人の様なうっとおしい人かなと思ったけど、そうじゃなかった。

突然だけど、私は小さい頃から体が不自由だ。だから、街に出た時色々な人のお世話になる事が多い。

だから、歳の割に人を見る目はあると思っている。

そんな私から見た彼、八雲君は「凄く、気の利く人」だった。

私の少しの変化に気が付いて、話題を変える。同い年って言われたけど、そうは思えなかった。

でも、見た目は普通の男の子。

顔だけならこの前の銀髪の人の方がかっこいいけど、個人的には八雲君の方が好みだった。

好みって、何考えてるんやろ私。

…まさか、一目惚れ?いやいやいや、そんな事あらへん。

一回落ち着いて考えてみよ。

まず、嫌いか好きか。もちろん、好きや。八雲君の場合、嫌う人はいなさそうやけどな。

次、それがLIKEかLOVEかなんやけど…。どうなんやろ。正直なとこ、分からん。まだ8歳やし、そんなに人付き合いの多い方とちゃうし。

あ、でも八雲君の学校の友達の話が出た時、女の子の話が出てモヤモヤしたのと、その辺どうなんかかなり気になったんよね…。

結論、一目惚れの可能性大。

…アカン、そう思うと意識してしもて、顔が熱くなってきた。

今冷静になって考えたら、その兆候は帰りの時から有った気がする。

アドレス交換した時とか、その後もやね。

八雲君は送ってくれるって言ったけど、最初迷惑かなって思って断った。

でも、もうちょっと一緒に居りたいなって思って、「八雲君は寂しがり屋さんやなー。…それじゃお願いしよかな」って言ってしもた。

その時もそうやけど、今思い返しても恥ずかしい。

八雲君は純粋に私の事心配で言ってくれてたみたいやった。凄く嬉しいけど…。私と一緒に居たかったとか言って欲しかったな。

…よし、絶対に惚れさせてみせるで!




A`s編プロローグ、八雲とはやての出会いのお話でした。
てか、地の文多すぎ。

本来はA`sのお話ではないのですが、ここから、闇の書事件解決までをこの作品ではA`s編としたいと思います。
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