感想なども楽しく見させてもらっているので、どしどし来てくださいね。
ここまで沢山の方々に読んでもらっているという事実が今更になって実感が伴い、すごいありがたく感じながら頑張っている作者こと夢見でした。
『あっ……ああ……!!』
藤丸立香の嗚咽が、辺りに響く。
それを聴いて、サルバドールは苦笑しながら振り返った。
『おいおい、なんだよ? まるで死んだ奴が生き返ったかのような顔しやがって。ギリギリ生きてたからな!?』
「マスター周りに充満しているこの光はなんだ……?」
『なんだ、って……QPだよ。扉から出てきた魔力リソースが霧状になってるだけだ。コイツと一緒に種火を身体に取り込めたお陰で、結構強くなったぜ。より強くなるために必要な素材が欲しいけど、仕方ないね』
「何か言ったか?」
『いや、なんでもないぜセイバー』
そう言って黄金のゲートから、ギルガメッシュから借り受けた乖離剣を取り出す。
『さて、戦う前に、だ。全員ほぼ満身創痍だろ? 立香を通してお前らに魔力渡すぞ』
『えっ、全員とは契約してませんけど……』
『ん? 一部野良サーヴァントか? 6人ぐらい頑張ればなんとかなるだろ。ギルはアーチャーだから単独行動がある。あいつだけ無視しとけ』
「ほう……。我手ずから剣を振れというのか? 死にたいようだな」
『殺意が唐突過ぎて草。……たまには良いだろ? 慢心は王の素質なのかもしれんが、斬り合いすらまともに出来ないってのはお前自身として看過出来ないと思うんだが?』
「ふん、口の減らぬ奴よ。エアをここで奪い返しても良いのだぞ?」
「やっべ、それだけは勘弁。ちゃちゃっと終わらせたいんだから使わせてよ」
軽口を叩きながら、パスから魔力を他のサーヴァントに回す。ギルガメッシュにはサルバドールが本人の許可を得たゲートから霊薬を取り出して渡していた。
そして、サルバドールはサーヴァント達に声高く告げる。
『これより、あいつを倒す。だが、決着は俺がつける。お前らにはその為をチカラを借り受けたい』
乖離剣を持つ右手を前に突き出す。
すると、隣で藤丸立香が軍神の剣を同じ方向に向け、サーヴァント達も自分たちの得物を巨腕に向けた。
横に並んだ英雄達。それは夢を見たもの。
一斉に向けられた刃は、この悪夢に反旗を翻す一筋の希望である。
『いいか。聖杯を奪取したのちに全員退避しろ。退避したと同時に、エアに俺の宝具を使った最大解放の威力をぶつける! それまで、アイツを雑魚諸共ボコボコにしてやるか!!』
『はい!』
藤丸立香が大声で応えた。
それでこそ俺の後輩だな、とサルバドールははにかみながら前を見据えた。
巨腕を総大将に、あらゆる種類の敵がこちらに迫ってくる。
––––それがどうした。こちらは一人一人が一騎当千、又は伝説の英雄達。魔力が潤沢な今、数を揃えた程度で英雄達がやられる訳がない。
これから始まるのは、藤丸立香にとっては最高の晴れ舞台。
『俺の最期の戦い、見せてやろうじゃねぇの」
そして、サルバドールにとって最後の見せ場である。
今更なんですが。
本当に今更なんですが。
サルバドールって、カッコいい事言ってても今まで全て「ほぼ全裸」でやってきてますからね。
だれかいい加減に服貸してやれよ。一人だけなんか原始人みたいなファッションなんだから。
次の投稿は1日飛ばして明後日、もしかすると明々後日になるかもしれないです。申し訳ない。