進撃の巨人~IF~   作:ネギトロ

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とりあえず上げてみました。ここで続けるかはまだ考え中ですが…


2話:巨人

2話:巨人

 

 

 

 

その日の夜、買い物を終えた私たちは自室に戻り早速作戦を考えることになった

 

 

 

ユミル「…でだ、どうやってエレンを落とすのかだよな」

 

 

 

実際エレンを落とすのはかなり難しい。

 

なんせ巨人を駆逐するために今まで生きてきた野郎だ。恋愛沙汰に首を向けるほどの余裕は奴にはないだろう

 

 

 

クリスタ「え…ちょっと!私はまだエレンが好きなんて…」

 

 

 

私はもっと素直になれとクリスタを軽く流しつつ作戦を考える

 

 

 

クリスタ「うぅ…ユミルは私がエレンと結ばれてもいいの?」

 

 

 

と、私の気を引こうとしたのか。まるで私が協力するのが嫌なようにも取れる質問をしてきた。

 

だが実際的を得ていると思う。だから私はあえてこう言った

 

 

 

ユミル「まあ賛成とは言い切れないな、クリスタは私のもんだしな」

 

 

 

クリスタ「ユ…ユミル!…ちょっと…//」

 

私が頭をなでると直ぐに顔を赤くする。

 

私でこれだ、エレンにやられた日は理性が吹っ飛ぶんじゃないかと不安になる。

 

 

 

ユミル「まああんな死に急ぎ野郎と結ばれちゃあ私は不安で夜も眠れなくなるだろうな…やっぱりダメだな」

 

 

 

クリスタ「ええ!そんな!!」

 

 

 

ユミル「冗談だ…まあお前も似たようなもんだけどな」

 

 

 

クリスタ「え?」

 

 

 

そう、私がクリスタに協力しようと思ったのはこれが理由だ

 

 

 

ユミル「あいつもお前も死に急いでいるってことだよ」

 

 

 

クリスタ「わ…私は…」

 

 

 

ユミル「むしろお前はいい人として死のうとしている…そういう点じゃエレンよりタチが悪い」

 

 

 

そう言うとクリスタは黙り込んでしまった

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

何でかって言われちゃうとどう答えればいいのかうまく言葉が出てこないけど、ただ私は誰にも必要とされず、誰にも望まれず生まれ、生きてきた。

 

自分自身生きる価値がないんじゃないかって思ってる。本当ユミルは全てお見通しなんだね…

 

いい人として死のうとしている?…言われてみればそうだ。私はどう死ねば皆にいいように思われるかばかり考えている。

 

 

 

「あ……」

 

 

 

ユミル「お前も薄々だが気づいてんじゃないのか?」

 

 

 

クリスタ「私は…」

 

 

 

いつからだろう…私は自分が死ぬこと以外のことを考えていた。

 

そう、エレンのことだ。

 

ユミルは私とエレンを似た者同士だと言った。それが協力する理由…?

どうしてそれが協力することにつながるのか、今の私にはわからなかった。

 

 

 

ユミル「まあ気づかんならそれでもいいや…じゃあとりあえず理由はお前に良い人だと思われて死にたいからっていうことで」

 

 

 

クリスタ「ユミル!ふざけないで!」

 

 

 

ユミル「いつものお前だってそうだろ?とにかく私は協力するからな」

 

 

 

結局何も言い返せず私はユミルの言うことを聞くことにした。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

ユミル「さて早速だが…」

 

 

 

クリスタ「待って!?今からやるの!?」

 

 

 

ユミル「当たり前だろ、早くやらんと他の女に取られるかもしれないだろ」

 

 

 

クリスタ「…だけど心の準備が…」

 

 

 

ユミル「あのなぁ…お前、そんなんじゃいつまで経ってもエレンと仲良くなんてなれないぞ」

 

 

 

私は巨人と戦うことを禁止されているという今の状況をエレンを落とす最高の好機だと考えていた。

 

だから、1分1秒も惜しい。

 

 

 

ユミル「とりあえずは二人っきりになれる状況を作ることから始めるか」

 

 

 

私は強引に話を進めた。

 

 

 

 

 

同じ頃、男子寮では…

 

 

 

アニの捕獲は僕体の計画にとっては大きな損失だった。

 

 

 

ライナー「ベルトルト~」

 

 

 

いや、それ以上に…

 

 

 

ライナー「…?…ベルトルト~!」

 

 

 

この胸の痛みは何なんだろう…

 

 

 

ライナー「ベルトルト!!」

 

 

 

ベルトルト「わっ!!…なんだライナーか」

 

 

 

ライナー「なんだじゃねえよ!さっきから呼んでたんだぞ!」

 

 

 

ベルトルト「ああごめん、少し考え事してた」

 

 

 

僕がそう言うとライナーは戦士の顔になった。

 

 

 

ライナー「…アニのことか?」

 

 

 

ベルトルト「…………」

 

 

 

僕の反応を見るにそう悟った戦友は図星だな、と小さくつぶやいた

 

 

 

ベルトルト「…………」

 

 

 

ライナー「アニがやられて俺ら2人、果たして任務を成し遂げられるのか…」

 

 

 

ベルトルト「成し遂げなきゃいけないんだ、絶対に」

 

 

 

僕が言うと何故だろう、ライナーの顔つきが兵士に戻った。

 

そもそもライナーと僕たちは数年前壁を破壊し、進撃を開始した。

 

その後訓練兵に潜り込み、調査をしつつ本来の目的のため活動してきた。

 

だけど僕たちは知らなかったんだ。ここにいる人たちは皆が悪で残虐で冷徹なやつなんだろうと…

 

いや、そうであってほしかった…なのにいつの間にか彼らを本当の仲間だと思うようになってしまった。

 

正義感の強いライナーはその影響を特に受けてしまい、兵士としての自分と戦士の自分としての人格を分けてしまったんだ。

 

 

 

ライナー「…なあベルトルト」

 

 

 

何かの覚悟を決めたかのようにライナーは僕に語り掛ける

 

 

 

ベルトルト「ん?」

 

 

 

ライナー「俺達のしていることって本当に正しいことのかって最近思うんだ」

 

 

 

それは明らかに僕らの故郷に対する裏切りにも取れる発言だった

 

 

 

ベルトルト「お前…」

 

 

 

ライナー「どうして今まで仲間だったやつと殺し合わなきゃいけない、もっといい方法はなかったのか?」

 

 

 

ベルトルト「どんな方法であれ最終的にはこうなる運命なんだ、他にいい方法があったら…」

 

 

 

ライナー「…あったら?」

 

 

 

ベルトルト「…こんなことしなかったさ…アニだってそうさ、これは仕方のないことなんだ」

 

 

 

ライナー「ベルトルト…」

 

 

 

そう、僕だって本当は迷っている。だけど迷っていたって何も進まない…だから僕は故郷で聞いた言葉が全てだとそう信じこむことにした。

 

 

 

ベルトルト「壁の中の人々は滅ばなくてならない、これはもう決まっていることなんだ」

 

 

 

ライナー「滅ばなきゃいけないなんて俺は思いたくない」

 

 

 

それは今までにない、いや違う兵士と戦士の人格に分かれてなどいない迷いを捨て去った本当のライナーとしての言葉だった。

 

 

 

ベルトルト「ライナー…お前それ本気で…?」

 

 

 

ライナー「もっと他の方法があるはずだ、皆が幸せになれるいい方法が!」

 

 

 

ベルトルト「そんなものは存在しない!お前戦士の誇りを忘れたのか!?」

 

 

 

ライナー「忘れたわけじゃない!だけどもし皆を失って目的を達成した所で…俺達は本当に幸せになれるのか…?」

 

 

 

ベルトルト「ライナー…」

 

 

 

その言葉は何よりも僕の心に突き刺さった。これじゃあまるで自分だけが間違えてるみたいじゃないか。

 

 

 

ライナー「とにかく俺はまだ様子を見たい、他の可能性を探すためにも」

 

 

 

ベルトルト「…勝手にしろ…僕一人でやるさ」

 

 

 

今まで僕たちが意見を違えることなどほとんどなかった。だからこそ、わかる…

 

これはライナーとの決別の時だって。

 

 

 

ライナー「お前一人でできるのか?アニでさえやられたんだぞ?」

 

 

 

ベルトルト「僕が一人じゃ何もできないと思ってるのかい?」

 

 

 

ライナー「いいや…お前はやればできる…だがそれでも成功するとは思えない、悪いが俺は一切引かんぞ!」

 

 

 

ベルトルト「…今の君は戦士なのか?それとも兵士なのか?」

 

ライナー「さあな…どっちでもあるかもしれないし、どっちでもないかもしれない」

 

ベルトルト(ライナー…一体君は…)

 

 

 

無駄だと感じたのか僕たちはこれ以上言いあうこともなく、そのまま寝床に付いた。

 

 

 

次の日の朝

 

 

 

 

 

エレン「ミカサ、アルミンおはよう」

 

ミカサ「おはようエレン」

 

 

 

アルミン「おはよう!」

 

 

 

エレン「今日こそ活動再開にならないかな…」

 

 

 

アルミン「だからそんな早くならないって…」

 

 

 

エレン「だよなぁ…あー本当暇だ」

 

ユミル「暇なら頼まれてくれないか?」

 

俺たちが食堂に向かって歩いているとユミルが声をかけてきた。

 

クリスタと一緒ならともかくユミル1人で話しかけてくるのはかなり珍しいことだ。

 

 

 

エレン「ユミルか、おはよう」

 

アルミン「で、エレンに頼みごと?」

 

 

 

ユミル「ああ、兵長から馬小屋の掃除を頼まれてたんだ」

 

 

 

ミカサ「掃除?」

 

 

 

エレン「お前らっていつも何かしら頼まれてるよな」

 

 

 

ユミル「まあ大体は女神様のせいだ」

 

 

 

ああ、クリスタなら仕方ないな…と俺たちは勝手に納得する。

 

 

 

エレン「で、なんだ?掃除を手伝ってほしいとか?」

 

 

 

ユミル「手伝うというより代わってほしい」

 

 

 

アルミン「代わってほしいって何かあったの?」

 

 

 

ユミル「ああ、朝からどうも体調が優れないもんでな誰かに代わってもらいたいと思ってたんだ」

 

 

 

エレン「そういうことなら引き受けてやるよ」

 

 

 

特にやることもなく暇だと口にしてたくらいだ。俺は何の疑いも入れず頼みを引き受けた。

 

 

 

ミカサ「なら私たちも手伝う」

 

 

 

アルミン「人数が多いに越したことはないからね」

 

 

 

ユミル「あーいやその、それは困るんだ」

 

 

 

アルミン「え?どういうこと?」

 

 

 

ユミル「えーと…馬小屋は狭いからな、あまり多く人がいると窮屈で掃除もしづらいだろ!」

 

 

 

アルミン「…あぁ…まあそれはそうだね…」

 

 

 

エレン「俺一人で大丈夫だ、お前らはユミルの看病でもしてやれ」

 

 

 

掃除はリヴァイ兵長に指導されていたおかげでかなり自信があった。だから俺は2人にユミルの看病を任せた。

 

 

 

ミカサ「エレンがそういうなら」

 

 

 

アルミン「うん、そういうことなら僕達はユミルの看病をしよう」

 

 

 

ユミル「すまないな」

 

 

 

エレン「いいってどうせ暇なんだし、じゃあ俺行ってくるわ」

 

 

 

そういって俺は馬小屋に向かった

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

 

何とかエレンを馬小屋へ誘導した…あとはクリスタが上手くやってくれるといいんだが…

 

 

 

アルミン「さあユミル、とりあえずベットに行こうか」

 

 

 

ユミル「ああ、そうだな」

 

 

 

アルミン「……………」

 

 

 

ミカサ「…?」

 

 

 

さーて…問題はこっちをどうするかだよな…

 

 

 

 

馬小屋にて…

 

 

 

エレン「さーて馬小屋に着いたことだし、早速掃除を…」

 

 

 

クリスタ「エ…エレン!?」

 

 

 

エレン「ん?クリスタか」

 

 

 

続く

 

 

 

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