レミリア・スカーレットと紅い夜   作:猫の住処

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壱話 手に入れたもの

『お嬢様______________!』

 

 

耳の奥底から呼ぶ声が聞こえる

 

 

『お嬢様_____________!」

 

呼ぶ声がうるさくてしょうがない。わたしは思わず________

「うるさいわね!少しは黙ってられないの!?」

「!?」

変な夢を見ていたのか自分の宝物と言ってもいいほど大切なメイドにひどいことを言ってしまった。

「ごめんなさい。着替えるからあっちいっといて」

「は、はい。失礼します」

ドアを閉める音が良く聞こえる。

「…」

わたしはある人を思い出していた。

「お父様…何で私を捨ててしまったの?わたし…いい子にしてたのに」

レミリアの心は一瞬で悲しみに包まれた。

 

「ごちそうさま。今日も美味しかったわ」

「うんうん、お姉様は分かってるね~後で勝負しようよ!」

「ごめんなさい。時間がないの」

レミリアはいつも冷たい。まるで南極の氷のように。

「博麗神社に行くわ」

「わ、私も付いて行きます!」

「いや、咲夜は紅魔館の掃除をしなさい。パチュリー、一緒に博麗神社に行くわよ」

いつもは咲夜が付いて行くはずだ。でも、なぜかパチュリーだった。

「わかったわ。レミィ。準備をするから門で待っててちょうだい」

「ん、わかったわ」

 

村に出た瞬間セミの声が耳をくすぐる。

「あ~…うるさいわね!レミィは大丈夫なの?それより、何で博麗神社なの?」

「…」

「レミィ?」

反応がない。

 

『レミィ________!』

 

「パチュリー何か言ったかしら?」

「何で博麗隠者に行くの?」

「行ってら分かるわよ」

「?」

 

「霊夢ー!レミリアよ!レミリア・スカーレットよ!いたら返事しなさい!」

反応がない。妖怪退治で留守かもしれない。でも、最近は大きな問題はないはずなのだが。

「いないみたいね。早く帰りましょう」

「勝手に中に入るわ。手に入れなくちゃいけないものがあるの」

レミリアは靴を博麗神社の玄関にほって中に入って行ってしまった。

「ちょっと!レミィ!いくら博麗神社でも勝手に入っちゃダメでしょ!?今日のレミィ、何かおかしいわよ!?変なものでも食べたんじゃないの!?」

「そんなことない!パチュリーは紅魔館に帰って!」

やはり何かおかしい。

「……!?わかった。もう帰るわ!レミィ、泥棒はほどほどにね!?」

パチュリーはワープ魔法で紅魔館へ帰ってしまった____________!

 

その日の夜_________レミリアは__________

 

「あが、うぐ…あ…あ…おと…お父様…手に…入れた…やっと…!あが…く、苦…しい…」

レミリアは一体何を手に入れたのだろうか。博麗神社には一体何が__________?

 

『お嬢様_______!お嬢様________!レミリア_________!』

 

 

「わかったわ…起きるから…」

一人の少女がベット中から起き上がる。

「う~~~ん!咲夜!この手紙を博麗神社に届けて!」

「あ、わかりました!」

咲夜は急ぎ部屋を出て行った。庭からフランと美鈴が遊ぶ声が聞こえる。今日の夜だ。お父様に会える。苦しんでもいい。何もいらないからお父様に会いたい___________!

『お父様________!」

 

 

 

 

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