ソードアート・オンライン【Black swordsman of Haiderin】 作:オービタル
では、『リンクスタート!』
西暦2022年:11月6日 フルダイブ型仮装現実ゲーム機【ナーヴギア】専用ソフト『ソードアート・オンライン』が発売され、ユーザー一万人はサービス初日開始時、開発者“茅場 晶彦”の手によって、ログアウト不能、“ゲームオーバー”=“現実の死”という過酷なデスゲームに追いやられていった。
打倒的な絶望の中、ゲームクリアを目指し剣を取る者。恐怖に負け、他者との接触を断つ者。中にはプレイヤー同士で命を奪い合う者もいた。そして、永遠と思われる時間が過ぎ、二年後の2024年:11月7日 一人のプレイヤーの英雄的な行動により、ゲームはクリアされ、人々は解放された。
最終的に、四千人の人々が犠牲となり、首謀者たる茅場晶彦の死で、事件はその幕を閉じた。生き残ったプレイヤー達は“SAO survivor”と呼ばれ、今は現実世界で普通の生活を取り戻している……。
そして2025年……ナーヴギアに変わる新たなフルダイブ型仮装現実ゲーム機『アミュスフィア』に新たな専用ソフトが入荷された。その専用ソフトの名は……『FFO』。このソフトがいずれ、彼らに試練を与える事を……彼らは知る由もなかった……。
ここではない、何処かのステージである未知の場所。その場所に、黒の剣士ともう一人、黒髪で黒の剣士と瓜二つの顔、白の装飾が施された鎧と羽を持つ騎士が立っていたそしての二人の前に大妖異として悪魔として召喚された切り札『ディアボロス』と闇の使徒である『アシェン』がいた。
「さてと……僕を刑務所へ送ったこと、後悔させてやるからなぁ。在るべきオベイロンが誰なのかを♪」
その男は下を舐めずさり、不気味な微笑みを浮かばせる。
ボロボロの黒の剣士と白の騎士、すると白騎士が黒の剣士に言う。
「行ける?…キリト」
「あぁ、お前もくたばるなよ……“オベイロン”」
「言われなくとも……」
オベイロンと言う白騎士は鞘から聖剣と英雄剣の二刀流でアシェンに突き付ける。
「とっとと、俺の愛する“ティターニア”……そして、我が友“キリト”殿の大切な人である“アスナ”殿を解放し、このデータから出て行け!!泥棒王『アルベリヒ』!!」
「黙れぇっ!!やっとティターニアや明日菜を手に入れたのだぞ!!本物の妖精王とガキにまた奪われるのは嫌だ!!僕は神!!お前こそが偽物だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
アシェンは泣き叫びながら、メニューを開き、何かを起動する。するとアシェンの周りに召喚魔法の紋章が浮き出、そこから焔神イフリート、嵐神ガルーダ、岩神タイタン、水神リヴァイアサン、雷神ラムウが召喚されてきた。キリトとオベイロンはそれぞれの二刀流である剣を抜く。キリトは魔剣である『ティルウィング』と大剣である魔剣『デスブリンガー』の二刀流を構える。オベイロンは先の剣『エクスカリバー』と『オートクレール』を構える。
「「待っていろアスナ!/待っていろティターニア!……今助ける!!」」
黒の剣士キリトと白の騎士オベイロンはアシェンの後方のマザークリスタルの中に囚われている少女。アスナと瓜二つの少女二人の所は、蛮神に立ち向かうのであった。
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Sword Art Online
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アルデナード小大陸 世界最大の大陸「三大州」を掌中に収めている帝政国家【ガレマール帝国】。
ガレマール帝国元首『ヴァリス・ゾス・ガルヴァス皇帝』がいる謁見の間にて、ある軍人が入ってきた。
「お呼びですか?皇帝陛下……」
突然ヴァリス皇帝陛下が、第VI軍団(レギオン)に新たな新帝国兵が増兵される。第VI軍団長のレグラ・ヴァン・ヒュドルスも皇帝陛下と共に謁見の間で待っていた。
「本日もって、お前は第VI軍団に配属させる……」
「?」
「お前の軍籍は高い…そしてお前の信念と忠誠心はレグラと同じだ……」
「……」
帝国少年兵は少し緊張したが、喜んで第VI軍団に配属する。謁見の間から立ち去るレグラ軍団長と新兵は話し合っていた。
「レグラ軍団長…何故、皇帝陛下は俺を第VI軍団に配属させたのですか?」
「……皇帝陛下が言うには、『何れの彼方、一人の少女を巡って、二人の黒の剣士が戦うと…』私はこの意味に理解できた。」
「……俺には分かりません。」
「いずれ分かる…“ベイル・レム・ジルバン”」
レグラ軍団長と新兵であるベイルは軍団長が指揮権する飛空戦艦アグリウス級二番艦「グラティオン」に乗り込み、【魔大陸アジス・ラー】へと飛び立つのであった。
アルデナード小大陸東部にある森林地帯。うっ蒼とした森林地帯"黒衣森(こくえのもり)"の中で、物音が聞こえて来る。すると森の中から樹木の様な容姿で歩き回る大樹人『トレント』が暴れまわっていた。すると森林の中から一つの影が飛び、トレント目掛けてソードスキル『ゴアブレード』が炸裂する。トレントが怯み、砂埃からその影の姿が露わになる。それは黒のLV式装束を装備しており、片手には“ミスライトフレイムタン”を持っており、その姿はまさに『黒の剣士』。かつてSAOでヒースクリフこと茅場晶彦を倒し、生き残ったプレイヤーを“浮遊城アインクラッド”から解放させた英雄……その少年の名は『キリト』。
キリトは突き刺した剣を握り、トレントから振り落とされないように抗う。
「アスナ!」
キリトが後方にいる仲間に指示を出す。白と赤の“パラゴンガウン”、手にはビスマルクレイピアを持った少女『アスナ』が火属性魔法『ヴァルフレア』を発動する。アスナの横に浮遊する魔法のクリスタルから炎が吹き出て、トレントに炸裂する。その間に『リーファ』、『シリカ』、『リズベット』、『クライン』がそれぞれの武器でトレントに斬りかかる。トレントのHPが一気に削られていき、そして最後のとどめはキリトの一撃が炸裂した。トレントはもがき苦しみ、そして消滅した。倒したモンスターの上に『Quest Complete!』と言うログが表示され、クエストをクリアしたのであった。クエスト報告に諸点となる都市国家『グリダニア』に戻ってきたキリト達、そこには他のクエストで別行動していた『シノン』、『ユウキ』、『ストレア』、『フィリア』が戻って待っていた。キリト達はクエスト報告を終え、エギルがこの世界で建てていた店で貸し切っていた。
「はーい!それじゃみんな、カンパーイ♪」
《カンパーイ!!》
キリト達はそれぞれのグラスを持って乾杯する。
「いやー♪キリトが早々レベル60以上あげるなんて、すげぇよ!」
クラインがキリトの行動に驚く。何故ならキリトはFFO開始直後、真っ先にクエストや経験値上げを開始し、五日で現在のレベルはLV64までへと上がっていた。するとキリトの胸ポケットから、可愛いピンクの衣装を着た『ユイ』がナビゲーションピクシーとして現れた。
「当然です!私のパパは世界一の剣士様で、ママの騎士ですから♪」
「ユイ、“騎士”はないだろ?」
「いいえ、パパは勇敢な騎士です!誰よりもママと私を愛し、強くて逞しいのです!」
「逞しいって…」
キリトが呆れていると、今度は『レイン』、『クレア』、『ツェリスカ』、『ユーマ(二人目のオリジナル主人公)』も現れた。
「よっ!キリト♪」
「お、ユーマやレイン達も!」
「あぁ、FFが出るって急いで購入したんだ。相変わらずお前は真っ黒だな」
「お前に言われたくないな」
キリトの服装にユーマが笑う。キリトにとってはユーマはお調子者であったが、数少ない親友の一人でもある。キリトはユーマに呆れ返っていると
『聞いて……』
「?」
『……感じて……考えて……』
何処からともなく、美しい女性の声がキリトの耳に響き渡る。キリトは周りを見るが、そんな人はいなかった。さらに驚く事に、アスナ達の動きがそのままで止まっており、キリトは皆んなの目線で手を振る。しかし、アスナ達の反応は全くなかった。
「何だ?」
キリトがそう思っていると、背後から誰かの足音が木霊のように鳴り響く。
「誰だ!?」
キリトはすかさず振り向く。
「…!?」
現れたのは、へそが見える白いワンピースを着ており、背中から羽が生えて、リアルの姿をベースとしたアスナであった。
「アスナ?」
するとアスナに似た女性は羽を広げ、キリトに指差しながら呟く。
『お願い……“
「え!?」
するとアスナに似た女性はその場から消え、今度はあるものが映る。それはガレマール抵抗軍とエオルゼア同盟軍の両軍が激突したとされる平原【カルテノー平原】であり、今起こっている戦いこそ、第六星暦最後の戦い『カルテノーの戦い』であった。歩兵同士の白兵戦で一進一退の攻防を繰り返す両軍、だがガレマール帝国軍側が騎乗型魔導アーマー『リーパー』を駆る魔導騎兵約200騎をを投じると状況が一変し、同盟軍側の戦列に乱れが生じる。
激戦が続くカルテノー平原に思わぬ終止符が打たれた。それは戦場の上空に禍々しい輝きを放つ月の衛星「ダラガブ」がカルテノー上空で突如として崩壊。その内部より、古の蛮神と呼ばれる存在『龍神 バハムート』が解放され、戦場にダラガブの破片が無数に降り注ぎ、追い討ちをかけるかのようにバハムートが吐き出したフレアの熱に焼かれ、戦場や『森林都市国家 グリダニア』、『交易都市国家 ウルダハ』、『海洋都市国家 リムサ・ロミンサ』を火の海へと変えていく。もはや敵も味方も、勝者と敗者もなく、ただただ両陣営将兵達は逃げ惑っていく。混沌の渦に叩き込まれたカルテノー平原にあって、ただ冷静に戦いを続ける二人がいた。『神降ろし』の儀を続けていたエオルゼア同盟軍の“軍師 ルイゾワ”と黄金の装飾が施された黒の鎧、翠に光り輝く羽、両手には『宗教都市国家 イシュガルド』の蛮神である『騎神 トールダン(ナイツ・オブ・ラウンド)』の武器『聖剣 エクスカリバー』と『聖剣 オウスキーパー』の二刀流を持った妖精の戦士がいた。キリトはその妖精の戦士の顔に驚く。
「……俺?」
何と、軍師 ルイゾワと戦っていたのは、キリトと瓜二つの顔を持つ妖精の戦士……。キリトに似た少年は聖剣エクスカリバーと聖剣オウスキーパーを突き構え、後方で結界を張っているルイゾワに指示を出す。
「ルイゾワ!早く!!」
「御意!!」
ルイゾワは名杖トゥプシマティにより、束ねた某大な環境エーテルと救いを求めるエオルゼアの民の祈りを糧として、エオルゼア十二神の力を借りると同時に、これを用いて史上類を見ない大規模の封印魔法の発動を試みたのである。エオルゼアの各地の秘石から眩い光が立ち上り、十二の楔となって襲い掛かる。
「良し!!行けるぞ!!」
戦士は歓喜を上げる。さしものバハムートもこれには動きを阻まれ、カルテノーの上空にて光の殻に覆われていった。エオルゼア十二神の紋章が殻に覆ったバハムートを封印しようとした直前、殻が粉砕され、バハムートが出てくる。封印に失敗したルイゾワと妖精の戦士は絶望の淵に叩き込まれた。ルイゾワの名杖が折れ、戦士の羽が焼け散り、鎧もズタボロになる。
「そんな…………」
そしてバハムートは最大火力のテラフレアを放とうとする。するとルイゾワが最後の力を振り絞り、残っている“光の戦士”達を別の場所へ転移させていく。そしてキリトに似た戦士も……。
「ルイゾワ!!」
「お主は生きろ……我が友“オベイロン”♪」
「ルイゾっ!!」
戦士の名は『オベイロン』。オベイロンが必死に友である賢者ルイゾワも助けようとするが、すでに遅し。一人取り残されたルイゾワはバハムートと共に光の中に包まれていくのであった。
その直後、キリトの目の前の光景が元のパーティーに戻る。
「?」
キリトは辺りを見るが、アスナに似た女性と、自分に似た戦士であるオベイロン、そしてルイゾワやバハムートが消えていた。
「どうしたの?」
すると隣でキリトの様子に気付いたアスナが問う。
「……いや、何でもない。なんか知っているような奴に見えたプレイヤーを見かけただけだ」
「本当に?それなら良いんだけど……」
「ごめん♪(何だったんだ、あれは?世界観が全く違う………菊岡に相談して見るか…)」
キリトはそう考えながら、現実世界へとログアウトし、菊岡誠二郎に電話を掛ける。
「菊岡、俺だ」
『キリト君か……どうしたんだ?』
「実はFFの事だけど…───。」
キリトはFFOで起こった事を全て話す。明日菜に似た女性、カルテノーの戦いでバハムートに挑んでいた軍師ルイゾワとキリトに似た妖精王オベイロンと名乗る人物。それを聞いた菊岡が興味を持つ。
『アスナ君に似た女性とキリトのに似た“オベイロン”……もしかしたら、』
「知っているのか?」
「あぁ……」
菊岡誠二郎が言うには、ALO【アルヴヘイム】に内蔵されていた種族光妖精【アルフ】のグランドクエストを予定したが、問題に取り付けがあり、中止なったとされた。実はグランドクエストのNPCに自我と意思を持つシステムを組み込まれ、研究所のデータから脱走したとされたと───。
「脱走?」
『担当が須郷だからね、彼の道具にされると思ったのだろう。こちらも隠密に“本当のオベイロン”を探してみる。』
菊岡はそう言い、電話を切る。キリトはインターネットでFFOの情報を見ていた。そしてその中に、あるコメントが提示されていた。
[魔大陸にてガレマール帝国を確認!よく見たら珍しく“二刀流を持つガレマール帝国騎士”がプレイヤーに襲い掛かる!
NPCとは思えない程のソードスキルであり、『スターバースト・ストリーム』を使ってきた。]
「っ!!?」
キリトの他に、二刀流のソードスキルである『スターバースト・ストリーム』が使える者と言うより、NPCがガレマール帝国の騎士として存在していた事に。キリトはアミュスフィアを付け、フルダイブする。
「リンクスタート!」
そして……キリトともう一人のキリトの物語が、惑星ハイデリンの世界で新たなデスゲームの幕を開けたのであった。
どうでしたかな?あとキリト達の種族設定やアスナ達のジョブ・クラフター・ギャザラーの募集をしております。