雄を名乗る雌蜂   作:巳傘ナコ

8 / 8
雄蜂我流体術

柳流舞【流】
柳流舞は雄蜂が常人とは違う手法、経緯で霊子及び霊子構造認識・把握する力を蜂家の暗殺術と試行錯誤して取り入れた数多の武術の型を合わせたオリジナル体術に活かしたモノ

【流】とは名の通り、霊子の流れ、質、量に合わせて自身に霊子を纏わせてダメージを最小で防ぎながら進む技法
現世の合気道を文献で見つけ参考にした。
雄蜂の【流】は未完成で霊圧変えられたりすると対応間に合わず弾き飛ばされたり、ダメージを最小で押さえられなかったりする。


【群蜂〔皇〕】
初っぱな卍解状態
理由有るため間違いではないです。


個群噴統 

 

 

『ハッ! セイッ! ヤァァァァ!』

 

頭に描くは【あの日】の隊長さん

 

初撃は避けられるようになった!

 

二撃目は防げるようになった!

 

後、一歩! 後、一歩!

 

 

 

ドガァァァァァン!!!

 

 

 

『まだまだぁぁぁ!!!』

 

 

今度は初撃が当たる寸前に止まってタイミングをずらして、左に回り込む!!

 

当然隊長さんは二撃目を左に打ち込んでくる……今だっ!!

 

 

『今の私はあの頃と違います!! 柳流舞【流】!!』

 

 

隊長さんの霊圧も微かな流れも全部覚えてる!!

 

その流れに身を委ねて受け流し、距離を縮めてからのぉぉ……蹴りっ!!

 

 

 

ズガシャァァァァン!!

 

 

 

『ッ! はぁはぁ…当然、隊長さんなら【流】の弱点も見抜くはずだよね……はぁはぁ……』

 

私が【あの日】と違う行動すれば、私の中の隊長さんもそれに合わせてくる……

 

今日でイメージの隊長さんと戦うのは六千目だけど、いまだに隊長さんが追い付かないイメージが湧かない……

 

 

………三手目以降に進めない………

 

 

蜂家の体術だけじゃ勝てなかった。

 

我流の似非体術でも勝てなかった。

 

2つの技術合わせて作った私だけの、私にしか出来ない体術は少しは通用した。

 

霊子感知高める為に組手に励み、知識をかき集め、可能なモノは全部試した。

 

それでも三撃目を突破出来ない。

 

 

私には何が足りない……

 

隊長さんを越える霊圧?

土台が違う……無い物ねだりしてもしょうがない。

 

 

場数、経験?

当然だ……隊長さんに比べれば私はまだまだ卵……産まれてすらいない卵……来期から始まる現場訓練には積極的に参加しなきゃ!

 

 

体術?

確かにイメージとは言え、隊長さんが有り得ない動きをして、攻撃をかわしたことは

落ちこぼれの私が何処まで到達できるかは分からないけど、指南書読んで、読んで、読み漁って鍛練有るのみだけど、全力どころか毛筋一本の力を出してない隊長さんに到達しきった、しきってしまった私が追い付いたところで意味がない。

 

 

死神…死神…死神の技術…死神の戦闘方法……うーーーん……あっ!!

 

私は馬鹿だ!!

 

【体術】だけで隊長さんに勝つ?

 

私が、経験、誇り、技量、霊圧、その全てでヒヨッコの私が隊長さんに?

 

傲りも良いところだ!

 

【あの日】の私が持ってる全部をぶつけても隊長さんの指弾きに額当てる事すら出来なかったんだぞ、私は!!

 

 

けど今の私は【あの日】とは違うじゃないか!!

 

次は鬼道も織り交ぜよう!

 

蜂家の暗殺術も!

 

もちろん私の似非体術も!

 

当然、集大成の我流体術も!

 

それに、私には【群蜂】が居る!

私の頼れる〔皇さん〕……せっかく会合したのに変なプライドに拘って……本当にごめんなさい!

 

 

《気づくのがまっこと遅いぞ、阿呆の雄蜂…》

 

 

先生に聞いて始解と卍解については学びました!

〔皇さん〕に言われた通り、あの事は伝えてませんが、力を振るうのに必要なイメージはずっとしてきました!

 

 

《ならば一子報いてやれ…所詮は残像…されとて阿呆が知る限りの全てを込めたモノで有るのは代わり無いであろう。》

 

 

『はい!!』

 

 

《ならば残像倒せずたも、指弾きに額当てるくらいなら今の主にも可能な筈であろう?》

 

『はい!! 隊長さん、今日で【額を当てる】なんて小さな目標は卒業です!! 明日からは隊長さんを倒す事を目標にします!! だから、院を卒業するまでお別れです!!』

 

 

 

 

 

…その意気や良し…

 

 

 

 

 

きっと幻聴……でも確かに私には喋る筈のない、イメージの隊長さんからの激が聞こえた。

 

 

 

『隊長さんのイメージさん、今日まで鍛練ありがとうございましたっ!!!』

 

 

私の勝手なイメージ…

 

私が作った隊長さんの幻影…

 

きっと目の前の隊長さんの所作だって私の心が勝手に想像しただけ……

 

 

 

……それでも嬉しかった……

 

私の、私にしか見えてない幻影の隊長さんは確かに構えてくれた。

 

霊圧も、気迫も最後に貰った拳骨の時のイメージになってくれた。

 

 

『……あ、あ、ありがとうございます……』

 

 

泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くな!泣くんじゃない!!

 

 

 

群れ成せ、飛び狂え! 撃ちて穿ちて攻め落とせ!

 

 

卍解 群蜂皇!!

 

 

 

 

 

 

この日、私は産まれて初めて心から満足した眠りと額の痛みと共に何かを達成した時の喜びを味わい、噛み締めた。

 

 

 

 




お久しぶりです!

と言っても皆様愛想尽かして読んでる方も居ないとは思いますが次話更新です!

あらすじ?前書きにも記載しましたが感想募集です!
感想は意見・アドバイス・私見・非難批評問いません!!
ただ、嫌いな場合も何処が苦手なのか等の意見添えて頂けたら幸いです…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。