天の道を往き総てを司る比企谷八幡   作:通雨

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お化粧研究部編最終話

 ホームルームが終わって放課後、結衣は優美子に話しかけられる前にさっさと部室に行こうと思い、鞄を持つと急いで教室を出た。

 そんな結衣の姿を遠目に見た姫菜は、仕方ないなあ、と、まだ席に座ったままでいる優美子の方に歩いていく。

 

「優美子ぉ、私、今日も部活休むわぁ。遊びに行こう」

 

 声をかけられた優美子は、半目で見上げながら、傍らに立つ姫菜を睨む。

 

「あーし、今日は遊びに行く様な気分じゃないんだけど?」

「そんなこと言わずにさぁ、ゲーセンとかどう? もしくはカラオケ?」

 

 姫菜の提案にも、優美子は頷かなかった。この心に靄がかかった様な気分は、遊びに行った程度で晴れてくれそうもない。

 別に、結衣を雪乃に盗られるとか、そんな事を考えているわけではない。ない筈だ。

 だけれど少し、ほんの少しだけれど、自分は寂しがっている、そんな気もする、優美子だった。

 

「三浦、ついでに海老名」

「あぁ?」

「私、ついで?」

 

 背後からの呼び掛けに、身体ごと振り向く優美子と姫菜。

 果たして背後にいたのは、奉仕部員、比企谷八幡だった。

 姫菜は、天の道くんから話しかけてくるのは珍しいなあ、と思った。『ついで』呼ばわりされた事は置いておこう。

 

「不機嫌そうだな」八幡は、優美子に向けて言った。

「なに? 喧嘩売ってんの?」

「俺は喧嘩を売ったりしない。おばあちゃんが言っていた、未熟な果物は酸っぱい、未熟者ほど喧嘩をするってな」

 

 昼休みの喧嘩を当てつけに、未熟者扱いされたと思った優美子は、瞬間、頭に血が上った。

 

「あーしが未熟者だって言いたいわけ!? わかったような事言ってんじゃねーし!」

 

 椅子から立ち上がり激昂する優美子に、八幡は特に何の感情も見せる事なく、冷静な口調で語りかける。

 

「未熟者ではないと言うなら、度量を見せてみろ」

「はあ?」低い声音で凄む優美子。

「この後、エントランス前の広場でちょっとした催しがある。主役は風間と中山だが、由比ヶ浜が何をするのか、何に取り組んでいるのか、見届けてやれ。お前が、由比ヶ浜の友達だと言うのならばな」

 

 言いたいことを言い終えた八幡は、教室を出て行った。

 残された優美子と姫菜は、顔を見合わせて困惑する。

 

「エントランス前の広場だって、行ってみる?」姫菜は首を傾げて問う。

「……行かなかったら、度量が足りない未熟者ってこと? ムカつくし、なんか知らないけど、観るだけ観てやるよ」

 

 眉根を寄せて呟く優美子は、ますます拗れそうな雰囲気を醸し出していた。

 しかし、それでも姫菜は根拠も無く、好転の予感を覚えた。

 

 

 

 広場の中程の目立つ場所に二脚の椅子を置いた八幡は、その横に、『お化粧研究部勧誘公演』と書かれた看板を立てた。

 看板は如何にも手作りといった風情だったが、作りは意外としっかりしていた。急造にしては上出来である。

 広場は、部活の予定もなく帰宅を急ぐ者達でごった返していたが、そのうちの数人が八幡の方に目を止めた。

 遠巻きに、「天の道の人だ〜」とか「天の道の人がなんかやってるぞ〜」という声が囁かれる。

 

「さあ! この中に、メイクに興味がある者はいないか!」

 

 然程大声というわけでもないが、八幡の声はよく通った。

 メイク? メイクがどうしたって? という騒めきが広がる。

 ざわざわとした人だかりに向かって、八幡は尚も言う。

 

「今から、お化粧研究部がメイクの実演を兼ねた寸劇を行う。それを観て、もし気に入ったら入部してやってくれ」

 

 八幡は傍らに控えていた結衣と視線を合わせて頷き合うと、椅子の前からサッと避けて、人だかりの中に紛れた。

 

「私がサクラ役とはね。失礼な話だわ」

 

 人だかりの中で騒めきを煽動していた雪乃が、隣に来た八幡に小声で言った。

 

「サクラではなく、モデルがよかったか?」

「……別に、そうは言ってないわ」

 

 二人は、肩を並べて結衣の方へ目を向けた。少々緊張した面持ちの彼女は、一生懸命覚えた台詞を喋っている。

 

「あたし、お化粧に興味はあるのに全然お化粧の仕方がわからないの。ああ、誰か優しい親切な人がお化粧の仕方教えてくれないかなあ」

 

 微妙に辿々しいが、まあ、演技力などには最初から期待していない。要は注目を集めてしまえば良いのだ。

 

「其処の可憐なお嬢様、メイクの事でお悩みならば私たちにご相談ください」

 

 そっと結衣の方へ近寄った和美が、胸に手を当てて言った。隣には化粧道具入りのギターケースを抱えた百合子の姿もある。

 

「あら、あなた達はだぁれ?」誰何する結衣。

「私は花から花へ渡る風。そして隣のコイツは助手のゴン」

「助手はいいとして、ゴンはやめろぉ! ゴンなんてアダ名が広まったらどうしてくれるんだ!」

 

 突如始まった寸劇を観て、目を丸くするギャラリー達だったが、和美にツッコむ百合子のコミカルな様子に、クスクスと笑いの波が広がる。

 

「受けてるわね。持ちネタなのかしら、アレ、初対面の時にもやってたわ」

 

 雪乃はヒソヒソと隣に居る八幡に話し掛ける。

 私もゆきのんというアダ名が広まったら嫌ね、と他人事とは思えない雪乃だった。

 

「この私が、あなたにメイクを施して差し上げましょう。さあ、椅子に座って、私にその顔をお見せ下さい」

 

 結衣が椅子に座ると、百合子はもう一方の椅子にギターケースを置いた。

 ケースを開けば、各種様々な化粧道具が顔を見せる。

 

「お嬢様、メイク前にスキンケアはしていますか?」

「えっと、乳液とかクリームとか塗れば良いんだよね?」

「ええ、その通り。ゴン、乳液の7番」

 

 和美が言うと、百合子はギターケースから指示通りの乳液を取り出して手渡す。

 その手捌きは、機械のように正確だった。

 

「乳液は肌にしっかり馴染ませましょう。ベタベタした状態で化粧下地を始めるのはNGですよ」

 

 乳液をつけた和美の手指が、結衣の顔を撫でる。

 ぷるぷるとした結衣の頰は、和美の塗り込んだ乳液によって瑞々しく潤っている。

 

「程よく馴染んだら、次は下地です」

 

 そう言って和美は、結衣の前髪を上げてヘアピンで留める。百合子は心得た様子でスタンダードクリームの化粧下地を和美に渡す。

 和美は手の甲に少量の化粧下地を乗せ、人差し指と中指、薬指の三本を使って馴染ませると、結衣の両頬、額、鼻、顎にほんの少しずつつけて、顔の中心から外側に向かう様に薄くのばしていく。

 

「化粧下地は薄くするのがコツだよ。下地が厚いと、化粧崩れの原因になっちゃうからね」

 

 百合子は和美にスポンジを渡しながら、ギャラリーに向かって言った。数人の女子生徒たちがふむふむと頷く。

 和美は薄くのばした下地を、スポンジで軽く叩く様にして馴染ませた。スポンジを使って、余分に着いた下地を吸着させているのだ。

 

「下地が終わったら、次はファンデーションですね」手についている下地を拭いながら和美が言う。

「リキッドタイプとか、パウダータイプとかあるんだよね? どう違うの?」

 

 結衣にその手の知識はなかった。彼女の母親はパウダータイプを好むようで、彼女自身もそれを借りて試した事はあるが、正直言って、適当に塗ってみただけである。

 

「パウダーファンデーションの方が扱いやすくて、メイク直しやメイク落としがしやすいって利点があるね。ただ、乾燥肌の人にはパウダーは合わなかったりするし、リキッドファンデーションの方が化粧崩れしにくくて、仕上がりの質も高くなるよ。そのかわり、リキッドは使いこなせる様になるまで比較的時間がかかるかもね」

 

 百合子が説明すると、ギャラリーたちの中にメモを取る者が出だした。

 どうやらこの実演は参考になるぞ、と思ったのかもしれない。

 

「今日はリキッドファンデーションを使います。ところで、お嬢様はコンシーラーを使った事は御座いますか?」

 

 和美が問うと、結衣は首を左右に振った。

 

「そうでしょうね。お嬢様の美しい肌に、コンシーラーは必要ないでしょう」

「そもそもあたしコンシーラーってなんなのか知らないや。何に使うものなの?」

 

 結衣の疑問には、百合子がすかさず答えた。

 

「コンシーラーは肌荒れやシミなんかを隠してくれる、乙女の強い味方だよ。後学のために覚えといた方が良いけど、お肌に自信のあるティーンエイジャーには必要ないかもね」

 

 もしも今の百合子の言葉を、お肌の曲がり角の手前でうろちょろしている女教師が聞けば、「私だってお前らくらいの年齢の頃はそうだったよ!」と叫んだかもしれない。しかし、ギャラリーは皆女子高校生なので安心である。

 

「コンシーラーは、パウダーファンデーションの場合はファンデーションを塗る前に使用するのですが、リキッドファンデーションを使う際はファンデーションを塗った後に使用します。偶に順番を間違えて覚えている方がいるので、注意が必要です」

 

 和美が人差し指を立てて言うと、肌荒れが気になる女子たちがメモを取った。

 

「リキッドファンデーションは、手指やパフ、ブラシなどを使って塗りますが、ナチュラルに仕上げたい方はブラシを使ってみて下さい。因みに私は、ファンデ用のブラシだけで26本持っています」

 

 コレクションを自慢するマニアのような口調で言う和美。ギャラリーの中から「わー、すごーい!」という声が上がった。

 何が凄いのかはよくわからないが、どうやら和美のファンになった女子がちらほら出てきたようだ。

 

「ファンデーションは顔の中心をしっかりと、そして顔の外側に流すように、それでいてムラ無く塗っていきます。目元などの化粧崩れしやすい場所はスポンジでトントンと叩き込むようにすると良いでしょう」

 

 和美は右手でファンデーションを馴染ませながら、百合子に対して左手の甲を差し出した。

 百合子はその甲に、円を描くようにしてフェイスパウダーを塗る。

 フェイスパウダーは付け過ぎてはいけない。

 和美は手の甲のフェイスパウダーをブラシにとった後、指先でブラシを弾く。余分についたパウダーが筆先からサラサラと落ちた。

 

「リキッドの場合は、さらにフェイスパウダーも使います。しかし、付けすぎない様に注意して下さいね。薄く、薄くで良いんですよ」

 

 フェイスパウダーも、ファンデーションのように顔の中心から外側へ流して塗っていく。

 フェイスパウダーは化粧崩れを抑える効果があるので、忘れずに塗るべきだが、付け過ぎてはいけない。厚塗りは厳禁だ。

 

「さて、次はアイブロウに取り掛かりましょう。お嬢様の眉は、完全なナチュラルですか?」和美は言いながら、スクリューブラシで結衣の両眉の毛流れをさっと整える。

「えっと、多少形を整えるくらいはしてるよ。前にペンシル使ってみた事もあるけど、あんまり上手く出来なくて、可笑しな眉になっちゃったなあ」

「ほう、お嬢様はペンシル派ですか」

「え? ペンシル以外にもあるの?」

「ふんわりと、柔らかい印象に仕上げるなら、アイブロウパウダーを使う手もありますし、アイブロウマスカラで眉を立体的に仕上げるのも良いでしょう。でもまあ、今日はペンシルだけを使ってみましょうか」

 

 百合子からアイブロウペンシルを受け取ると、和美は結衣の左眉にペンシルを走らせた。

 

「昔は、ただ塗りつける様に眉を描くアイブロウが流行った時期もあるそうですが、昨今のトレンドはデッサンアイブロウです。一筋一筋毛流れを意識して、塗りつけるのではなく、絵描くように眉を形成するのです」

 

 和美は、まるで美術のデッサンのように結衣の左眉を描きあげた。

 百合子はギターケースから手鏡を取ると、結衣の顔に向ける。

 

「わあ、なんか自然な感じ」結衣が左右の眉を見比べると、確かに左の方がキリッとしているが、濃過ぎるわけではない。

「さあお嬢様、右眉はお嬢様自身の手でどうぞ」和美はそう言うと、結衣の手にペンシルを渡した。

「え? あたしがやるの?」

「ええ、私が描いた左眉を見本にして、描いてみてください」

 

 和美に言われた通り、結衣は百合子の持つ鏡をよく見ながら、眉を描いていく。

 

「まずは眉山から眉尻へ、眉毛を一本ずつ足していくように描きます」

「こ、こんな感じ?」

「そうです。繊細且つ美しく、ですよ。お嬢様」

「えっと、次は眉頭だよね?」

「はい。眉頭は目立たせ過ぎてはいけませんよ。さらりと流すように、が基本です」

 

 結衣は一生懸命頑張った。ここは大事なところだ。

 和美に教えて貰えば自分にもあんなメイクが出来るかもしれない、とギャラリーに思わせなければならない。

 和美と百合子の為に、結衣は真剣な表情で眉を描く。

 他人を照らす為に頑張る。これが八幡の言う『天の道』なのかもしれないな、と結衣は思った。

 

「頑張ってるわね、由比ヶ浜さん」雪乃は隣の八幡に呟いた。その眼差しは、妹を見守る姉の様だった。

「あいつは他人の為に頑張る事が出来る人間だ。その姿は他人の心に、きっと届く」

 

 八幡はそう言いながら、周辺を見廻した。忙しなく、周囲のあちこちに目を向ける。

 

「比企谷くん、どこを見てるのよ」

「……あんな所にいたのか……」八幡は校舎の方を見ながら言った。

「はあ?」

「俺は、少しここから離れる。お前はそのまま、由比ヶ浜を見守ってやれ」

 

 八幡はそう言うと、エントランスに向かって歩き出した。

 雪乃は、いつもいつも勝手な事を、と思いながら八幡の背中を見送った。

 

 

 

 広場が見渡せる二階の廊下の窓辺に、優美子の姿はあった。彼女は、開いた窓の枠に肘を掛けて佇んでいる。傍に姫菜は居なかった。

 エントランス横の階段から二階に上がってきた八幡は、彼女に声を掛けた。

 

「海老名はどうした?」

 

 優美子は振り返りもせずに、「海老名なら、部活に行った」と素っ気なく答える。

 

「結衣見てたら、部活に行きたくなったってさ」

「そうか」

 

 八幡は姫菜の事を、なかなか勘の良いヤツだと思っていた。

 そんな姫菜が優美子を一人残したという事は、優美子の中に蟠りの様なものは殆ど無くなっているのだろう。

 優美子から数歩離れた所の壁に、八幡は背中を預けて凭れかかる。

 

「こっから観てたけど、結衣、頑張ってんじゃん」優美子は呟いた。

 

 結衣を見る優美子の眼差しは、妹を見守る姉の様であったし、娘を見守る母の様でもあった。

 

「ふっ……」八幡は珍しく、不意を突かれた様子で吹き出して笑った。

「なに笑ってんのさ、天の道」

「いや、同じような事を言うんだな、と思っただけだ。気にするな」

 

 怪訝そうに首を捻る優美子。八幡はそれ以上説明する気がない様で、いつもより優しい表情で微笑んでいる。

 優美子には、その表情が意味する所はわからない。しかし、まあ、別段嫌味を感じるものではなかった。そんな事は今の彼女にとってはどうでもいい事だった。

 尚も綺麗にメイクアップされていく結衣を遠くから眺めながら、優美子はただ黙っていた。

 八幡も、何も言わない。

 やがて和美による結衣のメイクが完了すると、優美子は溜息を一つ吐いた。

 

「はあ……あーしも、なんか部活入ろっかな〜」

「奉仕部にでも入るか?」八幡は微笑みを讃えたまま、優美子に言う。

「人助けとか奉仕の精神とか、あーしのキャラじゃないっての。冗談言うなし」

「そうだな、冗談だ」

「からかってんの?」眉根を寄せた優美子は、振り返って八幡を睨みつける。

 

 そんな優美子に対して、八幡は、真面目な表情をみせて言った。

 

「同じ道を往くのは、ただの仲間に過ぎない……別々の道を共に立って往けるのは……友達だ」

 

 数瞬、沈黙が訪れる。

 

「それも……アンタのおばあちゃんの言葉?」

「……いや……俺の言葉だ」

 

 目を丸くして驚いた優美子は、一転、ふわりと笑って、「格好つけてんじゃねーし……」と言い残して去っていった。

 言葉自体は辛辣だったが、そのニュアンスに、嘲りの色はなかった。

 

 

 

 広場の人だかりの中心で、ブティックのショーウィンドウにディスプレイされたマネキンのように、結衣は注目を浴びていた。

 きゃいきゃいと騒がしい女子たちの中心では、少し照れるようにはにかむ結衣と、自慢気な様子を隠しきれない和美と百合子の姿があった。

 人だかりから少し離れた所には、思案気な表情の雪乃がいる。

 デモンストレーションは概ね成功と言って良かったが、想定以上に和美の技術が高過ぎた。

 ギャラリーたちは、半ば和美のファンと化してしまっている。そのせいで、逆に入部希望者が現れないのだ。

 例えるならば、真剣に甲子園を目指しているような強豪の野球部には、冷やかしの素人は入部しにくいといった所だろうか。

 さて、どうすれば入部希望者が現れるだろうか、と雪乃が考えていると、突然現れた優美子が、人だかりに割り込んでその中心へと向かった。

 

「あっ、優美子……」少々気不味そうに、結衣が呟く。

 

 呆然と立つ結衣に、優美子はそっと歩み寄り、ギュっと抱きしめて耳元で囁いた。

 

「昼休み……結衣がいなくても大丈夫なんて言ってごめん。悪かった、間違ってた」

 

 優美子の声は、結衣にだけ届いた。その耳だけではなく、その心にも、しっかり届いた。

 

「……優美子っ」満面の笑みで、優美子の名を呼ぶ結衣。その笑顔は、和美のメイクも手伝って、とても魅力的だった。

 

 優美子は、結衣に対して数秒ほど微笑んだあと、和美の方に顔を向けた。

 

「あんさぁ、和美、あーしにも結衣みたいなメイクやってよ」

「優美子さんに、ですか?」

「そう、そんで、そのメイクが気に入ったらさ、あーしもお化粧研究部に入部する。メイクとか、興味あるし」

 

 優美子が言うと、和美と百合子はお互いの視線を合わせてハイタッチした。

 

「風間流奥義アルティメット・メイクアップ、期待は裏切りませんよ」

「優美子ちゃんって呼んでいい? 入部は決定したも同然だね」

 

 雪乃は、喜ぶ和美と百合子の顔を離れた所から眺めながら、なんとか一件落着したようだ、と思った。

 顔に手をかざして西陽を見上げると、太陽が輝いている。

 太陽はまだまだ、沈みそうもない。

 




風間和美
 元ネタは風間大介。
 お化粧研究部を設立しようとしているという設定から、女の子にした方が自然かなあ、という事で女の子に。
 俺ガイルっぽい名前にしたかったので、フルネームは『かざまかずみ』にしました。
 私服姿は男装の麗人という設定ですが、ビジュアルイメージは男装の麗人というより、女性版の加○和樹さん。

中山百合子
 元ネタはゴンこと高山百合子。
 原作カブトのゴンは記憶喪失なので、『名無しの権兵衛』から来たアダ名ですが、流石に記憶喪失設定にはできなかったので、苗字を中山にして『ゴン中山』からゴンというアダ名になった、という設定にしてみました。
 風間の下の名前を和美にしたので、カズとゴンで名コンビっぽい名前になったなあ、と思っています。

岬祐月
 元ネタはそのまま、岬祐月。
 俺ガイルっぽく、岬ミサなんていう名前にしようかとも思いましたが、原作カブトでも『みさきゆづき』という語呂の良い名前だったので、そのままにしました。
 野球部のマネージャーで、後輩のアキラと仲が良いという設定です。
 八幡にとって中学からの先輩ですが、関係性は『知り合いの知り合い』程度です。
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