道路標識()と逝く特異点   作:YouRe:Admira

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記録領域:03
あー、あー、マイクテス、マイクテス。
使うの初めてだし使い方がイマイチわからないなぁ…
え?もう録音状態?そっか、じゃあ取り敢えず記録しておこうか。
私は藤丸立香、なんか色々あって人類最後の希望みたいな扱いになってるけど、私はごく普通の一般人だし、所長はヒステリー気味だし、道路標識持ったお兄さんは名前名乗らないし、なんか「FGOほんへの内容忘れかけだゾ。by悠々」なんて幻聴も聞こえるし…。
彼が「とにかくなんか言っとけ」とか言って録音機を渡してきたんだけど、やっぱり彼が何をしたいのかも分からないし、本当に分からない事ばかり…。
唯一の癒しはマシュだけだよ…


音声ファイル2、若しくは都合の良すぎる看板

記録領域:04

藤丸ちゃんの記録を録音した意味!?無ェよンなもん!!!!

…ん゙ん゙っ、取り乱し(キャラ崩壊し)たな、テンション…ってかある種の興奮が天元突破してたんだ。

で、その興奮の原因だけど、簡単に説明しよう!!

 

ニキ「坊主の実力が分からねぇ事にはうんぬんかんぬん…」

俺「戦闘します。

ニキ「だから気に入った。

……

俺「うわ危ねェ掠った(グレイズ)ァ!!」

ニキ「次行くぞォ!!善悪問わずに以下省略(ウィッカーマン)ッ!!」

俺「ファッ!?ちょっ、『水』(ウォーティー)

SCP-910-JP \アイヨー/

……

俺「辛く厳しい戦いだった…」

ニキ「実力は、素人にしては出来るってところか。」

 

みたいな感動の物語がだね…嘘だけど。

戦闘の時の音声も録音してあるし、今度それを聞いてみるのもいいかもな…。

因みに、クロウカードの名前を宣言したら、正確には違うんだが、似たような効果が発生したのは戦闘前に確認済みだったんだ。好奇心でやったら行けたからビビったわ。

他のゲームやアニメの技もできる可能性があるから、要検証ってことで録音終了とさせていただきます、ポチッとな。

 

外部記録:A-1

 

…キャスターさんと戦うことになった。

正確には実力を測るための模擬戦闘だそうだ。

どちらにしろ俺にとっては変わりのないことである。

さて、彼の戦闘方法だが、外で骨っぽいバケモノ(竜牙兵)を蹴散らしていたのを1度だけ見ている。

その時の戦闘方法だが、やはりよく分からない(理解のできない魔法?)というのが大きい。

分かることなんて、精々木材加工のバケモノっぽい奴が宝具っていう名の必殺技って事と、使っているのがルーン文字ということぐらいだけだ。

「どうした坊主、かかって来ねぇのか?」

「どうしたもこうしたも、俺は模擬戦闘なんてやったことないんだよ、コッチがどうすればいいか分かってないんだ。」

「自分から『戦闘します。』なんて自信満々に言ってきたからな、自信があるモンだと思ってたんだが、こりゃ見当はずれか?」

「…胸を借りるつもりで行かせてもらいます」

キャスターさんの挑発を受け、漸く行動に出る決心を抱いた。我ながら情けない。

だがいま後悔しても意味が無い、ここは切り替えて行こう。

「行きますッ!!」

「来いッ!!」

宣言のあと、SCP-910-JPを振り回し、標識を「落石注意(Arts)」に変更しながら後退する。

「落石ッ!!」

「甘いッ、アンザス!!」

宣言の通りに落石が発生するも、キャスターさんはansuz(アンザス)のルーン文字を発動?し、即座に石が粉々に砕け散る。

「やはりこんなものでは駄目ですか、ならば次ッ!!」

さらにSCP-910-JPを振るい、標識を「踏み切りあり(Buster)」へ、さらに「左右通行禁止」と書かれた補助標識を生成し、電車を発車させる。

「坊主の思惑通りは気に食わねぇがしゃあねぇ、上に避けるしかねぇか!!」

「貰ったッ!!」

キャスターさんの左右に作った半透明の壁によって、逃げ場を限定する作戦、思惑通りに行ったところをすかさず「横風注意(Quick)」に変更した標識の効果で、電車の車体にキャスターさんを叩きつけ、爆煙をあげる。

車両侵入禁止(Buster)…」

追撃のために標識を変更すると同時に一瞬、そこらにある廃車に意識を向けた。

その隙を逃さず、いつの間にか復帰していた『無傷』なキャスターさんが『宝具』を発動した。

我が魔術は炎の檻、茨の如き緑の巨人。(さっきのはなかなかいい手だったと思うぜ!)

因果応報、人事の厄を清める社───(だが相手が悪かったな!!)

倒壊するはウィッカー・マン! オラ、善悪問わず土に還りな───! 」

その光景は、俺にとって、まさに絶望そのものだった。どう対処したらいいのか。

「とっておきをくれてやる。焼き尽くせ木々の巨人。 『灼き尽くす炎の檻(ウィッカーマン)』! 」

パニックになった頭が一周まわって冷静になる。そうだ、その場のノリで出来てしまった、とあるアニメの中の技。そのモノマネ(トレース)成功していることを思い出(アイデアロール成功)した。

正確に言うとモノマネではなく、ただ似た現象をSCP-910-JPを通して発生させているだけ、その証拠に標識にはノノ字記号が表示されている。コイツを使う、その為に俺は声高らかに宣言する。

「…今日のビックリドッキリパクリ技(宝具)はこれだ!!『水』(ウォーティー)!!」

ぜんぜん冷静じゃなかった。絶賛錯乱中のパクリ野郎がそこに居た。というか俺だった。

だが、そんな適当な呼びかけにも、SCP-910-JPは答えてくれたのだ。

この時の光景は、CCさくらの主人公が『水』(ウォーティー)を行使したかのような演出であった。

この時俺は、何故かひどく達成感を感じており、ウィッカーマンを防ぎきったつもりでいた。

まぁ、何が言いたいかと言うとね…

「アツゥイ!?」

慢心で体の一部が炭化しました♡




※このあとSCP-910-JPによる必殺収容違反複製SCP-500によって体は修復されました。
※ウチのSCP-910-JPくんは、アイテム型のSCPは勿論、二次元の技のパクリから何からまでやってくれます。
※あと、一応この作品を読むにおいて1度頭の中に入れて欲しいのが、異常を発生させるのはなにもSCPだけではない、ということなんだ。


じゃあ、おやすみ(昨晩は寝てねぇ。)

«今回のパクリ元»
「カードキャプターさくら」より『水』
https://dic.pixiv.net/a/ウォーティ
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