カルデアでの一日
推定異世界から来て、しかもそれを突っ込まれることなく、最終的にカルデアに居候…もとい臨時スタッフになった青年の話をするとしよう。
彼の名は
そして今日は、その彼の一日を観察してみよう。王の話?俺マーリンじゃないから…。
【AM6:00】
カルデア職員となった日高の朝は早い。
「お疲れ様です、今日も種火集めに行ってきます。」
最近は毎朝金の種火を、朝食前に20個ほど集めていますと口をこぼした。
まず、体調の入念なチェックから始まる。
「やっぱり一番うれしいのは藤丸ちゃん達からの感謝の言葉ね、カルデアに来てよかったなと。」
「毎日毎日クラスと強さが違う。BOTじゃ出来ない」
【AM7:00】
今日は納品日。
彼は種火をリュックに詰め、ダヴィンチちゃん謹製の種火保管室へ向かった。
基本的な量は決まっているが、
サーヴァントのクラスに合わせ多種多様な種火を回収しなければいけないのが辛いところ、と彼は語る。
「やっぱ朝の周回はキツイね、愚痴っても仕方ないんだけどさ(笑)」
「でもなし崩しではあるとはいえ、自分で選んだ道だからね。後悔はしてないよ。」
「この種火はだめだ、銅の種火…効率が良くない…」
彼の目にかかれば、見るだけで得られる経験値の量が分かってしまう。
ほぼSCP関係ない個人技能、ここにあり。
今、一番の問題は人材+リソース不足であるという。
数日前までは大勢の職員がいたここ、カルデアだが、先日のレフ・ライノールによる爆破テロによって職員はかなり少なくなってしまった。
問題は、その職員をどうやっても補充できない点だと、彼は語る。
…そろそろ普通にやってもいいかい?正直ネタが尽きたんだけど…
「あ、満足したんで
うぃっす、じゃあ次へ行ってみようか。
【AM7:30】
朝食の時間である。カルデア唯一のマスターである藤丸立香嬢によって召喚された英霊、エミヤシロウによって提供される絶品の朝食と、コーヒーを二人分受け取ると、彼はドクターロマンの元へ向かう。
「やぁ、おはよう、日高君。今日も早いんだねぇ。」
「おはよう、ロマニさん。今日も種火取ってきたよ。」
日高はコーヒーをロマンに渡すと、そのまま雑談を続ける。どうやら既に日課となっているようだ。
「そういえば、次の特異点のことなんだけど、明日ブリーフィングを行った後にレイシフト実行の予定だから、君も覚悟しておいてくれ。」
「了解、いろいろ準備しとくよ、…っと、おっすダヴィンチちゃん。」
「やぁ、今日も元気そうで何よりだよ、二人とも。早速仲良くなったみたいだし、それも含めて私は嬉しいよ。」
「やぁレオナルド、見ての通りボクたちは朝食兼雑談中だけど、キミもどうだい?」
「お誘いはありがたいけど、遠慮しておくよ。藤丸ちゃん専用のコフィンの調整や召喚システムのメンテナンスで忙しいし、それにもう朝食は摂ってあるんだ。」
レオナルド・ダヴィンチ。カルデアのサーヴァント召喚成功例の第三号だ。
どうやら日高は既にレオナルド・ダヴィンチ、ロマニ・アーキマン両名と意気投合しているようだ。
レオナルドは去っていき、再び会話を続ける。
「ところであのSCP-910-JPだけど、本当に安全なのかい?
SCP財団のwikiは見たことあるんだけど、さすがに本物が出てくることがあるとは思わなかったからね、少し心配だよ。」
「俺もこいつを拾って、しかもそれが変形したときはびっくりしたよ。あと安全は保障されていません☆」
「保証して!?」
【AM8:00】
そんなこんなで会話を楽しんだ後、日高はロマニに別れを告げ、部屋に戻ると、支給された端末を使い三分クッ[編集済み]の音源を流し始めた。王の話はしないからな
どうやら今日はSCPの実験をするようだ。
「はいそれでは、今日もクロステスト始めていきたいと思います。」
「今日使用するのは、SCP-914、ぜんまい仕掛けです。」
「それではぶち込むものを紹介します。」
「まず、SCP-113、ジェンダースイッチャーです。詳細はwiki見てね!!」
「次に、何の異常性もない手袋(説明書付き)、さらにこちらも何も異常性のない腰ポーチです。」
「ではSCP-914を召喚していきましょう…ん?大きくて部屋じゃ収まらなそう?こまけぇこたぁ気にすんな!!」
彼はいったい誰と会話しているのだろうか。いや、よく見たら例のSCiPと化した録音機に向かい話しかけている。
…あまり突っ込むのはやめようか。
実験パートは、まぁハプニングしかなかったので、見てられなくてね、[編集済み]とさせていただくよ。
【AM11:00】
漸く実験にひと段落着いたのか、男性用のカルデア職員制服を着用した女性が部屋から出てきた。胸には「実験に失敗した日高修洋です、昼には性別が戻ります」と書かれた名札を下げている。
正直動じないのはどうかと思うが、既にそれを慣れ切っているカルデア職員もさすがである。
気分転換か日高はカルデア館内を道路標識片手に徘徊するつもりのようだ。
「先輩、そろそろお昼の時間になりますが、今日の昼食の予定は決まっているでしょうか?」
「ううん、マシュこそ予定ある?ないなら一緒にご飯食べようよ。」
「はい、ぜひご一緒させていただきます!!」
そんな日高の前にカルデア百合コンビが現れる。
今は女性の日高だが、実はまだこの二人に名前を明かしていない。
つまり、カルデアに存在しないはずの人間、若しくは不審者と思われるわけだ。
さて、日高はこのピンチをどう乗り切るつもりなのか!!
「…かくなる上は…最終奥義、テレポート!!」
「…よし、逃げられた。んで、こんな暗い部屋でお前さんいったい何やってるの?」
逃げやがった。そしてテレポート先が俺の部屋だった。そしてお怒りのご様子。
俺はとりあえず延命を試みようと思うぜ…
「と、特に何もやってませんが?」
「ほう?言ってる割には動画編集ソフト、そして俺の映った動画があるけど…」
「いやほらそれはさっきの朝の動画をね?」
「動画とってるなんて聞いてませんけど?」
「………(汗)」
「………(怒)」
「…………、逃ィげるんだよォ!!」
「待てこら逃がさねぇぞオイ!!」
はっはっは待てと言われて待つ馬鹿はいない!!さらば明智君!さらば画面の前の皆の者!!さらば我が人生…!!!
「ハリー・茜沢・アンダーソンの戦いは、まだ始まったばかりだ!!」
SCP-113【ジェンダースイッチャー】http://ja.scp-wiki.net/scp-113
SCP-914【ぜんまい仕掛け】 http://ja.scp-wiki.net/scp-914
日高実験記録
入力:手袋
設定: Very Fine
出力: 手をあらゆる物から完全に保護する手袋。
入力:腰ポーチ
設定: Very Fine
出力: 四次元腰ポーチ
入力:SCP-113
設定: Very Fine
出力: 性別を自分の思う通りに変更できる異常性を持ったオブジェクト。
初使用時は六時間ほど性別を変えることができない