テイルズオブメシア ~もう一度救う為のRPG~   作:糖分四天王

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執筆ってほんと難しい…( ;∀;)



アスタリアでガチャ外して絶望中

第八話 始まります。




第八話 グロア地下水道

 

前回のあらすじぃ!!

 

 

 

タズマの村に土産(笑)を残し、グロア王国へ出発した一行は グロア王国城下町にて情報収集を開始するのだった!

 

 

 

イズ「ほんとにあらすじやるのね…。」

 

 

あ、あらすじに出るキャラは毎回チェンジしていくよ。 今回はイズナだね。

 

 

イズ「いいの?そんな適当で。 そんなんじゃいつまでたっても評価バー赤色にならないわよ。」

 

そうなんだよねー。 ギャグもシリアスもあって面白いのに何故か人気出ねーんだよねー。

 

 

イズ「その自信はどっから出てくんのよ…。」

 

 

皆さん評価お願いいたします! てなわけで本編どうぞ!

 

 

イズ「えー、皆さん本編もよろしくね!」

 

 

 

《第八話 グロア地下水道》

 

 

 

 

 

 

ミスレアで最大の人口を誇る大国 グロア王国。 トルスク王国との大戦から8年経った現在、 すっかり王国内は平和となり城下町もかなり栄えていた。 城下町に入れた三人は町の景色を眺めている。

 

 

【凄い人の数だな。】

「ほんと、ミスレア最大の大国とはよく言ったものね。」

 

 

大勢の人達を見て驚く二人。 グロアの入口の城門近くでも、相当の数の住民が行き交っていた。

 

 

 

「これだけ広いと厄介だな。 よし、二手に別れるか。 お前ら二人と俺の二チームで情報収集すんぞ。 お前らは適当にアイフリードについて調べてこい。 俺はSコースを回ってくる。」

 

 

そう提案し、リヴァルスは二人に背を向けて歩く。

 

 

「分かったけど… Sコースって何よ…。」

 

【取り敢えず普通に聞き込みでもしてみるか。】

 

 

 

二人はリヴァルスとは反対方向に歩き始める。

 

 

「………」

 

 

このやり取りを誰かに観察されていたことにも気づかずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーーん、あまり良い情報無いわね…。」

【町の人達、アイフリードの名前くらいしか知らないとはな。】

 

 

聞き込みをしていた二人だが、結果は芳しく無かった。 どの人達もアイフリード盗賊団の存在くらいしか知らないようだ。

 

 

【一度リヴァルスと合流するか。】

 

「そうね、さっきの場所に戻りましょ。 Sコースってのは分からないけど、何かしら掴んでいるかも。」

 

 

そう思い別れた場所に向かう二人。 広場に到着するもリヴァルスの姿は見当たらない。

 

 

「あれ? まだ聞き込みしてるのかな?」

 

 

「………」 スッ

 

「?ファルガ、どこを指さして…」

 

 

ファルガが指を指した先には、

 

 

 

 

「あむっ、 んー甘過ぎんな。 何でも甘けりゃいいってもんじゃねーんだよ? なぁ店員さん。もうちっと生クリーム甘さ控えめに出来ない?」

 

 

 

 

すぐそこのスイーツ店でクレープを食べるリヴァルスの姿があった。 リヴァルスを見つけた二人は無言でゆっくりと近づいていく。

 

 

 

「あの、お客様。 申し訳ありませんがそのような要望にはお答え出来ません。」

 

「いやいや、控えめの方が良いってマジで。 自称糖分王の俺が言うんだから、 あ、そうかこうすればいい! プラス100ガルドで甘さ控えめクレープってのはどうよ? これは売れるよ絶対。な?リヴァルスさんの言う事信じれば、お店側は絶対有利─」

 

 

「【じゃねーだろォォォ!!!」】

「ろーうぇるッ!?」

 

 

勝手な提案を店におすすめするリヴァルスの後頭部に、二人は全力の飛び蹴りをかます。 リヴァルスはそのままお店の壁にめり込んだ。

 

 

「人が聞き込みしてる時に何遊んでんのよアンタは!!何一人でスイーツコース満喫してんだ!! Sコースってそういう意味かコラァァ!!」

 

 

「あ、あれ?いたの? いや、違うんだよ。俺は悪くねぇ。 このクレープが勝手にな、まるで吸い込まれる様に俺の口の中に入っていったんだ!」

 

 

「【テメェの口は掃除機かァァ!!」】

 

 

 

本気で怒る二人を前に意味不明な言い訳をするリヴァルス。

 

 

「ファルガ、もう少し聞き込みしてみましょ。 このバカ置いて。」

【そうだな。 ついでにこのアホをどうするか考えるか。】

 

 

「ま、待て待てお前ら。 リヴァルスさんは遊んでたわけじゃねーよ? ちゃんと仕事もしたよ。 さっき変な噂聞いたから!有力な情報持ってるから!」

 

 

頭から血を流しながら呼び止めるリヴァルス。

 

 

「…本当でしょうね?」

【下らない情報ならアクアバレット放つからな。】

 

 

ジト目でリヴァルスを見ながら立ち止まる二人。 リヴァルスは頭の血を拭いて話し始める。

 

 

「街の中にある地下水道で怪しい人影を見たっていう噂があんだ。 普段はろくに管理されてない場所だけに、黒い噂が沢山あってな。 怪しい人影ってのはアイフリードかもな。」

 

 

地下水道の噂にアイフリードが関わっている可能性がある。そう見たリヴァルスは地下水道の調査を提案する。

 

 

「行ってみるか? その様子だとろくな情報ねーんだろ? 」

 

 

「くっ… 遊んでた癖に…!」

【だが、事実それしか無いな…。】

 

 

悔しそうにするイズナとファルガだが、リヴァルスの提案に乗って、地下水道へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ スキット 大国グロア~

 

 

リヴァ「あー、人多いよ…。 人酔いしそうだからフード被ろ…。」

 

イズ「本当に人多いわね。 シェバにもこんなに広い広場とか無いし。」

 

 

リヴァ「ミスレア最大の大国。 人魔大戦があったとはいえ、8年も経てば平和か。」

 

イズ「もし、また人魔大戦が起きたら…どうなっちゃうんだろ…。」

 

リヴァ「そりゃ、お偉いさん次第だろ。」

 

 

イズ「シェバは…大丈夫……だよね?」

 

リヴァ「それも、お前らお偉いさん次第だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

グロア地下水道の入口に着いたリヴァルス達。 入口は硬い鉄の扉だが、かなり錆び付いておりカギもかなり古ぼけていた。

 

 

【全く管理とかされてないな。 この辺人通り少ないし。】

 

「こんな場所なら黒い噂あってもおかしくねーな。 よっと、開いたぜ。」

 

「む、無理矢理こじ開けて大丈夫かな?」

 

カギを叩き折り、扉を開けるリヴァルス。中を覗くとうっすら光が灯してあり、薄暗い道が続いていた。

 

「ん?足跡が続いてんな…まだ新しい。」

 

「誰かがここにいるのかな?」

 

 

先に付いていた足跡を追って三人は地下水道の奥へと進んでいった。

 

 

 

 

 

 

「おらぁ! 太刀紅蓮!」 (アクアバレット!)

 

 

 

 

地下水道の中に生息していた魔物、ゲコゲコと戦闘をするリヴァルス達。 リヴァルスとファルガが前線で戦い、イズナは後方支援をおこなっていた。

 

 

「そろそろ落ちてくる頃ね!クロックスター!」

 

 

戦闘の始めに上空に放った弓矢がゲコゲコの頭上に落ち、矢が爆発する。イズナの技をくらったゲコゲコはその場で霧散する。

 

 

【戦闘終了だな。】

「たくっ、よーやく終わりか。」

 

 

戦闘を終え再び奥へと進んで行くリヴァルス達は少し広い部屋へとたどり着く。

 

 

「……?」

 

「ここが奥かな? もう道も無いわね…。」

 

この先に道も扉もなく地下水道の最奥らしき部屋にたどり着く三人。 しかし、噂に聞く怪しい人影は見当たらなかった。 リヴァルスは部屋の横の水路を調べながら呟く。

 

 

「何もねーな…まさかグロア王国自体ハズレか? ……ん?」

 

すると、リヴァルス達の後ろで物音がした。

「誰だ!!」

「リヴァルス! あそこ!」

【 盗賊…では無いな…。 スーツの様に見える。】

 

 

振り向くと()()()()()()()の人影が入口に向かって走っていった。 その姿にリヴァルスは目を凝らして見た。

 

 

「…アイツ… どっかで見たか? 」

 

「……!!」

 

 

ドォォォォォン!

 

 

後ろから大きな音が響く。 天井から何かが落ちてきた様だ。 砂埃が晴れると巨大なカニ型の魔物、ギガースクラブが姿を現した。

 

 

「きゃあ!! 何なの!?こいつ!?」

 

【こんな奴が何で地下水道に!?】

 

「んなもん知るか! つーかアイツ…もしかしてやる気満々マン?」

 

 

リヴァルスの読みは当たっていた。 ギガースクラブの機嫌は悪く、明らかに敵意剥き出しでリヴァルス達を睨んでいた。 そして、ギガースクラブは大きなハサミを振り下ろした。

 

 

ドガァァァァ!!

 

 

「くそ!やるしかねぇ!」

 

【こんな魔物と戦うのか、手強そうだ。】

 

「でもやらなきゃ! 来るよ!」

 

 

三人は武器を構えギガースクラブと対峙する。 リヴァルスは真っ先にギガースクラブに向かって駆け出し、 ギガースクラブはリヴァルスにハサミを向け捕らえようとするが、リヴァルスは素早い動きでハサミを避け攻撃を仕掛ける。

 

 

「迅風連斬!」 「グカカカッ!?」

 

 

斬り上げながら空中で踵落としを決める。だが、ギガースクラブには余りダメージが入っていない。 着地する前にリヴァルスはギガースクラブの巨体での体当たりで吹き飛ばされ壁に激突する。

 

 

「くっ!クロックスター!」

 

すかさずイズナが技を仕掛けるがそれに気付いたギガースクラブはイズナに狙いを定め、水の光線をイズナに放つ。

 

 

「うっ!かわしきれ……あう!!」

 

回避が間に合わず光線をくらうイズナ。 ファルガが射撃をしながらギガースクラブに向かって駆け出す。

 

(スピンエッジ!) 「うぉらっ!!」

 

壁からリヴァルスが飛び出しギガースクラブに斬りかかる。ファルガもナイフでの回転斬りを叩き込む。ギガースクラブの甲羅に傷をつけるもギガースクラブはそのまま巨体を地面に叩きつけ、リヴァルスとファルガは衝撃で飛ばされる。

 

 

「グカっ?」

 

バァァァン!!

 

 

ギガースクラブの頭上にイズナのクロックスターが炸裂する。それによりギガースクラブは怯む。その隙を逃さず、ファルガとイズナは術技を仕掛ける。

 

 

「今よ!トライデント!!」

(スナイプエンド!)

 

ギガースクラブの脚に向かって貫通性のある三連続の弓矢と強力な弾丸を撃ち込む。 脚を攻撃されたギガースクラブはバランスを崩し、動きを止めた。

 

 

「しゃーねー。 ここで終わりにするぜ! オーバーリミッツ!!」

 

 

自身の限界を一時的に突破する技、オーバーリミッツを発動したリヴァルス。 体が光り輝き力が増す。 そしてそのままギガースクラブに向かって駆け出し猛攻する。

 

 

 

「虎牙破斬!風牙絶咬!飛竜戦孔!」

 

連続の術技を受けるギガースクラブはかなりダメージを負うも、起き上がりリヴァルスにハサミを振り下ろす。 だがリヴァルスはバックステップで避け、剣を肩に置く。

 

 

「おいそこ、動かない方がいいぜ。」

 

 

 

リヴァルスが言い終わる刹那、 リヴァルスの姿が消える。 ギガースクラブ、そしてイズナ達も消えたリヴァルスを探す。 するとリヴァルスはギガースクラブの後ろで歩きながら剣を納める。

 

 

「秘奥義!瞬迅剣・刹那!!!」 キィン!!

 

 

立ち止まり剣を納めた瞬間、ギガースクラブの体が斬り刻まれる。 神速の剣に追いつけなかったギガースクラブはついに地に伏せる。同時にリヴァルスのオーバーリミッツも消え失せ、体から光が消える。

 

 

「痛たた…… やっと倒れた?」

 

【苦戦したな…しかし何故グロア王国の地下水道にこんな凶暴な魔物が?】

 

「さっき走ってたスーツ野郎の仕業か、元からいたか……兎に角!当初の目的としてはハズレだな。 ここにアイフリードは居ねぇ。」

 

 

戦闘を終え話し合う三人。 追っていたアイフリードの姿は無かった。

 

 

「ひとまず出るか。 長居はしたくねぇ。」

 

「そうね、もうボロボロよ……。」

 

 

こうして三人は地下水道の入口に戻り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~スキット 地下水道は嫌!!~

 

イズ「ここ、スッゴい臭う… もう嫌~!」

 

 

ファル【清掃が行き届いて無いな…とっとと戻ろう。】

 

 

リヴァ「臭いぐらいでギャーギャー喚きやがって、これだからガキは……大体人間が出す臭いもクセェだろ? ファルガも糞するし、イズナも屁をこ─」

 

 

イズ「その口閉じろォ!!」 ドガァッ!

 

 

バッシャャャン!!

 

 

リヴァ「プハァ!ヤベェ、水路落ちた! 流されるーー!リヴァルスさん流されるーー!!」

 

 

イズ「そのまま流れてなさい!」

 

 

ファル【…仲いいなお前ら。】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~スキット 要するに手品?~

 

 

 

ファル【リヴァルス、さっきの秘奥義の事なんだが…どうやって出したんだ?】

 

 

リヴァ「あ? 秘奥義はオーバーリミッツ中に三連携してからR2ボタンを…。」

 

 

イズ「いや何の話!? 最後に見せたあのとんでもない技の事よ!」

 

リヴァ「あーそゆ事。 あれは相手が気をそらした瞬間に一瞬で斬っていくってだけだ、手品みたいに。」

 

イズ「そんな簡単に言うけどアンタねぇ…。」

 

ファル【まぁ、そういう事でいい。】

 

 

リヴァ「頑張れば出来んじゃねーか?」

 

 

イズ・ファル「【出来るか!」】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく入口ね、疲れた~。」

 

地下水道の入口に戻ったリヴァルス達。 扉の前でリヴァルスが二人に話しだす。

 

 

 

「振り出しに戻っちまった訳だが、ここで整理だ。 イズナはこれからダッシュでシェバに行く。 ファルガは一旦村に戻ってタズマの様子見。 リヴァルスさんはイズナを送った後でファルガに付き合う。 これでいいか?」

 

 

【いや、俺もシェバまで行くよ。】

 

 

リヴァルスの提案に首を振りながらそう答えるファルガ。 そんなファルガにイズナは問いかける。

 

 

「え?いいの?」

 

 

【ここまで来たんだ。 付き合うさ。 途中でアイフリードが見つかればラッキーだからな。】

 

 

「ありがとうねファルガ。 ファルガがいれば心強いよ。」

 

 

「おいおい、このガキ恋愛フラグ建てやがったよ。 これが世間で言うタラシってやつか? 最近のガキはマセてやが─」

 

 

グサッ!

 

 

言葉を言い終わる前にリヴァルスの頭に弓矢が刺さる。

 

 

「アァァァァ!! リヴァルスさん刺さったーー!!!」

 

 

【……このバカは放っておくか。】

 

 

「フン!!」

 

 

ファルガが入口の扉を開けたその時、

 

 

 

ガチャ!ガチャ!

 

 

 

槍を持った王国兵数名に囲まれていた。そして一番先頭にいた兵士が槍を構えながら喋りだす。

 

 

 

 

 

「先程報告にあった三人組だな! 我々と一緒に来てもらおう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




仕事忙しいー!(|| ゜Д゜)



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