あの後、保健室で湿布を貰い腰に貼って戻ってきた。紙装甲な腰と言うか全身をしている私が昔の容量で動くと簡単に腰が逝っちゃうんだ。うん。紙装甲ッぷりに涙が出る。
「さて、私は聞いたとおり数学者だ。数字をこよなく愛し、数字に生きる。それが私だ。そんな訳で今から授業を開始するよーん」
『『『『(真面目だったのが一瞬にして不真面目に!?)』』』』
物凄い緩い空気だけど知ったこっちゃ無い。私は悪の道を進むのだぁ!(その道は確実に道を間違えている)
「さて、事前に織斑教諭から聞かされている範囲から始める。まずは~………………………………」
こうして授業は滞りなく進んだ。数学者と言うだけあって授業は概ね好評だった。しかし、やはり私は何かに憑かれているらしい。一年四組での授業中に突然電話が鳴った。
「授業少しとめるよ。………………………………………はい、何?ん?フランが抜け出したぁ!?どうすんのさ、彼女下手すると東京全域停電するでしょ!?なんで見てなかったのさ!」
『『『『(東京全域が停電させる子って一体…………)』』』』
「あー、もー!分った。とりあえず捜索班を出撃させてくれ。なるべく早くそして慎重に……………………………誰が装甲車出せって言ったよ!?何処に慎重を探させるの!?慎重は慎重でもそっちじゃ無いでしょう!?おじさんになんでこんなに喋らせんのさ、この間男!すかし野郎!……………………………………はい?what?レーダーで捕捉したらこっちに来てる?ここ、IS学園だよ?校門突破した?oh………Jesus!もうこっちで回収するから他にも精神安定してない子持ってきなさい!こうなったら自棄だ!…………………………………アラフィフに優しくない世界だ。ゴホンッ!えー、今すぐ貴重品を持って教室から非難してくれ、で、誰か先生を呼んできてくれ。大至急だ」
『『『『え?あ、はい!』』』』
電話の只ならぬ無い様に不安を感じた生徒達は急いで荷物を纏め、教室の外に出た。クラス代表は少し急いで職員室に向かった。
残った生徒達が固唾をのむ中、事態は急変した。
「ぱぱ!」
「のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
窓ガラスを突き破って入ってきたのは緋色の髪をした美少女だった。そして次の瞬間。
「きて!」
「ほわぁぁぁぁぁぁぁ!?」
窓から現れた美少女によって私は窓から誘拐されることになった。
『『『『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!?!?!?』』』』』
背後からそんな驚きの悲鳴が上がっていたとさ。