東方迷子伝   作:GA王

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東方迷子伝のEp.2のスタートです。

この章からは自分の得意分野、
趣味をどんどん入れていく予定です。

まずはプロローグです。


Ep.2 ようこそ!幻想郷へ
2人のOTAKU


キーンコーンカーンコーン

 

 

 授業の終わりを告げる鐘の音。次の授業の準備を進めていく生徒達。その中に何やらせかせか、そわそわ、うきうきとしながら支度をする者が……。

 

 

□    □    □    □    □

 

 

 次の授業は待ちに待った特別授業。

 周りを見れば、友達同士で日常の会話をしながら、教室を出ていく人達が大半。「もちろん僕も」と、言いたいところですけど……。

 僕のスペックが

 

 [容姿]坊ちゃんヘア、ぽっちゃりさん

 [性格]人見知り、会話苦手、人怖い……

 

 と、こんな感じ……。

 だから当然の様に、僕にはこのクラスに友達と言える存在がいない。「寂しくないのか?」と聞かれると、答えは「Yes」なのだけど…。新しく友達を作るのって、どうやればいいのか……。

 見えない答えに悩まされながら、独りでトボトボと廊下を歩いていると、特別授業の教室が見えて来た。と、そこへ……。

 

??「おいおい優希ぃ」

 

 聞き覚えのある声が。イヤ~な予感を抱きながら、恐る恐る視線を向けると、

 

男1「ホンットにお前オーラねぇよな」

女1「オーラってw 超ウケるぅ~! スピリチュアル的な?」

 

 そこには同じクラスの不良3人が、待ち受けていた様に立ちはだかっていた。

 僕はこの3人の事が嫌いだ。恨みを買う様な事をした訳でもないのに、事ある度に絡んできては(ののし)ってくるからだ。「なら立ち向かえっ!」って思うかもしれなません。でもムリなんです。怖いんです……。

 しかもこの3人、他のクラスメイトからは、「ノリが面白い」という理由で人気があるそうで……。歯向かった日には、クラスメイトからは非難轟々(ごうごう)。僕なんてチッポケな存在は一瞬でDeleteだろう。

 

男2「いっつも独りだよな、楽しいの?」

 

 もう、ほっといてください……。

 なるべく3人の機嫌を損ねないように、俯きながら無言で横を通り過ぎる。この時「失礼します」という気持ちで、軽くお辞儀をする事を忘れてはいけない。そして何とかその場を逃れて一安心した頃、背後から3人の笑い声がクスクスと聞こえてきた。もう止めてください……。

 

 

--オタク準備中--

 

 

先生「今日は先週に書いた回路を実装してもらいます。小手は人数分無いので、部品の配置が終わった人から、作業台で半田付けをしてください。それと自分の道具を持って来ている人も必ず、作業台で行って下さい」

 

 この特別授業は電気回路の専門授業で、今学期が終わる頃には簡易ラジオが出来上がる。「仕組みを理解しなくとも、ラジオが出来れば漏れなく合格!」という安易なシステムのため、勉強が苦手の者達からも人気がある。

 そんな真面目に取り組む人がほぼ皆無の授業だけど、僕はこの授業がきっかけで電気分野の(とりこ)になってしまった。それも自宅で半田小手を片手に、色々作ったりする程までに。

 僕がこの授業のために持ってきた道具箱の中には、愛用のピンセットと半田小手等が入っている。使い慣れている「この子」じゃないと調子が出なくて……。

 

男1「12番ってどれだよ!」

女1「ちがうしw 超ウケるぅ~w」

男2「何これ? 楽しいの?」

 

 周りが会話をしながら楽しそうに作業している中、僕は黙々と楽しんで作業を行っていた。そして、全ての部品を置き終わったところで、いよいよ作業台へ。右手にはMy半田小手、左手には愛用ピンセット。大きく息を吸って精神統一。いざ……、参るっ!

 

優希「うーん……、違うな。トゲが出来ちゃうとダメなんだよねー。もっと美しく……」ブツブツ

 

 今この時だけは、この作業の時だけは、僕のテンションは絶好調。誰にも邪魔をされたくない! A○フィールド全開なのだ。

 

 

--授業が全て終わり、HR--

 

 

日直「令!」

 

 日直の号令と共に、担任に軽くお辞儀。カバンと道具箱を手に取り、最初の一歩目を踏み出そうとしたその時、突如目の前に……。

 

男1「なぁ、優希。特別授業の時、何をブツブツと言ってたんだ?」

 

 不良が現れた。

 

------

 たたかう

 じゅもん

 ぼうぎょ

▲にげる

------

 

 しかし回り込まれてしまった。

 近付いて来る顔。その表情は眉間に皺を寄せて、明らかに不機嫌。「怖い」そう思った途端、足がガクガクと震え出した。

 

女1「ねぇ何で揺れてるの? キモッw ウケるw」

 

------

 たたかう

 じゅもん

 ぼうぎょ

▲にげる

------

 

 しかし、体が動かない。

 ご(もっと)もな意見だけに、反論ができない。しかも相手は女の子。言い返せる筈がない。

 

男2「ニヤニヤしてキモかったけど、楽しいの?」

 

------

 たたかう

 じゅもん

▲ぼうぎょ

 にげる

------

 

 ほっといてください……。

 「助けて下さい!」と叫びたかった。でも、ふと周りを見てみれば、クラスメイト達は見て見ぬフリ。更には、これから起こるであろう事態に、期待の眼差しを向けている人達まで。なんで…………。

 

男1「なぁ、その中身何?」

 

------

 たたかう

▲じゅもん

 ぼうぎょ

 にげる

------

 

優希「……トカ」ボソボソ

男1「ハァ~ッ!? もっと声を張れよッ!」

 

 怖い助けて怖い助けて怖い助けて怖い助けて……

 背後には壁。目の前には僕を囲う3人。逃げ場は完全に無い。しかも、正面にいるリーダー格の彼とは、手を出せば余裕で届く距離間。今にも殴られそうな状況に、体の震えは激しくなり、目が熱くなってくる。どうして……、どうしていつも僕だけ……。

 もう絶望だった。「殴られるんだ」としたくない覚悟をしていた。

 

??「おーい、優希ー!」

 

 でもその時、ヒーローは現れてくれた。

 声がした方に視線を向けると、そこには夕日に照らされて眩い光を放つ、神々しい方がいらっしゃった。

 

??「ん~? 何? 今取り込み中?」

男1「あ? あっちいけ!」

女1「ねぇ海斗く~ん。一緒にお茶しにいこうよw 私フラペチー……」

海斗「その話はまた今度ね。それより、大事な用があるから、優希を連れて行くぜ?」

 

 

グイッ。(僕の腕を掴む音)

 

 

男1「あ、おいっ!」

海斗「()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 海斗君の表情は笑顔そのものだった。でもその下には、「邪魔をするなら潰す」と言わんばかりの迫力が見え隠れしていた。

 

男1「ちっ……」

女1「海斗君バイバーイw」

男2「……楽しくない」

 

 海斗君に引っ張られながら、半ば引き()られながら、教室を出て行く。その瞬間、「助かった」とここから安心した。

 

優希「海斗君、アリガトゥ……」

 

 でも体はまだ震え、目からは今にも涙が零れ落ちそうだった。

 僕の事を助けてくれた海斗君は、隣のクラスではあるけど、僕の唯一の友達。そして何よりスペックが僕とは大きく違い、

 

[容姿]The・イケメン

[性格]明るい、活発、誰とでも仲良くなれる

 

 更に運動神経が良くて、何でも卒なくこなしてしまう、所謂(いわゆる)万能超人だ。その上、皆からは親しまれ、男子・女子からも人気がある。というか、女子からかなりモテる! のだけれど……、

 

優希「あのさ、海斗君。用って……」

海斗「オレの嫁の新しいフィギュアが出たんだ!」

優希「あー……」

 

 これだ。

 海斗君は黙っていれば、イケメンでモテるのだけど、The・ OTAKUなのだ。いつの事だったか、「2次元以外は嫁候補ではない!」とか、「将来2次元へいけるマシンを作る!」とか、真顔で言っていた。

 特に今お気に入りなのが、『東方Project』というゲーム(?)らしい。海斗君が日々熱弁をしてくれているため、キャラクターの名前をぼんやりとだけど、覚え(させられ)た。つい最近『東方Project』で、何のキャラクターが好きか聞いたときは、「嫁候補という意味ではみんな好きだぜ!」って言っていたけど、その後に「尊敬という意味では。魔理沙かな。あんなイケメンになりたいぜ!」とも言っていた。

 今でも思うけど、女の子なのにイケメンってどういうこと? その前に、『マリサ』ってどんな娘でしたっけ?

 

海斗「おーい、優希ー。もしもーし? もしもーし! 帰ってこーい!」

優希「!?」

 

 意識が別の世界に行っていたみたいだ。

 

海斗「だから、今から行くぜ!」

優希「あ、うん。僕も欲しい物あったから……」

海斗「そうか、それなら調度良いぜ!」

 

 ルックスと人気に、天と地の差がある2人で電車に乗って、いざ、『電気とアニメの街』へ!

 

海斗「そう言えば、今年の『博麗神社秋季例大祭』行く気になった?」

優希「えっと、まだ決心が……」

 

 

--オタク乗車中--

 

 

女1「あの人かっこ良くない?」

女2「LINE教えてくれないかな?」

 

 どこからか黄色い声が聞こえてくる中、

 

女3「アレ、同じ制服だけど友達?」

女4「引き立て役の子分とかじゃない?」

 

 とかも聞こえてくる。そう見えますよね……。これも日頃から言われ慣れている事だし、自覚もある事だから、免疫は出来ている。でも落ち込みますけど……。

 一人萎れていると、海斗君が突然思い立ったかの様に、

 

海斗「そうだ優希。2人で写メ取ろうぜ!」

 

 自撮り撮影を提案して来た。ここは電車内だ。「なぜ今?」と疑問に思っていると、

 

優希「あ! 僕のスマホ!」

 

 僕のズボンからスルッとスマホを奪っていった。

 

海斗「気にしない、気にしない。はい、笑ってー」

 

 

カシャッ!

 

 

 保存された画像には、僕の肩に腕を回して笑っている海斗君と、ぎこちない笑顔の僕が写っていた。

 

海斗「うーん、優希固いなぁ。まあいいだろ。その写真送って~」

 

 そう言いながら僕にスマホを返して来た。そして僕が言われるがまま今の写真を送信すると、

 

 

♪~♪~♪♪

 

 

 海斗君のスマホから聞きなれないメロディーが流れた。海斗君、電車内はマナーモードにしようね。

 

海斗「この曲は今一押しの嫁の曲なんだ、『U.Nオーエンは彼女なのか』って曲で、フランドール・スカーレットの曲なんだよ。見た目は(うるわ)しい幼女なんだけど、実は495歳で性格が……」

 

 楽しそうに早口で説明してくる海斗君に、相槌を打ちながら、黄色い声がした方へ視線を移すと、汚物を見るような表情でこちらを見ていた。そうなりますよね……。

 

海斗「ふん、これだから3次元は……」

 

 小声で海斗君が何か言っていたみたいだけど、それは電車の音でかき消され、僕の耳に届く事はなかった。

 

 

--オタク降車中--

 

 

海斗「ん~! 帰ってきたぜ!」

 

 電気とアニメの街に着くと、海斗君が長旅から自宅に帰って来たかの様に、大きく伸びをした。「帰って来た」。不思議と僕もそう思っていた。

 

海斗「さて、今回はどっちから行こうか?」

優希「海斗君からでいいよ」

海斗「そうか? じゃあレッツゴーだぜ!」

 

 

--オタク移動中--

 

 

海斗「いつ来ても目移りしちゃうぜ!」

 

 いつ来ても目のやり場に困ります……。

 ここは海斗君がお気に入りの『東方Project』のグッズを取り扱っているお店。キーホルダーやカードもあれば、精度の高いフィギュアも売っている。でも、中にはセクシーというか、色っぽいというか、かなり際どい物もあるわけで…。そんな中海斗君はというと、目をキラキラとさせて、商品を穴が開く程じっくりと堪能されていた。楽しそうで何よりです……。

 まじまじと見ることができない商品の数々に圧倒されながらも、おどおどしながら店内を回っていると、一体のフィギュアが目に留まった。

 黄色い髪の毛に赤いヘアバンド。青くて長いスカートに、同じ色の服。肩にはフリルの白い布のような物が。顔は幼く見えるも、どこかお姉さんっぽい雰囲気を感じる。

 

優希「綺麗……」

 

 色々なアニメやゲームのキャラを見てきたけど……。なんだろ? この感じ……。

 

海斗「ん? 優希どした? あー、それはアリスだぜ」

優希「アリスっていうの?」

海斗「フルネームはアリス・マーガトロイドだぜ。人形を操る能力を持った魔法使いだぜ。多数の人形を操って戦うのが特徴で、その人形を全部自分で作ってるんだぜ。その中でも上海(しゃんはい)蓬莱(ほうらい)っていう人形が……」

 

 海斗君が熱弁してくれている中、僕はぼんやりとそのフィギュアを眺めていた。

 アリス・マーガトロイド。東方Projectで初めて、顔と名前が一致したキャラクターになった。

 

海斗「……だから、性格上……っていう面も考えられるんだぜ! って聞いてた?」

優希「あ、うん……」

 

 ごめん、右から左に受け流してた……。

 

優希「と、ところでお目当ての物はあったの?」

海斗「あったあった。あっちにあるんだ。来いよ」

 

 海斗君の後ろを黙って付いて行くと、

 

海斗「これだよ、これ!」

 

 そこには短い金髪で、赤い服を着た幼い女の子のフィギュアが。笑顔で赤いランドセルを背負っているけど、もしかして……。

 

優希「海斗さん……。あの、これは?」

 

 嫌な予感がしたので一応確認。

 

海斗「オレの今一押しの嫁、フランだぜ! フランにランドセルとか作者様、分かってらっしゃる!」

 

 幼女が嫁とか、海斗君が危ない……。僕は心配です。

 

海斗「欲しいけど、細かいところまで作り込んでいるだけあって、高いんだよなぁ……」

 

 値札を見ると、高校生の僕らでは手が出せない程の金額が書いてあった。他の物と比べても、群を抜いている。というか、「売る気あるの?」と疑いたくなる程だ。

 

海斗「ん~、惜しいけど。目に焼き付けて行こう」

 

 フラン……。東方Projectで、2番目に顔と名前が一致したキャラクターになった。なんだか海斗君色に染まっていっている気がします……。

 

海斗「じゃあ次は優希だな。いつものとこ?」

優希「いつもの所でございます」

 

 

--オタク移動中--

 

 

海斗「毎回来るけど良く分からんぜ」

 

 「うわー! 何このセンサー! 誰が使うんだろ? デジタル出力でI2C(アイツーシー)通信なんだ、面白っ!」と、ここへ来ると海斗君そっちのけで大興奮してしまう。僕にとっては舞○駅よりも、夢の国だったりするわけで……。

 

海斗「優希は楽しそうだな。何よりだぜ」

優希「う、うん。でも長くなりそうだから、買うものだけ買う様にする」

海斗「よろしく頼むぜ! で、何を買うの?」

優希「うん、マイコンを始めてみようかと」

 

 マイコン(マイクロコンピュータ)とは、パソコン上でプログラムを作り、そのプログラムをインストールさせると、その通りに動いてくれるパソコンの様な物である。ロボットや電化製品をはじめ、玩具の中にもあり、最近では開発キッドや学習キッド、互換製品、拡張製品等が増え、サンプルプログラムや関連書籍等も多い。

 

海斗「それならここのコーナーじゃないか? すごい種類あるけど、どれにするんだぜ?」

優希「えっと、下調べはしてあるんだけど、まだ迷ってて……」

 

 困った。まさか最新の物まで置いてあるとは思わなかった……。あっちの方がいい気もするけど、僕にはまだスペックオーバーの様な気もするし……。などと、どれにしようか決めきれずにいると、

 

大人「マイコンやるの?」

優希「!?」ビクッ!

 

 突然後ろから声を掛けられた。普通の人なら「ん?」で済むところだろうけど、小心者で人見知りの僕は、「ひゃいっ!?」と、奇声を上げながら体を跳ね上げ、過剰反応。心臓が一瞬止まりかけた。心臓が強く脈打つ中、恐る恐る振り向くと、そこにはスーツ姿の若い男の人が。「万引きはする気はありませんよ」と心の中で猛アピール。

 

大人「はは、驚かせてごめんよ。初心者かい?」

優希「……」コクッ。

 

 緊張しすぎて声が出なかった。頷くのが今の精一杯。

 

海斗「すみません。彼、人見知りが激しいもんで。気を悪くしないでください」

大人「いいよ。それならこれがオススメだよ」

 

 そう言って渡されたのは掌サイズの箱。中にはマイコンのキットが入っているみたいだ。

 

大人「値段も君たちの小遣いでも買えるくらいだと思うよ」

優希「……」コクッ。

海斗「ご親切にありがとうございます。優希、これにしとこうぜ!」

優希「……うん」

 

 あ、声出た。

 

 

--オタク会計中--

 

 

 店を出るとさっきの人と海斗君が外で待っていてくれていた。

 

海斗「よかったな優希。色々ありがとうございました。じゃあ僕たちはこれで失礼します」

 

 丁寧な言葉できちんと挨拶をする海斗君。さっきもそうだったけど、ちゃんとしていて凄いな。いつもは親しみやすい感じなのに……。僕もちゃんとお礼しなきゃ。

 

優希「ァ……ガトウゴザイマ……」ペコッ

 

 「ごめんなさい…。これが今出せる全力なんです」と心の中で謝りながら、表情を伺うと、

 

大人「うん、それじゃあね」

 

笑顔で答えてくれた。そして、僕と海斗君は最後にもう一度軽くお辞儀をして、駅へと向かって歩き始めた。

 

優希「すごく良い人だったね」

海斗「あの人…」

優希「?」

海斗「いや、何でもないぜ!」

 

 

--オタク会計中--

 

 

 駅に到着。僕達は比較的に乗客が少なくて、座れることが多い先頭車両で電車を待っていた。到着した電車は、いつもより空席が目立っていた。適当な席に並んで座ると、

 

  『ふー……』

 

 2人揃ってため息。そして、どっと疲れが出てきた。

 

海斗「悪い、少し寝るぜ……」

優希「うん、僕も疲れた……」

 

 そう言い残して僕も遊び疲れた子供の様に眠りについた。

 




イジメ、ダメ、絶対。
する側は言わずもがなですが、黙認する周囲の人も同罪なのではないかと思います。でも、そこで止めに入れる勇者がいないのが現在で、少し悲しいですね。

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