革命児達と焔の光   作:黒曜菫青香

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かおくんのは次かな?過去のも終わってないけどとりあえず一回入れておきたかった。この話を早めにやっておくことで彼らの時間を増やしておきたい
ユニットの話もしなきゃだしやること多いな。7000文字ちかく打つのが辛かった
古代イスパニア語を勝手に作りました


9

「ルーク、大丈夫か?顔色悪いぞ」

「大丈夫大丈夫~ちょっと寝不足なだけ」

「辛くなったら保健室行けよ?」

このときルークは眠れない日々を過ごしていた

 

 

 

真っ暗闇なところに1人で佇むルーク。暗闇から複数もの手が自分に向かってきて闇のなかに引きずり込もうとしながら変な言葉が辺りに響いている

『ごめん…なさい、ごめ…んなさ…い』

口癖になってしまった言葉を無意識に出す

はっと気がつくとそこは世話になっている明星家の自分の部屋で………ちょうど日が登る頃だった。

「久しぶりに見たな、あの夢……俺が楽しいと思ってるからなのか?とりあえず寝れそうにないや………」

結構早起きの部類に入るスバルでさえまだ起きていない時間だ。

「お弁当でも作ろうかな?」

 

「ルーク、どうしたの?なんかあった?」

「ううん。ただ早く起きちゃっただけだよ」

その日からルークの起床時間は早くなっていき、毎日悪夢によって飛び起きる生活が始まった

1か月後……

はっと目が覚め、時計を見てみると就寝時間からまだ一時間しかたっていなかった。悪夢を見たあとで眠れるなんて事は一度もなく、隣の部屋にはスバルが寝ているためスタンドライトのみで夜を明かす生活を一週間ほど続けていた。

「今日の復習でもしようかな……?」

だんだんと覇気が無くなっていくルークだが今はまだ気づかれていないようだ。そういうのを隠すのはここに来る前から得意なのだ

「とりあえずは今日の予定を……あ、そっか。三毛ママとの練習に、スバルとのユニット練か」

まだ正式ユニットではないが明星兄弟ユニットを結成することになったのだ。

正式ユニットはMaMと同じようにソロユニットabyssとして活動しているがそれはまたの機会に………。

いつも起きていた時間に勉強を終えてスバルとともに学校へ行く。案外勘の鋭いスバルと大吉にばれていないからと油断していたのかにもしれない。真緒は世話好きでよく人の顔色を見ているということを忘れていたのだから……

「大丈夫って言ったけど、結構精神的にきてるな………寝たく…ない」

授業中だが、体は睡眠をよくしているらしく机に突っ伏した

 

「あ、ルークくん疲れてたんやなぁ、先生!ルークくん保健室につれてってやってや。体調わるいみたいなん」

「わかりました。誰かつれていってあげてください」

「じゃあ俺が行きますよ、凛月で慣れてるし」

そう言った真緒がルークを背負い保健室に向かった

「やっぱり眠かったんじゃねーかよ。さっさと保健室に運べば良かったな」

佐賀美先生にルークを引き渡しスバルに伝えてくれるよう頼んだ。

「でもこいつ本当に寝てるのか?一徹二徹なんてものじゃないぞ?でもずっとなんともないように動いていたからな~少しは寝てるのか」

「どういうことですか?」

「だから毎日寝てはいるけど眠りが浅いのとすぐ起きるってとこだな。目が覚めてからずっと起きてるんじゃないのか?この様子だと1ヶ月くらいはその生活を続けているようだし。衣更、至急明星を呼んでくれ」

「は、はい!」

急いで歩き(走ると怒られるので)、自分の隣のクラスのドアを勢いよく開く。授業中だが、そんなの気にしてられない!

「授業中に失礼します!スバル、ルークのことで佐賀美先生からお呼びだ。至急!」

「行ってあげなさい、明星くん。許可します」

「ありがと!サリ~もありがとね!」

ダッシュで(歩いてるけど)保健室に向かうスバル。

「ル~!」

「今は寝てるぞ。明星、ルークの生活を教えてほしい」

「え~と…」

自分の生活でル~が関わるところを見つけながらル~の生活を思い出し始めた。それからサリ~が学校での様子を話している。サリ~はル~と一緒にいるし、生徒会のときには他の人からこんなことがあったと聞いているようだった

「こいつに眠れないなにかがあるのかもな」

「でも、お昼寝のときとかはすやすや寝てるよ?」

「人の目があるところでルークは心を見せてくれていないのかもな……」

聞きたいことはそれだけだ。と言う言葉とともに解散となった。それぞれ自分の教室に戻っていく

「っ……!?」

がばりと急にルークが起き上がる。息も乱れていないが顔は真っ青だった。しかし人がいるのに気がつくとすぐにいつもの笑顔に戻った。

「お、起きたのか?ただの寝不足みたいだが不安なことがあるなら聞いてやるぞ~」

「大丈夫です。ちゃんと寝てるし……」

「衣更が運んでくれたんだ、あとでお礼をいっとけよ~」

今日はユニットの練習があるのに……ここで休んでられないよ

「三毛ママ~!」

「お、ルークさん。早かったなぁ!はやく始めてはやく終わろうか」

不可抗力ではあったが少し寝れたのは良かったかもしれない。身体が疲れていたらちょっとの拍子に倒れていたかもしれないから

「うんうん!今度のライブに出れそうだな。助っ人ユニット組で」

はやく終わったユニット練習を終えてスバルが待つ防音部屋に走った

 

「スバル待ったか?」

「待ってないよ。ル~この直前に練習あったんでしょ?ちょっと休憩してていいよ。今ホッケ~たちと話してるし」

「お邪魔している」

「悪いな~ルーク。俺たち二人の練習見てみたくてさ」

「ところで明星兄弟ユニットの名前は決めてるの?明星くん」

お言葉に甘えて休憩することに……ただ休憩するのはつまらないので話に参加することにした

「明星だから明るい星の名前にしようってスバルと話してるんだ」

「alnairなんてどうかな?つる座α星でたしか輝く星って意味があったと思うよ」

「アルナイル?うん!なんかかっこいい!」

「俺のところの古代語、『アルナルレーヴェ』に似てるな。意味は……星の兄弟、もしくは双子星のことなんだ」

ということで明星兄弟ユニットはalnairと決定した

 

「この二人って超人だよな」

「いつも練習後に疲れていない明星が弱音を吐いているということは相当の練習量なのだろう」

「そのはずなのにルークくんが疲れてないのを見ると不思議な感じだね」

ぶっ続けで二時間踊り歌い続けた。さすがに脱水症状が出ると困るので水分補給中だ

「うー疲れた~。ル~に乗せられて高度な技を続けたけどさすがにやり過ぎた……」

「いい運動になったな、あつー」

「暗くなってきたから帰ろっか。あ、サリ~夜電話してね」

「おぅ!またなー」

久しぶりに二人で帰るのでスーパーによった。これで大量の材料が買える。

「卵安いね、二パック買おっか」

「母さんゆで卵好きだもんね。じゃあ今日はつけ麺にする?味玉にしてさ」

「うんうんいいね☆」

二人で帰るときはこんなことも少なくない

母が帰ったらみんなで夕食だ。今日の出来事を誰からともなく話始めて笑いが起きる。

昔なんて気にしないで今を流れる陽気な雰囲気。過去を持ち出さなくなったからなのかもしれない。ル~が養子に来てから母も暗い顔をしなくなったし、これはこれで良かったのかもなんて思う。俺だって過去をたちきるためにはしゃいでいた部分があるのだから……お兄ちゃんという立場が俺にもいい影響を与えたんだろう。極度のブラコンになったけどね☆

「ごちそうさまでした」

「今日疲れちゃったからお風呂先に入るね」

「じゃあ母さんは服を取り込むわ。ルークは皿洗いをお願い」

「母さんも早く寝るんだよ」

 

スバルは風呂から出てすぐ寝たみたいで、部屋はもう暗くなっていた。母のあとに入ったルークはいつも通りの時間で習慣なのか眠気が襲ってくる。この一時間後には飛び起きてしまうのだけど……

「おやすみスバル」

ルークは眠りについた

 

輝きたかったんだ♪あの空で光る星のように~♪

「うー誰だ~?目覚ましじゃなくて電話……はいもしもし?」

『スバル寝起きか?』

「まーねー。そっか、もうル~は寝た時間だね。起こしてくれてありがとサリ~」

『もしかしてルークのことか?』

「うん。ちょっと待って、部屋見てくる」

『通話中の携帯持ってけよ。それなら俺の方も聞こえるからな』

了解と声をかけながら隣の部屋にそっとはいる。暗い部屋の中荒い息づかいだけが聞こえる。ヒュッヒュッと鳴るその音は空き間風なんて事はなくル~の息づかいだ。そして所々に言葉が聞こえる。それを聞こうと俺はル~に近寄った。

「ごめ…んなさ…い。生まれ………生き…てて…ごめ……い」

「………………サリ~聞こえた?」

『あぁ。………………スバル、人の体温って安心できるらしいぞ』

「わかった。また明日ね」

通話を終えて携帯を部屋においてきてからもう一度ル~の部屋にはいる。

「ル~、俺のそばにいてね。俺、ル~がここに来て凄く楽しいんだ。だから俺のために生きててよ」

 

眠るのは嫌だなと思っても体は眠りに落ちるものでいつものように暗闇の中に立っていた。闇のなかに引きずり込もうとする影に謝り続けてそのうちに飛び起きるけれど今日はいつもと違った。遠くの方に輝かしい光が見えたんだ。無意識にその方向に手を伸ばす。でもやっぱり届かない、そう諦めたときだった。

『ル~、俺のそばにいてね。俺、ル~がここに来て凄く楽しいんだ。だから俺のために生きててよ』

スバルの声だった。俺の想いが形作らせてしまったのだろうか。でもその声にすがりたくて必死に手を伸ばした。ぎゅっと力強い感触がある。そして一瞬のうちにその闇から引き上げられたのだった

 

頭を撫でる右手とあやすように胸を叩く左手。ル~の左手が天井に伸ばされ咄嗟に左手で強く握る。この想いが伝わるように……

俺の手を握ったル~の呼吸は少しずつ静かになっていき、しっかりと眠りにつけたようだ。俺もル~のベッドに横になり、朝まで隣で寝ることにした。仮眠したといってもまだ眠いから。朝、ル~に驚かれるかもしれないけどこれで安心できるならそんなのお安いご用だ。

「しっかり眠るんだよル~、おやすみ☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゅんちゅんと鳥のさえずりが聞こえ、手には温もりが、そして眩しい光が目にはいる。

「朝…だ。しっかり寝れたんだ……」

伸びをしようとして手をあげるのだがなんか重い。視線を隣に落とすとそこには手を繋いでいるスバルの姿があった。驚きで思わずスバルを突き飛ばしてしまう。ドスンという音といてて…という声が聞こえた。

「あ、もう朝?あ、ル~おはよう☆」

「スバル?何でここに……って、ごめん。痛くなかったか?」

「大丈夫だよ。トイレに行ったとき部屋間違えたのかな?でもぐっすり眠れた~♪また一緒に寝ようね」

俺たちの声に反応したのか大吉が俺の部屋にやって来る。

「ル~大吉の散歩、一緒に行こ!朝の散歩は楽しいよ☆」

「うん!」

あんなに寝れなかったのに今日はしっかりと寝れたので凄く調子が良かった。間違えてベッドに入ってしまったと言っていたけど、それのお陰で俺は寝れたのだからありがたかった。ちゃんとスバルには過去のこと話しておいた方がいいかもしれない。

「大吉~、ル~行くよ~☆」

ルークの心と同じように今日の天気は快晴だった

 

 

大吉の散歩を終え、三人で朝食をとる。

「あ、今日はホッケ~達と遊びに行くから。ル~も一緒に行く?」

「いいの?俺も行って」

「大丈夫よ。あの子達いい子だもの」

「おいでおいで!ル~なら大歓迎だよ☆」

もしかしたらローレライが味方してくれているのかもしれない。こんなチャンスはないかも、ここでみんなに言わないと……

当然のように変装をした二人。今日は騒げるようにとカラオケに行くみたいだ。

「お待たせ~ル~も連れてきたよ」

「お、俺の予想通りだな。ルークは昨日眠れたか?」

「うん。やっぱり真緒には心配かけてたんだな」

話ながらカラオケに向かう。途中でファン集団らしきものに会ったので気づかれる前に走って逃げたりもした。

「歌う前にこんなに疲れるなんて……」

「遊木はすぐ疲れるのは変わりないが、走るの速くなったか?」

「それもそうだな、遅れなくなったよな」

「毎日走り続けた甲斐があったかも」

「まずなにする?」

「あの…さ。みんなに俺のこと伝えたいなって……思ったんだけど………いいかな?」

みんながえっ?という顔をしている。やっぱり気を使ってたんだ……

「ねぇル~。俺達でいいの?」

「スバルたちがいいんだ。俺は一緒にいたいから」

「それならちゃんと聞いてやらないとな」

「俺達に遠慮はいらない」

暖かい言葉で迎えてくれる彼らだからこそ自分のことを話そうと思えた。彼らなら信じてくれる

「俺はこことは違う世界から来たんだ。オールドラントっていう世界で、世界を救う旅をしてた」

ルークが語ったのは大まかな流れだったけどそれでもルークが生きた証だった。ファンタジーみたいな話についていけない北斗だったが、それはゲーム好きの真がすぐに理解してフォローしたりして。俺は簡単にまとめる役だな。あとで見返せるように

ルークは記憶喪失だといわれていたらしい。貴族だったルークは以前のルーク様と比べられ、努力しても認められず次第に勉強をしなくなった。ひょんなことから外へと放り出され、家に帰るという大冒険をした。ルークは外の世界を何一つ教えられなかったので人を殺すという恐怖もそこで知った。それでも傷つかれるのは嫌で自分も戦うと言ったそうだ。辺りには魔物がうじゃうじゃいて、そこで経験を重ねた。帰ったら帰ったで占いみたいなもの(それは必ず当たるのだという)にルークは親善大使だと書かれていたらしく民を助けるために出発した。

しかし、ルークと仲間の間には亀裂が入ってしまい関係はよくなかった。ルークは自分の力を使えばその土地にいる人たちを助けられると聞いていた。それだけが救いだった。しかしそれは嘘であり、その土地を消滅させるものだった。話を聞くにルークの師が操ったとしか思えないのだがルークには罪としか残らなかったらしい。ここまで話したところでルークに異変が現れた。発作だ

「ル~無理しないで。ここまで話してくれただけでもうれしいんだからさ」

「また今度教えてくれな」

この事はルークにとって忘れられない辛い出来事なのだろう。

「ほらせっかくカラオケに来てるんだから歌おうよ?」

「今回のことは面倒事じゃないしな。俺達が聞き始めたんだ。急いで聞いて変な勘違いをするよりはしっかり聞いておきたい。な?」

「ごめん………おれ、みんなにもっとはやくあいたかった……」

ほらおいでとスバルがお兄ちゃんをしていた。俺もこんなことしたことないな……一応俺もお兄ちゃんなんだけど…

ぽんぽんと背中を叩くとぽろぽろと涙が流れたのにスバルは驚いていた。学校に入る前に何で泣かないのか聞いたことがあったのだ。泣けないと聞いていたのに……

俺達は何故驚いているのかわからないのだが、そのあと凄くふんわりと笑っていたのでいいことだったのだろう

このしんみりした雰囲気を壊すべく曲をいれていく。

「う、歌うぞ」

しょっぱなが北斗だったから昔の曲で変な雰囲気になってしまったがしんみりしたものは無くなったから良かった。

 

ル~が泣けて柔らかい気配になった。今までは何かとトゲトゲしたものだった。俺のところで安らぎを与えられてるのかもしれない。俺達は兄弟じゃないけどそんな関係になれているんだというなら嬉しい。

 

俺はもう泣かないって思っていたけど、受け止めてくれる人がいるならすがりたくなる。スバルにとって俺は迷惑じゃない?

 

「楽しかったね。カラオケ最高!」

「帰ったら喉のケアをしておこう」

「しっかり休めよ~ルークも心配させんな」

みんなが俺の頭を撫でてくるんだけど……こう、小さい子に撫でるみたいに…………

ちょっと戸惑ってスバルに抱きつくとしっかり受け止めてくれる。友達ってこんなのなのかな?俺にはそんなものなかったからわからないけどこんな生活が続けばいいな

 

 

おまけ

帰りの彼ら

北斗編

ルークにそんな過去があったとは……あれでまだ一部分なのだから困ったものだ。あの話でいくとルークは愛情というものを知らないのかもしれないな。俺は両親にはもらってはいないが、おばあちゃんがたくさん愛情をくれた。そうだな…明日会うときには金平糖をあげよう

 

真編

僕だって大変だったと思ってたけど、死ぬ危険はなかったんだからましだったのかもって思っちゃった。その当時は大変だったけどこうして笑い話にできてるしね。でも、ルークくんはまだ終わってない。環境が変わっているのにも関わらずその出来事に囚われてる。僕たちがなんとかしてあげなくちゃ

 

真緒編

異世界か……ルークが来れているということは仲間みたいな人達が来るかもしれないんだよな…。その人達が思い出させるなんてことはないと思うけど万が一ってことがある。戦う力を持たないとだな。ほんと、俺の世話焼きはどこまで行くんだろうな

面倒事なのに笑みがこぼれるのはルークのことが大切だからだろうな

 

スバル編

ル~は俺が守ってあげなきゃ……ル~は強いけど心は不安定だもん。なんていうか…幼い?俺達と同い年って言われても不思議はないんだけどどこか未成熟。ル~の過去にそれがあるんだろうけど……。俺はル~のためなら何だってするよ

 

 

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