「三毛ママ~!これ、俺のところに紛れてたみたいなんだ」
「おい明星弟、そんなに焦るな。弓道部の品位が…」
「お、ルークさん。とどけてくれたのかあ。あとで取りに行こうと思っていたんだよ」
「明星弟だな☆」
「え、るーくんじゃん」
「敬人、ルークくんは弓道部じゃなくてバスケ部だよ?」
「ほう、あれが影片の言っていた“ルークくん”とやらか……。
『ルークちゃんってひよこみたいで可愛いわ』」
「え、なに?俺だけ知らない感じ?」
「男とは思えないかわいさだね。創くんみたいな」
「度し難い……男が可愛いなど」
「カメラカメラ……あー今日置いてきてる!誰かカメラ持ってない?」
「それならこんな服がいいのだよ。今度影片につれてきてもらおう」
「羽風、明星弟…ルークはな。バスケ部所属、弓道、陸上、空手の兼部だ。しかも三毛縞さんと同じくソロユニットだぞ!」
「なにその兼部の数!あの子転入生だよね!?」
周りが好き勝手にいっているがそんなのお構いなしにルークは斑と話していた。それでも全員の声は聞こえていたのか、話のきりがいいところで顔を赤くさせた。中には紹介している人もいるが……
「うー、俺は前衛職の男なの!かわいくなんかない!」
ぷんぷんと腰に手をあてて怒る。その言い方が可愛いのだと皆が言いたくなったのであった。
「ってことがあったんだよ。先輩ってひどいよな」
「………(よし、3-Aは俺達の敵だ)」
2-Bは皆で目を見合わせたあとそう心に誓ったのだ。約二名協力関係におけそうな人がいるが……(はい、みかのお師さんと三毛ママです)
「ルーク、ちょっとだけいいか?………親衛隊集合」
一応ルークに一言断ってから俺は集合の合図をかける。今までは個人個人で見守っていただけだったがこれではルークがとられてしまう。俺のこの一言だけでみんな察したのかルーク以外の全員が集まってくる。
「衣更さま、私はルークさまのお相手を。生徒会の時に伝えていただければ」
「了解。あとで紙に書いて渡すよ」
「なあ弓弦?みんなどうしたんだ?」
「みなさん焦っておられるのです。ただでさえ忙しくしているルークさまの時間を邪魔しようとする輩がいるのですから」
「???」
こういうことには鈍感なルークははてなマークを頭上に浮かべこてんと首をかしげた
「で、だ。早速なんだが、とりあえず先輩達に釘を指そうと思う」
「お師さんと」
「ママは安全そうね」
「会長と副会長は弓弦と俺か。部長も俺だな」
「羽風…先輩は任せろ。小さい明星のためだ」
「そうだわ。ママにはアタシから伝えておくわね」
「セッちゃんは俺とナッちゃんでしておくねぇ。あ、ま~くん。エッちゃんなら協力するよ」
「お師さんに伝えるのは俺にまかせてや」
「俺からスバルにも伝えておく。向こうでもこういう話になってればいいんだけどな…」
真剣な顔をして話しているがやっていることはすごく下らないことだ。常識人の多いB組がこんなことになっているのをみたら驚くだろう
二年のルークを守る戦いは続くのであった
「続かねーってーの!俺は三年生と仲良くなっただけだし!」
「鬼龍先輩!俺に、おかn……じゃなかった空手教えてください!」
「………へ?」
俺は空手部の部長と睨みあっている。
「ふっ、その強い目をしているお前さんなら大丈夫だろう。教えてやる。」
「俺、すぐには認めてもらえないと思ってたから毎日通おうと思ってたのに……なんか拍子抜け?」
「ルークはかなり強い。明星は何故強くなろうと思った?」
「それはね………」
ル~の過去から俺が思ったことを話した。ル~は強いけど心はちぐはぐで守られてばかりじゃ駄目だと思ったから。ル~は守らないと壊れちゃう。そんなのは俺がみたくないし、嫌なんだ
「守るために力を得る、か。鉄、お前も明星を見習え」
「押忍!大将」
俺は暇があるときには道場で過ごすようになった。勿論、ル~には気づかれないようにしているよ。
「仙石!すまないな、急に呼び出して」
「いえ、衣更殿から連絡があるのは珍しいので」
「それでなんだが、俺に………その、忍術…というか、戦い方を教えてほしい」
「い、衣更殿?どうしたでござるか?急に」
「真に聞いてるかもしれないがルークのことでな。いろいろあって、お仲間に追いかけられるかもしれないんだ。そのときに足を引っ張りたくないだろ?」
「そうであったか。拙者の拙い技術でよければ、お教えするでござるよ」
スバルが同じことを考えているとも知らず、俺は戦うすべを学んでいくのであった。数週間後、隠密行動に目覚めてしまうのはまた別のはなし(ルークには必ず見つけられる)