「あんず、差し入れつくってんのか?」
「あ、ルーク君。そうだよ、今日はKnightsのプロデュースだから」
「俺も手伝ってやるよ。今日暇だしさ」
厨房にたまたま来ていた俺は料理の手伝いをすることになった
「ルーク君上手だね」
「そうか?初めの頃はダークマター作ってたぞ?」
「(ダークマターって……)でも味付け完璧じゃない!こんなに美味しいのは食べたことないよ」
「誉められると嬉しいな」
ふわっと笑うルーク。綺麗で格好いいけどなんか離れてしまうようで嫌だった。
二人で練習場所に持っていくことに…
「あんず、遅いよ。今日は王様も来てるんだから」
「あ、る~くんだ。膝枕して」
「休憩時間にな。ちゃんとやらないとしてやらないぞ」
「ルークちゃんあとでお話ししましょ」
真緒君並みに凛月君を扱えてるルーク君ってなんかすごい……
「あんたってこの間王様に勝ったやつだっけ?(追っかけたら逃げられるかな?)」
「あそこに来てた人が俺を評価しただけで上手な訳じゃないし……」
「る~くん、俺たちの曲も踊ってよ。ま~くんから聞いたよ?遊びでやったのに上手すぎてへこんだって」
ということでルークも練習に参加することに
「ちょっと、かさくん遅れすぎ。るーくんより遅いってどういうことぉ?」
「俺は動体視力だけはいいから…」
「あのねぇ、それはいいわけにならないの。かさくんはうちのユニットでフリを知ってるはずなのに知らないるーくんにも遅れるってのは駄目なの」
「ちょっと休憩しようか」
あんずのその言葉と同時に凛月に抱きつかれ、キラキラとした目で見られている俺はなんなのだろう。とりあえず離れてもらって胡座をかいてから凛月を膝へと招待する。
「意外に寝心地いいかも。おやすみ~」
「俺もルクに寄り掛かりたい!」
「背中ならいいですけど」
「ルークちゃんってなんでもできるのねぇ」
「なんでもって訳じゃないよ。だって……」
ルーク君またあの笑顔だ。笑ってるのに見てるこっちが悲しくなるの。みんなもそう思ったみたいでお姉ちゃんが話題を変えようと急いで話しかけていたし、凛月君はまだ寝てなかったみたいで片目を開けてしばらく見つめたあとぎゅっとルーク君に抱きついてた。
「ルークちゃんもお姉ちゃんって呼んでもいいのよ?」
「なんかお姉ちゃんって感じするもんな。嵐お姉ちゃん?」
「きゃー可愛いわ!」
「なら俺のこともお兄ちゃんって呼びなよねぇ。あんたなんか心配だし」
次の日
「まことー!スバルは?」
「明星くんなら食堂にいったよ。ルーク君の分も買いに行くって言ってた」
「そっか。じゃあここで待ってるかな」
ガラガラと開く教室のドア。スバルかと思いたちあがる。
「ゆうくーん!」
「げっ、泉さん……」
「あれ?どうしたんですか?お兄ちゃん」
「ルーク、瀬名先輩のことをお兄ちゃんと呼んでいるのか」
「昨日お兄ちゃんって呼んでって言われたんだ」
「まさか泉さん、ルーク君のこと気に入ってる……逃げるよルーク君!」
「へ?うぉ!」
「明星には言っておく。食事は衣更に届けておくからな」
「まって、ゆうくん!るーくん!」
爽快と走り去る三人であった
数分後
「ただいま~、あれ?ウッキ~は?」
「瀬名先輩から逃げている。ルークと一緒に」
「へ?なんでル~も?」
「お兄ちゃん呼びが許されたらしい」
ルークが自分の教室に戻ったのはそれから10分後だったという
「お腹すいた……」
「お疲れさんルーク」
よしよしと真緒に頭を撫でられちょっと照れくさかった。そこにお姉ちゃんもやって来てふたりによしよしされた。恥ずかしいし皆が変な目(可愛いとかほのぼのすると思っている)で見てるじゃねーか!
恥ずかしがってちょっと顔を赤くしてるところがまた可愛いと思えるのだが……真緒と嵐は自分より小さいルークの上目遣いにやられてたりする
「わぁ!チキンサンドだ!スバル俺の好み知ってたのか」
まぁ、肉が出る度にキラキラとした目で食べてたらわかる気がする
「ほらさっさと食べないと授業始まるぞ」
「もう食べ終わるから大丈夫」
「よく噛まないと体によくないですよ?」
「ふぅごちそうさま。??噛んでるぞ?」
この人早く食べないと命に関わっていたからだんだん食べるのが早くなったのだ。貴族のマナーを使っても他の人よりはやかったりする。大食いとかも行けるんじゃないかな…
「ルークちゃんと真ちゃんが泉ちゃんに追いかけられていたように見えたけれど」
「うん、逃げてたよ。真の体力も増えてきたけど長時間は無理みたいだから俺がほとんど逃げてたんだ。おんぶで」
「おんぶで!?凛月より真の方が重かったよな?俺、凛月でさえ歩くのがやっとだぞ!?」
「る~くんと一緒に学校行こうかな♪そしたらもっと寝てられる」
「やめとけやめとけ。俺の負担は軽くなるけどルークが大変だろ」
「ちぇー」
「なごみますね」
「ルークくんとなら仲良くなれそうや」
「ルーク様は影片様が気にしていることは気にしないと思われますよ」
「そんな感じやな。あとで話しかけてみぃひんと」