「ユニット、どうしよう……」
「そうだよな。その事も考えないとか……会長に相談してみるか?」
「うん、たのむ」
「そうだね……ソロユニットで活動してる人もいるにはいるけど、話だけでもしてみるかい?三毛縞くん、たしか今日はいたよね?敬人」
「来てはいたはずだ」
「三毛ママ?陸上部の?」
「知り合いだったんだね」
「陸上部も見学したから」
ルークが紅茶をいれながらにこやかに話している。なんだこのなごみ方……
「僕はルークのいれる紅茶好きだよ」
「うれしいなぁ、ガイに教えてもらってて正解だ」
「三毛ママ~」
「おぉ!ルークさんじゃないか。陸上部の練習に参加したいのかぁ?」
「いえ、ユニットのことで聞きたくて」
説明中
「そうかそうか、俺は助っ人とかで出てたりするぞぉ。最近は革命が起きてソロでも出れるようになった!」
「そっか、この前のあれみたいに……俺もソロにしようかな」
ついてきていた真緒を見、思いに更けながら呟いた
「ルークちゃんもソロなのねぇ……Knightsとも一緒にやりたいわ」
「とりあえず肉を食え。強くなる」
「これ以上ルークが強くなったら大変だよ……」
「そうねぇ…アドニスちゃん知らないものね、あの姿………」
「ルーク先輩もダッシュなんだぜ~」
あの姿というのは体育で長距離を走ったときのこと……
「体力を測定するために3000m走ってもらいます。二人組を作ってください」
真緒と凛月、みかと嵐、晃牙と弓弦、残りのルークだ。
「俺1人か……先生、どうしたらいいですか?」
「そうですね……今回は1人で走ってもらいましょう。彼の運動能力を全員が把握した方がよいでしょう」
まずペアの人たちが走った。凛月は太陽が出ているから遅いということがあったが他の人は接戦だった。たしかに陸上部の嵐はダントツであったが……
「先生、物持っていいかな?」
「いいですが……遅くなると思いますよ?」
「何も持ってないと左手が落ち着かなくて……走りづらい…」
「わかりました。いいですよ?」
「じゃあ持ってきます!」
数分後
「とってきました。」
と言ったルークが持ってきたのは鉄のポールである。しかも取りに行ったときに走っている。
「自信あるのかもな」
位置についてと言われたルークはポールの真ん中くらいを持ち、だらっと姿勢を崩す
先生の笛の合図とともに走り出す。その早さはありえないスピードだった。
「あれじゃすぐに疲れるわよ!?」
「ですが走りなれてるみたいですね」
「あいつは馬鹿なのか?」
ルークは町の外を歩けば戦闘をしなければならない世界にいた。ゆえに戦闘時に走る速さでなら長時間でも走ることができるのだ
「やっぱり慣れ親しんだ重さがあるとバランスとりやすい!」
そのまま少しずつスピードをあげて走るルークに驚きの声しか出なかった。そのままスピードを落とさずにゴールした
「…………」
先生すら言葉がでないようだ
「なんか遅くなったかな?うわぁジェイドにばれたら怒られる!」
本当に恐怖を感じているのかガタガタと震えるルーク。いや、なんなの、なんで息切れてないの。遅くなったの、これで?という引き気味の視線を送るクラスメート
「8分36秒……」
「スバルと大吉の散歩についていこうかな。うん、そうしよう」
ぴょんぴょんと飛び跳ねたついでにバク転バク転バク宙をコンボで行う
「小さい明星か……」
「スバル以上の持ち主だとは思ってたけどな?ルークの体力はどうなってるんだよ」
「真緒!真緒!俺頑張った!」
「あ、あぁよくやったな」
「あたしもあれには追い付けないわ」
「嵐さん、どうした?」
「そうだわ、みんなでふえおにしましょう」
「ちょ、鳴上!?駄目だ、ルークは無理だって」
「だってアドニスちゃんに見せるにはこれが一番でしょう?」
結果、どれだけ追いかけられても疲れを知ることのないルークは終わるまで逃げ続けたのだった。