ストライクウィッチーズ 鷹の目を持つ少年   作:何処でも行方不明

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プロローグ 鷹匠の少年は死んでしまった

「くぁぁ………ふう」

 

デスクで背を伸ばしメガネを外す。

 

「かなりできがいいと思う。鷹か………」

 

本業の鷹匠の連なりから結構な思い入れをつけてしまった。

このエンブレムはネット仲間から頼まれて作ったものだ。ドイツ軍旗をイメージした赤い嘴、赤い脚、そして黒い体。

ゲームのチームのやつではかなり被るデザインが多そうだがそれはどうとでもない。

だって、使われるゲームはマイナーなやつだし。

 

「明日は……高知で烏の追い払いか……早めに寝よ」

 

 

 

 

翌日

 

「あなたは死にました」

 

「……えっと……ここどこ?」

 

空の上に俺は立っていた。周りを見渡す限りの空。下は海の青、上は空の青。雲が俺の足場だ。

 

「死後の世界。と言うやつです」

 

「死後の世界……?」

 

「あなたには珍しく選択肢があります。このまま輪廻転生の枠にハマり死を受け入れるか、転生し第二の生を歩むか。の2つです」

 

死んだ?何もしてない………

 

「迷ってる時間はありません」

 

「え……あ……じゃあ第二の生の方で……」

 

「楽な方をどうも。折角なので特殊な能力を上げましょう」

 

そこから先の記憶は曖昧だ。唯一覚えているのは……

 

「ではストライクウィッチーズの世界に転生して貰います」

 

という声だった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「………」

「どうかしたの、ディー?」

「ミーナ中佐……何でもない」

 

なんでもないことはない。千里眼と呼ばれる能力で遥か遠くのネウロイの巣を見ていた。

転生したらしい俺は前の世界でいうドイツにあたるカールスラントの人間として生まれ変わった。

そこはネウロイという外敵に人類は侵略されている世界だった。

ウィッチと呼ばれる人間だけがネウロイを打倒する能力がある。それも少し違うか。

実際にはストライカーユニットと呼ばれる兵器を動かすには魔力が必要でその魔力を持っているのは大体は女性。男性が魔力を持っても滅多に実戦レベルに到達している人が少ないので魔女……ウィッチと呼称された。

そう、()()()だ。

数少ない男性で実戦レベルの魔力を保持する所か、高い水準の魔力を持ってしまった俺はウィッチとして戦場に赴くための訓練を受けている。

固有魔法の『爆撃制御』を活かすための訓練として俺はM39卵形手榴弾とラインメタルFG42自動小銃を手に戦闘訓練を行っている。

 

そこでアレ?と思ったやつ。

ただしい。

固有魔法は爆撃制御。だが千里眼は()()()()()だ。Fateの固有スキルで言うA+に相当するらしい。

だが、この世界では固有魔法『爆撃制御』と『千里眼』と『未来視』の3つを同時に保持する特殊なウィッチという認識だ。ハッキリいってネウロイがこなかったら間違いなく俺はモルモット一直線だ。

 

千里眼の発動中は目が青くなり未来視をしている時は青から紫にかわる。

 

俺の今の目は通常の黄色。髪も金髪である。

使い魔はオオタカ。発現すると目の瞳孔が狭まり俗に言う鷹の目のようなものになる。そして、髪の末端が黒くなり、尾骶骨の辺りには尾羽が生える。

 

何の因果か俺のエンブレムは前の俺が最後に書いたあの鷹のエンブレムが使われている。

 

そして、特殊な俺は現在『第501統合戦闘航空団 STRIKE WITCHES』に配属された。バリバリの前線だ。

現在の階級は『少尉』。初戦でネウロイを落とすことを容易くしてしまったので無駄に注目されている。

 

これは何故か床に入った筈なのに死んでしまった俺が転生した人間『ディートリヒ・D・クルーガー』が3つの使えそうで相性が悪い魔法を持って戦場を生き残る物語。




転生前の名前は重要じゃないからいいよね!

主人公の階級変えました。
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