不死隊の少女   作:NiguraSu

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どうもニグラスです。
今作が処女作なので、うまくできてるか心配ですが、読者のフロム脳が活性化できれば幸いです。

ちなみにダクソで好きな敵は、エリンギ親分です。
唸れ!黄金の右フック!


1章
刻まれしダークリング


これは、まだ5人の薪の王が生まれる前の話。

 

そして、この物語は深淵の監視者こと、ファランの不死隊の活動記のようなものである。

 

 

~不死街のとある広場~

 

「出たぞ!人の膿だ!」

 

広場で、すぐ近くの男性が声を荒げる。 

それもそのはずだ

なぜなら、隣の父の首元に黒い淀みのようなものが突き出ているからだ。

 

「あなた!」

 

後ろの母は、父の様子を知りつつも近寄り、無謀にも助けようとするが…

 

「ガ‥ガガガァァ!」

 

人間には発声出来ないような声で、父…だったものが叫ぶ。

そこに父は無く、黒く肥大化した『何か』がいた。

思わず私は後退り、腰を抜かしてしまう。

 

バシュ

 

何かボールみたいのが手元に飛んできた。

あぁ…なんだ、ただの『母だった』ものか。

正確には首だが、どうでもいい。

どうせここで死ぬ。

今では珍しいが、私は不死者ではない。

だからここで終わる。

 

グシャァ

 

黒い刺状の『何か』が、私の胸部を貫く。

そのまま宙吊りだ。

痛い。

とてつもなく痛い。

名状しがたいほど痛い。

全身が寒い。

力が抜けていく。

あぁ、死ぬんだな。

 

けど

 

最後に見たのは、素肌の左胸に浮かぶ、赤黒い円状の刻印。

この世で、それをダークリングと呼ぶ。

 

~数日後~

 

ガシャン

 

その後私は閉じ込められた。

不死者だからだ。

ここで、いや、この世界で不死とはあるいに恐怖の対象だ。

だから閉じ込める。死なないのだから。

 

閉じ込められてからの私も酷い有り様だった。

泣き叫び、絶望し、そして無気力になる。

確かに私は人間だったはずだ。

決して不死者ではない。

つまりそういう事なのだろう。

あの日、あの瞬間、私は不死者になったのだ。

 

「あは…はは……はははは………」

もう、心が折れそうだ。

いっそのこと狂った方が楽なんじゃ……。

 

「おーい、どうしたー?とうとう心が折れて、亡者にでもなったかー?」

 

自分の檻の反対側の檻にいる男が話しかけてきた。

 

「となると、ここでは最速の亡者化だなぁ!あ、最初から半分ぐらい亡者化してるのはノーカウントな。」

 

…五月蝿いぐらい陽気な声だ。

自分はこんなに沈んでいるのに、むしろ腹が立ってきた。

 

「…まだ、目が生きてるな。昨日から、お前さんの喚き声で寝るに寝れなかったしなぁ。次は狂って永遠と、笑い続けるんじゃないかと、ヒヤヒヤしてたところだ。」

 

「…五月蝿い。貴方に何がわかるというのよ。」

 

「分からんし、知ろうとも思わないが、街の奴らが滑稽なのは分かるな。」

 

「?」

 

「だってそうだろ?自分たちが不死者であるはずなのに、それを隠して、不死者だと分かった他者を蹴落とし、自分は大丈夫だと安心させる。滑稽じゃないか。」

 

「……」

 

実際そうだ。

不死街の住人の7割は不死者だ。

しかし、ほとんどはそれを隠して生きている。

見つかれば。私のような結末を辿るからだ。

 

「まあ、それも今日までだがなぁ。」

 

「…それはそうと、貴方はなんなのよ。」

 

「俺か?俺は……見ての通り、ただの不死者だよ。不幸にも捕まったな。」

 

「そんなはずない。それなら貴方は…。」

 

「俺は、あいつらみたいになってるってか?」

 

私と彼の視線の先にはいくつもの牢屋があり、この中には牢に頭を打ち続けたり、何かを呟き続けたり、部屋の隅で縮こまっている、人の形をした死体が動いていた。

 

「あんな奴らと一緒にしてもらっては困るな。考えることを止めた亡者とはな。」

 

「なら、なんで貴方はまともでいられるの?」

 

「え?俺がまともに見えるか?」

 

「え?それは……。」

 

ドゴォ

 

突如、地鳴りのような衝撃に襲われた。

この建物にも被害があったらしく、パラパラと砂ぼこりが落ちてきた。

 

その次に聞こえてきたのは大勢の悲鳴だった。

 

「…やって来たか。」 

 

目の前の彼が何かを呟いたが、よく聞き取れなかった。

 

 




ご視聴ありがとうございました。

まだ不死隊は出てきてはいませんが、すぐに出ますよ。

人の膿「ゴギャァァーー」
灰「何かやべぇ。勝てねぇよ……(攻撃しつつ)」
人の膿「(連続噛みつき)」
灰「YOU DIED」

ロスリック高壁では一度はあるはず

3/24
表現で分かりにくいと思い注釈
最初の「5人の薪の王が生まれる前」というのは
ダークソウル3が始まる前の、生前の薪の王、今作だと深淵の監視者が存在していた&薪の王になった時代を示します。
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