けものフレンズ 〜ふぉーるあうと!〜   作:ガイガーカウンター

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第13話 たずねけもの、そして一時の別れ

一通り遊んでついにへいげんちほーに行くことにした。

私たちはスナネコの掘ってくれた穴からよくわからない場所に出た。

 

なんだろうこれは…地面が砂ではなく、硬い何かで出来ている。石?

 

「ふわぁ〜…眠くなってきました。ボクは寝ることにします。」

 

「あら、そうなの。またね、楽しかったわ!」

 

「えぇ、私も良い思い出を作れました。」

 

「また遊ぼうな!スナネコ!」

 

「はい、さよ…ふぁぁ…」

 

「ほらほら、もういいから寝なさい。」

 

「はい…」

 

そう言ってスナネコは目をこすりながら、家の方へ歩いて行った。

 

「それにしても、私も眠くなってきたわ…。」

 

「なんだ?ネコ科っつうのはみんなすぐ眠くなるのか?」

 

「夜行性なのよ…ちゃんと昼の間は寝ておきたいわ。」

 

「夜行性だったのか…悪かったな、無理させてたみたいで。」

 

「気にしないで、単純に私が昼寝を愛してるのもあるから。」

 

昼寝を愛する…そんなに気持ちの良いことなのだろうか。

 

「そろそろ進みましょう。夜になる前にここを出なければなりません。」

 

「ここまで来たらもう大丈夫じゃないか?」

 

「あの危険な場所ですよ?油断してたらどんな目に遭うか分かったものじゃありません。」

 

確かに、それもそうだ。

 

「そうだな、よしっ!行くかー!……どっちに?」

 

「こっちに行ってみましょう。」

 

私たちは薄暗いこの道を歩いて行く。

喋ればあたりに自分たちの声が響き、とても不気味だ。

いつの間にか無言で周りを常に警戒しながら進んでいた。

 

「………………?、あそこに誰かいませんか?」

 

センちゃんがそう言って前の方を指さす。

私はすぐに暗闇を凝視するが、何も見えない。

 

「うーん、何も見えん。」

 

「とりあえず進んでみましょうか。」

 

カラカルが先頭で私たちは歩いて行くが、特に何も見えてこなかった。

 

「ふぅ…たぶん気のせいだな!」

 

「すみません、……確かに何か見えた気がしたのですが。」

 

「そこまで言うならほんとに何かいたのかもしれないわね、気をつけて進むわよ!」

 

だな、とでも適当に返事して私はこの道の脇にあった四角い枠の前に立った。

 

『デスクロー、これは扉だ。おいこっちを見やがれ、どこを見てる。ほらこうやって開けるんだ。いいな?やってみろ。………そうだ。よく出来てるじゃないか、拠点内ではこうやって移動するように、間違ってもさっきみたいにドアを蹴り飛ばすなよ?いいな!」

 

これはドアというもので、確かこうやって開けるはず…

中には何があるだろう、分からないがヌカ・コーラがあったらなぁ…

ガチャリと音を立て私はドアを開ける。

さっそく中に入ろうとすると目の前に誰かが居た!

 

「ぎゃあああああああああああああああ!?!?!?」

 

「う、うわあああああああああああああ!!!!!!出たぞおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

なんだこいつ!

すぐに後ろに飛んで距離を取る!

って思ったが、あれどう見てもフレンズ…だよな?

 

「どうしたの!?クロー!」

 

「セルリアンですか?それならすぐに…」

 

臨戦態勢に入ったしまった二人、すぐに止めないと…!

 

「ち、違う違う。セルリアンかと思ったけどフレンズだったよ。ほら、あそこに隠れてるだろ?たぶんセンちゃんが見たっていうのもあいつさ。」

 

「な、なんだお前ら!?どうしてこれの開け方を知ってる!」

 

「どうしてって言われてもなぁ…思い出したからだ!」

 

「思い出した…?誰から聞いたんだ。」

 

「え?……私の仲間だったやつらにさ!」

 

「へー、まぁいい。とにかくここから早くどっかに行け!シッシッ!」

 

「そんなこと言わずに自己紹介しましょうよ?ね!私はカラカルよ。よろしくね!」

 

「センザンコウのセンちゃんです。よろしくお願いします。」

 

「私はデスクローのクローだ!よろしくな!」

 

「ツチノコだ……。」

 

「すっごい無愛想ね。」

 

「けっ、…それよりお前!今デスクローって言ったな?」

 

「そうだが、何か知ってるか?」

 

「ああ、詳しくは知らんがこの前拾った本に書いてあったはずだ。」

 

俺についての情報があるのか、だったら!

 

「頼む!その本を私にも見せてくれないか!?」

 

「おわぁ!?いきなり叫ぶなああ!」

 

「わ、悪い。で、教えてくれるか?」

 

「む、むぅ……いいだろう!ついてこい!」

 

「おぉ!ありがとな!」

 

「良かったわね、クロー。」

 

「………私はこのまま進みたいと思います。」

 

「そっか、友達に会いたいもんね。」

 

「はい、機会があれば、また会いましょう。……楽しかったです。」

 

「ええ、こっちも楽しかったわ!また会いましょう!」

 

「またな!センちゃん!友達に会えたらいいな!」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

私たちとセンちゃんが離れていく。

また一歩一歩、それが分かっていく。

けどもう止まりはしない。

私には分かるから、また会えるって。

 

「……見つかるといいな、友達。」

 

「そうね。」

 

私たち二人は、ツチノコの後を付いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 














暗闇に足音が響く。
ジッとりとした雰囲気の中、軽やかな音が響く。

「……また会いましょう、クロー、カラカル。」

彼女もまた歩いていく、かつて別れた友に会うために。

いつしか、彼女の目の前には光がふわっと溢れていた。
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