けものフレンズ 〜ふぉーるあうと!〜   作:ガイガーカウンター

4 / 32
第3話 別れ

カラカルにいろんなことを教えてもらった。

 

サンドスター、フレンズ、そしてボスと呼ばれる存在のこと。

 

驚くべきことに私が追いかけたフレンズも追いかけられたフレンズもみんな遊びだと思ってたらしい。

というのも、フレンズというのは決して私の言う殺し合いなんてしない、むしろその逆、仲良くなろうと、友達になろうとする生物なのだそうだ。

フレンズというのは元になった動物が存在し、サンドスターが当たるとフレンズになれるんだそうだ。

ちなみにカラカルはカラカルと呼ばれる猫だったそうだ。

………猫ってなんだ?まぁ、名前はそのままだ。

 

そして、更に驚くことに人間と呼ばれる存在がここには居ないそうだ。

いくら聞いてもカラカルは知らなさそうだった。

 

そして、先ほど貰ったジャパリまん?についてはボスと呼ばれる存在に出会うと貰えるそうだ。

 

必要な事は大体聞けたはずだ。

今の話を聞いて一つの目的ができた。

それはあのビジョンに映っていた奴らを探し出す事。

この近くでは居なかった上に、友達を多く持ってるらしいカラカルが知らないのだからきっと長い旅になるだろう。

それをカラカルに話すとカラカルは心配そうに話しかけてきた。

 

「た、旅に出るの?あなたが?……大丈夫?」

 

「安心しろ、私はこう見えてもフレンズになる前は強かったんだ。」

 

「………、そう。気をつけてね。ここにはまだまだセルリアンがよくいるから。」

 

「あぁ、ありがとう。それじゃあ」

 

私はさっそく探しに行くため、立ち上がった。

カラカルに背を向け足を動かす。

………本当はもっと一緒に居たいという気持ちがなかったわけじゃない。けど、あの時見たあいつらは、絶対に探し出さなきゃいけない。そんな気がしたんだ。

 

「あ、そうだ。」

 

「なにかしら?」

 

「ここに人ってやつがいるんじゃないかなって場所知らない?」

 

「うーん、知らないわ。でもあの二人なら…、図書館に行ったらいいんじゃないの?へいげんちほーって場所にあって、こっちをまっすぐ突き進めばあるはずよ。」

 

カラカルが指差した方向のかなり遠くに橋のような物が見える。

 

「よし、わかった。それじゃあ………。」

 

私は再び歩き出した。

一歩一歩歩くたびにカラカルから離れて行くのがわかる。

……けっ!なにさっきからガラでもねぇ事してんだ!しっかりしろ私!迷いを断ち切るように私は首を振るとまっすぐ走った。

 

「……あっ、そうだ。木の棒を忘れたな。ちょっと取りに行こうか。」

 

後ろを見る。

しかし、そこにはもう誰も居なかった。

 

「……ま、いっか。どうせまた木の棒なんてそこら辺から取れるし。」

 

私は再び橋に向かって歩き出した。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。