勇者ヨシヒコと魔王カズマ   作:カイバーマン。

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拾壱ノ二

前回のあらすじ

 

メレブ、召喚呪文習得

 

「えーそれでね、魔王と戦うためのね、うん、わたくし最強の魔法使いであられるメレブが、最強の助っ人を召喚しようと思います、ええ」

 

「見せて下さい! メレブさんの召喚呪文を見せて下さい!」

 

「どんな骨のある奴等が現れるのか楽しみだな」

 

「1話と年またいでなに勿体ぶってんのよ! ちゃんと凄い奴召喚しなさいよね!」

 

魔王の城前にてメレブがえらく勿体ぶってりながらヨシヒコ達が早くしろとせがんで来る。

 

その反応をもっと見てみたいとも思うメレブだが、そろそろアクアの方がキレそうなのでスッと杖を構えた。

 

「よし、見ているがいいお前達! これが! これが俺の召喚呪文だ!」

 

そう叫んでメレブは杖を振り上げると、全力を込めるかのように振り下ろし

 

「コノスバ!」

「「「!?」」」

 

呪文を唱えたその瞬間、ヨシヒコ達の前でボワン!と間抜けな音を鳴らしながら煙が立ち込められる。

 

そしてその煙が薄く消えていくと、そこにはいつの間にかなんと

 

 

 

 

四人の眼鏡を掛けた制服姿の少年達が立っていたのだ。

 

「……誰ですか? 本当に……」

「なんか……思ってたのと違うような」

「……なんか全員地味そうな見た目で眼鏡掛けてるわね……」

 

ヨシヒコ、ダクネス、アクアが三人揃って怪訝な表情を浮かべている中

 

メレブは微笑みながら四人の少年の方へゆっくりと歩み寄る。

 

「えと、じゃあ~ヨシヒコ達は知らないみたいだから? まずは一番左側の子から自己紹介お願いします」

 

「はい」

 

メレブにそう促されると、困惑しているヨシヒコ達の方へ一番左端に立っていた少年が一歩前に出る

 

「この度メレブさんに召喚された!『灼眼のシャナ』で主人公! の友人をやらせてもらっている”池速人”です!」

 

「え、えぇ……いや出演作は知ってるけど……ごめん全然誰だか思い出せない……」

 

「やる気はあります!」

 

「いや別にやる気があるとかじゃなくて……」

 

名前を言われてもイマイチピンと来ない様子でアクアが首を傾げていると、今度は池速人の隣の少年が前に出て

 

「初めまして皆さん! 俺は『とらドラ』の主人公! の友人をやっていた”北村裕作”です! 精一杯頑張ります!」

 

「あーそんなのいたような気も、いやでも……あんた達の世界ってほら、こういうファンタジーな世界観じゃなかったわよね確か?」

 

「特技はすぐに裸になれることです!」

「いや特技とか聞いてないし、てかそれ特技と呼べないし、ただのバカだし」

 

元気一杯に自己アピールしてこちらに好印象を持たせに来た北村祐作だが、アクアは首を横に振ってその特技を冷たく否定した。

 

続いてもう一人の眼鏡少年がやや緊張した様子で一歩前に出て

 

「こ、こんにちは! えと! 今日はるばるメレブさんの紹介の下こちらの世界に始めてやってきたえと、その……!」

 

「頑張れ!」

 

「緊張しないで焦らず自分のペースで!」

 

「なんか、池速人と北村祐作が急にフォローに回りだしたんだけど……」

 

体を強張らせ自己紹介する事にちょっと緊張してしまっている三人目に、先ほどの一人目と二人目が隣から声をかけて助けに入る。

 

なんでこいつ等初対面なのにそんな仲良く出来んだよと、アクアがジト目で思っていると、二人のフォローのおかげで三人目の少年は意を決したかのように顔を上げ

 

「あの! 『アクセルワールド』の主人公! の友人をやらせてもらっている”薫拓哉”と言います! この中では多分一番後輩だと思いますが! 皆さんの為に頑張ります!」

 

「うん、本当に全然よく知らないわ、そんな奴いたわねってレベルだわアンタも」

 

「はい! 原作でも存在感薄いねってよく言われます! でも頑張ります!」

 

「こっちの世界じゃなくて原作で頑張りなさいよ!」

 

他二人と変わらず影薄めの少年に思わずアクアが一括してしまう中

 

「ふむ、どうやら俺の出番が来たみたいだな」

 

「ええ~なんか急に自分から前に出てきたんですけどコイツ、他三人と同じ眼鏡制服のクセに……」

 

カチッと眼鏡を上げながらいかにも有能そうなアピールをしてくる四人目に頬を引きつらせるアクア。

 

すると四人目は掛けている眼鏡をキラリと光らせ

 

「お初にお目にかかる、『Fate/stay night』にて主人公、の親しい友人である”桐洞一成”だ、よろしく頼む」

 

「だからなんでさっきから主人公の友人ポジションばかりなのよ! どうせ召喚するなら主人公かヒロイン出しなさいよ!」

 

「失礼だが訂正を求む、俺と衛宮はただの友人ではない、”親しい”友人の間柄だ。そこは間違えないでくれ給え」

 

「どうでもいいわよそんな所! アンタはいいから衛宮君を呼びなさいよここに!」

 

そこだけはハッキリさせて欲しいと冷静な態度でアクアの発言を訂正させる桐洞一成。

 

これで四人全員の自己紹介が終わった。

 

そして彼等をずっとまじまじと眺めていたヨシヒコは、カッと目を大きく見開いて

 

「勝てますねメレブさん! これなら魔王に絶対勝てます!」

 

「ちょいヨシヒコさん!? どう考えればこの眼鏡四人で魔王を倒せると思えるのよ!」

 

勝利を確信した様子で強く頷く義彦に、すかさずアクアが異議を唱え、いまだドヤ顔を浮かべているメレブの方へ振りかえる。

 

「ふざけんじゃないわよアンタ! どうしてわざわざ召喚呪文覚えたのにこんな微妙な連中連れてきてんのよ! もっと強い奴を呼びなさいよ! 完全無欠のお兄様とか二刀流の最強剣士とかスキマを操る大妖怪とか!」

 

「バッカお前、いいか俺が覚えた「コノスバ!」という呪文は、そういう既に周りから「凄い!」って称えられているようなキャラを召喚する為の呪文じゃないんだよ」

 

「はぁ!?」

 

「てかよく考えてみ? 俺がそんなお強い方達を召喚したとして、果たしてそんな人達が俺の言う事を聞いてくれると思う? 100パー言う事聞かないよね?」

 

「自分で言うのそれ……」

 

「いいかアクアよ、この『コノスバ』という召喚呪文というのわな」

 

こんな連中何の役にも立たないと失礼な物言いをするアクアに顔をしかめながら、メレブは彼女に「コノスバ!」がどんな呪文なのか教えてあげる。

 

「主人公がこう複数なヒロイン達とイチャ突きあったり色んな事に巻き込まれてる中で、「ハハハ、相変わらず騒がしいな~」と静観した様子でただ眺めるだけの存在、有能なのに目立たない存在、そんな彼等をこの世界に召喚する呪文が「コノスバ!」な訳!」

 

「そんな奴ら呼んでどうすんのよ!」

 

「この世界で頑張って活躍して、「あ、気付かなかったけど自分ってこんなにやれるんだ」って強い自信をもって欲しいと思ってます!」

 

「それもう逆に私達が助ける側じゃないのよ!」

 

慈愛に満ちた表情で四人の眼鏡少年と目配せしながらそう言いだすメレブに

 

やはりコイツはロクでもない魔法使い(笑)だとアクアは両手と頭をガックリと項垂れるしかなかった。

 

すると今度はダクネスの方が四人組に近づいて

 

「お前達、これから私達が向かう場所は死地だぞ、魔王だけでなく強力なモンスターも沢山いる。そんな所に己の命を賭けて進む事が出来る勇気がお前達にあるか?」

 

「「「「……」」」」

 

「いやいや無理でしょコイツ等じゃ……」

 

ただの一般人であるならここは大人しく帰るべきだと厳しい表情で警告するダクネス、すると四人はしばし無言で互いにアイコンタクトを取った後、同時にコクリと頷き

 

「「「「やれます」」」」

 

「よしわかった! 私達について来い!」

 

「なんでそうなるのよ! 無駄にやる気だけはあるわね本当に!」

 

恐れも迷いもなく力強くやってみせると言ってくれた四人組にダクネスも拳を掲げて彼らの同行を許す事に

 

簡単に付いて来る事を了承するダクネスもダクネスだが、魔王や魔物が相手と聞いても怯みもせずに立ち向かおうとするこの四人組も色々とおかしい。

 

ヨシヒコもまたそんな勇猛な彼等を引き連れて颯爽と歩きだし

 

「よし! では我々の力で魔王を倒しこの世界を救おう!」

 

「「「「おー!!!!」」」」

 

「知らないわよ本当に私……原作に戻れなくなっても知らないからねあんた達……」

 

そのままゾロゾロと縦一列に並んで魔王の城へと進んでいく四人組、メレブやダクネスも共についていく

 

そしてアクアもまたもうツッコむのも疲れたので大人しく彼らの後をついて行っていると

 

 

 

 

 

「ちょ! ちょっとちょっと! 待ってくださいよ皆さん!」

「は?」

 

今まさにラスボスが待ち構える城へと入るというタイミングで

 

空気も読まずに見知らぬ少年がこちらに声を掛けて駆け寄ってきた。

 

だがよく見てみると、この少年もまた眼鏡に制服である。

 

「酷いですよ! どうして僕だけ召喚された場所みんなと違うんですか! 一人ぼっちで見知らぬ世界で放置されて滅茶苦茶焦ったじゃないですか!」

 

「ちょっとメレブ、あんたが召喚した奴がまた一人いたみたいよ」

 

「え、まだいたの?」

 

どうやら手違いで他の四人とは別の所に召喚されてしまっていたらしい。

 

しかしアクアに言われてメレブは振り返ると、そんな彼を見て「ん~」と首を傾げ

 

「あーこれ以上はちょっといらないかな? もうこっち四人いるし、採用はまた今度という事で」

 

「オイィィィィィィィ!!! 勝手に人呼びつけておいて用済みとかどういう事だコラァァァァァァ!!!」

 

「ほほう? そのやかましくて長々しいツッコミは前にどっかで聞いたような……」

 

なんか前にもこんな面倒くさいツッコミ方をする奴がいたような気がする。

 

すると少年はこちらにずいっと身を乗り上げて

 

「僕は「三年Z組 銀八先生」で主人公の! 所で一人の生徒役兼ツッコミ担当をやっている志村新八です! お願いだから僕も仲間に入れて下さいよ!」

 

「あーやっぱりアッチの作品関連の人かー、あれ? 主人公の生徒? 主人公の友達じゃないの?」

 

「え? ああはいそうですけど、まあ「銀魂」の方だと主人公とは友達以上の絆を築いていると自負してますけど」

 

変なことを尋ねてきたメレブにキョトンとした様子で答える新八。

 

するとメレブは「あーそうか~……」と残念そうな声を漏らし

 

「悪いけど主人公の友人じゃないなら……不採用かな?」

 

「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

「まあ眼鏡と制服、それとちょっと地味って所はちゃんと守ってるみたいだけど、主人公の友人じゃないならね……ごめん」

 

「いやいやおかしいだろ! そこ別に重要でもないじゃん! 魔王と戦うのに必要な事じゃないじゃん!」

 

明らかに自分だけ扱いが悪いことに異議を唱える志村新八だが、主人公の友人ではないなら連れて行く事は出来ないとメレブは「無理なもんは無理」とキッパリと言う。

 

「じゃあもう俺たち行くから、新八君は……この世界をゆっくり楽しんでね」

 

「楽しめるかァァァァァァァ!!! こんな所一人で放置されてたら死ぬに決まってんだろうがァ!!」

 

ヨシヒコ達と共に魔王の城へと再び歩き出すドライなメレブを、慌てて追いかける志村新八であった。

 

「呼びつけたんだからちゃんと責任取りやがれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

「あーもうツッコミ、ツッコミがうるさくて仕方ないわ、どうしてあそこの連中はああやって事あるごとに叫ぶのかしら?」

 

「いや~それ、お前ら側や俺ら側も似た感じだけどね~」

 

 

 

 

 

 

ヨシヒコ一行と眼鏡五人衆(新八は他四人の説得のおかげで無事に仲間入りできた)は魔王の城の内部へと潜入した。

 

しかし中へ入ってみると予想通り、1階からもう至る所に魔王が配置した魔物達がウジャウジャといる。

 

一人で動く大きな石造、赤と黒の色合いをした騎士の鎧、斧を構えて舌なめずりするドラゴン……

 

今までにないボス級の強いモンスターがあちらこちらを歩き回っていた。

 

「うわ、なにあの手が四つもあるライオン……四回攻撃とかやって来そうで超怖いんですけど」

 

「あの虹色の角を持つ筋骨隆々の鳥も厄介そうだ、魔力を全部消費してめぐみん並みの爆裂魔法を唱えそうな雰囲気を感じるぞ……」

 

「お前等、随分と俺たちの世界の魔物に詳しくなったね」

 

物陰に身を隠しながら色んな魔物を観察するアクアとダクネスにメレブが感心したように頷きつつも、彼女たちの言っている通りこれは確かにマズいと危機感を覚える。

 

「これはどうやら、もうお前たちの出番が必要になったみたいだな、地味眼鏡戦隊・メガネンジャー」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「い、いつの間にそんな特撮物みたいなチーム名になってんのよこいつ等……」

 

「おれ達四人だけじゃすぐにお陀仏だが、眼鏡が5つ揃えば、きっと何か変わる筈……」

 

「変わらないわよ、眼鏡が5つあっても」

 

実は五人同時に召喚した事でメレブのMPはもう完全に尽きている状況だった。

 

故にまともに戦闘できるのは彼を除いて三人のみ、だからこそこの五人組の活躍が勝利のカギとなる。

 

ヨシヒコもそれがわかっているのか、彼等を見渡しながら意を決したかのように頷く。

 

「傷付いた時はすぐに女神に助けてもらいなさい、死んでしまった時は女神に生き返らせて貰いなさい、その他諸々問題が起きたらとりあえず女神を頼りなさい」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「なんでこいつ等の事を全部私が負担しなきゃいけないのよ!」

 

「では行くぞ! メガネンジャーよ!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「ほんとやる気と返事だけは良い声出すわねコイツ等!」

 

ヨシヒコの号令とアクアの叫びを合図に、地味眼鏡戦隊・メガネンジャーが動き出した。

 

「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」

 

「私達も彼等の後に続きましょう!」

 

「行くぞアクア! これが私達の最終決戦だ! うおぉー! そこの舌を出したトロールの所に突っ込めー!」

 

「あーもう! なるべく私に負担掛けないようダメージ負わないでよ!!」

 

「それじゃあ俺はもう呪文使えないので、コソコソしながらみんなについて行きまーす」

 

かくして遂に魔王の城でヨシヒコ達は進軍を開始した。

 

目指すはきっと最上階にいるであろう魔王の下へ

 

戦えメガネンジャー、負けるなメガネンジャー

 

「なんかメガネンジャーで締められたんですけど!?」

 

 

 

 

一方その頃、ヨシヒコ達が暴れまわっている所から大分上の階層では

 

「なんか下が騒がしいなー、ちょっと何かあったのか見てきてくれよダンジョーさん」

「そう言って俺がいない隙に盤面を変えるつもりだろ、イカサマは許さんぞカズマ……」

「いや、明らかに俺の方が優勢だからイカサマやる意味無いんだが?」

 

魔王に体を乗っ取られているカズマと、彼を向かい合って胡坐を掻いてオセロをしているダンジョーの姿があった。

 

盤面がそろそろ黒一色に染まりきろうとしている所で、下の階層から一気にこちらに駆け上がる足音が

 

「おいちょっとお前等ー! オセロなんてしてる場合じゃねぇだろ!」

 

勢い良く部屋の中へとやってきたのは、彼らの仲間であるムラサキ。

 

どうやら下の階層で何が起こっているのか見てきたらしい。

 

「あいつ等が遂にここに攻めてきたんだよ!」

「あいつ等? ムラサキ、それはまさか……」

「勇者ヨシヒコに決まってんだろ! アイツが仲間を連れて戻ってきたんだよ!」

「なに!? そうかやはり戻ってきたかヨシヒコ!」

 

勇者ヨシヒコがリベンジしに自分達に再び挑戦しに来たと聞いて、若干嬉しそうな顔をしながら立ち上がるダンジョー。

 

しかしカズマの方はそれを聞いてもなお視線を盤面に向けたまま動かず

 

「ふーん、本当に復活したのかあの勇者様、でも下の階層には強いモンスター共がいるんだからどうせ全滅だろ、俺たちが出る必要もないって」

 

「そうとは言い切れませんよ、カズマ」

 

どうせ魔物の群れに襲われてここまで上がってこれないだろとヨシヒコ達を軽く見るカズマ。

 

しかしそこへ口を挟んだのは、ムラサキと同じくしたの階層を見ていためぐみん。

 

「彼等は再び新たな力を手に入れたみたいで、進行は遅いですが確実に私たちの階層近くにまでやって来ています」

 

「はぁ!? ちょっと待て! 上がって来てるのかこっちに向かって!?」

 

ヨシヒコ達がゆっくりとこちらに迫っていると聞いては流石にカズマもバッとめぐみんの方へ顔を上げた。

 

どうせあの面子だし、1階層で全滅だと思っていたのに……

 

「下はモンスターや罠のオンパレードだっていうのに、一体どんな力を手に入れたって言うんだよあいつ等!」

 

「メガネンジャーです」

 

「「メガネンジャー……」」

 

 

 

 

 

 

「「いやなんだそれ?」」

 

しばし首を傾げた後、やっぱりわからないカズマとダンジョーが同時に呟く。

 

考えれば考える程二人の疑問はますます深まるばかりであった。

 

遂に魔王と戦う武器を手に入れたヨシヒコ一行は魔王の城へと向かう。

 

 

いよいよ魔王、そしてカズマ達と決着を着ける時が来たのだ。

 

 

 

 

 


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