勇者ヨシヒコと魔王カズマ   作:カイバーマン。

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拾壱ノ四

隙を見計らいなんとかボロボロになりながらも、カズマから導きの笛を奪い返す事に成功したヨシヒコ。

 

しかしまだ戦いは終わらない。

 

「この笛を吹けばきっと魔王に支配された心を元に戻す事が……!」

「させるかぁ!! もう一度奪い返してやる! スティ……!」

 

導きの笛はダンジョーとムラサキ、そしてカズマの悪に染まった心を浄化出来るアイテム。

 

それを使われてはたまらないと、当然魔王に操られているカズマは必死に奪い返そうとまたスティールを使おうとする。

 

だが

 

「「「「「させるかぁ!!!!!」」」」」

「うげぇ!!」

 

寸での所で横から五人の少年・メガネンジャーのタックルをモロに食らい、カズマはそのまま押し潰されてしまう。

 

「お、お前等なぁ! ただの一発ネタのクセに出番多過ぎるんだよ! どけ!」

「ヨシヒコさん! 我々が抑えている内に早く笛を吹いて下さい!」

 

カズマが動けない今の隙に……言われるがままにヨシヒコはすぐに笛を口に当てて吹こうとする

 

だが音色を奏でようとした所でガクッと膝から崩れ落ちてしまう。

 

「く、ダメだ! 力が入らない……!」

「ヤッバい! ヨシヒコのHPがもう限界で笛を吹けないみたい!」

 

カズマにかなりのダメージを負わされたヨシヒコは今、早く回復しないと危険な状態だ。

 

そんな疲弊した体では笛を吹く事さえ出来ない様子で、それを見たメレブが慌てて駆け寄る。

 

「わかったヨシヒコ! 俺が代わりに吹くからパス!」

「お願いします……!」

 

ここはメレブに託そうとヨシヒコは力を振り絞って笛を彼に向かって投げ飛ばす。

 

だが二人の間を割って一人の大男が両手を上げて

 

「させん!」

「ああー! ダンジョーにブロックされた!」

 

ダンジョーが間に入って来て笛を拳で弾き飛ばしてしまう。

 

そして導きの笛はクルクルと弧を描きながら、偶然にもダクネスの真上に

 

「くそ! ダンジョーを逃がしてしまった! ん? なんだアレ?」

「ダクネス! 導きの笛だ! それを吹いてみんなを元に戻すんだ!」

「導きの笛!? よしわかった!」

「ナイスキャッチ! さすがやれば出来る子!」

 

落ちて来た笛をピョンとジャンプして綺麗に受け止めるダクネス。

 

メレブがガッツポーズを取ってる中、早速彼女は笛を吹こうとする、だが

 

「……あれ? 吹くとなると一体その音色はどんな感じにすればいいんだ?」

 

「いやそこ気にしなくていいから! 適当でいいんだよ適当で!」

 

「適当に吹くなんて出来るか! カズマ達を元に戻すというのにマヌケな音色を奏でる訳にはいかないだろ! ここは神聖かつ壮大な讃美歌をイメージした……」

 

こういうイベントはムードが大事だと、今更な事を言い出すダクネス、しかしそこへダダダッ!と猛烈なスピードで一人の女性が駆け寄って行き

 

「おっぱい寄越せコノヤロォォォォォ!!!!」

「おぅふ!!」

「ムラサキ! いや胸平! いや!! 妖怪おっぱい置いてけ!!」

 

そこでまたもや邪魔が、今度はムラサキが現れ、笛ではなくダクネスの胸を両手で鷲掴みにし始めたのだ。

 

「この世界の奴等は巨乳多過ぎんだよ! どういう事だオイ!」

 

「そ、そんな事私が知るか! ていうか胸を掴むな! このままでは笛を吹く事も出来ん……」

 

ムラサキに胸を掴まれながら激しく抵抗しつつ、ダクネスは手に持った笛を握り締めてこうなればと……

 

「パスパス! ダクネスパス!」

 

「よしアクア頼む! 笛を吹く役目はお前に任せた!」

 

「合点! この私が奏でる美しい音色でみんなをメロメロにしてやるわよ!」

 

離れていた所でこちらの様子を伺っていたアクアに向かって笛を投げ飛ばすダクネス。

 

それを少々危なげな感じで両手でキャッチするアクア、しかしまたしても……

 

「ハァハァ……! おい駄女神、その笛は返してもらからな……」

 

「い、いや~! カズマさんが息を荒げながら私に歩み寄って来る! メレブのパンツの次は私自身!? どんだけ見境ないのよこのエクストリーム変態!」

 

「違うわ! ちょいと五人組の眼鏡に襲われてたせいで疲れてんだよ! 軽く魔法で捻ってやったけどな!」

 

呼吸を荒くしながら現れたのはまさかのカズマ、後ろを見るとメガネンジャーが仲良く一緒に倒れて気を失っている。きっと抑えつけていたカズマが脱出する為に魔王の力で強力になった魔法を行使したせいであろう。

 

「頼みの勇者様はもう戦えないぜ? 得物は貰って置いた。コレで笛さえコッチのモンになれば俺達の勝ちだ!!」

 

「わー! カズマさんウソでしょ! なに剣なんて振り上げてるのよ! まさか私に向かって振り下ろそうとしてるんじゃ!」

 

「あばよアクア、お前の事は三日ぐらいは覚えておくぜ」

 

「そんなー!」

 

両手に持つ剣は倒れたヨシヒコからカズマが奪った聖剣・エクスカリヴァーン。

 

それを邪悪な笑みを浮かべながら容赦なくアクアに向かって振り下ろそうとするカズマ、しかし

 

「あ、あれ? なんだ急に体が動かなく……!」

 

「へ?」

 

「は? どういう事だコレ! なんでアクアに剣を振り下ろす事が……!?」

 

まるで自分の身体に別の存在が入り込んだかのように、剣を振り上げた状態で上手く動くことが出来なくなってしまうカズマ。

 

その事を何よりも本人が動揺し、アクアもまたキョトンと見つめているとそこへ

 

「それはあなたが、本当のあなたが抵抗しているんです。例え魔王に心を支配されても、仲間は殺させないという強い意志が」

 

「めぐみん!?」

 

颯爽と現れたのは仲間である筈のめぐみんだ。周りに誰もいないし爆裂魔法を使うなら今がチャンスだ、

 

しかし様子がおかしい、本来ヨシヒコ達に向かって突き付ける筈の杖が

 

今はこっちに向かって突き出されている。

 

「我が名はめぐみん! 紅魔族唯一の爆裂魔法の担い手にして冒険者・サトウカズマの仲間の一人! そして仲間の為に仲間を欺き! 仲間の為に影ながら助力する者!」

 

「お、お前まさか! 俺の仲間になったフリをして今までずっと騙してやがったのか!?」

 

「鈍い所は相変わらずで良かったです、おかげでここまで上手く事を運べました」

 

「え? え?」

 

ビシッとポーズを取りながらカッコつけて叫ぶめぐみんに、カズマはすぐに彼女の正体に気付く。

 

そう、彼女は実は心から魔王カズマに従っていたのではない、彼の心から魔王の支配を取り除く為に、仲間であるアクアとダクネスを騙してでも味方に付いてるフリをしていたのだ。

 

アクアの方はまださっぱりわかっていない様子だが、めぐみんはポーズを決め終えて満足げに頷くと、すぐにクルリと後ろに振り返って

 

「さて、魔王の討伐はやはり彼に任せましょうか、では勇者さん、お願いします」

「勇者!? おいそれってまさか……!」

 

めぐみんがそう言って身を引くと、颯爽と現れた人物にカズマはあんぐりと口を開けて驚く。

 

「ゆ、勇者ヨシヒコ!?」

 

先程まで瀕死だったヨシヒコが体力満タンの傷一つない状態で復活していたのだ。

 

その右手には彼から聖剣を失敬する時にもういらないと捨てておいたいざないの剣が握られている。

 

「待たせたなサトウカズマ、いや……サトウカズマの心に巣食う竜王よ!」

 

「なんでだ! さっきまでボロボロだったじゃねぇかアンタ! どうやってHP回復させたんだ!?」

 

「そうよヨシヒコ! 私魔力ゼロだから治癒の魔法使ってないのに!」

 

「彼女の、めぐみんのおかげです」

 

「ええヨシヒコそれどういう事!? めぐみんのおかげって!」

 

すっかり全快した様子でまだまだ全然戦える状態に戻ってしまったヨシヒコを前にカズマが絶望する中

 

ヨシヒコは自分の隣に立っているめぐみんの方へチラリと視線を向けて

 

「彼女が倒れている私にコッソリと駆け寄って、これでもかというぐらい私の口の中に大量のやくそうを詰め込んでくれたんです、おかげで傷も治ってすっかり元通りになりました」

 

「「どんな体してんのアンタ……?」」

 

カズマとアクアの呟きが綺麗にハモった、ありったけのやくそうを口に含んだら体の傷が治るとは、それはもはや人外の領域なんじゃないだろうか……

 

そんな疑問をよそに、ヨシヒコは正面からチャキッと剣を構えて

 

「先程めぐみんにお願いされた、お前を倒し、そしてお前を救う事を」

「クソこうなったらまた魔法を! ってあれ? 魔力空になってる……」

 

マズいと思ってすぐにヨシヒコ目掛けて手を突き出すカズマだが、魔法は放たれない。

 

どうやら思う存分に使い過ぎたツケが回って、ここでまさかの魔力切れらしい。

 

「だったらこの剣で戦うまでだ!」

 

魔法に頼れないとわかるとすぐに舌打ちししつつヨシヒコから奪った聖剣を取り出すカズマ。

 

しかしヨシヒコは動じる事も無く真顔で対峙したまま立っていると、カズマの動きはまた鈍くなり始め

 

「くそ! また体が……!」

「お前を倒すのは私だけではない、私とお前自身だ!」

 

剣を振る事も出来ずに動けなくなったカズマに向かってそう叫ぶと、ヨシヒコはバッと地面を蹴って勢いよく突っ込んで

 

「ふん!」

「んほぉ!」

 

両手に持ったいざないの剣でバッサリと彼に向かって縦に振り下ろす。

 

変な呻き声を上げながら少し抵抗を見せるも、カズマの視界はどんどんぼやけていき、終いにはバタッとその場で倒れ込んでしまった。

 

「Zzzzzzzz……」

「……」

 

すぐに寝息を上げ始めたカズマの下へめぐみんは急いで駆け寄って確認すると、少しホッとしたような表情を浮かべた後すぐにヨシヒコの方へ顔を上げ

 

「カズマはちゃん眠りに着いたみたいです、大人しくなっている今がチャンスです」

 

「女神、導きの笛を、ダンジョーさんとムラサキ、そしてサトウカズマに聴かせてあげて下さい」

 

「なんか目の前でドタドタと色んな事が起こって困惑してるけど……まあいいわ任せなさい」

 

まだめぐみんの事を疑うような目つきをしながらも、改めてアクアは導きの笛に口を付けて静かに奏で始めた。

 

「ピッピピ~ピピ、ピッピピ~ピピ、ピッピピ~ピピ、ピ♪」

 

「ぬおぉぉぉぉぉぉ!!! また前の時の様に急に頭が痛みだしたぁー!」

 

「またこの笛の音だよ~! しかもなんだこのふざけた感じの音は~!」

 

「ピッピピ~ピピ、ピッピピ~ピピ、ピッピピ~ピピ、ピ♪」

 

「効いてます! 二人に効いてますよ女神!」

 

「おい……なんでアイツここで……サザエさんのエンディングをチョイスした」

 

その笛から奏でられる音色を耳にしただけでダンジョーとムラサキが苦しみ悶え始める。

 

彼等の心を縛る鎖がゆっくりと解き放たれている証拠だ。だが何故かメレブだけはどこか浮かない表情でアクアに目を細めている。

 

そして次第に彼等だけでなくカズマもまた

 

「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!! なんだなんだ! 変な歌が聞こえたと思って起きたらいきなり頭が! イデデデデデデ!!!」

 

「ピピピ、ピピ~ピ、ピッピピピ~ピ~♪」

 

「おおカズマにも効いてますよ! 魔王に直接体を支配されているカズマも! あ!」

 

アクアの音色がカズマの呪いも解こうとしている、それに喜ぶめぐみんだが次の瞬間、驚きの声を上げる。

 

なんとカズマの身体から邪悪なオーラがモクモクと上がって天井へと舞い上がったのだ。

 

「まさかアレが……! カズマの身体と心を支配し続けていた魔王の……!」

「竜王……!」

 

めぐみんとヨシヒコが見上げる中で、漆黒の煙は徐々に丸みを帯びて巨大な球体へと変化すると、そのまま天井をスーッと通過して行ってしまった。どうやら笛の音色に嫌気がさしてカズマの身体から逃げたらしい

 

「奴はきっとこの城の最上階で私達を待ち構えている準備をしているに違いない……」

 

「ピ~ピピピッピッピ、ピ~ピ、ピピ~ピ♪」

 

「得体の知れない形をしていましたが、アレが本体なんでしょうか?」

 

「ピピピ~ピピピ~ピ、ピ~ピピピ~ピ♪」

 

「いや魔王の姿は本来もっと恐ろしい姿をしている、そして私達はそんな魔王を倒さねば冒険は終わらない……」

 

「そうですか、難儀ですね勇者というものは……」

 

アクアの笛の音が次第に強くなってきながらもヨシヒコとめぐみんは至極真面目に会話を続ける。

 

そしてそんな居心地悪い雰囲気の中でアクアは

 

 

 

 

 

 

サビに入った

 

「ピ~ピピ、ピピッピ~! ピ~ピピ、ピピッピ~! ピ~ピ~ピ~ピ~ピ~♪」

「ぬおぉぉぉぉぉ!!!」

「うわぁぁぁぁぁ!!!」

「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」

 

断末魔の叫び声が聞こえる中でアクアはますます強く吹いて楽しげに音を奏でるのであった。

 

コレを続けていれば次第に三人の呪いは薄れて完全に消えゆくであろう。

 

そしてそれからが本当の本番だ、全ての仲間を正気に戻した今為すべき事は

 

 

 

 

最上階にいるであろうラスボス・竜王を倒す事なのだから

 

 

 

いよいよ最終決戦だ

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後の決戦に出向くヨシヒコ達を隠れながら見守る大集団

 

「兄様……! いよいよ魔王と戦うのでございますね……!」

 

その先頭でヨシヒコを後ろから見つめるのは彼の妹のヒサ。

 

服装をコロコロと変えていた彼女であったが、ここに来て故郷であるカボイの村の衣装に戻っている。

 

「コレで遂に、ヒサもまた兄様のお役に立てる時が来ました……! 兄様が魔王を倒す為にヒサは精一杯のお手伝いを……」

「お姉様!」

「!?」

 

改めて兄・ヨシヒコを今度こそ共に戦おうと誓ってる途中で、不意に後ろから聞こえた無邪気な声にヒサは驚いてバッと振り返る。

 

そこにいたのは金髪碧眼のお人形の様な小柄で可愛らしい少女

 

アイリス。フルネームは「ベルゼルグ・スタイリッシュ・ソード・アイリス」

 

ベルセルグ王国の第一王女であり、12才でありながらも王族らしい気品を持ち合わせたお姫様だ。

 

「お姉様が魔王と戦うと聞いたので! わたくしも思い切ってついて来ました!」

 

「なんと! ダメでございます、ここから先は更に危のうなります故、姫様はすぐにお帰りになるのです!」

 

「お姉様、わたくしは確かに一王国の姫です、しかしなればこそ、頂いたご恩は絶対に返すという義務がございます」

 

どうやらヒサは彼女の住む王国で色々と大活躍してしまったらしい、それも一国の姫がコッソリと抜け出してこんな所まで追いかけてくる程凄い偉業を成し遂げてしまったみたいだ。近々彼女とその仲間を銅像にする予定も既に出来ているとかなんとか

 

すぐに彼女に帰るようにと促すヒサだが、アイリスはブンブンと首を横に振って動こうとしない。

 

「心配なくてもわたくしには王家の血が流れています! まだまだ未熟ですしお姉様の仲間には遠く及ばないかもしれませんが! 足手まといには決してならないのでお供させてください!」

 

「なんと強い決意を秘めた目でしょう……まるで兄様のようです」

 

「兄様? 前にお話になってたお姉様の兄であるヨシヒコ様の事ですよね? てことはつまり……」

 

ヒサに兄がいる事を前々から知っていたアイリスは、しばし考え込む仕草をするとパァッと顔を輝かせて

 

「わたくしはその方をお兄様と呼べばいいんですね!」

「な! 兄様の妹はヒサだけです! そのような呼び方は姫様であっても許しませぬ!」

 

ヨシヒコを兄呼ばわりするには自分一人だと、断固としてそれだけは阻止しようとするヒサ。

 

するとそこへ首なし騎士のベルディアが興奮した様子で

 

「ブラコン気味なヒサさん萌えぇぇぇぇ!!」

 

「ベ、ベルディアさ~ん、いきなり変な声上げないで下さいよ~、めぐみん達にバレちゃう……」

 

「そうですよここまでせっかくバレずについて来たのに、ベル君のせいで台無しになっちゃうじゃないですか~」

 

彼の叫び声に続き、紅魔族のゆんゆんと一般人のスズキも声を出し

 

「フフフ、別の世界の魔王は一体どんな姿をしているのかしら、都合が良ければ私の身体の一部にして見たいモノだわ」

 

「シルビアさん、私達は魔王と直接戦う事はありませんよ? 私達はあくまで魔王と戦うヨシヒコさん達をサポートする側ですから……」

 

「うーむまさかこの我輩がこんな奇天烈な連中と一緒にこんな所まで来る羽目になるとは……全てを見通す大悪魔というキャッチコピーも返上せねばいかんかもしれんな……」

 

グロウキメラのシルビア、リッチーのウィズ、悪魔のバニル

 

「早く世界を平和にしたいピキー! 世界がより良くなったら! 悪いスライムのいない国を建てるのが僕の夢なんだピキー!」

 

「あらハンス、いつの間にそんな夢を? ならその国に良い温泉が出来たら時折通っていいかしら?」

 

「そこにいるスライムは当然みんなヒサ教に入信するのよね!」

 

ゴールデンスライムのハンス、邪神ウォルバク、狂信者・セレスと、これにてヒサパーティー全員集合だ。

 

「兄様、兄様に習いヒサもまたこんなにも頼もしき仲間を集めることが出来ました」

 

全員を見渡しながらヒサは自信満々に頷いて見せる。

 

 

 

 

 

「兄様、今助けに行きます……!」

 

最終決戦を前に遂にヒサ、動き出す。

 

果たして彼女はヨシヒコのお役に立てるのか……

 

次回へ続く。

 

 


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