東奏学園器楽部の日常   作:月見草クロス

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菜々美よ、こういうときに根性は出すものだ。


ど根性です!!

また…………二人か。

最近分かったのだが智美と僕の家は結構近いらしい。

 

智美「水はもうここには慣れてきたのか?」

 

水「まぁ、それなりに」

 

まだ1ヶ月くらいだがここは皆優しい。気づけば器楽部以外の友達も出来ていた。正直、嬉しくて楽しくてしょうがないのだ

 

智美「困ったことがあったら言えよ!!ダチなんだからさ」

 

水「あぁ、分かってる」

 

この言葉を僕は果たして何回聞いたのだろうか。嬉しいのだがそろそろ飽きてくるぞ。

ま………まぁ、嬉しいが。

 

水「あ、そういや今日、これから暇か?」

 

智美「あぁ、暇だけど…………何すんだ?」

 

水「いや、家に来てみたいって言ってたから」

 

前のゲーセンの帰り道の何気ない会話を思い出した。

 

智美「いいな、それ。今日は兄貴達も親も居ないしいいぜ」

 

水「じゃ、行こー」

 

 

僕は少し小さいが一応、一軒家に住んでいる。そこで独り暮らしだ。

 

智美「何か一人には大きいな、この家」

 

水「それは毎日思う」

 

元は親と住むために買ったんだ。広くて当然ではある。

 

智美「ここがリビングか。お、ゲームもあんじゃん」

 

水「そうだ!!一人じゃクリアできないところあるんだけど手伝ってくれない?」

 

智美「おぉー、そうするか」

 

 

結構やりこんで気づけば二時間近く経っていた。そして全クリしていた。

 

智美「うわー、もうこんな時間かよ」

 

もう9時ちょい前だ。お腹も空いた。

 

水「ご飯作るからまってて」

 

智美「うん、分かったー…………いやいや待て待て!!」

 

水「何か問題でも?」

 

智美「いやいや!!ご飯まで作ってもらうなんて聞いてないぞ!!」

 

水「言ってないもん」

 

智美「なんでだよ!!」

 

ん?なにか問題あったんだろうか?

 

水「まぁまぁ、食べていけよー」

 

智美「ま………まぁ、食べていくか………」

 

何か不満があるらしいけどいいか。

 

 

水「ご飯出来たよー」

 

智美「お!!サンキュー!!」

 

気づけば智美はこっちの雰囲気に乗ってしまっている。相変わらず馬鹿なやつだ。そういうところがこいつの良いところなのだが。

 

智美「で………ハンバーグか。なんか久しぶりに食べるなー」

 

水「僕は大好きなんだけどなー」

 

とにかく食べよう!!お腹空いた!!

 

「「いただきます!!」」

 

普通のファミレスのハンバーグとは違い、柔らかく崩れやすいので食べやすい。

 

智美「でも昼も肉だったよなー」

 

水「いいじゃん、別に」

 

智美「そ………そうか?わ………私的には太るからちょっと………」

 

と言いつつしっかりハンバーグを食べてらっしゃる。

 

水「その分動けばいいさ、根性で」

 

智美「お前、菜々美の性格が移ってないか?」

 

水「気のせいだよ、きっと」

 

果たして気のせいなのだろうか。

 

智美「なんかこんな話してると菜々美が来そうだなー」

 

水「いやー、まさかー。(ピコン)あ、メール…………菜々美から………いや、怖っ!!」

 

内容はなんだろうか。

 

『今日はありがとうございました。また行きましょう!!あと、明後日朝練やるんですけど来ます?』

 

朝練かー、行こうかなー。

 

智美「何だって?」

 

水「朝練行くー?的な」

 

智美「何で説明が超適当なんだ?」

 

水「朝練行こうかなー「ピコン!!」ん?またメール?」

 

つぎはかなえからだ。

 

『先輩~♪明日休みなのでどこか遊園地行きません?結菜先輩が連れていって暮れるそうですよ♪器楽部の皆も来るので是非いきましょう!!』

 

智美「次は誰からだ?」

 

水「かなえから。明日遊園地行くんだってさ。結菜先輩が仕切ってるらしい」

 

智美「おぉー、面白そうだな」

 

ってことで明日は遊園地だ。誰が来るかも楽しみだ。

 

 

そして気づけば夜十時だ。流石に泊めるわけにはいかないので智美はここで帰ることにした。しかし夜道で一人は危険なので連れて帰ることにした。

 

水「……………」

 

智美「……………」

 

寒い。そして暗い。さらに二人しか道には居らず寂しい。

そんな感情を感じつつ、無口のまま智美の家についた。

 

智美「よし!!じゃあな!!」

 

智美が家の扉を閉めそうになったとき

 

水「ちょ………ちょい待ち!!」

 

自分でも分からない。なぜ止めた?そのまま帰ってもらえばこの感情もどうってことないのに。

 

そう迷ったフリをしたが結局、答えは一つだ。

 

智美「なんだよ?」

 

智美が眉をひそめ、こっちを見ている。

あぁー、やっぱり菜々美が映ってるかも。

 

こんなときに根性なんて言葉が浮かぶとは!!

 

 

水「好き」

 

そう、告げた。

 

後ろから智美の焦った声が聞こえたが僕は逃げるように帰った。

 

 

 

帰るとメールが届いていることに気がついた。

智美からだ。

 

『明日まで考えさせろ』

 

なんともシンプルな内容だった。

 

明日の楽しみが増えたな。

 

水は誰にも見せないような天使のような笑顔で一人笑っていた。




なんか話を何個も書いてきたから告白も結構上手くなった気がする。
あとチューナーと誰をくっつけようかな…………意見があれば教えてください!!
あと折角ららマジのシリーズなのでゲームでフレンドになりたい人は感想にフレンドになりたいと書いてください。メッセージでIDを教えます。
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