智美を抜いた30人の内、何人出来るか楽しみです!!
一番手はやっぱり推しキャラやらせて?設定や口調も書きやすいしネタは有るんで。
If story お調子者の本音
ガタンゴトン…………
電車に揺られる。
窓から見える周りの景色は一面、畑。
「何でこうなったんですかねー………」
「ホントだよ。まったく…………」
隣に座っている瀬沢かなえ。
器楽部の後輩であり、お調子者の彼女は都会的な女性を目指すも、迷子になったり等、同級生の萌、先輩である紗彩にかなりお世話になっている。
かなえ「あのとき水先輩があんなこと言わなければ…………」
水「言い出しっぺはそっちだろ」
それは三日前のこと。
智美「田舎で楽器の演奏をしてほしい?」
かなえ「はい!!ある村から器楽部に指名があって二人でして欲しいって言われてるんです!!」
それは智美にハーモニカを教えていたときのことだった。
水「それで田舎慣れしてるかなえに指名が入ったと…………」
かなえ「一泊二日です!!どうですか?」
智美「う~~ん…………かなえの鍵盤とベースは会わせずらいし、その日は予定があるんだ」
かなえ「えぇ~…………菜々美先輩も紗彩先輩もチューナー先輩も無理って言いますし、他に頼れる先輩がいないんですよ……………」
智美「じゃ、こいつでも貸しだそうか?」
智美は僕を指さしてきた。
水「人のことを貸し出すとか言うな!!」
かなえ「えぇ~……………」
水「なんに不満があるんだよ!!」
かなえ「何となく…………チューナー先輩の方がいいんですよ~…………なんて…………」
水「なんだと!!じゃあ、僕が役立って証明してやる!!」
かなえ「あれ、私のせいですか!?」
水「僕のこと、役に立たない的なこと言ったくせに」
かなえ「あれはチューナー先輩と比べてですから~…………許してください!!」
電車の中なのにそんなこと言ったら勘違いされそうだが幸い、この両に人はいない。
水「まぁ、ハーモニカなら鍵盤とでもなんとかなるし、適任じゃあったかもね」
かなえ「鍵盤
水「とにかくここまで来たんだから頑張るぞー!!」
かなえ「おー!!」
こうして僕とかなえの二人旅が始まった。
かなえ「ここが旅館ですか…………」
水「にしても僕だから二人分部屋取ったんだよね?」
かなえ「………………ふぇ?」
水「……………………は?」
~説教中~
かなえ「ごめんなさい~!!ほんとに!!ほんとに!!」
水「この馬鹿…………どうするのさ」
かなえ「ちょっと部屋余ってないか聞いてきます!!」
………………困ったやつだよ……………まったく
プルル………プルル………
ん?電話だ。
………………萌からだ。
水「もしもし、萌?」
『あ、先輩。今、どこです、か?』
水「旅館~。でもかなえが二つ部屋を取り忘れて今、面倒なことになってるよ」
『そう、でしたか』
水「で、なんの用?」
『いえ、何でも、ないです』
智美「かなえ、どうだった?」
萌「はい、上手くやってるみたい、です。が、ドジは踏んだみたいです」
智美「おぉぃ…………どこまでやれるかな…………」
萌「まぁ、かなえなら、大丈夫、ですよ」
智美「そうだな」
かなえ「部屋ないそうです~(泣)」
水「マジか~………………」
いや、マジでどうするのさ。近くに旅館なんてないぞ。
かなえ「幸い、とってた部屋は大きいので二人で使うしかないですね……………」
水「都会派ガール的にはどうなの?」
かなえ「…………………我慢します………………」
水「わかった。お前がいいならそうするか。野宿なんて勘弁だしな」
ほんとに、この後輩は……………
かなえ「水先輩って、調律出来たんですか…………」
水「まぁ………ね。鍵盤は小学生でも使うものだから調律って簡単だと思うけど?」
かなえ「そうでもないと思うんですが………」
明日の朝に演奏を控えた夜。僕はハーモニカと鍵盤ハーモニカの調律をして最終調整をしていた。
水「演奏はいつもやってる曲だし問題ないよね?」
かなえ「はい!!大丈夫に決まってます!!」
流石はかなえ。何となく緊張感がない。
僕は割と緊張してる。
かなえ「…………………先輩」
水「ん?」
そしたら突然、真剣な声になって、緊張感が出てきた。
かなえ「ちょっと話を聞いてください」
水「う…………うん」
こんな真面目なかなえを見たことがなかったので反応に困りつつかなえの方を見た。
かなえ「私ってめんどくさいですか?」
水「?」
かなえ「私って、よく迷惑かけてると思うんですよ」
水「まぁ、萌とか紗彩とかによく迷惑かけてるね」
かなえ「いつも都会人に憧れて色んなことをするけどいつも空振りで、それに都会には慣れず、いつも迷子になって……………」
水「うん」
かなえ「私って、都会には向きませんよね」
水「…………………」
かなえ「自分で分かってるのに無茶して迷惑かけて…………私、めんどくさくないんですか?」
水「………………」
かなえ「なのに特に恩も返せない私のことを皆さんはどう思ってるんですか……………」
水「………………ねぇ、かなえ」
かなえ「……………は、はい」
水「馬鹿なの?」
かなえ「は、はい?」
素っ頓狂な声をあげ理解出来てないような顔をする。
水「誰も迷惑だと思ってないし、恩もたくさん返してるよ」
かなえ「……………」
水「いつも場を賑やかしてくれるし、なんだかんだ人のことを大切にしてる。それに迷惑かけたり迷子になったりするかなえのことをみんな守ろうとしてるんだよ」
かなえ「………………」
水「守ろうって思われるのは人徳だよ。いじめられても守られない人だっている。僕は運が良かっただけ。少なくともかなえは運とかそういうのじゃなくて何となく守りたいって思うし、それは信用されてるってこと」
かなえ「先輩……………」
水「だから心配しない!!誰もかなえのこと悪く思ってないよ!!」
かなえ「………………せんぱぁぁ~い……………(泣)」
かなえが泣きついてきた。
しかしくっつかないで頂きたい!!
水「ちょっ!?かなえ!!くっつくなぁ!!まず泣きやめぇ!!」
やっとの事で泣き止んでくれた…………
かなえ「ありがとうございます!!先輩!!スッキリしました!!」
水「いや、それならいいんだけどこれからはくっつくのはやめようね。ぼく、男、かなえ、女」
かなえ「は………はい………」
やっぱり世話のやける後輩だよ。
かなえ「…………覚悟が決まりました」
水「何の?」
かなえ「今日のことは全て計画通りなんです」
水「?」
かなえ「智美先輩の協力まで仰いで良かったです」
水「かなえ?話の核心がわかんない」
かなえ「まぁ、部屋を二つ取り忘れたのは誤算でしたが」
水「かなえ~?一人で話を進めな~い」
かなえ「だからですね」
「先輩に告白するためですよ」
水「へぇ~………ん?」
かなえ「先輩!!」
水「……………はぁっ!?!?」
水「じゃ、じゃあ萌が電話してきたのも…………」
かなえ「萌ちゃんにも話していたので」
水「ま………まじかよ………」
かなえ「ま、まぁ、信用して話したら予想外にいいこと言われて泣いちゃいましたけど」
水「は、はぁ…………」
僕は無関心なんじゃなく呆れてるんだ。
ここまで計画してやることあるか?
かなえ「先輩!!」
水「はい!!」
かなえ「よろしくお願いしますね?」
水「……………はぁ」
かなえ「……………先輩?」
水「こちらこそだよ。お調子者な後輩くん」
結構、いい話になって良かったです!!次は先輩しましょうか。誰かな…………蒼先輩か凜先輩で!!
ということで次回のifstoryもお楽しみに!!
もちろん、本編もお楽しみに!!