機動戦士ガンダム00@―lost・of・AGE―   作:アニュー・リターン

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二話

ビリー・カタギリと、田中琴葉は、AEU の公開軍事演習でガンダムエクシアを目撃した 後、その演習場から少し離れた荒野で車を停めていた。

 

「軍に戻らなくていいのかい? 今頃は対応に大忙しだよ?」

 

「ガンダムの性能が知りたいのよ。あの機体は特殊すぎる…戦闘能力は元より、あれが現れると レーダーや通信、電子装置に障害が起こったの。恐らくは全てあの光が原因だろうけど……」

 

琴葉はそこで一旦区切ると、弁当箱を取り出して唐揚げを食べながらカタギリに向き直って言った。

 

「単刀直入に聞こう。カタギリ、あれが何か分かる?」

 

「随分とフリーダムだね…現段階では特殊な粒子としか言えないよ。恐らくあの光はフォトンの崩壊現象によるものだと思 うけど……まだまだ秘密があるだろうね」

 

「フっ………好意を抱くわ」

 

「…へっ?」

 

琴葉の突然の言葉にカタギリが思わず聞き返すが、琴葉はカタギリの口にブロッコリーを詰めながら言った。

 

「興味以上の対象だということね」

 

と、その時ユニオン軍諜報部の信号を出す一台の車が近づいてきた。運転席から降りる琴葉たちに、諜報員は敬礼しつつ報告する。

 

「田中琴葉少尉、ビリー・カタギリ技術顧問。MSWADへの帰投命令です」

 

「その旨を由しとします」

 

琴葉は予測した。実際に肉眼でガンダムを目撃した二人。そして自分が好意を抱いたガンダム――――すぐに、また出会えるだろうと。

 

 

 

そして、琴葉は目とその上を覆う仮面(ゼクスのマスクを想像してください)を被った。

 

 

 

(……フフっ、是非ともお手合わせ願いたいものね)

 

そして二人は、ユニオンの輸送機に乗った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「謎の武装集団が全世界に戦争根絶を 宣言するって話題でどの国も持ちきりだ。最も、 ほとんどのヤツは信じちゃいないようだがな」

 

 

「たかにゃ!!僕の飯を食べるな!!」

 

「しじょっ!!」【空腹】

 

 

 

 

「…平和だな…お前達二人の空間だけ…」

 

 

 

 

 

 

 

「――――ならば、信じさせましょう。ソレスタルビーイングの理念は、行動によってのみ示されるのだから」

 

 

 

 

僕の飯がたかにゃの腹の中に消えていくのを諦めたように見て……気配を感じて3人で視線を川に向けるとそこにはボディー ガード兼秘書の紅龍(ホンロン)にお姫様抱っこをされ、何故か探検隊のコスプレのような姿をした美女、『王』家の当主にしてソレスタルビーイ ングの大スポンサーである王留美(ワン・リュー ミン)がいた。……川から登場する意味とは一体…?

 

「……王留美」

 

「お早いお着きで」

 

 

 

王留美は笑顔で告げた。

 

「――――セカンドミッションよ」

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

宇宙、ソレスタルビーイングの多目的輸送艦で あるプトレマイオスでは、ファーストミッション においてサードフェイズを担当した二人のガンダムマイスターが発進準備を整えていた。オペレー タであるクリスティナ・シエラの声が響く中、ガ ンダムが格納されたコンテナに向かう。

 

『3300をもってセカンドミッションを開始し ます。繰り返します。3300をもって ――――』

 

「機体テスト込みの実戦か……全く嫌になる」

 

「どことなく暗いけれど多分良い人」ことアレルヤ・ハプティズムが艦内を移動するためのグリップを握りながら呟く。

 

「これからのためにも、ガンダムを見極めておく必要がある」

 

それに対し、「とても真面目な人」だと評されるティエリア・アーデがその後ろに続きつつ 冷静に呟いた。

 

「それは……そうだけど」

 

アレルヤが溜め息をついた時、 長い髪の女性が現れた。

 

「ごめんね、無理させちゃって」

 

「スメラギさん…」

 

プトレマイオスの戦況予報士であり、実質的に プトレマイオスのクルーとガンダムを指揮する女性、スメラギ・李・ノリエガ。それに対してティエリアは態度を崩さない。

 

「問題ありません。覚悟の上で参加しているんですから」

 

「強いんだ」

 

呟くスメラギに、ティエリアは冷たい声で言った。

 

「弱くは無いつもりです」

 

「…行きます」

 

やや苦笑気味のアレルヤと相変わらずのティエ リアが移動し、スメラギは小さく呟いた。

 

 

 

 

 

 

「……それは若さよ」

 

 

 

 

『プトレマイオス、コンテナ、固定位置で固定。 キュリオス、C装備でカタパルトデッキへ ――――』

 

 

 

もう一人のオペレーター、クールでピンク色の髪の少女であるフェルトの声と共にガンダムキュ リオスがカタパルトへセットされる。 そしてその頃――――。

 

 

 

 

 

『ジカンドオリ、ケイカクドオリ』

 

「しじょっ!!」【準備】

 

 

たかにゃを抱きながらAGE-3のベースであるコアファイターに乗り込むと素早く用意を完了させる。

 

「GNシステムリポーズ解除……プライオリティーをレイ・ナンバーズへ」

 

『ハッチオープン、ハッチオープン』

 

コンテナのハッチが開き、二機のガンダムとコアファイターが起き上がる。

 

「……Gプロティコンを選択、AGE-3エールで戦わせてもらう。」

 

「しじょっ」【同意】

 

 

 

 

 

『エクシア、デュナメス、コアファイター、Gプロティコン、シュツゲキ ジュンビ、シュツゲキジュンビ』

 

完全に起動したガンダムの太陽炉から勢いよくGN粒子が放出され始め、そしてGNコンデン サーが緑色に発光。ツインアイがまるで意思を宿すかのように輝いた。

 

『エクシア、刹那・F・セイエイ。セカンドミッションを遂行する』

 

『デュナメス、ロックオン・ストラトス。出撃す る!』

 

「コアファイター、レイ・ナンバーズ――――!」

 

「しじょっ!!」【発進】

 

 

GNドライヴの出力を上げた二機とコアファイター&Gプロティコンが緑色の輝きと共に舞い上がり、王留美が地上からそれを見上げつつ呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――ガンダム。あれこそが、ソレスタルビーイングの理念を発現する機体…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドッキングフォーメーション!!軸合わせ…OK!!ドッキングする!!」

 

僕の掛け声と共に空中でGプロティコンが変形し、ガンダムの胴体を形作る。さらに、コアファイターが胸部と頭部に変形し合体する。

 

 

 

「ガンダムAGE-3エール!!迅速にポイントへ移動する!!」

 

AGE-3エールはストライダーに変形するとスラスターを噴かせ、デュナメスとエクシアの間を突破していった…。

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