偏ったサーヴァントと逝く   作:もうだメンタル

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 初投稿、です。


序章
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 みなさんは”生まれ変わり”を信じますか?

 

 

 所謂”輪廻転生”なんかも詳しくは知りませんが、それと同じようなものらしく、死んだ後に次の生を受けるというインドのバラモン教あたりから仏教へと伝わったとされる思想のような哲学のような....うん、まぁ考え方の一つとして聞いていてください。

 

 

 話を戻しますが、僕はどうも転生したみたいなのだ。

 

 

 前世の僕は漫画やゲーム等の秋葉原的な趣味があることと某病に罹り気味だったこと以外、別段何の特徴もない十代の学生だった。

 

 

 それがある日のこと、自宅で『Fate』を題材にしたソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』をプレイしていたら意識が遠くなり寝落ちしたはずが、目が醒めると赤ん坊の姿となってこの世界に転生していたのだ。

 

 

 転生してから数年が経ち、自分が『Fate』の世界の、しかも魔術師の家系に転生したと知った時は軽く絶望した。

 

 

  何しろ『Fateシリーズ』と言えばやはり『聖杯戦争』だろう。聖杯戦争といえばサーヴァントという存在になって現代に甦った過去の英雄達が戦い合い、その飛び火が聖杯戦争参加者、非参加者共にお構い無しに及んでくる最早天災とも言っても過言ではない、人知を超えた戦いだ。

 

 

 アニメやゲームで画面の向こうから見る分には楽しくて僕も大のファンだったのだが、実際に巻き込まれるのは話は別だ。下手に巻き込まれでもしたら最悪、死ぬよりも悲惨な目に遭っても可笑しくない。

 

 

 それに加えて魔術師の家系というのも僕の気を滅入らせた。Fate世界の魔術師というのは基本的に『己が研究の為ならどんなことでもする』という人種が多く、研究の為に非人道的且つ危険極まりない実験をした結果自滅して、聖杯戦争の敗者並みに悲惨な最期を迎えるというパターンが多いからだ。

 

 

 幸いにも僕が転生した家はそんな無茶な研究はしていない魔術師としては比較的穏やかな家であったが、それでもFate世界では魔術師の家系というだけでも一般人よりも遥かに危険な立場であることはまず間違いないだろう。

 

 

 以上の理由から僕は、この世界に転生したことについて一喜一憂した後自分で守れるようにと魔術の修行に取り組んだ。僕の家の魔術は戦うための手段など皆無であったが、それでも僕は何かの拍子に突然変性した自分の魔術の属性の修行に励んだ。

 

 

 その甲斐もあって私は十歳になる頃には魔術の師であった父親をも越え、十八歳になって高校を卒業すると同時にイギリスにある魔術協会の総本山『時計塔』へと留学した。しばらくした後、意外なことに僕は魔術師としてかなり才能をあったらしく、時計塔に留学するとすぐに様々な授業や実験で好成績を積み重ね、時計塔で多少だが名前が知られるようになっていた。

 

 

 そして時計塔に留学して一年の時が経ち、私が『このまま危険な事はなるだけ避けて、憧れのFate世界を一魔術師として適度に楽しみながら気楽に生きていけたらいいなぁ』と思った矢先、そんな僕のほんのちょっとしたささやかな願いすらも粉々に打ち砕いた運命の出会いが起こった。起こってしまった....。

 

 

 「神代空乃、貴方をカルデアのスタッフとしてスカウトするわ」

 

 

 「Why!?(ホワーイ!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

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