フリーウイングの異世界放浪   作:マスターM

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聖剣エクスカリバー

「・・・と言う訳で新しく仲間になった」

 

「五大龍王、天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)のティアマットだ。よろしく」

スザクはマンションに戻り、フリーウイングのメンバーにティアマットを紹介した。(ティアマトは人間の姿になっており、身長175cmの蒼い長髪で瞳が深い藍色の見た目20代の美女となっている)

 

「リーダー・・・」

 

「何と言うか・・・」

 

「リーダーらしいと言うか・・・」

 

『何でそんな簡単に、ドラゴンを仲間に入れているんだよ!!?』

スザクの紹介を聞いたメンバーは盛大に突っ込んだ。

 

「ふむ、スザクここにいる全員がお前の仲間か?」

 

「いや、元の世界にも仲間がいる。ここに居るのはフリーウイングの主力メンバーと言ってもいい。皆帝具や臣具を持っているしな」

 

「確か帝具と言うのはお前達の世界で作られた超兵器だったな?」

 

「そうだ。俺の2つを含めフリーウイングには10個の帝具がある。さて今日はティアマットの歓迎会だ!出前を取って宴だ!!」

 

『やった~~~!!』

歓迎会をすると言ったら全員喜び、注文する品を決め始めた。そんな中主役のティアマットは困惑していた。

 

「ティアマット何がいい?肉か!」

 

「いやお姉ちゃんそこはお菓子だよ!!」

 

「肉!!」

 

「お菓子!!」

アカメがティアマットにリクエストを聞き肉を勧めていると、クロメがお菓子を勧めてきて、アカメとクロメで言い合いが始まり、ティアマットが更に困惑し始めた。

 

「お前達落ち着けティアマットが困っているだろ」

 

「「あ、ごめんなさい・・・」」

 

「あ、うん。だ、大丈夫だ・・・」

スザクに言われアカメとクロメはティアマットに謝った。

 

「こういうことは初めてか?」

 

「ああ、私はドラゴンだからな。こうして人間といる事自体が初めてなんだ。だからどうすればいいか分からないんだ・・・」

悲しそうに下を向くティアマットにスザクは手をティアマットの頭に置き優しく撫ぜた。

 

「ティアマットそんな悲しそうな顔をするな。分からないことがあれば俺が・・・いや″俺達″が教えてやるからよ」

と言いスザクはティアマットをアカメ達の方に顔を向けた。そこでティアマットはアカメ達の笑顔を見た。

 

「スザクの言う通り分からない事があれば私達が教えてあげる」

 

「チェルシー・・・」

 

「仮にもドラゴンなら堂々していろ」

 

「ナハシュ・・・」

 

「貴女はもう私達の仲間なんだから」

 

「私達を頼って下さい」

 

「コルネリア、ツクシ・・・」

チェルシー達の言葉を聞きティアマットは涙を流した。

 

「言っただろ?お前はもう俺達の仲間なんだ。仲間が困っていれば助けるのは当たり前だ。だから・・・」

 

『俺/僕/私/アタシ達を頼ってよ』

 

「皆・・・ありがとう」

ティアマットは笑顔でお礼を言った。その後は出前とスザクの料理で歓迎会が始まった。

 

 

 

 

 

「ふう~」

歓迎会も終わりスザクは一人ベランダでワインを飲んでいた。

 

「こんなところに居たか」

 

「ん?ティアマットか・・・」

 

「隣いいか?」

 

「ああ」

ティアマットはスザクの隣に座った。

 

「飲むか?」

 

「頂こう」

スザクは自分の飲んでいるワインを勧め、ティアマットは返事をしてワインの入ったグラスを受け取った

 

「ありがとう。うん、このワインは美味しいな」

 

「俺のお気に入りだからな。そこそこ値は張るが癖になる味だろ?」

 

「ああ、今日一日で様々な飲み物を飲んだがこれが一番美味いな。料理はスザクの手作りが一番だったぞ」

 

「気に入ってもらえて何よりだ」

2人はそれから歓迎会の時の事を話し始めた。アカメとクロメついでにガイの3人で大食い競争をしてたことや、グリーンが料理の解説をしたり、酔ったドクターのスタイリッシュ講座など、ティアマットにとっては初めての体験を今日一日で沢山出来た大切な思い出だと。

 

「だからありがとうスザク」

 

「どういたしまして。さて寝るか」

スザクは最後の一口のワインを飲み立ち上がった。

 

「お休みティアマット」

 

「ああお休みスザク」チュ

ティアマットは振り向いたスザクの唇に自分の唇を当て、触れるだけのキスをして振り分けられた自室に入って行った。

 

「全く急に来るからビックリしたぞ」

スザクはそう言い自室に入って行った。

 

 

 

 

 

 

数日後

 

「木場の様子が変だと?」

 

「はい。心ここにあらずと言う感じなんです」

スザクはナハシュ、タエコに木場の様子がおかしいと報告を受けた。

 

「木場には木場の事情があるんだ、あんまり踏み込むなよ」

 

「分かってはいるんですが、少し目が気になって・・・」

 

「目?」

 

「佑斗のあの目は憎悪の目でした」

 

「普段なら思いもつかないような目なので余計に気になってしまって・・・」

 

「なら今度リアスに・・・〈ピロロロロ!!〉電話?噂をすればリアスか。どうしたリアス?」

2人の話を聞き今度リアスに聞こうと思っていたら、リアスからの着信が来て出た

 

《スザク今日の放課後、部室に来て欲しいんだけど・・・》

 

「・・・何かあったのか?」

 

《少し厄介事が起きそうなの。出来れば貴男も同席して欲しいのだけど・・・》

 

「その厄介事って言うのは木場も関係しているのか?」

 

《ッ!?どうして分かったの!?》

 

「今ナハシュとタエコから木場の様子がおかしいと報告を受けた所だ。木場に関する事ならこの2人も連れって行ってもいいか?」

 

《・・・いいわ。その2人は佑斗と似ているからもしかすると佑斗を止めてくれそうね》

 

「ああだから今日の放課後3人で向かう」

 

《分かったわ。待っているわ》

と言いリアスは電話を切った。

 

「さて、ナハシュ、タエコ放課後オカ研の部室に行くぞ」

 

「「はい」」

 

 

 

 

 

放課後・オカ研部室

 

今部室にはグレモリー眷属と栗毛の女性と青髪に緑色のメッシュを入れた女性が居た。

 

「会談に応じて頂きありがとうございます」

先に口を開いたのは栗毛の女性ー柴藤イリナ(イッセーの幼馴染)だった。

 

「ごめんなさい。話始めるのはもう少し待ってもらえるかしら?後数分で来ると思うから」

 

「君の眷属はここに居る全員だろ?後は誰が来るのだ?」

リアスの言葉に質問したのは、青髪に緑色のメッシュを入れた女性ーゼノヴィアだった。

 

「私達の協力者達で異世界の者達よ」

 

「異世界だと?ふざけているのか?」

 

「いいえ。真面目よ。何なら彼らに聞くと良いわ」

 

パァアアアア

 

リアス達が話していると魔法陣が輝き始めてその中から、スザク、ナハシュ、タエコが出てきた。

 

「遅れたか?」

 

「いいえ。今から始めるところよ。それよりも先に貴方達の紹介をした方がいいわ」

リアスの言葉にスザクは2人の方に顔を向けた

 

「どーも初めまして。異世界から来たスザクだ。後ろの2人は俺の組織、フリーウイングのメンバーのナハシュとタエコだヨロシクな」

スザクは自己紹介をして、ナハシュとタエコの紹介をした。紹介された2人は頭を下げた。

 

「私は柴藤イリナ。イッセー君の幼馴染で教会所属です」

 

「同じく教会所属のゼノヴィア・クァルタだ。異世界の人間なら何か証拠を見せてほしいな」

 

「・・・分かった。朱雀」

 

【面倒だが仕方ない】ぼぉぉぉぉぉお

 

「「!!」」

 

「これがその証拠だ」

 

「これは神器か・・・」

 

【我をそんな物と一緒にするな】

ゼノヴィアが神器と聞くと朱雀は否定した。

 

「じゃ、貴方は一体何なの?」

 

【我は業火神獣 朱雀。融合型生物帝具だ】

 

「融合型?」

 

「生物帝具?」

 

「説明すると・・・」

スザクは2人に帝具の事を説明した。

 

「千年前に作られた48の超兵器・・・」

 

「しかもそれを2つも持っているなんて・・・」

スザクの説明を聞き2人は驚きと呆れの感情が出た。

 

「俺達の事は話終わったんだ、そちらの要件を言ってくれ」

 

「ええ。先日、カトリック教会本部ヴァチカン及び、プロテスタント側、正教会側に保管、管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われました」

スザクに言われ話始めたイリナ。

 

「エクスカリバーは何本もあるのか?」

 

「あ、それ俺も思った」

イリナの話を聞きナハシュは疑問の声を上げた。イッセーも同調した。

 

「聖剣エクスカリバーそのものは現存していないわ。ごめんなさいね。スザク達異世界の人間と、私の下僕に悪魔に成り立ての子がいるから、エクスカリバーの説明込みで話を進めてもいいかしら?」

リアスの言葉に2人は頷いた。

 

「スザクさん、ナハシュくん、タエコさん、イッセーくん、エクスカリバーは大昔の戦争で折れたの」

 

「成程な、そしてその破片か何かで何本か新しく作ったのか?お前達が持っているようなエクスカリバーを」

 

「ほう。気づいていたのか?いまはこのような姿さ」

イリナの言葉にスザクはエクスカリバーは新しく作られたと予想し、2人の持っている物がエクスカリバーだと言い当てた。ゼノヴィアは関心した声を出し、傍らに置いていた、布に巻かれていた物を取り出した。現れたのは一本の長剣だった。

 

「君が言った通り、折れたエクスカリバーの破片を集め、錬金術で新しく七本のエクスカリバー作られた。私の持っているエクスカリバーは、『 破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)』だ」

 

「私のほうは、『 擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)』。こんな風にカタチを自由自在にできるの」

ゼノヴィアに続いてイリナも自分のエクスカリバーを出した。出した時は紐だったがカタチが変わり日本刀になった。そしてリアスはエクスカリバーを盗み自身が管轄している土地に侵入した者の事を聞いた。

 

「奪ったのは『神の子を見張る者(グリゴリ)』幹部、コカビエルだ」

リアスの質問に答えたのはゼノヴィアだった。

 

「聖書にも記された、古の戦いから生き残る堕天使の幹部ね」

 

「ああ。私達の依頼いや、注文とは今回の事件にそちらは関わるなと言いにきた」

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