捏造ifルートその1
「う…あ…」
俺は何も見えない暗闇の中、何をするでもなく立ち尽くしていた。周囲が闇に包まれたのではない、俺の眼と耳がイカれてしまった為に俺は見る事も聞く事も出来ず、その場から一歩も動けずにいた。
第二世代ナノマシン、『アセンブラ』の流出により無数の人々が生きたまま溶かされ、グングニールの無差別攻撃によって街は瓦礫の山と化した…気が付けば俺は視覚と聴覚を失い、暗闇の世界に一人佇んでいた。
恐らく、グングニール照射の煽りを受けて目と耳が使い物にならなくなったのだろう。治療を受ければ治るとは思うが、今自分は自分で何処にいるかすら分からず一歩も前へは進めない状態…こんな状態で瓦礫の山を歩いても、途中で転び動けなくなるだけだろう。
だが、そもそも今の俺は生きようとする意志そのものが希薄だった。画面越しで助けを求めながら無残に死んでいく空の姿は、未だに脳裏に焼き付いている…空のいない世界で生き残って、どうするというのだ…恋人は生きながらに溶かされ、星修は消え去り仲間達も無事なのか分からない…こんな絶望の中生きていくくらいなら、死んだ方がマシだ…そんな思いが、俺の身体から力を奪い去り、ゆっくりと体が倒れていく…
「…っ!」
---だが、そんな俺の身体を柔らかい感触が抱き留めた。鼻孔を擽る甘い匂いからして、女の子なのだろう…だが、目も耳も効かない為相手がどんな姿をしているのかすら分からない。
しかし、反応のない俺を見て俺の状態を察したのか、相手の子は
『これで分かる? 貴方、見た所目と耳が使えなくなってるようだけど、身体は動くかしら?』
「あ、ああ…」
ケーブル越しに聞こえて来た声に、甲は反射的にそう答えるのが精一杯だった。だが、その反応に今の甲の諦観と絶望に染まった心理状態を察したのか、相手の声に棘が混じる。
『何があったのか知らないけど、見つけた以上このまま見捨てるつもりはないわ。私が先導するから、付いて来なさい。最悪、引き摺ってでも連れていくわ』
その声と共に相手は俺の腕を引っ張り、そのまま歩き出した。最早抵抗する気力もない甲は手を引かれるまま、瓦礫の街を歩き始めた。
「はぁ…まさか、こんな事になるなんてな」
甲はベットの上、一人溜息を吐いた。溜め息の原因は他でもない…甲の隣で一糸纏わぬ姿で眠っている銀髪の少女の事だった。
少女、六条クリスは甲を瓦礫の街から救出した張本人であり、命の恩人に当たる。彼女とは学園生時代からとある縁で付き合いがあり、知らない仲ではなかったが…少なくとも、共にベットインするような仲でなかった事は確かだ。
こうなった切っ掛けは、甲の後輩である水無月真との再会に端を発する。この病院で治療を受けた後、ちょっとした気まぐれでネットに潜った際、ふらふらと電子体で彷徨う真に遭遇したのだ。
真は甲の姿を見るなり甲に縋りつき、泣き喚いた末に眠ってしまった。そして、目を覚ました真から事情を聴き、勢いのまま彼女を抱いてしまった…正直恋人の空を失ったばかりで不誠実にも程があるが、絶望に囚われていた自分に心の拠り所が出来、生きる意志が湧いて来たのは確かだ。空への償いは、今後目的を果たす過程で清算していこうと思う。
問題だったのは、仮想空間で真を抱いた直後、女の勘でその事を察知したクリスがその場に乱入し、問答無用で甲を押し倒した事だ。彼女は有無を言わさず甲に襲い掛かり、被造子である上にきちんと身体を鍛えていたクリスに抵抗出来る筈もなく、甲は彼女とも関係を持ってしまったのだ。
しかも、「次はリアルボディね」と言いつつクリスは甲を強引にログアウトさせ、現実世界で第二ラウンドを開始してしまったのだ。性も根も搾り取られた甲は満足気に眠るクリスの横で、頭を抱えながら横になっていたのだ。恋人を失ったばかりで二股をかけてしまった甲は、罪悪感で潰れそうになりながらも改めて今後の事を考えていた。
あの惨劇の当事者であるドレクスラー機関の者達は、現在行方を晦ましている。テレビではコメンテイターが様々な憶測をあげていたが、『灰色のクリスマス』と呼ばれる事になるこの事件も結局は世界中で起きている悲劇の一つでしかない…時が経つにつれ、他の事件と共に人々の記憶の中に埋もれていくのかもしれない…
甲は、それが許せなかった。恋人を始めとした様々な人々の命を奪ったあの惨劇を、なかった事になどしたくはない。ドレクスラー機関が、久利原先生が一体何を考えていたのか…それを突き留めない限り、甲の心に刺さった棘は抜けそうになかった。
そして、現在甲のプライベートスペースに引きこもっている真は何故か実体に戻る事が出来ない状態にある。あの混乱の最中、真の実体に何かが起きたのは間違いない…電子体に影響がない所を見る限り生きてはいるようだが、少なくとも普通の状態でない事は確かだった。この問題に関しても、なんとしてでも解決しなければならないだろう。
何をするにも、情報が足りな過ぎた。今までの甲は、
(となると、考えられる選択肢は…)
今甲に足りないのは、能力もそうだが役に立つコネだった。正直に言えば、アークの社長である聖良叔母さんを頼る手段もあるにはあるのだが、今も尚多忙を極めている彼女に負担を強いる事は気が引けた。それに、甲が追おうとしているのは、今世界中から注目を集めているドレクスラー機関だ…それを追う中でどんな火の粉が湧いて来るか分からない以上、可能な限り旧知の相手を巻き込みたくなかった。故に、アークを頼る以外の方法で目的を達成しなければならない。その『方法』について心当たりはあるが、その選択をしたが最後…後戻りは、効かないだろう。
真とクリスに関しては、関係まで持った甲を逃がす気がない事はその視線からひしひしと感じていた…逃げようにもネットで真に勝てる筈はないし、リアルでクリスに敵う気はしない…この二人を巻き込むのは、最早確定事項といえた。
(だが、本当にそれでいいのか? この二人を巻き込んでまで、俺一人の感情でドレクスラー機関を追っていいのか? くそ、説得の手段が思いつかねぇ…まさか二人とも、それを見越して関係を持ったんじゃないだろうな)
真はともかく、クリスに関しては充分に有り得る。真っ先に関係を持つ事で、甲の責任感を煽り、無謀な行動を諫める目的もあった可能性が高い…甲がどんな道を選ぼうとも、一度抱いてしまった以上二人を突き放す事は甲には出来そうもなかった。
『脳チップへの不正アクセスを感知。
「な、なんだ…っ!?」
----だが、そんな甲の耳に甲高い警告音と共にそんなメッセージが流れて来る。甲は突然の事態に困惑しつつも、反射的に叫んだ。
「くっ…仕方ねぇ!
その言葉と共に、甲の意識は電脳世界に沈んで行った…
ネットに沈み、
「初めまして、門倉甲君。私はドミニオン教団の教主、グレゴリー神父である」
ドミニオン、その名は甲も知っていた。AIを神と崇めるサイバーグノーシスを教義とする、カルト教団…黒い噂が絶えない、曰くつきの連中だ。
甲は目の前の男に何処か見覚えがあったのだが、思い返してみれば街頭演説のモニターに映っていた男とよく見れば似ている…つまり目の前の男は、危険な宗教団体の一員…それも、そのトップなのだ。それを理解し、否応なく甲は警戒を強める。
そもそも、脳チップが警報を鳴らして来たという事は目の前の男が甲に潜脳を仕掛けて来た可能性が高い…そんな相手に、警戒するなという方が無理な話だった。
「カルト教団の教祖が、俺に一体何の用だよ。言っとくが、勧誘ならお断りだぜ」
「それは残念だ。未だ現実などという不確かなものを信ずる愚かさは憐憫に値するが、神の真実を知らぬ者には無理からぬ事である…故に、罪には問うまい、と言いたいところだが…それは、君の返答次第だ。単刀直入に言おう、門倉甲くん…我らが奉るべき巫女を、水無月真くんを引き渡して貰いたい」
「な…っ!?」
そして、神父の言葉に甲の警戒心は更に跳ね上がった。目の前の神父は、現在プライベートスペースに匿っている真の事を知っている…しかもその身柄を狙っているとあれば、心穏やかではいられなかった。
「テメェ、真ちゃんをどうする気だ…っ!?」
「私は神父として、彼女をあるべき道筋へと導く義務がある! 彼女はこんな場所にいていい存在ではない! 神の声を聞き届ける力を持つ彼女こそ、我らの巫女に相応しいのだから!」
神父の話は相変わらず理解不能だが、真に執着しているのは嫌でも見て取れた。甲の意識が、目の前の男を排除すべき外敵として認識する…そんな甲の戦意を感じ取ったのか、神父はニィィ、と口元を盛大に歪めた。
「どうやら、答えは聞くまでもないようだね! よかろう、ならば抵抗してみせるがいい! 力なき主張に、意味などない! 君は君の正しさを、その強さを以て証明したまえ!」
その叫びと共に、神父の身体がシュミクラムへと変じていく…腕に禍々しいチェーンソーのブレードを装備した、黒い巨躯のワンオフ機…パプティゼインが、その威容を甲の前に曝け出した。甲もまたシュミクラムへ移行し、甲のシュミクラム…カゲロウが神父の機体と対峙する。
「行くぜ!」
甲は牽制の為のミサイルポッドを射出しつつ、右腕にブレードを構え神父の機体に向け疾駆していく…神父はそれに対し、的確に機雷を打ち出してミサイルポッドを潰し、甲を迎撃すべく右腕のチェーンソーを振り上げる。
「遅い!」
だが、それを予測していたかのように甲は真横へと飛びつつ無数のミサイルを発射し、神父がそれを薙ぎ払いミサイルが中空で爆散し周囲が黒煙に包まれる…煙に紛れ背後に回った甲が、神父の機体目掛けブレードを一気に降りぬいた。
「その程度で、私を仕留めるつもりかね!?」
甲の振りぬいたブレードは、神父の左腕のチェーンソーで受け止められた。甲のブレードと神父のチェーンソーが鈍い金属音を立て、ぶつかり合う…万能型のカゲロウと違い、目の前の機体は見るからにパワーに特化した重戦車型だ…このまま鍔迫り合いを続けても力負けは見えており、攪乱の為手榴弾を投げつつその場から退避する。
「成程、判断は早い…だが、甘いぃぃぃぃぃ! 君にはまだ、殺し合いの経験というものが足りないようだねぇ!」
だが、神父は手榴弾をチェーンソーで薙ぎ払い。爆風を浴びつつも甲に向かって一直線に突っ込んで来た。まさかダメージ覚悟で特攻して来るとは思わず、甲の反応が一歩遅れる。
「ぐぁぁぁぁ…っ!」
瞬間、右腕に激痛が奔る。視線を向ければ、地面から突き出たチェーンソーによって甲の右腕が半ばまで両断されている。痛みで動きが止まった甲目掛け、神父が巨大なチェーンソーを振り上げる!
「さあ、神の御許へ送ってやろう! 門倉甲くん!」
「…っ!」
最早、回避は叶わない。甲は一瞬後に来るであろう痛みを覚悟して目を閉じ、そして…
「甲先輩にーー」
「-----何してくれてんのよ…っ!」
-----無数のビーム砲と回転する刃がパプティゼインに殺到し、甲の命を刈り取ろうとしていた神父の機体は壁際まで吹き飛ばされた。
「一体、何が…」
状況が理解出来ず、甲が声の方を振り向くと、そこには対照的な二機のシュミクラムが佇んでいた。
一つは、純白の妖精の如き機体…
もう一機は、神父の機体をよりスリムにして独自な意匠を施したかのような姿だった。白い機体と違い、こちらの機体に見覚えはない。だが、無骨で禍々しい神父の機体と違い、その機体からは妖しくも何処か優美且つ鋭い気品のようなものを感じ取れた…少なくとも、その機体が敵意を向けているのは自分ではない。
「でも、今の声は、まさか…」
だが、それ以上に今の二つの声は甲の聞き覚えのあるものだった。そして、それを肯定するかのように二機のシュミクラムからフェイスウインドウの展開と共に覚えのある声が聞こえてきた。
「大丈夫ですか、甲先輩」
「まったく、いきなり潜脳を受けてるだなんて…貴方、疫病神にでも憑かれてるんじゃない?」
「真ちゃん、それにクリスも…っ!」
そう、フェイスウインドウに映っていたのは紛れもなく甲と関係を結んでしまった二人…水無月真と六条クリスの姿だった。今神父を吹き飛ばして甲を救ったのは、この二人で間違いないようだ。
「ふはははははははは! 痛い、痛いぞぉ! なんたる痛さだ! だが、真くんだけではなく我が孫娘とも出会えるとは、なんたる偶然! なんたる僥倖! それを思えば、この痛みはまさしく聖痕の苦痛である!」
「…っ! その、声は…!」
神父の機体からあがった声に、クリスが硬直した。様子が、おかしい…フェイスウインドウに映るクリスの顔は青ざめ、信じられないようなものを見るような眼で中空に展開されたフェイスウインドウに映る神父の姿を凝視している。
「お爺様…っ!? 何故貴方が此処にいるのです!? 貴方は、死んだ筈では…っ!?」
「左様、私は死んだ…だが、神の思し召しによりこうして蘇ったのだ!私は正真正銘、ドミニオン教団の教主、グレゴリー神父である! ああ、久しぶりだねクリス。息災そうでなによりだよ」
お爺様、クリスは確かに神父の事をそう呼んだ。そして、神父もまたその言葉を否定していない…つまり、目の前の男はドミニオン教団の神父であると同時にクリスの祖父でもあるという事だ…しかも、クリスは今妙な事を口走っていた。
「おい、『死んだ筈』ってどういう事だよ。目の前の爺さんは亡霊だとでも言うつもりか?」
「いえ、でも確かにお爺様は死んだ筈なのよ! だって、お爺様は…」
「そう! 私は死んだ! 他ならぬ、門倉永二にこの頭を貫かれてね! しかし、肉体の死など些細な事だ! 我らが神が健在である限り、私は何度でも蘇る! そう、単なる死などでは私を止める事など出来ないのだぁぁ!」
混乱の所為か、頭がどうにかなりそうだった。つまり、目の前の男は一度死んだにも関わらずこうして現れ、あろう事か神父を殺したのは甲の父親であるという…一体どういう事かと問い質したいが、この調子では納得出来る答えなど返して来そうもない。
そんな中、神父は両腕を大げさに掲げ、芝居がかった口調で話し始めた。
「今まで寂しかったろう、クリス。だが、これからは私も一緒だ。さあ、共に世界を真実の姿へと導こうではないか!」
神父の言葉に受け、クリスは沈黙する。フェイスウインドウも消え、クリスの表情は伺い知れない…神父は続けざまに、真へも声をかける。
「真くん、私は君を迎えに来たのだ! 私と共に来たまえ! 私と共に、真実の世界へと赴こうではないかぁ! 真くん…夢見ただけの世界が、君の力で現実になるのだ! ーーーお姉さんと、もう一度会いたくはないかね?」
「…っ!!」
真は神父の言葉に何か心当たりがあるのか、目を見開き表情が驚愕に染まる。それを手応えありと見たのか、神父はニヤリと口元を歪めた。
「さあ、後は君の意志で全てが決まるのだ! 真くん、君は…」
「---お断りします、神父様」
「…ほぅ…」
---だが、真の言葉は明確な拒絶だった。一度は驚愕を浮かべた真の顔は、険しい表情となり神父を睨みつけている。
「お姉ちゃんが生きている世界があったらいいなって、あれから何度も思ってました…こんなの現実じゃない、この世界こそ夢なんだって…ずっと、思い込もうとしてました…正直、先輩と再会するまでの私だったら頷いてたと思います。けれど…貴方は、私の先輩を殺そうとした! 許さない許さない許さない! 先輩を殺そうとする人に付いて行くなんて、絶対に嫌! もう二度と先輩に手出し出来ないよう、ここでボコボコにしてあげます!」
「ええ、そうね。私も同じ意見よ」
真の啖呵の後、クリスも冷たい声でそう告げた。再びフェイスウインドウを展開したクリスは、酷薄な笑みを浮かべ神父を見据えた。
「正直、色々分からない事はあるけれど…でも、私の不幸の元凶はお爺様なのに、今更そんな事を言われて頷く筈がないじゃない。それに、私の男に手を出して…何故、五体満足でいられると思っているのかしら?」
「ではクリス、君は私よりこの男を取るというのかね?」
「ええ、当然よ。貴方も曲りなりにも神父なら、孫の門出を祝福すべきじゃないかしら? そうね、どうせなら…断末魔の悲鳴を聞かせてくれれば、それで満足よ!」
その目に明確な殺意を浮かべ、クリスはシュミクラム…グリムバフォメットの両腕のチェーンソーを構えた。真もネージェ・エールの武装を展開し、パプティゼインと睨み合う…だが、何を思ったのか神父は突然武器を収め、3人に背を向けた。
「よかろう! ならば、君達の強固なる意志に敬意を表し、その選択への祝福としてこの場は退く事としよう! いずれまた、相応しき場所で相見えようではないか!」
その言葉を最後に、神父の機体は転移してその場から消えた。それを見届けたクリスは武器を下げ、それを習って真も武器を収めた。
「此処で仕留めなくて大丈夫だったんですか?」
「確かに有利な状況ではあったけど、私達じゃ競技としてのシュミクラム戦闘はともかく、殺し合いの経験がないのは致命的よ。最後の最後で詰めを誤って、犠牲が出るのは目に見えているわ…お爺様の方から退いてくれたのだから、深追いするべきじゃないわ」
クリスはそう言いながら通常の電子体に戻り、真と甲も除装して電子体に戻る。確かに、明らかに裏での戦いを無数に経験している神父と比べ、自分達に人殺しの経験はない…あの神父は一度倒れたくらいで諦めるタチではなく、トドメを刺す事を躊躇すればその隙にやられるのがオチだ…そう考えれば、クリスの判断は正しかったと言える。
シュミクラムの腕を切り裂かれた甲は重症で、すぐにでも治療するべき状況だ…クリスが神父を見逃したのには、そういった理由も含まれていたに違いない。
「とにかく、今日はもう遅いし休みましょう。詳しい話は明日、という事でいいわね」
「あ、ああ、すまない」
「先輩は休んで下さい。何かあれば私がどうにかしますので、安心して下さい」
後ろ髪を引かれる思いをしつつも、甲はクリスと共にログアウトした。こうして、波乱に満ちた一夜はようやく幕が下りたのだった。
というわけで捏造イフルート、真&クリス編です。このルートではクリスは学園生時代にレイン絡みの問題で甲に力を貸して以降交流が続き、ある程度親しくなっています。原作の台詞通り、甲へは一目ぼれです。虎視眈々と狙っていた獲物が横から真に掻っ攫われたのが我慢出来ず、勢いのまま乱入して強引に関係を持ったのがこの話のクリスです。真との濡れ場はエロパロの方に書いてあるのでよければそちらをどうぞ。
原作ではドミニオンの巫女になる真ですが、この話では愛しい先輩を殺そうとしている最中という最悪のタイミングで邂逅した為、神父への初対面での印象は最悪です。同じくクリスも自分の男を殺そうとした時点で極刑確定なので、動揺はしても返答は最初から決まっていました。
続くかどうかは分かりません。書きたい所だけ書くつもりなので、暇潰し程度に見て頂ければ。